添削61−90

2008年03月30日

こんにちは。先生、ちょっと今、演劇の本番があって…。
バタバタしてるんですけどサクっと一通だけでも更新よ。

ついでに最近、バイト先でメガネちゃんっていう好きな女の子が出来たんです。
ま、名前も知らないですけどね。そして最近、メガネすらかけてないですけどね。
これを読んでいるHさんとT下君にスパイのように暗躍してもらえたら嬉しいです。


さ、どうでもいい話はやめて。
レッツ添削!



件名:お返事まだですか?

→私生活でもあまりこのレベルのふてぶてしいメールは見かけない。相当の自信家なのでしょうか?本文が気になります。

英里子です。私のメール読んでくれましたか?

→なんでしょうか…英里子という名前が帰国子女っぽいのは「英」の字の問題ではないような気がします。件名の直球プリも帰国子女っぽさをアピール。実際は知りません。ちなみに先生の名前は「英次」ですが、ほら。帰国子女っぽくありません。

なかなかお返事がこないので、またメールしてしまいました。
しつこいって思わないでくださいね。

→1通目のはずの先生ですが既に「面倒くさい」「しつこい」という気持ちになってます。件名、一行目の高飛車な態度が問題かと思われます。

なぜか、貴方にすごく好感を感じたんです…

→それは確かに嬉しいです。

だからあなたとぜひお会いしたいんです。

→凄い自分本位。だからじゃないだろう。先生の気持ちはどうなってるんだ?

ぜひ、一度でもお会いしたくてこのサイトに登録したんです。

→そうですか。サイトに登録したからメールしたんじゃないですか?順序が分からなくなる程に困惑気味の英里子。大丈夫か?

英里子の気持ちわかって下さいね。

→イラっとする。英里子の一人称は英里子。カエルの子はカエル。高飛車なのが気に入らない。

あなたはいつ時間の都合がいいですか?
私はいつでもいいですよ。

→なんだよ!お前のバッチ恋!みたいな態度。どうせ可愛いんだろ!?けっ!

何時がいいのか貴方からの連絡を待っています。

→えぇ、先生のバイト終わりが朝の5時だから…その後で…

あなたが都合のいい時に車で迎えに行ってもいいですよ。

→「行ってもいいですよ」でも「行ってやってもいいですよ」くらいに感じる。そんな英里子の気持ち。

黒のBMWに乗っています。

→知らん知らん。怖い怖い!

わたし白のタイトのミニスカートと網タイツ
(ヒップラインと脚には自信有るんですよ。)、

→知らねぇよ!そんな女スパイみたいな女はやだよ!

黒のフレンチトップ、白のカーディガン着ています。

→フレンチトップはよく分からないけどカーディガンなら分かるぞ!おばあちゃんとかが着てるよ! あとプロデューサー!

お返事くださったら英里子の写メ送りますので、
すぐわかると思いますが、

→はい。楽しみです。

なにかあったら遠慮なくなんでも言って下さいね。
あなたが一緒に居てくれたら

→あ、はい。それは嬉しいです。でもその先、聞くのが怖いです。

生活の事は心配させないようにするわね。

→そして金!やはり金!生活の心配が金で解決すると思うなよ!先生、昔、女の子と寝てて。朝起きたら女の子は先に起きてて。どうしたのって聞いたら

「先生のオナラで起きたの…」

って言われました。そういう心配も何とかしてくれるの?ねぇ、英里子。

では、お返事待っていますね!
行き違いだったらごめんなさいね!』

→返事します!英里子は嫌いだけどオナラを止めてくれるなら。


というエロメール。
何でしょう。やはり件名と最初の一行でかなり分かってしまう事が多いですよね。
匂わせるエロと金。この王道を踏んでいる上にちょっとSっぽい、お姉さん的な視線で書かれたエロメールです。素直なベイビーボーイはイチコロでしょうが三十路の先生にはちょっと辛いです。

しかし、穴もなく質の高いメールだったと思います。

添削以上に先生の過去の傷を蒸し返したのがしんどい作業でした。


eromail_takigawa at 13:02コメント(0)トラックバック(0) 

2008年03月29日

こんにちは!そして全国、エロメ赤ペンファンの皆様、こんばんは。
瀧川先生です。ちょっと私生活が色々とまずい方向に盛り上がり忙しさを極めてました。

さぁ、今日は短文より長めでしょうか。タイトル文章ともに正統派のエロメールですね。

レッツ添削。


件名 : 引越ししてきたのでH友達からお願いできますか?
差出人 のぞみ(´▽`*)

→引っ越してきたのとH友達からお願いするのは似て非なるモノ。というか別問題。そんなんでいいなら先生も転勤族希望です。しかし、のぞみっていう名前には可愛い子が多いのでドキドキしちゃいますね。顔文字も痛すぎず良い塩梅。

(本文)
準備いろいろありすぎて大変だったけど、無事引越しも終了したし、新しい仕事も任されて気合入ってますっ!!

