ちょっと前の話なんだけど。
いつものようにライブの前に牧野と飲みに行った時の話。

ダメだこりゃ、と思った話。

牧野が割といい店あるよ、ってことで行った店はちょっとした居酒屋っつうか焼鳥屋的な店で。
たしかに割といい店だった。店の雰囲気は悪くない。
店内はそれほど広くなくてカウンターとテーブルで20人くらいの席数だろうか。

マスターは30代かな。他に若い女性店員さんが二人くらいだったか。
厨房の中にオッサンが一人いたかな。

店の規模の割に店員が多い印象を受ける。まぁ別にいいけど。
気になったのは、二人の女性店員さんが無表情すぎるということだ。
オレなんかに笑顔はもったいないと思っているのかもしれない(笑)
まぁ、それもいい。オレは酒を飲みに来てるだけだ。

ダメだこりゃ、と思ったのは店員さんじゃなくて、となりにいた客だ。

オレたちは店に入ってすぐのカウンターに通されたわけだが。
オレの右となりの席には若いお母さんが座っていた。30代前半といったところか。

なぜ「お母さん」とわかったかというと、一緒に小さな子供が二人いたからだ。
その服装のオシャレ具合から、一見「お母さん」には見えないが、間違いなくお母さんだろう。

繰り返すが、ここは居酒屋のカウンター席だ。

まぁ、今どきのお母さんなのかもしれない。
飲み屋に小さな子供を連れてくるのはどうかと思うが、しかし、それが今どきなのかもしれない。
オレ的にはなんか違うと思うが、それは古い価値観で今どき普通のことなのかもしれない。

オレ的にはなんか違うと思うが。

どうやらそのお母さんは、店のマスターと知り合いらしい。
フランクな会話から、もしかして「友達」レベルに近しい間柄かもしれない。

だから小さな子供を連れてきても許されると思っているのだろう。
他の客のことも考えずに。
マスターだって思ったとしても「子供連れてくんじゃねーよ」って言えないしね。

居酒屋に小さな子供を連れてくるのはどうかと思うが、まぁ、食事のついでに知り合いのマスターに会いにきたのかもしれない。
そのくらいのことに目くじら立てる必要もないだろう。

食事をするだけならね。

お母さんは仕事をしていたんだ。

居酒屋のカウンターでお仕事だ。
なにやらタブレットPCでイラスト的なものの作業をしている。
「どっちがいいかなー」とか子供に意見を聞いたりして。

できるママアピールだ。

どう?私のノマド的仕事術、みたいな。
場所も時間も選ばないのが今どきの仕事術、みたいな。
子供も一緒でもへっちゃらの仕事術、みたいな。

ここはスタバじゃねーよ?

いや、いいよ。
世の中は「意識高い系」が勝つ流れになってきている。
方法はどうあれ、行動してるやつが勝つ時代だ。
いいじゃない、子連れで仕事。

でも、どうしてもやめてくれ、と思ったことがあったんだ。

タブレットPCで作業しながらも、資料的な「紙」をカウンターに広げていたんだ。
何枚も。

油つくだろ!

紙に油しみ込むだろ。
居酒屋のカウンターなんて、絶対油あるだろ。

紙に油がつく。
オレがもっとも嫌うことの代表格だ。

でも、やめてほしいな。居酒屋に小さな子供。
オジサン、下品な話できないじゃない(笑)