2006 映画ナ行

2006年04月14日

【映画】寝ずの番3

観覧場所 伏見ミリオン座■

原作 中島らも(講談社文庫、角川文庫)■
脚本 大森寿美男■
監督 マキノ雅彦■(第一回監督作品)

CAST 中井貴一 木村佳乃 木下ほうか 田中 章 土屋久美子 真由子 石田太郎 堺 正章 笹野高史 岸部一徳 長門裕之 富司純子ほか■

Introduction
物語の舞台はお通夜だからややこしい。本当は悲しくて寂しくてたまらないのだけれど、そこに集まってくるのは親しい仲間や久しぶりに会う親戚だったりで、それはそれで不謹慎ながら楽しい一夜が繰り広げられる。
しかも亡くなったのが上方落語界の重鎮といわれる師匠、一番弟子、おかみさんの3連荘だったからもう大変な騒ぎ。
回を重ねる毎に寝ずの番をする故人ゆかりの人たちが、悲喜こもごもの想い出話に花を咲かせ、興が乗れば三味線片手に歌って踊る大パーティーが始まる。
そんなエッチで危なっかしい爆笑エピソードの連続の中に師弟の強い愛情、仲間たちの絆が爽やかな涙を誘い、心暖まる感動を生み出している。
大人のためのエンターテインメントを目指したマキノ雅彦監督のオモシロ・ダイナミズムが劇的な成果を収めたのだ。
――【公式HPより】


かりめろ的感想
ものっそいおもしろかったです
かなり笑わせてもらいました
公式HPにもあるとおり、予告編すらテレビで流せないというくらい、シ〜モネ〜タのオンパレードなんですが。
これが、まったく下品じゃない
むしろ、あそこまであっけらかんと話されたり、歌われたりすると、すがすがしささえ感じちゃって(笑)
楽しい時間を過ごすことができました


もちろん、下ネタだけではなく、ちょっとしんみりするようなところも。
たとえば。
師匠である橋鶴が亡くなったときに、みんなで【死人のカンカン踊り】をします。
師匠の亡骸を真ん中にして(ヲイ)、みんなで踊るのですが、、、
とっても楽しそうである反面、奇妙なせつなさがあって。
いつの間にか師匠の亡骸まで踊っているのですが(笑)、とっても好きな場面でした。


俳優さんでは、富司純子さんが(失礼かもしれませんが)とってもかわいらしくて
たしかに「B・A・B・Aと書いて、ババア」なんですが(爆)、OPでの拗ねた表情や、夫である橋鶴を思い出すときの表情などがほんとうにかわいらしくて、見とれてしまいました
あと。
岸辺一徳さん(≧∀≦)
一徳さんって、いっつもだいたい同じような雰囲気だなぁと思っていたのです。(決して否定的な意味ではないですよ
こう…飄々としていて、しれっと大事なことを言ってみたりして。
相棒】における小野田官房長官というのが典型かなと思っていたのですが。
今回は、妙にはっちゃけてて、それがものすっごくよかったんです
才能のなさを言われて拗ねてみたり、父/師匠の死に対して怒ってみたり、泣いてみたり、あるいは楽しそうに歌ってみたり。
そういえば、上に書いた【カンカン踊り】の言いだしっぺも小野田一徳さんですね
とにかく、これでもかってくらいにいろんな表情の一徳さんが見られて、かなり幸せでした


お通夜というのは、親しい人の死という現実を受け止め、乗り越えるために、きちんとその人のことを思い出す儀式。
この映画で描かれるのは、バチがあたりそうなほど、明るいお通夜なんですが(笑)、でも決して悲しくないわけじゃない。
反対に悲しいからこそ、いろいろ楽しいことを思い出してしまう
そんな中年のオトコたちのかわいらしさが、スクリーンいっぱいに出ていて、よい映画だったと思います


かりめろ的BESTSCENE
最後の「汽車ぽっぽっ」の場面ですね。
みんなで輪になって、艶歌を大きな声で歌いながら、ぐるぐると回る
その輪の中には、いつのまにか死んだはずの師匠や一番弟子が入っていたりもする。
夜が更けるまで、みんなで歌って踊って、「寝ずの番」をする。
よ〜く考えるとアホなんですが(笑)、でも憎めなくて、ちょっとうらやましかったりする場面です。


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erita555 at 21:22|PermalinkComments(15)TrackBack(15)clip!
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