→初々しい文章ののぞみ。引越しって大変よね、でも新しい世界に飛び込む姿勢は応援したいです。

やるからにはNO.1目指さなきゃ!

→しかし仕事はなんでしょうか?NO.1か…エロメールなので後々「あなたとのホールインワンも目指したい(*・∀・)」くらいアグレッシブになって欲しいですね。その複線としてのNO.1という事で。

・・・って私はこれからこっちで美容系の店長(雇われだけどねw)になる、23歳のぞみと言います。

→なんだ、堅気じゃないか!先生は先読みして間違えた上に下らない駄洒落まで言ってしまった。

仕事面でははりきっているけど、心の支えになってくれる人が欲しいなぁと思ってメールしました。

→なるほどね。店長になるといってものぞみもまだ23歳。まだまだ大人とは言えません。先生が23歳の頃はコインランドリーで洗っていた洗濯物を乞食に丸ごと盗まれたりしてましたね。大人とはとてもとても言えません。

あなたが年上サンでも年下サンでもOKです^^ただ、見た目がかっこ良すぎる人でしたらごめんなさい。。

→全然かっこよくないので大丈夫です!やった!でも少し悲しい。

過去にイケメンさんとちょっと嫌なことがあったから。。。心の優しい人なら是非ぜひお願いします♪

→超優しいです、先生。

今までにメールから知り合って会ったことありますか?

→ありますよ!女の子と会ったらばっちり布教活動だったりした事もありますよ!


という中途半端なエロメールでした。
エロメールといってもサイトに誘導する事もなくエロも少なめ。
これじゃエロメールと言えないかも知れないです。

しかし、こののぞみっていう女の子の健気さが素晴らしいじゃないですか。
イケメンさんと過去にあった→私もぼちぼち可愛い、という直球じゃない可愛さアピールもいいですし何より美容系という全く具体性はないけど何か美人っぽい職業もいい感じです。
そういう意味では上品なエロメールと言えますね。

のぞみが立派な店長になれる事を祈りつつ。
乞食に盗まれた先生の洋服の事を思い出しつつ漫画喫茶を去りたいと思います。


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2008年03月28日

こんばんは、赤ペン瀧川先生です。超疲れてますが何とか生きてます。

さぁ、レッツ添削でございます。

件名・LOVEDEARよりあなた様にメールが届いています。

→LOVEDEARという何だか縁起はいいが意味はサッパリって感じのサイトからメールが来てる様子です。ウキウキしていいのかも分かりません。

いきなりで申し訳ありません。陽子と申します。

→出会いはいつだって突然です。陽子さん、名前は割りとポピュラー。でも油断は出来ません。

割り切りで、セフレを募集しています。

→ホラ!油断していたらここで死んでました、先生。常に臨戦態勢、それが戦場で身を守る事だと思ってます。

仕事が忙しく、最近は、まったくしていません(-_-

→あれ!?顔文字。文章がしっかりしてるので30代くらいかと思いきや絵文字。しかし絵文字も割りと地味なのでまだ年齢は未定です。

正直、したいです!ひっそりと二人だけの世界で…

→直球を投げてくる陽子。二人だけの世界で…なんて無駄にポエマー気取りですが所詮はセックスの話です。

だから、極秘でこのサイトに登録しました。

→なるほど、筋は通ってますね。ふむふむ。

割り切りで、「1回いくら」という事でよろしいでしょうか?

→セックスの一回をどこで区切るかによりますよね。男が果てるのか、女が果てるのか。そこは無限に続くラビリンス。陽子のせいで先生もちょっとポエティック。BGMはTMネットワークの「闇のラビリンス」です。

私が一番求めていたことは、ホストのようなビジネス的なお付き合いではなくボーイフレンドのような自然なお付き合いです。

→何を言ってるんだ、陽子。あれも欲しいこれも欲しいって気持ちは傲慢です。ホストでも立派に二人だけの世界を作ってくれますよ!

