2021年04月

2021年04月28日

「ハの字」マンション・・・_| ̄|○

JR野江駅そばの賃貸マンションが傾いているそうです。
「ハの字」型に傾斜、マンション2棟が接触

記事によると、これらマンションは昭和61年に新築され、
平成24年に大阪の不動産業者に売却。

業者は、傾きに気づいて抗議したけど、
「事前に説明した」「おたくもプロなら買う前に調べるべきだ」と言われちゃった。

しかも、「現状有姿」取引だったみたい。

この物件、家賃が2〜4万円/月程度なんだって。
とてもじゃないけど、改修費は出せっこない。

こんなニュースを見ると、中古住宅に二の足を踏んじゃいますよね。
不動産が「レモン市場」じゃなくなる日はいつ来るんでしょうね。


【歴代オーナーも傾き把握 「危険」指摘後、所有権3転】

 大阪市城東区の住宅密集地で、27日に明らかになった賃貸マンションの傾斜問題。傾きが大きい南側の建物は、8年前に専門機関が危険性を指摘して以降、所有権が3度も変わった。傾斜の責任は一義的には現在の所有者が負うとみられるが、歴代の物件オーナーも欠陥は把握していた。傾斜の事実や危険性の認識は適切に引き継がれたのか。

南側マンションの所有権移転の経緯

 ■「居住続行は酷」

 不動産登記簿などによると、2棟はともに昭和61年に完成し、兵庫県加古川市の工務店が賃貸経営を始めた。ところが平成24年3月、工務店は2棟を大阪市の不動産会社に転売した。

 産経新聞の取材に応じた不動産会社は、購入から数カ月後に傾きに気づいたと明かす。当然のように抗議したが「事前に説明した」「おたくもプロなら買う前に調べるべきだ」などと諭された。売買条件が、物件をありのままの状態で引き渡す「現状有姿」だったため、弁護士には民事訴訟を起こしても「勝ち目なし」といわれたという。

 工務店は取材に対し「設計図などは売却先に引き継いだ。亡くなった先代の頃のことなので分からない」と説明。そしてこの不動産会社も、専門機関が建物の危険性を指摘した4カ月後の25年7月に南側を、27年2月に北側をそれぞれ転売している。

 南側の建物所有権はその後、不動産会社の転売先だった大阪市内の業者から一度は大阪府豊中市内の太陽光発電業者に移ったが、傾斜の説明の有無が問題になり、昨年3月に大阪市内の業者に戻っている。

 建物問題に詳しい1級建築士の福島敏夫弁護士(大阪弁護士会)によると、当時の民法の規定では、不法行為から20年で損害賠償請求権が消える「除斥期間」が適用されるため、建築時の工務店側の瑕疵(かし)が傾きの原因だったとしても、すでに請求権が消滅していると指摘。また、商法の規定では、法人間の取引で瑕疵の隠蔽(いんぺい)を理由とした賠償請求権は契約から5年で消滅するとされており、建物に関する一連の責任は現在の所有者が負う可能性が高い。

 福島弁護士は「居住を続けるには酷な環境であり、もっと早く手を打つべきだった」と話している。

 ■住民に体調異変

 傾いたマンションに入居する数十世帯の住民の中には、体調の異変を感じながらも退去させられることを恐れ、所有者側に訴え出ることができなかった人もいた。ひとたび災害が起きれば被害が他の住宅に及ぶ恐れもあり、建物周辺の人々も不安に駆られている。

 この問題をめぐっては、築30年超の5階建て賃貸マンション2棟が「ハの字」型に傾いて接触し、うち1棟では8年前に専門機関が倒壊などの危険を指摘したにも関わらず、放置され続けた疑いが浮上している。

 「立ち上がるとふらついたり、目まいがして気分が悪くなったりすることもある」。専門機関が傾きを確認した2棟のうち、傾斜が大きい南側の建物に住む70代の男性作業員は体調の異変を実感している。ベランダに置いた洗濯機の排水があふれ、箸が机の上から落ちることもあるという。

 約5年前に賃貸契約をした際に、仲介業者や所有者側から傾きの説明はなかった。改善を求めることも考えたが、「(経済的に)新しい住居を探す余力がない。もめて退去するわけにはいかず言えなかった」。

 同じ建物の別の部屋の70代男性によると、傾きで室内に隙間風が吹き込むようになった。「いつ地震が起きるかが不安だ。早く何とかしてほしい」と訴える。

 現地周辺には一戸建て住宅や集合住宅が立ち並んでおり、地震で建物が崩れることになれば、被害の拡大は避けられない。近所の60代女性は「見たら分かるほどの傾き。直した方がいいと思う」と不安そうな表情を浮かべた。

