人生という名のトレイルを E.R.T.V.  

Everlasting Road and Trail bring the Value (to my life)

2016年03月

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2年前に初めて走ったキャノンボール「POWER」。
須磨から宝塚の縦走路を往復するという、かなりのキチガイじみた、それでいて最高に楽しいお祭り。

2016年3月26日(土)・27日(日)
第14回六甲縦走キャノンボールラン
POWER112k(須磨to宝塚to須磨)
21:00スタート

結果:完走
記録:17時間40分(往路7時間52分・復路9時間48分)

2年前は大雨だった、今年は晴れ。
2年前は青ちゃんに引っ張ってもらった、今年はいない。
2年前は往路ゴールが宝塚駅、今年は若干短いのね。
2年前は体調万全だった、今年は数日前に発症したウイルス腸炎が癒えていない。

結果的に往復でマイナス23分(往路マイナス26分・復路プラス3分)だった。
枯れ気味oc46歳、現状維持ならまぁまぁ上出来ではないのでしょうか?

メンバーはryuji監督、かねやんさん、すえまつさん。

落ち着いてきたとは言え、とにかく腹がヤバい。
家からスタート地点の須磨に着くまで途中下車でトイレに2回。
スタート後、アルプス下のローソンでもトイレ。
そして基本は食べられない。
補給はハニーアクションのみ、そしてエイドの温かいスープ。
固形物が咽喉を通らないのだ。
摩耶山頂のカレーすらもスル―。

愛媛から来たワイルド系ランナーと着かず離れずの二人旅になる。
登りで食い付き、ロードで離され、エイドで追い付き、下りで煽られ。
しばらく顔を見ないと思っていたら、気付けばまた横にいる。
いろいろ話し掛けてくれるが、僕としてはなかなかトークが弾まない。
せっかく遠くから関西の大会に参加してくれたのに、つまらない人と思われちゃったかな。
ゴメンナサイ。

往路は5時少し前、まだ暗いうち到着。
今年は復路が一斉スタートではなく、好きなタイミングで折り返せる。
2年前は雨でずぶ濡れのまま、復路スタートまで2時間くらい待たされ、凍死寸前だった。
スープだけもらい、座らずに20分だけ休憩し、すぐ折り返しスタートした。
すぐに明るくなってきた。
美しい朝焼けと赤黒い大きな太陽を左に見ながら、薄暗いトレイルを走る。
山道を外れ、トイレ。
復帰してすぐにすえまつさんとすれ違いのハイタッチ。
たぶんトイレの間に、ryuji監督とかねやんさんが行っちゃったのかな、会えなくて残念。

今回、ここから「宝塚12k」のロード合流地点までの登りが一番きつかった。
とにかく眠い。
朦朧とする意識。
ろくに食べていないので、体中のエネルギーが枯れ果て、肉や脂肪が削られていくような感覚。
いちおう持っていたウィダーゼリーを飲むが、ひと口しか飲み込めない。
すぐに嘔吐感が襲ってきて、路肩にしゃがみ嗚咽を漏らす。
オバサンランナーが「アレルギーなの?」と声を掛けてくれる。

一軒茶屋で座り込んで自販機で温かいレモンティを飲み、ここでもハニーアクション。
やや回復。
ゆっくり走り出す。
摩耶の辺りで、山口から参加のランナーに話し掛けられる。
「道分かんないのでついて行って良いですか?」と。
聞くと、一緒に参加したランナーが不調で途中で置いてきたらしい。
ついてきてもらうのはもちろん構わないけど、僕が遅かったら迷惑かな。
「バテてるんで、遅いっすよ」
それでも構わないとのこと。
ここからゴールまで、このカツオカさんと急造バディを組むことになる。

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ちなみに往路途中でカツオカさんが撮った写真。
偶然写っているryuji監督。

カツオカさんと、今まで出た大会の話や家族の話をしていると、苦しみも和らぐ。
しんどければ遠慮なく歩く。
ゆっくり走る。
他愛もない会話をし、再びゆっくりと走り始める。
エイドや応援メンバーと声を掛け合う。
カツオカさんは大阪にもランナー仲間が多いようだ。

いつしか近付くゴール。
復路は2年前より掛かりそうだ。
最後の石段でダッシュ!
カツオカさんとはせっかくここまで一緒に走ってきた。
2人でゴールすることに。
片道スピード部門のランナーが、焦って最後に目指す7時間切りの猛ダッシュに巻き込まれながらゴール。
復路は辛うじて10時間切り。
カツオカさんとがっちり握手。
おかげで楽しかった。
ありがとう!

トイレが心配で、ビールも飲まずに速攻帰宅するのであった。

KIMG7223名古屋で、久しぶりに青ちゃんと走りました。
JR岐阜駅をスタート、名古屋を目指します。
雨の予報があり、また寒いこともあり、ゴアを着こんでいましたが、結果降らなくて良かった。

一人で走ることが多いですが、最近はモチベーションも下がりました。
走るために早起きしない。
なかなか家を出ない。
走り始めてすぐにコンビニ寄る。
すぐに歩く。
KIMG7227ただ歩く。
ぐだぐだ歩く。
距離だけ稼ごうとするから帰るのは遅くなる。
家族とも過ごせず休日を無駄にした気分。
なんだこれ。

たまに青ちゃんと走るのは、とても良い刺激になります。
普段の僕なら歩き始めている中盤以降、青ちゃんにはぐんぐん離されていく。
スピードを保ってついていこうとするが、置いていかれる。
待たせて悪いから、しんどくても歩かず、とにかく走る、走る。

名古屋まで距離は32k。
それほどのロングではありませんが、足にはしっかり心地良いダメージ。
久しぶりに気合と力の入った、良い練習ランになりました。
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次の日は娘と比叡山へ。
娘はインフルエンザにかかったり期末試験があったりで、なかなか運動ができていなかったのです。
稲荷山、大文字に続く3度目のチャレンジトレラン。

出町柳をスタート。
トコトコ走ってキララ坂から取り付きます。
さすがに比叡山は厳しいかな、いつ泣き出して帰るーと言い出すかな、と恐れていましたが、何の心配も不安もなく、難なくケーブル駅に登頂成功。

KIMG7244京都を見下ろす、大文字もしのぐほどの素晴らしい眺望に「ワー!」と感動していました。
寒くなってきて、僕が「帰ろうよ」と言っても、夢中で双眼鏡を覗き続ける。
娘にとっては、なかなか体験できない良い思い出になったのではないでしょうか。
比叡山を制覇した次は愛宕山かな?天ヶ岳かな?

そのままダウンヒルで下りもガシガシ飛ばし、バプテスト病院に下山後コンビニで肉まんを食べ、出町柳へ帰還。
本日の総経距離17k。




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北加賀谷にて。

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