あなたの私に対する熱い思いが欲しいんです!

→何か急に燃え上がっている様子の陽子。やや乱心気味。

お互いの唾液を飲みあうぐらいのディープキスはいかがでしょうか?!

→結構です。

陽子とあなたの唇を重ね合わせて深く息を吸いあいましょう!

→吸いあっちゃったら何か大変ですよ。お互いの口内が真空状態になってしまって胴体がペッチャンコになる予感。ペコって。

お願いする立場ながら申し訳ないのですが、私の願いを叶えていただければ、お礼します・・・・

→ボーイフレンドのような自然な付き合いの中では金は介在しないかと思います。普通に。

ご連絡をもらえるとうれしいです。それでは、お待ちしています。

→最後は社会人としての意地を見せる陽子。

でもなんだか文章が支離滅裂ですね。
具体的なキャラもなくバックボーンのディテールもありません。
これじゃ陽子がどんな女なのか分かりづらいですね。
まぁ、唾液を飲みあいたがっている事は確実です。

しかし短文メールながらナイスなセンテンスがありましたね。
そこは先生、誉めたいと思います。

それじゃ先生もいつか、女の子とのデートでは唇を重ね合わせて吸い込み真空状態を作ってみたいと思います。



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2008年03月27日

先生、リアルな話、明日から舞台の本番があるんですよ。
なのに…何をしてるんでしょうか…?

ってすいません、先生が言い訳なんて…格好悪いですよね。
そう、先生に涙なんて似合わないですよね。

さぁ、レッツ添削!オーイエー!

さぁ、今回はエロメとはちょっと違った迷惑メールという事なんですけども、中身や如何に。
サラっと読むと、どうやら女の人と男の人の言葉の裏にある気持ちを教えてくれるっていう趣旨らしいです。
なんだ、役立つメールじゃないですか!迷惑メールって言ってしまって申し訳ないです。

○=□
→○が言葉、□が本当の気持ち、というスタイルなので参考にして下さい。

レッツ添削!!

---
タイトル <女と言う生き物>

→唐突に言い切るタイトル。何を知ってるっていうのでしょうか、この人は。急に怖くなってきました。

うん。=いや。

→…えぇ…極端だなぁ。…言い切りすぎの感じは否めないです。

いや。=うん。

→そうそう、女の人の心はいつだって裏腹です。裏原=お洒落っぽい人が沢山います。

たぶん。=だめ。

→まぁ、使い方にもよりますよね…結構使うぞ、多分とかって。

私たちに必要よ。=私が欲しいの。

→どんな会話してるんですか、この人は、いつも。そっちの方が心配です。何を欲しいのか。

あなたが決めて。=答えはもう分かってるでしょ?

→やだやだ!こんな裏の感情なんて読み取れないよ!

話し合いましょう。=文句があるのよ。

→そうなの?そうだったの?何か、先生の出会ってきた女性もそう思ってたんだろうか…こんな不安な気持ちは久しぶりです。

それでいいわよ。=私は不服よ。

→何か嫌だな、この女。なんでこんな女王のような言い方なんだよ。

この台所使いずらいわ。=新しい家が欲しいの。

→言いすぎ!それ言いすぎ!水周りのトラブルな森末慎二がいくらかでやってくれるよ!トイレなら8000円!

私のこと愛してる?=買いたいものがあるの。

→何て物欲に溢れた女か。愛してるよ!でも金はないよ!というか先生は金以外なら全てあります。

もうちょっとで準備できるんだけど。=言っとくけど,ずいぶん時間かかるわよ。

→だから、このメールくれた人の性別が気になるくらい、何か擦れた感じの女だし文例がいちいちイラっとする。男編はもう読みたくないです。

<男という生き物>
ハラ減った。=ハラ減った。

→すっげ!まっすぐすぎ!

眠い。=眠い。

→そうだよ、眠いんだよ。寝かせてやれよ!

疲れた。=疲れた。

→そうだよ、疲れてるんだよ。ってかさっきの文例の相手だったんじゃないか、この覇気の無さは。

うん。その髪型いいね。=前の方がよかったな。

→誉めてるのに!?誉めてるのに!?深読みしすぎだろう…

その試着した服良く似合うよ。=なんでもいいから早く選んで,家に帰ろうよ。

→ホームシック。

映画でも見に行かない?=終わったらエッチしたい。

→サルだ!サルか思春期の少年だ!