 ■各地でトラブル

 産経新聞が入手した図面には、建物を支えるため、建築時に22メートルのくいを打ち込んだと記されている。今回の傾斜原因は明らかになっていないが、これまでに各地で問題化したマンションの傾斜原因を探ると、基礎工事の「くい打ち」に欠陥があった例が目立つ。

 この問題をめぐっては、築30年超の5階建て賃貸マンション2棟が「ハの字」型に傾いて接触し、うち1棟では8年前に専門機関が倒壊などの危険を指摘したにも関わらず、放置され続けた疑いが浮上している。

 JR九州など3社の共同企業体(JV)が、平成7年に分譲を始めた福岡市のマンションでは、入居開始当初から天井や壁のひび割れが見つかり、28年9月には傾斜が発覚した。

 JV側は当初、同年4月の熊本地震の影響などを挙げ、施工上の不良を認めなかったが、昨年の専門家調査でくい2本がそれぞれ7・3メートルと4・1メートル、支持層と呼ばれる固い地盤に未到達だったことが判明。JV側が約20億円を負担して建て替えることが決まった。

 また、26年9月に住民が傾きを確認した横浜市のマンションでは、翌27年10月に建材メーカーによるくいの施工不良やデータ改竄(かいざん)が発覚。約10本のくいの深度が不足しており、傾きが見つかった西棟を含む計4棟が建て替えられた。

 福島弁護士は、経験や知識に基づく「一般論」と前置きしつつ、「建物の傾斜原因の多くは地盤にある。軟弱な地盤に打ち込んだくいが沈下することで傾きが生じる」と説明している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc16ccd514c940adadc4b9a438a950d2fa2d3baa


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月27日

明治時代の遊郭を再生!

京阪橋本駅付近で、明治時代の遊郭を再生させる計画があるようです。

解体予定だった建物を「残したい」と購入。
改修費用はクラファンで公募中とのこと。
→「京都・旧橋本遊郭の築120年の元妓楼を、中国茶を愉しむ茶楼に生まれ変わらせたい!

ステキな建物です。
いい形で残したいですね。


【明治の遊郭建築を中国茶の喫茶店に CFで修繕へ 京都・八幡市橋本】

 京都府八幡市橋本で明治時代に建てられた遊郭建築を修繕し、喫茶店に生まれ変わらせるためのクラウドファンディング(CF)が行われている。豊かな装飾が残る建物を買い取った中国出身の女性は「歴史ある建物を何とかして守りたい」と語る。

 1899年に建てられた木造2階建ての元貸座敷。近年は空き家で、解体する計画が持ち上がっていた。日本家屋に興味があり、近所の元貸座敷で昨年から旅館と漢方エステを営む政倉莉佳さん(56)は「壊してしまえば二度と建てられない」と、昨年12月に2軒目を手に入れた。

 この一帯では最古級といい、細やかな透かし彫りを施した欄間や色鮮やかなタイル、ステンドグラスなどで飾り付けられる。太い柱など「今では手に入らない良い木材を使っている」と政倉さん。

 中国茶を出す喫茶店をオープンして多くの人に見てもらおうと考えており、内装の修繕やキッチンの設置などの工事を予定している。1軒目を改修する費用は自宅を売却して捻出したが、新型コロナウイルスの影響で旅館の売り上げは伸び悩んでおり、今回はCFで500万円を募っている。

 政倉さんは「悲しい仕事の場だけれども、解体しても歴史が消えることはない。素晴らしい手仕事で作られた建物を残したい」と話す。CFは「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で27日まで実施している。
(4月23日 京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d68414f3c2c0796858e2a0c3a6df65a0943c4271


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 08:53|この記事のURLComments(0)空き家 

2021年04月25日

258億ドル(≒2兆8420億円)!

下世話な話ですみません。
フォーブスが、2021年板「日本長者番付」を発表したようです。

某K社のT氏は3年連続の3位。
資産額2兆8420億円だって。すごいですね〜

相続対策は大丈夫なんでしょうか?・・・(^^;


【日本長者番付、孫正義が首位奪還 上位50人の資産総額は48%増加】

フォーブスは4月22日、2021年板「日本長者番付」を発表した。新型コロナウイルスのパンデミックが続く中でも、日本の富豪上位50人の資産は合計で2490億ドル(約27兆円)となり、昨年の1680億ドルから48%増加した。

また、今回の番付では50位の富豪の保有資産が11億5000万ドルとなり、初めて10億ドルを超えた。昨年の50位の資産額は8億1000万ドルだった。

日本は昨年中に輸出額が増加に転じたほか、近く開催予定の東京五輪への期待感もあり、日経平均株価は前年比で約54%上昇している(2020年度期末時点)。

3年ぶりに孫がトップ

最新の番付で1位となったのは、ランク入りした50人の中で最も大きく資産を増やしたソフトバンクグループの創業者、孫正義。資産額は昨年の2倍を超える約444億ドルとなった。

