KAGERO

16:55からは、LOFTのHALL/BAR STAGEをまたいだジャズタイム&インストバンド祭りに突入。KAGERO~PE'Zまで、どれも名前だけ聞けばこのイベント出演者の中では若干異色の存在だろう。ロックファンとジャズの出会いを提供したい、そういった趣旨のセレクトらしい。フロアは「新しい音楽との出会い」に飢えたロックファンで溢れ返っていた。

ステージでは、“ジャズ”というジャンルのイメージを覆すくらい、このジャズカルテットに操られた楽器が暴れまわっている。サックスやピアノが“ジャズ” の音色を奏でつつも、楽曲も演奏も実にパンク。それゆえ、ロックのライブと同じように自然と体が踊る。MCでは白水 悠(B)と佐々木 瑠(Sax)が上 着を脱ぎ、雑に投げてわざと(?)菊池智恵子(Piano)の上に落とすなど、2人そろってふざけて見せたほほえましいワンシーンも挟まれ、親しみやすい 空気を感じさせるシーンも。

これ以上の音が入る余地がないくらいに爆音がフロア中に充満し、早送りで再生しているかのようなめまぐるしいパフォーマンスに終始圧倒される。シャツの色 がすべて変わるほど汗だくになって演奏するメンバー。ラストの「sheepless, but feel alright」まで、インストバンドながらも楽器が歌っているようなメロディが奏でられる。楽器が生きている――そんなふうにさえ思えるほど、それぞれ の楽器で遊ぶメンバーが印象的だった。(松井恵梨菜)

■SET LIST
01. ROYAL KLOVER CLUB
02. CHEMICAL ONE
03. SCORPIO
04. GAS
05. LIBERTINE SPECIAL
06. PYRO HIPPORIDE
07. sheepless, but feel alright

『GAS』


Photographer:古川 吉隆(コガワ ヨシタカ)
Contact: ykogawa95@gmail.com