色覚異常ニュースクリップ

先天色覚異常(色盲・色弱)に関するニュースを紹介・解説します。

ぱすてる学習会in東京2010のご案内

今年の「ぱすてる学習会」は、9月連休の中日に東京で開催いたします。

今回は、「日常生活とバリア ~気持ちの整理術・実用編~」と題しまして、身近なアイテムを使って苦手な色を見分けたり、失敗を回避するための工夫などをご紹介します。

先天色覚異常の当事者だけでなく、ご家族の方にも理解しやすい内容となるよう、鋭意準備を進めています。

自身の色の見え方と上手に付き合うためのヒントを、ぜひ見つけに来てください。

 

午前の部は、話を聞くだけでなく「参加型の学習会」になる予定です。

紹介するアイテムの一部は、100円ショップなどで購入できる材料で作ったお手軽なものですので、お持ち帰りいただき試してみてください。

また参加される皆さんも、何か工夫されていることがあれば、どうぞご披露ください。

 

午後の部では、色覚異常の講義があります。きっちりと知識を確認しましょう。

そのあとのフリートークでは、皆さんが現在直面している問題や、過去に出会った問題についてお聞かせください。

参加資格は問いません。色覚異常の方はもちろん、色覚異常に関心のある人はどなたでも参加できます。

たくさんの方のお越しをお待ちしております。

 

 

日時

2010919() 11時~16時(昼食休憩あり)

 

受付開始:10:301100

午前の部:11:001230

休憩:12:301330

午後の部:13:301600

 

 

場所

大田区産業プラザ(京浜急行京急蒲田駅より徒歩約3分。またはJR京浜東北線、東急池上線・多摩川線蒲田駅より徒歩約13)

*会場へ内容等のお問い合わせはできません

*学習会の内容についてのお問い合わせは、ぱすてる事務局へ

*公共の交通機関をご利用ください

 

 

講師

中村かおる氏(東京女子医科大学眼科)

 

 

参加費

1,500 (資料代込)

 

 

参加資格

色覚異常のご本人、関心のある方

 

参加ご希望の方は...

出席する方の

1.住所

2.氏名

3.希望の連絡方法(差し支えない連絡先、メール・電話・FAXのいずれか)

4.参加希望人数

を書いて、下記のいずれかにお申し込みください。

 

 

電話申し込み先

色覚110(03-3924-4110)

*色覚110番の曜日・時間にお電話ください(火曜1016/土曜1018時)

 

FAX申し込み先

色覚110(03-3924-4110)

* 上記、色覚110番の時間帯を避けて送信してください。電話相談は転送電話サービスを利用して各スタッフが担当していますので、時間中はFAXを受信することができません。

 

E-mail申し込み先

info@pastel.gr.jp

 

 

お問い合わせ

色覚110番:03-3924-4110(火曜1016/土曜1018時)

【時事】府省HP、91%が不十分=障害者対応で改善勧告-総務省

(2010年6月29日)

 総務省は29日、全府省の本省と外局の計34機関のホームページ(HP)を調査した結果、対象となった計1514ページ中、91%に当たる1373ページで障害者や高齢者の利用に対するバリアフリー化の配慮が不十分だったと発表した。同省は全府省に改善を勧告した。
 同省が、主に2009年8月時点の各機関のトップページやアクセス件数の多いページなどが、日本工業規格(JIS)が定めている障害者、高齢者向けの必須項目に対応しているか調べた。入力欄の設定に不備があり、視覚障害者らの利用する音声読み上げソフトが十分反応しないなどで利用しにくいのが734ページ(48%)で最多。同ソフトが認識する見出しが設定されず、読み上げに時間を要するのも339ページ(22%)に上った。 
 このほか、キーボードのみでは操作できず、マウスを使えない障害者らに不便なページや、特定部分を赤字で示すなどしたため色覚障害者らが理解しにくいページなどもあった。
 また、26機関はHPの企画・制作などの段階で、バリアフリー化の方針が定められていないなどの問題があったとした。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062900334


