ハンバート ハンバートの「おなじ話」をSEにしてメンバーが登場。バンド名から受ける柔らかい印象にぴったりなスタートだ。……と、彼らを初めて観る人ならばそう思う人も多いだろう。そんな予想を裏切るかのように、Ami Osamura(G/Vo)の雄叫びが新宿RUIDO K4の空気を切り裂き、地響きがするほどの轟音が会場を揺らした。その場にとどまれないかのように、しきりにステージ中で暴れまわるAmiとYuta Sakae(B)のフロント2人のパフォーマンスもめまぐるしい。「大阪のゆれるです。今日はイベントに呼んでくださってありがとうございます。寝起きっす」と、地元・奄美大島のなまりでMCを話すAmi。そしてようやく静かな演奏の曲に入ったかと思えば、突然のシャウト&爆音がたびたび襲う「カエルの感触」、歌を前面に出したミディアムナンバー「シーセイド」を続けて披露する。

10月24日にリリースを控えた2ndミニアルバムの話、物販の話などをすると「今のははじめましてのかた用MCです。……大阪のバンドってどんなんやろうってなったときに僕たちを思い出してもらえるように、大阪一のやつを持ってきました」と言って構えるフロント2人。彼らが用意してきたものは“大阪一速いダウンピッキング”だ。先ほどの轟音のさらに上をいく音のシャワー……いや、もはや豪雨だろう。バスドラの上にあがるYutaと柵に足をかけるAmiは、ステージを壊しそうなほど破天荒な暴れっぷりだった。

曲を演奏しきると、楽器を置いてそのまま客席になだれ込むYuta。なんとも最高にやりたい放題なロックンロールだ。(松井恵梨菜)

■SET LIST
01. 風化するフォーチュン
02. 夜のキャベツ畑
03. カエルの感触
04. シーセイド
05. BPM
06. ドーズ