出資するフードデリバリーの米ドアダッシュ(DoorDash)や、「韓国のアマゾン」と呼ばれる同国のネット通販大手クーパン(Coupang)の新規株式公開(IPO)も、資産の増加に大きく貢献している。

過去2年間トップにつけていたファーストリテイリングの会長兼社長、柳井正は、1ランク下げはしたものの、資産は昨年から約90%増加。およそ420億ドルとなっている。

3位と4位は昨年と同じ、キーエンス創業者で名誉会長の滝崎武光と、サントリーホールディングスの会長、佐治信忠だった。昨年と今年の資産額は、滝崎が198億ドル、258億ドル。佐治が94億ドル、97億ドルとなっている。

5人は資産が倍増

ランキングに入った富豪のうち5人は、1年間で資産を倍以上に増やした。その1人が、今回始めてトップ5に入った日本電産(Nidec)の創業者、永守重信だ(資産額90億ドル)。コロナ禍で、同社が手掛けるコンピューターやハードディスクドライブ、家電製品向けのモーターの売上高が急増した。

もう一人注目に値するのが、中古品を売買できるフリマアプリ、メルカリの創業者、25位につけた山田進太郎だ(22億ドル)。主に利用者の増加により、資産の増加率では50人中トップとなっている。

新たに4人がビリオネアに
以下、今年の日本長者番付トップ10の顔ぶれを紹介する。

1位 孫 正義(ソフトバンクグループ)/444億ドル
2位 柳井 正(ファーストリテイリング)/420億ドル
3位 滝崎武光(キーエンス)/258億ドル
4位 佐治信忠(サントリーホールディングス)/97億ドル
5位 永守重信(日本電産)/90億ドル
6位 高原豪久(ユニ・チャーム)/80億ドル
7位 三木谷浩史(楽天)/75億ドル
8位 似鳥昭雄(ニトリ)/52億ドル
9位 重田康光(光通信)/51億ドル
10位 毒島秀行(三共)/44億ドル

4人+1家族がビリオネアに

コロナ禍のこの1年で、新たなビリオネアも誕生した(うち1人は、家族の資産と合わせて10億ドル以上を保有)。そのメンバーは、以下のとおり。

40位:谷村格/14億2000万ドル(インターネットを利用した医療関連サービスのエムスリー代表取締役)
45位:中村崇則/12億6000万ドル(クラウドサービスのラクス代表取締役)
47位:寺下史郎/12億4000万ドル(投資家向け広報活動・株主情報に特化したコンサル業務のアイ・アール・ジャパンホールディングスCEO)
49位:元榮太一郎/12億ドル(電子契約サービスなどの弁護士ドットコム創業者)
27位:内山家/20億5000万ドル(半導体関連装置のレーザーテック創業家)

ランキングは本人や証券取引所、アナリスト、企業の財務諸表などから得た情報を基に作成。非公開会社の価値は、類似した公開会社の財務比率などと比較して推計した。各氏の保有資産は、家族の資産を含む場合もある。また、番付には日本に事業基盤を持つ外国籍の人も含まれる。

資産額は2021年4月5日の取引終了時の株価の終値と為替レートに基づいて算出。3月5日の株価に基づき決定した世界長者番付とは、順位が異なる場合がある。日本長者番付の全順位は、www.forbesjapan.com/feat/japanrichで公開されている。
(4月22日 Forbes JAPAN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/365b07695100eee47bcd182b2e5a2fcbc51f3fbf


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月22日

相続登記の義務化

昨日、参議院で、民法や不動産登記法の改正が成立しました。

相続登記の義務化ですね。
あ〜あ、やっちゃった・・・(^^;

そもそも、何が問題かというのが次の資料。
「所有者不明土地を取り巻く状況と課題について」

たった10万円の過料が、問題解消の原動力になるのかどうか、
今後の行方に注目ですね。


【土地の相続登記を義務化 所有者不明対策、怠れば過料】

 所有者不明土地問題の解消に向けた民法や不動産登記法の改正法などが21日、参院本会議で可決、成立した。土地の相続登記を義務化し、怠れば過料を科す。一定の要件を満たせば相続した土地の所有権を手放せる制度も新設する。

 改正法では(1)相続不動産の取得を知ってから3年以内の所有権移転登記(2)引っ越しなどで名義人の住所や氏名が変わってから2年以内の変更登記―を義務化。正当な理由がないのに怠れば、それぞれ10万円以下と5万円以下の過料を科す。

 一方で登記手続きを簡略化。法務局に自分が相続人の一人であると戸籍などを示して申告すれば、登記義務を果たしたと見なす。
(4月21日 共同通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/284d8988eed2f2ed235612010da74c0bfafbaf0d


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月19日

遺産90億円申告漏れ

某光学機器メーカーの元社長の遺族が、
相続財産について約90億円の申告漏れを指摘されたようです。

グループ会社間で株を寄付すれば評価から消えるっていうのは、
私のようなシロートでも違和感ありますよね。

スキームがどんどん複雑になりますね。
考える方も見つける方も頭がいいですね・・・(^^;


