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皮膚病に効く? 三重県嬉野町の肥前滝

三重県の嬉野町にある「肥前滝」に行ってきました。
三重県の嬉野町(現在は松阪市)は、ヤマトヒメが神宮設置の場所を探して各地を移動していたころ、この地域に駐屯しており、平原部の「まつろわぬ勢力」を駆逐することに成功。
「うれし」と言ったことが由来とされています。

嬉野町は三重県の山間部と平野部を両方含んでいます。
東部の平野部はある程度開けていますが、西部の山間部にはいると、あっという間に山奥の限界部落のような様相を呈します。

EsaTube動画:
肥前滝・三重県松阪市嬉野町上小川
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/13/FiN3_fjmWZU
肥前滝2・三重県松阪市嬉野町上小川
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/12/_vtaIhM9vIs

川をさかのぼって到達した肥後滝。水を汲むための柄杓が設置されている。右上の大きな木の後ろには祠がある。

川をさかのぼって到達した肥後滝。水を汲むための柄杓が設置されている。右上の大きな木の後ろには祠がある。

肥前滝は松阪市(旧嬉野町)上小川町にあります。

行き方は、伊勢自動車道からの場合、
一志嬉野PAを降りて南下、あるいは嬉野PAを降りて北上、県道嬉野美杉線(30号線)を西進します。

途中、かなり詳細にかかれた観光案内図があるので、逐一確認するとよいと思いますが、
観光案内図によって、縮尺などがけっこう違い、感覚とズレがちなので注意が必要です。

時々橋を渡りながら、だいたいは川沿いを西進。
一気に山間部になります。
集落となにもないところをいくつか通過。
嬉野合ヶ野町を通過したところで、道が分岐する場所に出ます。
ここにも観光案内図が出ています。
右側の道(橋を渡らない方角)に進みます。

しばらく進むと、JAの建物のある小さな集落に出ます(嬉野小原町)。
この集落には秘境の滝である「冷谷不動滝」の入口がありますが、今回は飛ばします。

JA通過して橋を渡り、川を左手に見ながら、髭山の散策路への入り口を右手に見てさらに西進。
花園口のバス停を過ぎると、左にわたる小さな橋(落合橋)があり、その端のたもとに
「肥前滝←2.okm」という看板があるので左に曲がります。
周囲には人家と田畑がチラホラありますが、人気はありません。
途中、屋根が神社作りのような形になっている大きな民家(最後の民家)のあたりから、道は「本当に大丈夫か」という幅になっていきますが、そのまま直進します。

「肥後滝まで2km」の看板。周囲には何もなく、看板も小さいので見逃す可能性がある。

「肥後滝まで2km」の看板。周囲には何もなく、看板も小さいので見逃す可能性がある。

人気のない林道を、クネクネそのまま上がっていくと(多分、看板から2キロ以上あります)、
右手に「肥前滝駐車場」というものが見えてきます。
車1台ほどのスペースしかない駐車場です。
この駐車場よりすこし上の左手には、もっと車の駐車できそうな空き地があります。

この駐車場をすぎて間もなくすると、突然左手に小さな橋があり
「肥前滝200m」という看板があります。
橋の直後にかなり急な坂があり、それを超えると、土砂を広げただけのような場所があり、その向こうには道もなく、岩だらけの川があります。
いろいろな資料によると、滝までは林道があるように書かれていますが、台風などでなくなってしまったのかもしれません。
川の周囲はイワタバコ、ミズゴケなどが群生しており、カエルがたくさんいて、秘境な雰囲気があります。

「肥後滝まで200m」の看板。この看板に行きつくころには徒歩なので見逃す心配はない。

「肥後滝まで200m」の看板。この看板に行きつくころには徒歩なので見逃す心配はない。

「肥後滝まで200m」の看板通りに進むと、突然こんな感じとなる。林道はなくなってしまったのだろうか? しかし、あきらめてはいけない。

「肥後滝まで200m」の看板通りに進むと、突然こんな感じとなる。林道はなくなってしまったのだろうか? しかし、あきらめてはいけない。

川の中を進み、しばらく登ってゆくと、肥前の滝があります。
かなり木々が迫っており、川幅もせまいので、直前になるまで滝があることがわかりません。
滝は大きく2段になっていて、下の滝坪の右側には、柄杓のかけてある棚、滝の由来の解説板があり、
滝を見下ろす場所に祠があります。
滝坪の水たまりは人が水浴びできそうなほどの深さになっています。

なんでも、この滝に肥前という親子が、子供の皮膚病の祈願にやってきて、
祈願して子供に水をかたけたところ、子供の病気がなおったので、肥前の滝として進行を集めた。
明治時代、一時期別の場所に移転したものの、ある時修験者が、この場所に神が帰りたかっているのでという神託を得て、
この場所戻した(昭和3年)。
滝を祭る行事は戦前まで地域のひ杜達の手によって行われていた。

という話でした。

肥後滝の由来が書いてある説明書き。皮膚病に効いたとあることから、抗菌作用などがあったのかもしれない。

肥後滝の由来が書いてある説明書き。皮膚病に効いたとあることから、抗菌作用などがあったのかもしれない。

車まで降りて滝のところまでは20分ほど。
先行きが不透明なので、歩き始めた大丈夫かなと心配になりますが、そんなに山歩きが得意ではない人でも、
なんとか登ってこれる距離だと思います。

滝の水が飲める水質課どうかは、わかりませんが、筆者は飲んでみても大丈夫でした。
水筒につめて持ち帰る途中、山道で水を飲んでいた、見事なカラスアゲハを避けようとしてバイクで横転(雨上がりでぬかるんでいた)。
林道のぬかるみで引きずって、腕に大きな擦り傷を作ったので、滝の水をかけてみたところ、熱ももたず、化膿もせずに完治しました。

この滝の水の効能かもしれません。