バンゴハンでもどう?=終わったらエッチしたい。

→何故か晩もカタカナ表記。またエッチしたいのか。

退屈だね。=エッチする?

→酷いなこの男。退屈だねって台詞もそんなに使わないです。

愛してる。=エッチしよう。

→またエッチだ。もういいよぅ…疲れて眠いなら寝ろよ。

俺も愛してるよ。=よし。言ったよ。さあエッチしよう。

→男のほとんどの言葉にはセックスしたいっす!という裏がある。
そんな分析を送られてきた男の先生はなんだか悲しい気持ちになりました。そんなんでいいのか、男子。先生、心配です。

先生がエッチしたい時は…言いますね。ハッキリと。
「あの、エッチしたいんですけど。」と。

先生が大学生の頃はどうやってホテルに誘ったらいいのか分からず、迷った挙句に言った言葉は…

「ここのホテルで、コーヒーでも飲まない?」

です。
あれから10年。基本姿勢は変わりません。

皆さんも言葉の裏に隠された意味なんて出来るだけ気にしないで素直に受け取って生きるべきだと思います。

では。


eromail_takigawa at 14:04コメント(0)トラックバック(0) 

2008年03月26日

今回は会話形式のメールが来たのでご紹介いたします。

さぁ、レッツ添削です。

*****************************************************
タイトル 恋愛がスタート 結婚紹介

→なんだかビシッとしない感じのタイトル。要素を多くしたら語呂が悪くなっちゃった典型的なミス。

私 「おい爺、早うギャルを紹介せんか!(怒)」

→いきなり爺呼ばわり。「ギャル」という単語からして「私」も爺だと想像出来る。何て自分勝手な爺だろうか。爺というかこれはもうドラゴンボールの亀仙人だと思います、先生は。

爺 「おお、ちょうど良いところに来たな」

→何がちょうどいいもんか。ギャルを紹介する丁度良さはいつなのか?ふざけるにも程がある。

爺 「キミにぴったりの、すっげーいい人妻がいるぞ」

→そして「私」を無視してまた爺。亀仙人は固唾を飲んで待機、という解釈で問題ないですね、きっと。

私 「マジじゃろな。またお前が喰っちまうんじゃないぞ!」

→マジじゃろな。そして「また〜」から始まるが過去形の文章なのでどっちつかずな亀仙人。「またお前が喰っちまったんじゃないのか?」とかが分かりやすいと思います。

爺 「ははは、スマンスマン」

→笑ってるし。何がスマンのか。どうも爺の適当な相づちが気になる。

爺 「今度は、ちゃんと紹介すっからよ〜」

→そしてまた固唾を飲んでしまったのか亀仙人。爺も爺でいきなりチーマーみたいな語尾。年齢が分からない。

爺 「http://*************/ が今熱いぞ!!」

→爺の3連発。こんなにグズグズになってしまうのに何でダイアログ形式にしてしまったのか!?疑問が一杯。

私 「うん、うん!!!」

→そして頷きまくる亀仙人。アカベコな爺。早くて首がぶれてる位だと思われる。

やっぱりエロ友は、持っておくもんじゃわい!
http://www.********************

→そしてきっと私と爺の二人が声を合わせてこの台詞。がっちり肩を組む爺と亀仙人。素晴らしい笑顔に「ニッコリ!」といった擬音が入る感じだろうか。

そして先生に残る、この巨大な虚無感は何だろうか。
虚無感っていうか、「なんで添削してしまったのだろうか」という単純な悲しみ。
メールの最後の「〜じゃわい!」が頭から離れない。

あぁ、ギャルを紹介せんか!

明日、早速使ってみようと思います。

せめて会話は成立して欲しかった。しゃべりまくる爺とうなずきまくる亀仙人のグズグズの会話なんて深夜に聞きたくないですよ、ちぇ。


ではでは。


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先生の紹介
赤ペン瀧川先生
(アカペンタキガワセンセイ)
日本唯一のエロメール添削家。
過去3年間で300件程の
エロメールを添削し
7000件に及ぶ
エロメールを読破。
2008年から
ライブ活動を開始。
他、イベントゲストや
コラム執筆など。
2009年の秋と冬にDVDが
全国発売の予定。
うっかり来ちゃった人
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