【☆☆元社長遺族、遺産90億円申告漏れ…株移転で財産圧縮に国税「不適当」】

 2015年に90歳で死去した東証1部上場の光学機器大手「☆☆」(東京)の鈴木哲夫元社長の遺族が、東京国税局の税務調査を受け、相続財産について約90億円の申告漏れを指摘されたことが関係者の話でわかった。鈴木氏が保有していた☆☆株を転々と移転させたことによる相続財産の圧縮が「著しく不適当」と判断された。過少申告加算税を含む相続税の追徴税額は約50億円。遺族側は納税したとみられる。

遺産相続を巡る申告漏れの構図

 遺族は、株の相続や贈与に関する国税庁の財産評価基本通達に沿って資産額を算定したが、同国税局は、著しく不適当な場合に算定を見直せるとする「再評価規定」を適用した。同規定の適用は異例だ。

 関係者によると、鈴木氏は亡くなる前年の14年、保有していた百数十億円分の☆☆株を自身の資産管理会社「※※」(さいたま市)に現物出資し、※※社の株式を取得した。

 ※※社はその後、別の資産管理会社「@@」(同)の全株式を取得して完全子会社とした上で、鈴木氏から出資を受けた☆☆株を@@社に寄付していた。※※社と@@社は親子関係で「グループ法人税制」が適用されるため、寄付に対する課税はされなかった。

 鈴木氏の死後、遺族は※※社株を相続。この際、まず※※社の保有資産である@@社の株価を算定し、その株価を反映させる形で、※※社の株価を約20億円として相続税を申告した。

 これに対し、同国税局は、@@社が保有する巨額の☆☆株の価値が反映されていないのは「著しく不適当」と判断。再評価規定を適用し、※※社の株価を約110億円と算定し直した上で、差額の約90億円を申告漏れと指摘した。

 遺族が当初算定した株価が著しく低かった理由は、会社の保有資産から算定する通常の手法ではなく、業種が類似する上場企業の株価を参考にする通達内の「類似業種比準方式」を適用して@@社株を算定したためだ。同方式は、会社の利益や配当など多数の項目を上場企業と比較する過程で、株価を大幅に圧縮することが可能とされる。

 同方式の適用には営業年数などいくつもの条件があり、@@社は適用対象だが、※※社は対象外だった。同国税局は、☆☆株を※※社から@@社に移したのは、同方式を使うためだったと判断したとみられる。

 読売新聞の取材に、遺族側は「追徴分の納税は完了した。国税側への反論はない」と文書で回答した。※※社と@@社については「組織体制は合理性などに基づいて決めており、相続対策の目的や効果はない」としている。
(4月18日 読売新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0476e1fb464beb93110dd4220e3bff3ec3e11e59


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月14日

不動産相続トラブルアンケート

STEP不動産売却」が、アンケートを実施したようです。

対象がすごいですよ。
不動産相続トラブル経験者!(^^;

トラブルの原因の第1位は、不動産の取り分。
で、59%が「遺言があればトラブルにならなかった」。

「遺言がなかったせいで、家も財産もほとんど伯父家族に盗られてしまった。」
などという回答も・・・

相続登記義務化の議論も進んでいます。
不動産の行き先を決めるまでが、所有者の責務ですね。


【不動産相続トラブルの経験者に聞いた!アンケートからわかる原因と対策】

不動産の情報提供メディア「STEP不動産売却」を運営する株式会社クランピーリアルエステート(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:大江 剛 / 寺田 真吾)は、不動産相続トラブル経験者87人を対象にアンケートを実施いたしました。調査の結果、不動産相続トラブルが起きる原因の第1位は「不動産の取り分」、トラブル相手は「兄弟・姉妹」が最多でした。

■不動産相続トラブルに関する調査記事URL:https://step-fudosan.jp/realestate-inheritance-trouble/

■不動産の相続でトラブルになった原因は?
不動産トラブルになった原因を教えてください

不動産相続トラブルの原因の第1位は「不動産の取り分」
はじめに、不動産の相続でトラブルになってしまった原因を聞いてみました。

もっとも多かった原因は「不動産の取り分」を巡るトラブル。不動産は物理的に分けることが難しいため「誰がどのくらい相続するか?」で揉めてしまうことが多いようです。
「不動産は簡単に分割できないし、価格水準も良く分からないし、兄弟で取り分をどうするかで揉めました。」
「自宅である不動産分割は難しいため、現金化できればトラブル回避ができたように感じます。」

