2017年12月05日
新元号の移行問題をシステム屋の立場で考える
今上天皇の生前退位に伴う新元号に注目が集まっています。
前回の元号変更は昭和から平成になる時です。
29年前ですね。
この頃、ボクはまだ子供だったのでテレビや新聞を通してしか、世の中の混乱は知りえませんでした。
それに、当時はまだ世間一般にコンピュータ化の波は広がっていなかったと思うので、元号が変わることで大騒ぎしたのは、行政機関ぐらいだったんじゃないかと想像します。
でも今回はコンピュータシステムに関していうと影響は大きいし広いでしょうね。
もちろん、こういうことを想定して多くのシステムは西暦を採用しているところも多いと思いますが、一方で経理システムなんかは決算とリンクしていることもあり、和暦を使っているところが多いのが現状です。
これらのシステムの元号変更による更新が、2019年4月末に一斉に更新しないといけなくなるわけですね。
もちろん、今回はそういう更新に伴う混乱が発生しないように1年半近く前から「予告」をしているんでしょうけど、できればもう少し踏み込んだ指針を決めるべきだと思います。
その一つは、国内の公的機関を含め、可能な限りすべての年号を西暦に統一するということ。
和暦じゃないといけない部分だけ、表記上和暦を使い、それ以外は全部西暦を使うことを法律で定めてしまった方が良いと思います。
役所が受け付ける志望届は西暦で、お墓に刻むのは和暦、みたいな。
卒業証書には和暦が記載されるけど、履歴書に書くのは西暦、という感じです。
なんなら和暦と併記して括弧づけで西暦を書くとか。
それぐらいのことをしても良いと思うんですよね。
もう一つの方法は「平成」を使い続ける方法です。
新元号とともに「平成」を使うことも社会全体で認めるという方法です。
そもそも、今上天皇が崩御していないなら、平成を使い続けたっていいんじゃないですかね?
その方法なら、和暦記載している現行システムも延命できます。
都合が良いことに、平成31年は新元号元年です。
単純に数字を30引けば新元号に置き換えられます。
見る人も「平成33年か、じゃあ新元号3年ね」って計算しやすいです。
そういう緩やかな和暦移行期間を作るというのも有りだと思いますよ。
和暦記載は無くさないまでも、一般社会に悪影響が及ばない範囲に縮小していくべきものだと思います。
そういうことを、政府が率先して進めるべきなんじゃないかな、と思います。
その為にも、行政機関の西暦採用が求められているんでしょうね。多分。
前回の元号変更は昭和から平成になる時です。
29年前ですね。
この頃、ボクはまだ子供だったのでテレビや新聞を通してしか、世の中の混乱は知りえませんでした。
それに、当時はまだ世間一般にコンピュータ化の波は広がっていなかったと思うので、元号が変わることで大騒ぎしたのは、行政機関ぐらいだったんじゃないかと想像します。
でも今回はコンピュータシステムに関していうと影響は大きいし広いでしょうね。
もちろん、こういうことを想定して多くのシステムは西暦を採用しているところも多いと思いますが、一方で経理システムなんかは決算とリンクしていることもあり、和暦を使っているところが多いのが現状です。
これらのシステムの元号変更による更新が、2019年4月末に一斉に更新しないといけなくなるわけですね。
もちろん、今回はそういう更新に伴う混乱が発生しないように1年半近く前から「予告」をしているんでしょうけど、できればもう少し踏み込んだ指針を決めるべきだと思います。
その一つは、国内の公的機関を含め、可能な限りすべての年号を西暦に統一するということ。
和暦じゃないといけない部分だけ、表記上和暦を使い、それ以外は全部西暦を使うことを法律で定めてしまった方が良いと思います。
役所が受け付ける志望届は西暦で、お墓に刻むのは和暦、みたいな。
卒業証書には和暦が記載されるけど、履歴書に書くのは西暦、という感じです。
なんなら和暦と併記して括弧づけで西暦を書くとか。
それぐらいのことをしても良いと思うんですよね。
もう一つの方法は「平成」を使い続ける方法です。
新元号とともに「平成」を使うことも社会全体で認めるという方法です。
そもそも、今上天皇が崩御していないなら、平成を使い続けたっていいんじゃないですかね?
その方法なら、和暦記載している現行システムも延命できます。
都合が良いことに、平成31年は新元号元年です。
単純に数字を30引けば新元号に置き換えられます。
見る人も「平成33年か、じゃあ新元号3年ね」って計算しやすいです。
そういう緩やかな和暦移行期間を作るというのも有りだと思いますよ。
和暦記載は無くさないまでも、一般社会に悪影響が及ばない範囲に縮小していくべきものだと思います。
そういうことを、政府が率先して進めるべきなんじゃないかな、と思います。
その為にも、行政機関の西暦採用が求められているんでしょうね。多分。
ese_admin at 00:00│Comments(0)