2009年07月

2009年07月31日

仙台の14条地図作成作業

仙台で、14条地図作成作業がスタートしたようです。

14条地図というのは、不動産登記法第14条に規定された地図のこと。

登記所には、地図を備え付けるものとする。(14条1項)
 ↑これだけ?(^^;

前項の地図は、一筆又は二筆以上の土地ごとに作成し、
各土地の区画を明確にし、地番を表示するものとする。(14条2項)
 ↑ここがポイント

登記所には、地図が備え付けられるまでの間、これに代えて、
地図に準ずる図面を備え付けることができる。(14条4項)
 ↑いわゆる公図のこと

地図に準ずる図面は、一筆又は二筆以上の土地ごとに
土地の位置、形状及び地番を表示するものとする。(14条5項)
 ↑14条2項との違いに着目!

法務局備え付け地図は、現在、おおよそ668万枚あり、
このうち、上記14条1項の地図は約57%。

残り半分は14条4項の「地図に順ずる図面」。
これは、明治の地租改正事業で作成されたもの。

当時の測量技法や、長年の土地の侵害などによって、
地図と現況とが異なっているケースがあるわけです。

仙台では、法務局主導で14条1項地図の作成に乗り出したというニュース。

それにしても、約28万1150筆ってのはすごい量ですね。

でも・・・2000万円?
一筆あたり1.7万円ですか?・・・_| ̄|○

かなり多くの土地調査士が、自腹を切ることになるんでしょうね。

社会貢献の一言では片付けられない問題ですね。


【境界争い未然に防げ 仙台で「平成の地籍整備」】

 法務局備え付けの地図を精度の高いものに更新する「平成の地籍整備」事業が、仙台市内で進められている。本年度、事業着手した太白区緑ケ丘1、2丁目の両地区では今月、現地事務所が開設された。事業は現況と地図の食い違いで生じる土地売買のトラブルを未然に防ぎ、土地取引の活性化を促すのが狙いだ。

 仙台法務局によると、両地区の対象範囲は約28万平方メートル。約1150筆の土地の境界、面積を明らかにする。関係する土地所有者は約860人に上るという。

 作業は、仙台法務局の委託を受けた社団法人「宮城県公共嘱託登記土地家屋調査士協会」が担当。1筆ごとに隣接地との境界を確認し、測量や登記を経て来年3月の完了を見込む。事業費は約2000万円。

 法務局は登記簿とともに「備え付け地図」を保管しているが、明治時代に作られた精度の低い「公図」しかない地域も少なくない。こうした地域では、戦後に宅地造成が進み、分筆や合筆が繰り返されるなどして、公図と現況が一致しない部分も多いという。

 緑ケ丘1、2丁目地区も正確な地図が整備されていなかったため、土地売買の際などには、これまで自己負担で測量するしかなかった。
 地籍整備は、住民への連絡などに町内会長らの協力を得ながら進める。協力委員の一人で畑塒(はたとや)親和会の阿部大義会長(71)=緑ケ丘2丁目=は「新しい地図ができれば、子や孫の代まで安心して土地が管理できる」と話す。

 仙台法務局は「将来の境界争いが起きにくくなる。まちづくりの面からも効果が期待できる」と説明している。
 平成の地籍整備は、六本木ヒルズ(東京)の再開発で境界画定や面積特定に4年以上を費やしたことが契機になり、2004年度に始まった。

 宮城県内では太白区内13地区の整備が終わっており、仙台法務局は今後も地域の要望を聞きながら、事業範囲を広げていきたい考えだ。
(7月30日 河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090730-00000011-khk-l04


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月30日

尖閣諸島のお値段

台湾の不動産会社が、尖閣諸島の地価をシュミレートしました。

その金額、273億円。
公示地価や周辺の漁獲高、石油などの資源をもとに算出した模様。

当然、実際の売買はできませんが、
こういう見方ができるのも、不動産の面白いところですよね。(^^;


【尖閣諸島273億円、台湾の不動産会社が広告】

 「釣魚台列島(日本名・尖閣諸島)の価格、教えます」−−。

 台湾の不動産会社「台湾房屋」がこんな刺激的なキャッチフレーズで、中国と台湾が領有権を主張する日本の領土、尖閣諸島の写真を使った広告をテレビとウェブサイトで流し、反響を広げている。

 同社は、尖閣諸島の「地価」を、台湾の土地の公示価格や周辺海域での漁獲高、石油などの資源をもとに、97億2255万台湾ドル(約273億円)とはじいた。「日本が実効支配している」ため、実際の売買はできないとのただし書きもつけた。