■遺言があれば不動産相続トラブルは避けられる?
遺言があればトラブルにならなかったと思いますか

半分以上が「遺言があればトラブルにならなかった」と回答

アンケート結果によれば、半分以上が「遺言があればトラブルにならなかった」に同意しています。具体的には以下のような意見がありました。

「法的効力のある遺言があればこんなに時間もかからずに終わったはず。」
「遺言があればここまで揉めてなかったと思うので、遺言の必要性は強く感じた。」
「遺言がなかったせいで、家も財産もほとんど伯父家族に盗られてしまった。」

法律における相続では、遺言書の内容が最優先されるため、作成しておくことでトラブルを避けられることが多いようです。

しかし、「遺言がかなり不公平な内容になっていたので揉めました。」などの意見もあり、遺言の内容を巡ってトラブルになってしまうケースもあるようなので、きちんと内容まで精査しておいた方がよいでしょう。

■不動産相続トラブルになった親族との関係は?
トラブルになった親族との関係を教えてください

兄弟間での不動産相続トラブルが最多の36人

アンケートによれば、兄弟・姉妹間での不動産相続トラブルが最も多く、兄弟・姉妹に近しい「いとこ」とのトラブルが2番目に多い結果となりました。

「親が残した遺産の分配について兄弟で揉めました。」
「母が死んだ時に、兄弟間で家をどうするか揉めました。」
「父が所有している不動産を巡って兄と揉めました。」

やはり不動産・お金が絡むと、仲の良い兄弟でも人が変わってしまうケースも多いようです。

■不動産相続トラブルになった相手との関係は修復できる?
トラブルになった親族との関係修復はできそうですか

不動産相続トラブルが起きても半分以上は関係を修復した、修復の可能性はあると回答

不動産相続トラブルで揉めてしまうと、その後も気まずくならないか心配ですよね。

そこで不動産相続トラブル経験者のみなさんに「トラブルになった方と仲直りできそうですか?」という質問もしてみました。

意外なことに不動産相続トラブルが起きても、半分以上は関係を修復しているようです。

「すぐに売却できたので仲直りできたけど、すぐに売却出来てなかったら今でも関係は悪かったと思います。」
「親子関係は修復したが、辛い時間をお互い過ごしてしまい、反省しています。」

仲直りするコツとしては、トラブルが深刻化する前になるべく早く円満に解決する必要があるようです。

■相続した後の不動産はどのように扱った?
その後、相続した不動産はどうしましたか

不動産全部を売却して現金化したという意見が多数となる

つづいて、不動産を相続したみなさんに「その後、相続した不動産はどうしましたか?」という質問をしてみました。

アンケート結果によれば、現金化してから相続するケースがもっとも多く、次いで「不動産を相続したまま放置してしまう」という回答が多いという結果になりました。

「均等に分割する事が難しいので、売却して現金にして分ける事になった。」
「土地を相続したかったが、均等に分配するために売らざるを得なくなった。」

1番わかりやすく公平になるため、相続人全員で不動産を売却してから、現金を均等に分配する方法が主流なようです。

一方で不動産を相続しても、他共有者の合意がないと売ることや貸すことができないため、そのまま放置してしまうケースも少なくないようです。

■不動産トラブルは弁護士や司法書士へ相談した?
不動産トラブルを弁護士や司法書士などに相談しましたか

「弁護士へや司法書士へ相談した」「相談しなかった」どちらも半々の割合という結果

アンケート結果は半分に分かれていますが「相談しなかった」と回答した方の中には「弁護士へ相談すれば良かった」と後悔している方も多いようです。

「円満に終わらせるためにも、弁護士へ相談すれば良かったと後悔している。」
「お金を払っても弁護士に頼んで、きちんと相続した方が良かったかも。」

一方、弁護士へ相談した方のほとんどが結果に満足しているようで「早く相談するべき」と語る方も少なくありません。

「早い段階で弁護士に介入してもらって、法律的にしっかりと判断してもらうべき。」
「相続は当然の権利なので、弁護士を立ててでも貰うべきだったと今では思う。」
「法的に有効な書面がなかったので、弁護士に間に入ってもらった。」

お金が絡むと感情的になってしまうため、第三者が介入する事は効果的なようです。

■相続前の自分にアドバイスするなら?

最後に、不動産相続トラブル経験者のみなさんへ「相続前の自分にアドバイスするなら?」という質問をしてみました。

結果として「事前に話し合って遺言書を作成しておくべき」といったアドバイスが大多数でした。

「遺言がないと言ったもん勝ちになるので、もっと話し合っておけばよかった。」
「生前にきちんと遺言状を作成して、きちんと話を決めておいたらよかった。」
「お金の事は話しにくいし後回しにしがちだが、元気なうちに話し合っておくべき。」

たしかに事前にすべて決めておけば、不動産の取り分で揉めることも防げますし、スムーズに相続できれば、手続き自体も早く楽に済みそうですね。

【調査概要】
■調査名:不動産の相続でトラブルになった原因は?
■調査対象:不動産相続トラブルの経験者
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート(ランサーズ)
■有効回答人数:87人(回答率100%)
■調査期間:2021年3月24日〜2021年3月30日
(4月13日 PR TIMES)


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月13日

1人500万円!?