※※※
記事後半に《特定部分を赤字で示すなどしたため色覚障害者らが理解しにくいページなどもあった。》とあります。
これは、誤解を招く表現かもしれません。

たとえば、このブログは地の色が黒なので、文字を赤にすると、先天色覚異常で1型の人は、文字の判別が困難になります。
しかし、普通に白地の場合なら、赤文字であったとしても読めなくなるような事はありません。

1型の人は赤が暗く見えるので、「文章のなかで、その部分だけ赤文字になっていることに気がつかなかった」という事はあるかもしれません。しかし、その字が「赤」に見えなかったからといって、致命的な情報を見落としてしまう、とは限りません。
また2型の人は、赤が暗く見えることはありません(緑が少し暗く見えます)。

上記の「特定部分を赤字にしている」HPも、ちゃんと確認をすれば、実は色遣いでは問題がないものかもしれません。

※※※
6月30日追記

総務省HPの報道発表資料を確認してみました。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/31396.html

ウェブサイトのアクセシビリティを診断するソフトを複数使用して確認したようですね。
報告書内に下記の記述がありました。

《色のみに依存した情報提供を行っているため、色覚障がい者等が理解しにくいもの(10 機関18 ページ(1.2%)》


具体的には、相談内容を入力・送信する画面で、「赤字の項目は必須項目」などと説明している部分があったようですね。

また気象庁のHPで降水量をリアルタイムで表示する地図の色分けが、先天色覚異常の当事者には分かりにくい、という指摘もありました。
※「色覚障がい者の見え方」として、色覚シミュレーションソフトで加工した画像を提示していました。

また、「下記の表のなかで、赤字で書かれた部分は、何々である」といった説明は、音声読み上げソフトでは対応できない、という指摘もありました。


ちなみに日本工業規格(JIS X 8341-3:2004)では、視覚について、下記の要件が定められています。


a) 視覚による情報入手が不自由な状態であっても、ウェブコンテンツを操作又は利用できる。
1) 視覚を用いないで、ウェブコンテンツを操作又は利用できる。
2) 視力が低い又は視野が狭い場合でも、ウェブコンテンツを操作又は利用できる。
3) 色の識別が難しい又はできない場合でも、ウェブコンテンツを操作又は利用できる。

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【DailyTech】Redesigned Traffic Light Could Assist the Color Blind(信号機の再設計は色覚異常の助けとなるか?)

15212_Unisignal_2(2010年6月18日)

Color blindness is a common optical disease that impacts many Americans.  Known medically as Daltonism or deuteranopia.  In the U.S., 7 percent of the male population (about 10.5 million people) and 0.4 percent of the female population (approximately 620,000 people) suffer from the most common form of color blindness, red-green color blindness. Globally, over 200 million people are believed to be colorblind.

In some countries -- such as Romania or Turkey -- color blind people are forbidden to drive due to their inability to distinguish between colors on the traffic light.  In the U.S. they are free to drive, if they can memorize the order of the signals.  However, an even easier solution to helping the colorblind drive has now arrived.

The UNISignal has been created by designers Ji-youn Kim, Soon-young Yang, and Hwan-ju Jeont assist color-blind individuals in detecting traffic signals faster.  The new light has a triangular shape for the red (stop) light, a round shape for the yellow light, and a square shape for the green light.

By associating road directions with lit up shapes, the designers argue, the brain will be able to formulate an action, much faster than if you had to recall the order and then react.  For individuals with standard vision, the colors of the signal would be exactly the same, so there would be virtually no impact.

While the designers have not yet announced their official plan to market the light, it seems like it could draw significant interest, particularly in progressive urban areas, such as Portland, San Francisco, Los Angeles, Chicago, and New York City.  Reaction to the new light has been largely positive.

In other news traffic light-related news, IBM is currently in the process of developing a traffic light that would turn off the motor of a car at a red traffic signal to conserve fuel.


http://www.dailytech.com/Redesigned+Traffic+Light+Could+Assist+the+Color+Blind/article18775.htm


※※※
アメリカで、赤を三角形、黄色を丸、青を正方形にした信号の開発を試みているデザイナーさんがいるようです。
ただ実際に道路に設置されるかどうかは未確定のようですね。

2型の先天色覚異常(deutan)だと、信号の黄色と赤の見分けが困難な場合もあるのですが、形を変えた程度でそれが解消されるかどうかは、なかなか難しいように思います。

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