 広告は、台湾人の郷土愛と、伝統的な親日感情の両方を刺激し、同社のサイト掲示板は、領土問題をめぐる討論の場と化した。書き込みの中には、「釣魚島は中国のもので、台湾も中国の一部」、「日本の領土であることは疑いない」などと、日本や中国からの「場外参戦」をうかがわせる意見も相次いでいる。
(7月29日 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000908-yom-int


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月28日

ツリーハウス

ツリーハウスが注目されているようです。

みんな憧れているけど、身近に施設がなかったというのが現実ですね。
この施設が増えてくれば、楽しみ方の選択肢が広がります。

ところで、ツリーハウスには基礎が無いので、
土地に定着した「建築物」ではないという解釈なんですね。

したがって、建築確認申請は不要。
建物要件を満たさないため、登記もできません。
当然、住居として認められないので住民票も取れません。
で、原則として固定資産税もかからないことになります。

近畿圏では、京丹後市にひとつ完成したんだとか。
行ってみないといけませんね。


【ツリーハウス “森の隠れ家”いかが】

 生きた大樹の幹を柱のようにして樹上に建てる「ツリーハウス」が、森や自然とのふれあいを深めるアイテムとして注目を集めている。樹上に集う顔は子供から若者、団塊世代とさまざま。自然と人工の調和のシンボルともいえるツリーハウスの人気の理由を探った。(津川綾子)

 ≪「冒険みたい!」≫

 ザワザワザワ…。木の枝が風にそよぐたび、「グイン」「ミシ」と床が音を立てて揺れる。神奈川・茅ケ崎市市民の森に平成20年に完成したツリーハウスは、週末になると家族連れが続々と訪れる。

 人間の胴回りより太いコナラの大樹を柱にして建つ。映画「スタンド・バイ・ミー」の中にでも出てきそうな、好奇心をくすぐるデザイン。木登りをしたことがないという同市の小学1年の男児(6)は「冒険みたい!」と汗だくではしごを登り、壁ののぞき穴から地上を眺めた。

 ハウスを手がけたのは、ツリーハウスクリエイターの小林崇さん(51)。東京・原宿で古着屋を営んでいた6年、「ほとんど衝動的」(小林さん)に、店舗前に生えていたヒマラヤスギを取り囲むように店舗を改築。「風が吹けば木は揺れ、室内に音が響く。まるで犬でも飼っているように木は生き物だと感じた」

 小林さんが代表を務めるNPO法人「日本ツリーハウス協会」(東京都渋谷区)は今月、神奈川県内で「ツリーハウス・ビルダー養成講座」を開講。月に1度、1泊2日の合宿を半年かけて行う。初回は森の中でツリークライミング実習や樹木学を学んだ。

 ≪規格外のメルヘン≫

 「ああ、降りるのがもったいない」。ロープと器具で10メートルほどの高さまで木に登った私立小学校教諭(28)は実習中、ポロリと漏らした。

 受講料は18万円(宿泊・交通費別)だが、60人が応募。10人の定員を急遽(きゅうきょ)2倍にした。参加者は都会に暮らす20〜30代の男性が中心。川崎市のメーカー勤務の男性(37)は「普段は会社でパソコンとにらめっこ。木に触れると生きていると実感する」。白髪まじりの団塊世代の姿もみられ、定年退職したばかりの大嶋俊寿さん(60)は「山梨県の自宅にツリーハウスを建て、山々を眺めたい」と、参加の動機を語る。

 ツリーハウスは土地に定着せず樹上にあるため、「一般的には建築基準法の適用を受けない」(同協会の穴見淳也事務局長)という。小林さんは、ツリーハウスが人々を引きつける魅力を「非効率な木の上に建ち、規格にはまらないメルヘン」と表現する。その背景には、「社会の一員としてルールや効率よい仕組みに従って暮らすことに本能的な拒否反応を示し、自由になりたいと非日常を求めているのかもしれない」と分析する。

                   ◇

 ■京都や原宿でも

 「茅ケ崎市市民の森」のように、手軽に楽しめるツリーハウスはほかにもある。京都府京丹後市には昨年、日本海を見下ろす丘に樹齢500年のタブノキを柱にしたツリーハウスが完成、月に約300人が訪れるという。利用するには、当日の手続きが必要((電)0772・83・1033)。

 東京・原宿の都会でツリーハウスの雰囲気が楽しめるのは、カフェバー「HIDEAWAY」((電)03・5410・2343)。ツリーハウス第一人者の小林崇さんが改築し、室内に取り込んだヒマラヤスギを囲んだテーブル席が人気だ。
(7月28日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000527-san-soci


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月27日

近所のおっちやん・・・(^^;

豊中市にある府有地が、通勤用の駐車場にされていたようです。

20年間も!

