thatta

2日目、HIGH SCHOOL DISCOのゲストアクト1組目は、3台のシンセサイザーがトレードマークの5ピースバンド・thatta(ザッタ)。バンド名が意味する“雑多”という言葉が表すとおり、マッドチェスターやUSオルタナなど様々な音楽ジャンルを消化し、アレンジに富んだサウンドをごちゃ混ぜにした、一筋縄ではいかないハイブリッドなロックバンドだ。主に新宿JAMにて恒例で開催中の、飲み放題あり・フードあり・DJありでお客さんも出演者もスタッフも一緒になって楽しむライブイベント“GJ!!!”の主催者としても知られている。この日もスタンバイ中にテキーラをラッパ飲みで回し飲み。この酔いが、彼らのライブの起爆剤となるのだ。

1曲目から新曲を披露したかと思えば、彼らの代表曲ともいえる「Penetration」で一気に客席を着火させ、ダンスホールへと一変させる。「テキーラ欲しいだろ!?」とあおりつつ、誰よりも泥酔していたオダヒロキ(Vo/Syn)。程よいダルさと陶酔感を帯びた歌が、ダイナミックな演奏と相乗して心地よさを生む。5人が作り出すグルーヴは常に高揚感があり、かつ、どんな音が鳴ろうとも心をつかむキャッチーさがあった。“1番ハッピーな曲”と言って届けられた「Tweet Honey」、DJのように巧みな繋ぎで続く「Tower Of Seller」とライブは流れていく。そしてラストの「Be a Patriot」が始まる頃には、入場規制がかかるほど人があふれ返っていた。もはや境目がわからなくなったステージとフロア。ゲストというポジションでありながら、最高のパーティタイムを見せてくれた。(松井恵梨菜)

■SET LIST
01. 新曲
02. Penetration
03. Tweet Honey
04. Tower Of Seller
05. Honesty Is So Cruel
06. March Of The Blind
07. Dictator
08. Be a Patriot

『penetration』


Photographer:鈴木 (スズキ メグミ)
Contact: megumitelepathy@mac.com