週刊SPA!が介護者に行ったアンケート調査によると、
お金の悩みのトップは、「いくらかかるのか見当がつかない」だそうです。

たしかに、ゴールが見えない長期戦ですから。

記事中に登場するFP曰く、「介護者1人につき500万円は想定しておくべき」。
これもねぇ、何年で500万円なのかで、負担感は全然違いますよね。

この不安について一つのヒントになる可能性が、
5月12日開催のSG阪神いきかた研究会

介護費用の現状とその軽減制度についてお話しいただきます。

ご興味あれば、覗いてみてくださいね。


【親1人の介護費用は、想定500万円。介護破産しないために準備すべきこと】

今春、話題を集めたドラマ『俺の家の話』では、長瀬智也演じる中年レスラーが父親の介護と向き合う姿が何度も映し出された。ドラマほど劇的ではないにせよ、老いた親と向き合うのは、「あなたの家の話」かもしれない。まだ元気な親でも、介護やさらに死後に向けての準備は必要だ。いつかは来る「親の死」にどう備えるべきか。

聞きだしづらい「親のカネ」をどうやって把握すればいい?

 親の老後を考える上で、避けては通れないのがお金の問題だ。週刊SPA!が現在介護をしている40、50代の男女200人に行ったアンケート調査で「お金の悩み」を聞いた結果でも「将来的にいくらかかるのか見当がつかない」(127人)、「月々の介護費用負担が大きい」(57人)、「親の貯金額などが把握できていない」(46人)という声が多かった。

介護にまつわる「お金の悩み」はなんですか?

 老後資金問題に詳しいFPの盒恐体瓢匯瓩蓮◆峅雜郤1人につき500万円は想定しておくべき」と話す。

「施設に入るにしろ在宅介護にしろ、介護費用は莫大です。時にはおむつ代に月5万円かかることさえあります。まずは親の現状の資産を把握し、年金収入を差し引いた持ち出しでどれだけ介護費用が賄えるかを確認しましょう」

 親のカネを聞くのは気が引ける人も多そうだが、「そんな時は自分の資産を紙に書き出して“見本”を用意し、同じように書いてもらうと親も納得しやすい」という。

認知症が進む前にやっておくべきお金の準備

 ほかにも、認知症が進む前にやっておくべきお金の準備は多い。

「まずは銀行預金の場合、ATM操作時に認知症を疑われると口座が凍結される恐れがあります。そこで『代理人カード』を作っておけば、万が一の時にも預金者本人に代わって親族が出入金できます。

 また、ゆうちょや共済預金を使う高齢者も多いですが、その場合は一緒に窓口に行って職員に顔を覚えてもらうのも、実は効果的です。

 その他の資産は基本的に郵送物で確認します。株や投資信託は取引残高報告書、不動産なら固定資産税納税通知書が送られてくるので、それらすべてを1か所にまとめて保管しておくと、いざという時に探す手間が省けます」

 ほかに資産別に注意点もある。

「例えば株式や投資信託は認知症が進行したら売買が停止されます。なので『何歳になったら現金化する』と決めておいたほうがいいですね。保険金の場合、受け取り時効は一般的に3年です。

 どんな時にいくら出るのかは、一覧表にしておくこと。盲点になりがちなのが、タンス預金や未上場株です。本人以外は知らないというケースも多いので注意してください」

「デジタル終活」にも事前準備が必要

 また、近年認知されてきているデジタル終活にも事前準備が必要だ。弁護士の伊勢田篤史氏が話す。

「使っているサービスのすべてのIDとパスワードをリスト化しておくのが理想ですが、相当な手間がかかります。そこで最低限やるべきは、端末のログインパスワードを知っておくことですね。死後にパソコンやスマホにログインできなくなり、業者に依頼すると費用が数十万円以上かかり、期間も半年以上かかる可能性があります」

 ちなみに、親の生前からネット金融機関などのアカウントまで直接管理するのは「規約違反に当たる可能性もあるのでやめておいたほうがいい」という。

「親の資産を把握するには預貯金のほか、クレジットカードの利用明細などから生活状況を把握するといいでしょう。複数のクレジットカードを利用している場合には、一枚にまとめておくと管理しやすくなります。その後、認知症が進行してしまった場合には、クレジットカードを解約して現金の手渡しにするという形も考えられます」

相続に備えて今から準備しておくことは?

 では、死後の相続に備えて今から準備しておくことは?