しかも、それを許可したのは、近所のおっちゃん。(^^;
謝礼まで受け取って・・・

決して許される話ではありませんが、
ちょっと笑っちゃいました。(^^;


【大阪府の所有地に無断駐車20年 近所のおっちやん勝手に許可】

 私立履正社高校(大阪府豊中市)の教員らが約20年間にわたり、学校に近い「服部緑地」の府有地の一角に、通勤用の乗用車を無断で駐車していたことが27日、この土地を管理する府池田土木事務所の調査で分かった。近所の男性が、府有地に空きスペースがあるため、勝手に使用を“許可”していたという。この男性は「認識が甘かった」、教員は「府有地とは知らなかった」、土木事務所は「府有地の管理が行き届いていなかった」と三者三様の釈明をしている。

 池田土木事務所によると、この府有地は服部緑地の西端に位置し、履正社高校から約300メートル離れた豊中市長興寺南にある。6月下旬、地元住民から「府有地が駐車場代わりにされている」との指摘があり、調査すると、教員らの無断駐車が判明した。

 関係者によると、府有地の近所の男性(62)が約20年前、付き合いのあった履正社高校の50代の男性教員から「通勤用の乗用車を駐車させてほしい」と依頼された。これ以降、複数の教員が駐車場代わりに使用し、指摘を受けた当時は男女4人が駐車していた。

 男性も府有地に家族の車を止めたり、業者の依頼を受けて清涼飲料水の自動販売機の設置を勝手に許可したりしたという。

 男性は「教員や業者には、府の土地だと説明した。ほとんど使われていない場所だったので構わないと思って許可した。判断が甘かった」と釈明。教員側からは年に数回、1万円ほどの現金や菓子などを謝礼として受け取っていた。自販機業者からも売り上げの約1割を電気使用料名目で受け取っていたという。

 これに対し、最初に駐車を依頼した50代の男性教員は「府有地とは知らなかった」と主張。40代の男性教員は今年4月、近くの民間駐車場を月1万5千円で借りてマイカー通勤を始めたが、翌月に50代教員から「スペースが空いているから使わないか」と誘われて府有地に駐車するようになった。男性教員は「年2回ほど簡単な謝礼をするだけでいいと聞いたので使った。今後は止めない」と話している。

 今回の件について履正社高校の事務長は「このようなことは許されることでなく、二度とないようにしたい」と話した。

 服部緑地を管理する池田土木事務所は「あまり目立たない場所でもあり、土地の管理が不行き届きだった」と釈明。学校側から話を聴いて経緯を調べるとともに、駐車禁止の看板を設置した。
(7月27日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000097-san-soci


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月23日

世代別の受益と負担の格差

内閣府の経済社会総合研究所が
世代別の受益と負担」というレポートを出しました。

生涯所得に対する、税から社会保障を引いた純負担分の割合が、
年々悪化しているというわかりきった話が生々しく数値化されていますね。

で、「世代間不均衡を解消」するため、消費税率10%アップに誘導。(^^;

でも、今の財政赤字を埋めるには、その程度じゃ全然足りませんよね。

自分年金の準備、始めていますか?


【社会保障の「生涯純負担」 世代格差 最大1.3億円】

 内閣府経済社会総合研究所の研究員論文によると、生涯を通じた税負担から社会保障の受益分を差し引いた「生涯純負担」の世代格差が1億円超に達することが明らかになった。論文では世代間の負担不均衡を是正するには消費税を15%に引き上げることが有効との試算もまとめている。日本の財政事情は借金体質が強まり、先進国の中でも最悪水準。抜本的な歳出歳入改革が遅れるほど負担増と世代間格差が広がることになる。

 論文では、資産課税や消費税、社会保険料などの国民が支払う「負担」と年金受給や医療保険、補助金などで受ける「受益」の差額から出す「生涯純負担」を2005年度を基準に年齢別に試算した。現在の財政構造や社会保障の制度が維持されると仮定すると、05年度で80歳の人は497万円の受益超過であるのに対し、40歳は2123万円の負担で10歳が2897万円の負担となった。

 生涯に得る所得に対する負担の割合である生涯純負担率は40歳が8・0%、10歳が13・4%となった。若い世代ほど生涯の負担が増加し、高齢者ほど受益が大きくなっている。

