こないだ、クオカードで本買える本屋で新書をまとめ買いしました。そのなかの一冊がこれです。
40代男性って何か嫌だよねー、と思い買ったのですが、読んでみると私のようなおじさんだかおばさんだかわからない女性にもあてはまる内容でした。
30代後半になると中年になるという現実と向き合わざるを得ません。もう若者のように生きることはできないと思い知らされます。
・私は、勤め先に着ていく服から確保するので、休日の服装は適当です。少し前まではジャージ着て歩いてました。しかも服を捨てる基準が「穴があく」なので、家族から服を買い替えてくれと非難されるぐらい古い服を着て外に出ます。少し前までジーンズ屋の服がおしゃれだと思ってましたが、いつのまにか洋服の流行が変わっていた事に気づき、今ではスーパーの婦人服売り場でヤングミセス向けの服を買って着ています。
・私は学生時代のような友達付き合いをしていません。出かけるのも基本的に一人だし、飲み会や女子会とも無縁です。たまに職場の仲間とご飯食べに行くぐらいです。休日に家族以外に話をする相手は行きつけの店の人ぐらいです。
・私は、働いて年金税金納めてれば文句言われる筋合いはないと思ってます。
・私は若い頃に抱いていた夢が叶えられなかった事に対して罪悪感を抱いてました。努力が足りない、考えが浅はか、計画性が無い、すぐ諦める・・・。けれども若い頃に抱いてた夢というものは中二病みたいなもんだと思うようになってから楽になりました。夢が叶わないどころか普通の人生すら歩めて無い事にも落胆しています。
・私は右翼は天皇を崇拝する人達で、左翼はデモをする人達だと思ってました。
そうです。怠惰で無知なのです。それなのに、自分はまだまだいけると思ってたり、青少年を上から目線で見たりしてたら、醜悪な中年まっしぐらです。そうして、若者から「ああいうおばさんになったら終わり」と思われるのです。そして同年代の男性からも「ああいうおばさんは嫌だ」と思われてしまうのです。
あと、もう死語になったロストジェネレーションという世代についてきちんと述べられた本だと思います。中年入門というよりは、ロスジェネが中年になったので、っていう本です。