「相続は大なり小なり必ず揉めると覚悟することですね。生前から親のお金を管理するのであれば、現金出納帳をつけたり、かかった介護費用などを領収書付きで管理したり、親の資産の増減を“透明化”しておくこと。そうすれば揉め事を少しは軽減させられるはず」

 親のお金を把握し、相続が“争続”にならぬよう用心したい。
※週刊SPA!4月13日発売号の特集「親が死ぬ前にやることリスト30」より
(4月13日 週刊SPA!)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bb92fe4acec22b68f29cb9320ab1116061a1b29


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月08日

韓国の相続法

昨日、SG阪神いきかた研究会の勉強会を開催しました。

テーマは、「在日韓国人の戸籍と相続」。
講師は、鄭相憲行政書士。

韓国の相続は何度聞いてもややこしかった・・・(^^;

戸籍については、過去のブログで触れましたので、
今回は、相続人の順位と法定相続分についてレポートします。

韓国にある財産については、韓国法が適用されます。
当然、遺産分割協議書も韓国法に準拠。

注意点は、相続人の範囲と法定相続分が日本法と異なる点。
たとえば、日本法において相続人になるのはつぎの順。
 第一順位:配偶者と直系卑属
 第二順位:配偶者と直系尊属
 第三順位:配偶者と兄弟姉妹

これが韓国法では、
 第一順位:配偶者と直系卑属
 第二順位:配偶者と直系尊属
 第三順位:配偶者のみ!
 第四順位:兄弟姉妹
 第五順位:4親等内の傍系血族

配偶者が存命なら、兄弟姉妹は相続人にならないのね。

あと、法定相続分。
第一順位の場合、日本法なら配偶者が1/2、子の合計が1/2ですよね。

韓国法では、配偶者が子の5割増しというルール。
たとえば、子が3人の場合の相続分は、1:1:1:1.5。
配偶者は1.5/4.5で1/3になります。

これを知らずに、配偶者1/2の計算で財産を分配しちゃったりなんかすると・・・
怖いですね〜

在日韓国人は46万人といわれています。
1%が亡くなるとしても、年間4600件の相続が発生するわけ。

レアケースだからこそ、慎重に対応する必要がありますね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人

2021年04月03日

お札屋敷・・・

立川市に、近隣住民らを中傷する立て札が立ち並ぶ家があるようです。
たしかに尋常じゃない。

番組によると、こうなった原因は・・・
境界・・・_| ̄|○

数十年前、隣接地所有者と境界を巡る裁判をし、敗訴。
判決に納得できなくて、誹謗中傷がスタートしたんだとか。

さらに、自分の主張する部分に巨岩を置いちゃった。
緊急車両が通れなかったこともあったみたい。

貼紙には、「偽公文書を作製した」、「測量士はでたらめ測量をした」、
「まやかしの書類を作って裁判所に提出した」などの文字が。

久しぶりに見た境界争いの報道。
ドロドロですね・・・(^^;


【“お札屋敷”住民恐怖 家主宣言「死ぬまで続ける」】

住宅街の路地に沿って、無数のお札が立ち並ぶ不気味な光景。
近隣住民らを、名指しで中傷する言葉の数々。

近隣住民は「目障りですよ。あんなね、汚いことされたんじゃ」「色々書いてる家。“立て札の家”って」と話す。

近所の人たちからも恐れられる、通称“お札屋敷”。さらに、一面びっしり「死ね」と書かれた、大量のハガキや、大人の胸の高さほどもある、巨大な岩も。

何年にもわたり、繰り返される“嫌がらせ”。その張本人を直撃した。

■“お札屋敷”に住民恐怖 家主宣言「死ぬまで続ける」

東京・立川市の住宅街に立ち並ぶ不気味なお札。
お札が張り巡らされた塀の中には、大きな屋敷や蔵、銅像などがそびえ、異様な雰囲気が漂っている。

番組が初めてこの場所を訪れたのは、半年前。
書かれているのは、近隣の住民に向けられた誹謗(ひぼう)中傷の言葉。お札は確認されただけでも40メートルにわたり、約200枚に上った。
近隣住民は「ちょっと怖いですよね」「通る者としては、ああいうの見たくないですよね」と話す。

お札はすべて、この屋敷に住む家主の男性が1人で立てたという。
屋敷の中には、これから立てるつもりなのか、お札の“ストック”らしきものも。

■「大ばかもの」近隣罵る言葉“200枚”

家主はなぜ、不気味な嫌がらせをするのか?お札で名指しされているAさんに思い当たる節を聞くと…。

お札に名指しで中傷された“Aさん”:「分かんねぇ。話をあそこでしていたら、やつが帰って来てそれからだよ」「(Q.市の人と?)そうそう。ただあそこに立ってただけだよ2人でな」

Aさんは2年ほど前、“お札屋敷”と隣接する、市の施設の関係者と会話していたところを家主に見られ、その後から目の敵にされ始めたという。

住民の中には、お札だけでなく、直接、嫌がらせを受けている人もいる。
一面にびっしり「死ね」と殴り書きされたハガキ。
すべて去年、1年間に送られてきたもので、ハガキを積み上げると、20センチを越える高さになる。
差出人は書かれていないが、屋敷の前にも「くそぼうず」と書かれたお札が立っていた。