 さらに、18年度以降に生まれた人を将来世代に設定。17年度時点の国の純金融債務残高424兆円や18年度以降に発生する各年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字分などを「将来世代」が負担する場合は、その生涯純負担は1億794万円に達した。生涯純負担率は51・4%で、90歳の1988万円の受益超過と比べると約1・3億円の世代間格差が生じる計算だ。

 これらの試算を受けて論文では、世代間格差の是正には高い経済成長や出生率の上昇などが役立つと指摘。財政面では年金など社会保障給付を抑制しても格差は解消されず、11年度に消費税率を15%まで引き上げればゼロ歳世代と将来世代の生涯負担率はほぼ均衡すると見込んでいる。

 増島稔上席主任研究官は「増税が長く先送りされるほど将来世代に負担を先送りすることになる」と指摘している。
(7月23日 フジサンケイ ビジネスアイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090722-00000031-fsi-bus_all


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月22日

同志社大学寄付講座終了〜

昨日、無事に同志社大学の寄付講座が終了しました〜♪

と言いたいところですが、実は明日の23日に補講が・・・(^^;

例のインフルエンザ騒ぎで1週間の休校があり、
その穴埋め日程の調整がつかなかったワケです。

で、昨日は私がのんびりまったりと総まとめを行ない、
明日は別の講師が厳格に授業を行なう・・・(^^;

受講生の皆さん、ごめんなさいね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月21日

マンション管理フェスタ2009

大阪市マンション管理支援機構が数年に1度行なうイベント、
今年も開催が決定しました。

前回の様子はこちら

おそらく私も、「専門家とお話してみませんか?」コーナーに
座らせていただくことになると思います。

前回のこのコーナー、軽いおしゃべりのはずが
本格相談会になっていた記憶がよみがえります。(^^;

楽しいイベントですよ。
お時間よければ、ぜひおいでくださいね。

090906mankan


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月17日

怒涛の総会日程

今日、ようやく一通りの総会日程が終了しました。

調査士関連だけでも、
・5/15 北支部総会
・5/28 大阪会定時総会
・6/15 日調連総会
・7/16 大阪会臨時総会
・7/17 近畿ブロック総会

ふぅ〜・・・(^^;

しかも、大阪会の定時総会と臨時総会は執行部サイドですから、
何度か事前の打合せもあるワケです。

ま、とにかくこれで体制が整いました。
あとはバリバリ走りま〜す!


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月16日

芝平山絵図虫干し会

以前にも書いた芝平山絵図虫干し会
今年もその季節がやってきたようです。

そう思っていろいろ見てたら、同じ伊那市高遠町で
旧長藤村の絵図48点が見つかったとのこと。

この中の「栗田村旧絵図」は、明治6年の地租改正時のものと推測。

私たちが原始筆界の根拠としている図面です。

こういう貴重な資料が世に出てくるって、
とてもありがたいことですね。


【高遠で江戸期の「芝平山絵図」虫干し】

 伊那市高遠町藤沢の荒町公民館で15日、江戸時代から伝わる「芝平(しびら)山絵図虫干し会(え)」があった。絵図は高遠藩の6村が諏訪藩の12村と芝平山の入会権をめぐって対立、高遠藩の訴えで徳川幕府が境界を定めた際に作製したという。当時の高遠藩6村に相当する区の役員ら約20人が立ち会い、1年ぶりに封印を解いた。
(7月16日 信濃毎日新聞)


