佐野元春のライブに行ってきたんだ。
教育文化会館の大ホールだ。

教育文化会館の前に着いた時、オレは驚いた。

人っ子ひとりいないんだ。
まず疑ったのは「もしかして今日じゃなかった?」ってことだ。
次に思ったのは「教育文化会館じゃなかった?」ってことだ。

しかし、それについては散々調べてきた。
なんせ、まずオレはチケットを持っていなかったからだ。
電話で当日券が出るかどうか確認してから来ている。
今日、教育文化会館でやることは間違いない。

じゃあ、オレが今いるここは教育文化会館じゃない?

なんてこともあるわけがない。
教育文化会館はオレにとって思い出深い会館だ。

大学生の時、サークルの定期演奏会とやらでエロチカが出演した想い出の(思い出したくない)会場だからだ。「小ホール」だけどね。

間違えるわけがない。

それにしても、人がいない。ちょうど開演1時間前の開場時間の頃だ。
ちょっと早いのは早いよ。だって当日券買わなきゃないから。

それにしてもだ。

休館日なんじゃねーのか?ってくらいあたりがシーンとしている。
恐るおそる重い扉を開けて中に入る。

いた。

そこに人の列があった。
まだ、外にあふれるほどに人は集まっていなかったということだ。1時間前だしね。

それにしても「活気」がない。
佐野元春レベルの(どんなレベルかは知らないが)ライブコンサートが開催されるにしては「活気」がない。
なんらかの地域住民説明会に集まっているような空気感だ。

まぁ、集まっている客がオッサンオバサン、じいさんばあさんだからな(笑)
それはしょうがない。佐野元春が60歳超えてんだから。
見た感じ50代60代が多いのかな。普通に「老人」もいるからね。

でも、そんな人たちがロックコンサートに足を運ぶのがすごい。
なんかのニュースでもやってたけど、若い世代より70代の老人の方が外に出かけるとかなんとか。
まぁ、本当なのかもね。

で、オレのすぐ前でライブをみていた老人がいたんだ。頭まっしろ白髪のおばあさん。
どっからどうみても「おばあさん」。腰も少し曲がっている。一人で来ていた。

でも、ライブが始まったら立ち上がって体ゆらしてノリノリでコブシつき挙げて。
途中、一回も座らなかった。

オレもそんな老人になりたいと思った。ノリのいい老人。
なんか年取ってくると、ノリの悪いやつが増えてくるじゃない?

そうならないようにしなくちゃね。