PILLS_EMPIRE
HIGH SCHOOL DISCOゲストアクト2組目、ライブアクトとしては新宿Marbleのトリを飾ったPILLS EMPIRE。THE BAWDIES、the telephones、the brixton academy、QUATTRO、FREE THROWらと共にライブイベント“KINGS”を開催し、シーンのムーブメントに対して一石を投じてきた……そう言っても過言ではないほどアグレッシブな活動を展開するバンドだ。黒い衣装に身をまとい、ダークで不穏な空気を漂わせながら、休憩も挟まず不敵なパフォーマンスを繰り広げていく。一見、アンダーグラウンドな音楽に捉えてしまいそうな面構えだが、ロックとダンス・ミュージックを融合したノイジーかつエレクトロなサウンドのなかにポップネスもたたえており、音に身を委ねて楽しく踊るオーディエンスの姿があった。

ライブも後半戦に差しかかった頃、客席へと飛び込むShimomoto Naoya(Vo)。客席にてお神輿状態のまま歌い続け、照明バトンにしがみついて回転したり、DJブースの上へ登ったりするなど、毎回のことながら度肝を抜く行動でフロアを沸かせる。もはやステージだけではなく、ライブハウスを丸ごと彼らが支配していた。イベントに対する想いを言葉にするでもなく、最後までただひたすらに自分たちの音楽を発信していく。その姿勢にこそ気持ちが込められていたのか、本当に何を言うつもりでもなかったのかはわからないが、イベントのエンディングとなるパーティのゲストとして、十分過ぎるくらいのライブだった。(松井恵梨菜)

■SET LIST
01. Turn It On Now
02. Manchester
03. Goose Step Exodus
04. London
05. Suicide Candy
06. Dare D
07. Demophobia
08. Kubrick Syndicate

『Demophobia』


Photographer:鈴木 (スズキ メグミ)
Contact: megumitelepathy@mac.com