【旧長藤村の絵図発見】

伊那市高遠町長藤の古い蔵から、明治初期から昭和初期にかけて作成された旧長藤村の道路図面や集落図、耕地略図などの絵図48点が見つかった。ほとんどの絵図が良好な保存状態で残っていた。旧村内各地を詳細に記した絵図から、集落ごとの変遷を知ることができる。管理する町歴史博物館は「これだけの史料が良好な保存状態で大量に見つかるのは珍しいのではないか。保護と分析を進め、多くの人が見ることができるようにしたい」としている。
 蔵は、旧長藤村役場だったJA長藤支所に併設していた。老朽化のため取り壊す前に点検したところ、「長藤村役場絵図箱」と墨書された木箱が見つかった。中に絵図がぎっしりと詰まっており、箱のふたの裏には「昭和4年新調」と記されていた。
 絵図は「長藤村林野見取略図」「的場部落道路図」「塩供部落」などで、集落の土地利用が記されている。年代が不明な絵図がほとんどだが、明治7(1874)年の「的場耕地略図」や同9(75)年の「字中山入山山論一件」、大正9(1920)年の「中村部落」など年代が記された絵図は9点ある。
 縦4メートル横1.7メートルの最も大きな「栗田村旧絵図」は、田んぼや畑、荒地などを色分けして、土地の所有者名や地籍、面積などを細かく書き入れている。現在も同じ場所に残る慈照寺や五郎姫宮などもあり、隣接する芝平への道と飛び地にある畑から、芝平に栗田の農地があったことが分かる。
 長藤全体と板山や弥勒、野笹、四日市場などそれぞれの集落別の絵図が残っていた。明治6(1873)年の地租改正条例の施行で土地を正確に把握するために作成されたと推測され、保存のための裏打ちや加筆された個所があることから飾り物ではないとみられる。
 北原紀孝館長は「昔の役人の非常に細かい仕事ぶりが分かる貴重な史料。文化財委員と相談して専門家に調べてもらい、大切に保護していきたい」と話している。
(2月2日 長野日報社)


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2009年07月15日

住宅ローン破綻は「秋以降」

住宅ローン危機についていろいろ言われてきましたが、
ついに「秋以降に急増」などという活字が現れました。

「底値だ」「買い時だ」なんて言ってる場合じゃないですよね。

マンション価格が下がるってことは、みんなの給料も下がるってこと。
ゆとりのない返済計画だと、すぐピンチになっちゃいます。

この記事の人は、バブル期のローンですよね。
10年間返済を続けて、手放した後も残債が1000万円・・・_| ̄|○

リスケとか、借り換えとか、手はあったのにと思うと残念です。

借り換えについては、いいブレーンがいますよ。
間違っても、「返すために借りる」なんてことはなさらないでくださいね。


【住宅ローン破綻、秋以降に急増 収入減り「もう限界」】

 勤め先のリストラ強化で収入が激減、住宅ローン返済が行き詰まり、「夢のマイホーム」を手放さざるを得なくなったケースが続出している。ローン破綻(はたん)は今秋以降に急増する見込みという。

 ◆苦しい自転車操業

 「もう限界」。神奈川県内のトラック向け部品メーカーで働く男性(42)は都内の不動産業者に泣きついた。この業者は、ローンの返済が困難になった人の不動産売買を仲介。競売にかけずに売り手が納得する価格で売却する「任意売却」が専門だ。

 男性は1999年、座間市内の3LDKのマンションを、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)などとの間で35年返済の3200万円ローンを組んで購入。月の支払額はそれまでの賃貸住宅の家賃と同じ11万円だった。

 だが給料はその後、じりじり減り続け、一方で子供2人の教育費は増加。2007年ごろからローン返済が滞りがちになり、足りない分を消費者金融で借りて間に合わせる自転車操業を続けてきた。

 昨秋の金融危機以降、状況は一段と悪化。周囲の派遣社員が次々と解雇された。「正社員である自分も、いつ失職してもおかしくない」とおびえる生活が続いた。支払いを督促する電話もかかるようになり、マイホームを手放すことを決心した。

 5月に任意売却した後も、ローン債務が約1000万円残った。消費者金融への借金も残っており、昨夏から半減した夏のボーナスはそっくり返済に回す。

 ◆売却相談3倍超

 現在、この不動産業者に寄せられる売却相談は月に約30件。リストラの嵐が吹き荒れた3月ごろから急増し昨年の同時期の3倍以上だ。ローンが払えなくなると大半の人は消費者金融などを使い当面、持ちこたえようとするが、その期間は半年程度が限界という。任意売却や競売のピークについては「秋以降」と予想する不動産業者が多い。

 最終手段の競売に至るには一般的にローンの滞納が始まってから10カ月程度かかるとされ、住宅金融支援機構も「金融危機の影響は秋以降に出始める」(経営企画部)と、同様の見方だ。同機構の08年度の競売件数は前年度比35%増の1万6577件。記録が残る02年度以降で最多、09年度はこれを上回る可能性がある。

 景気回復への期待が高まっているが専門家は副作用を懸念。コンサルティング会社、A.T.カーニーの辻井隆司パートナーは「ローン組みで(利用率が高い)変動金利を選んだ顧客の大半は、金利上昇リスクを意識していなかった。貸し倒れのピークは(金利が上昇する)景気の回復期以降」と警告する。
(7月14日 フジサンケイ ビジネスアイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000002-fsi-bus_all


土地家屋調査士 大阪 和田清人