2017年08月22日

あるYoutuberがコーランを燃やす動画

ある有名Youtuberがイスラム教の経典「コーラン」を燃やすという動画が動画サイトにアップされ、国際的な問題になっているそうです。

この件の興味深い点は、そもそもYoutuberを名乗る人たちと言うのは、世間で話題になるような騒ぎを起こすタイプの動画を撮影しインターネット上に公開することで、動画閲覧回数を稼ぎ、広告収入を得る人たちだということ。
そして、今はそういうYoutuberが何万人もいて、普段から再生回数を稼げる動画を必死に撮影しているということ。
さらには、どんどん過激でモラルを疑われるような動画を撮影する人たちが増えている、なんて話も聞きます。

そんな中、有名Youtuberがコーランを燃やす動画をアップした、と言うニュースは瞬く間にネット上を駆け巡りました。Youtuberの「過激な動画に走る傾向」が後押ししたのかもしれません。
騒ぎを聞いた人たちは、そういう先入観もあり、Youtuberならいかにもやりそうだ、と考えたんだと思います。

その結果、当然、イスラム圏の一部の人たちは「この動画を撮影した人は死に値する」みたいなコメントをSNS上に投稿し始めます。
そこまで過激なことを言わないにしても、多くのイスラム教関係者がこのYoutuberに対して敵意を抱いたようです。

ところが、その後、この有名Youtuberがコーランを燃やす動画が、第三者によるねつ造動画であることが分かりました。

ボク自身、詳しく問題の動画を検証したわけじゃないんですが、非常に巧妙に編集された動画が他人の手によって作られ、本人の動画であるかのように動画サイトに投稿されたというのは事実のようです。

で、この件は現在進行形で進んでいることなので、今後どうなるかは事態を見守るしかありません。
加えて言うなら、この有名Youtuberはこの一件の前に投資詐欺疑惑に近い問題を起こしていて、それが「コーランを燃やす動画」をねつ造されるきっかけになったと言う意見もありますが、今回は事前に起きた問題は考慮しません。
その上で、ボクが感じたことを説明したいと思います。

今回の一件は、この有名Youtuberに悪意を持つ第三者がコーランを燃やす動画をねつ造して、イスラム教関係者の悪感情を煽りました。イスラム圏の人たちに悪感情を持たせるという意図のもと動画が作られたと考えるのが妥当だと思います。

その大前提にあるのは、コーランを燃やすとイスラム教関係者が敵意を持つという理論です。
いえ、そのこと自体を批判するつもりはありません。
さまざまな宗教の様々な信仰と言うのは部外者には理解できない部分が伴うのは事実です。
しかし同時に、それを理解しないことには相互理解はできません。

信仰を持つ人たちは信仰を持たない人たちの価値観も理解しないといけません。
お互いに理解することが相互理解の最低条件です。

イスラム教の人たちにとってコーランがとても大切な本であることをイスラム教以外の人たちは理解しないといけませんし、イスラム教の人たちはイスラム教じゃない人たちにとってのコーランは、ただの印刷された「本」程度のもの、という価値観を理解してもらわないと困ります。

ところが、残念ながらイスラム教の人たちはそのことを理解していないっぽい。
そんな気がします。
だから、コーランを燃やされると「燃やしたやつを殺せ!」といった過激な意見が飛び出すようになります。

いえね、コーランを燃やす人のことを擁護するわけではありません。
コーランは大切、コーランは神聖な書物と考えているイスラム教の人たちのことを思えば、コーランを燃やすなんて発想は普通思い浮かびません。
だから、今回問題の動画で本当にコーランを燃やしたという事実があるのなら、その人は最大限の批判を受けてしかるべきだと思います。日本人なら日本の国の法律が許す範囲で。

でも、問題なのはそこじゃない気がするんです。

今回の問題の動画が第三者によってねつ造されたものだとするなら、この製作した第三者はイスラム教関係者に対して

「ほらほら、有名Youtuberがコーランを燃やしてますよ、皆さん怒るべきですよ、イスラムの神への冒涜ですよ。もう、思いっきり批判してください、制裁を加えてください、殺しちゃっても構いませんよ!」

と言っているようなものです。

つまり、ボクが言いたいのはこの動画をねつ造した人は、より罪深いということです。
イスラム教徒の信仰心を悪用しているわけですから。
そしてもう一つ言えるのは、この動画をねつ造した人は、イスラム教関係者の過激思想を過激な動画で煽っているということです。
煽って煽って、イスラム教関係者が有名Youtuberに対して暴力的危害を与えるなら、それは動画作成者の思うつぼですし、同時にこの国では列記とした犯罪行為です。
そういう犯罪行為を誘発させる目的が、このねつ造動画にはあると考えて良いと思います。

そういうことも踏まえて、今回のねつ造動画は非常に悪質だと言わざるを得ませんし、今現在、個人的にはこのような下らない動画によって、イスラム教関係者によるこの有名Youtuberに対する暴力事件が起きていない現状を感謝するしかありません。

今回の件で、この悪質な動画の製作者は、ちゃんとした方法で法律のもと裁かれるべきだと思います。
そして、イスラム教関係者の人たちに願うのは、信仰心を利用され、煽られた結果、犯罪行為を犯さないで頂きたいと願うばかりです。
ese_admin at 00:00│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by とおりすが   2017年08月22日 17:46
この一連の出来事は、あくまでも「個人レベル」で
起こった(起こした?)出来事です。

しかし、同じようなことが国家レベルで行われている
と考えたら?

例えば、K氏率いるNK国と、T氏代表のA国の双方を
裏で煽っているJ達がいて、Jは死の商人で
KC国とA国がお互いに武器を買ってくれると
Jはウハウハですね。
この場合は、一番罪が重いのは間違いなくJですね。

Jは、ねつ造動画どころか、マスゴミ全体を
支配しているので、真実っぽいフェイクニュースで
世間をだますことくらいはお茶の子さいさいです。

こうやってどこかで火種を作り続けることで黒い血を
すすって生きている人達もいるということです。

逆に考えると、それを分かりやすくした縮図が
今回の出来事とも言えそうですね。

念のため、JはJAPANではないのであしからず。

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