■進行妨げる“巨大岩”緊急車両に影響

目を疑うような光景は他にもあった。
市の施設の入り口付近に置かれた、5つの巨大な“岩”。
住民によると、これらの岩も、家主が勝手に置いていったものだという。

過去には、岩やお札が邪魔になり消防車などの緊急車両が通れなかったこともあったという。

いくつもの不可解な迷惑行為。これらの奇行は、数年前から繰り返されていた。
5年前に撮影された写真。「くたばれ三人のくせ者」と書かれたお札や、フェンスで組まれた囲いのようなものが置かれている。

住民によると、家主の嫌がらせは、この頃から始まったという。
近隣住民は「だんだん、その行為がエスカレートしていって、神棚持ってきてお札を並べたりね」と話す。

■灯籠を放置…強制撤去もすぐ設置

3年前の写真、フェンスにしめ縄が吊るされ、中にはなぜか、「神棚」がまつられている。
前の通りにも大量のポールが立てられ、さらに目を疑うような「置き物」も。
写っているのは、人の背丈より高い「石灯籠(どうろう)」。

近隣住民:「市役所が休みだとか、そういう時を狙って、あそこへバッと置いてやると。だから、石灯籠は撤去したんですよ。市が撤去」

市はこれまで、これらの置物を撤去するよう、家主に対して、書面で何度も要求してきた。
しかし、家主は応じないため、強制撤去。それでも家主の行動は収まることはなく、撤去しても、また新たに置かれるという、いたちごっこが続いている。

■めまぐるしく変わる 屋敷の“障害物”

取材を始めた半年前、屋敷の周辺には200枚ほどのお札や、巨大な岩などが置かれていた。
翌月には市が大部分を撤去したが、年末ごろから、またお札が増え始める。
先月29日には、再び石が置かれ、そして、先月31日には石も増えていた。

お札に囲まれた屋敷と隣り合う市の施設でも、こんな問題が。

近隣住民:「年に一回、小学生が社会見学に来るんだよ。みんな見てるわけだ、小学生が」
授業の一環で地元の小学生が訪れるため、保護者から、教育上良くないと苦情も出ている。

家主はなぜ、このような迷惑行為を繰り返しているのか。本人を直撃取材した。

■家主を直撃「文句あるなら来い」

“お札屋敷”に1人で暮らす、80代の家主。奇妙な行動を繰り返すワケを尋ねると、独自の主張を繰り広げた。

近隣住民の元に届いた「死ね」と書かれた大量のハガキについて、家主は…。

家主:「(Q.お寺にはがき送ってる?)送ってますよ」「(Q.毎日出してる?) 出してる」

自分が送ったことをあっさりと認めた。

家主:「(Q.自分の名前書いてないですよね?)書かなくたって分かるじゃん。文句あんなら言ってこいっていうの。それでいいじゃないですか」

近隣住民が安全対策のために、ふたをした水路。景観を損ねたと腹を立てた家主は、ハガキを送り続けて抗議しているのだという。
家主は「裁判で負けた。悔しいから、こういう看板を立てて抵抗してるの」とも話す。

■過去に土地トラブル…敗訴に抗議か

家主は数十年前、隣の土地の所有者と境界線を巡り、裁判となったが、敗訴。
判決に納得できない家主は、腹いせに、相手を誹謗中傷するお札を立てるようになったという。

さらに…。

家主:「(Q.大きな石はお父さんが置いた?)そう。大きい石をどうやって運ぶかっていうと、ソリ」

巨大な岩は、もともと家の敷地内にあったもので、家主が1人で運んだという。
岩が置かれた当日の様子を見ると、確かに岩はソリの上に乗せられていた。

家主:「私が主張している三角(の土地)が、取られちゃうからやってるんだから。(Q.お父さんの土地?)そうです。それを主張してるの」

岩を置くことで、この土地が自分のものであると主張する家主。その怒りは、収まるどころか、日に日に膨らんでいく。
その後、争われた隣の土地は、市に譲り渡されたが、家主は未だに判決に納得がいかず、お札を立てて抗議しているのだという。

■近隣中傷も「こっちの方が怖い」」

一方、裁判と無関係な住民Aさんをお札で名指ししていることについては…。

家主:「(Aさんが)役所に連絡して、こういうことやってるってことで。説明をしてるんですよ。分かんない人が説明してたってしょうがない。余計なことやってるなと思って」

以前、現場を確認するため市の担当者や警察が来た時、Aさんが説明していたのを見て、不満を抱いたのだという。

だが…。

家主:「(Q.直接、文句は言わなかった?)何されるか、分かりませんよ」「(Q.周りの人がお父さん(家主)を怖がっちゃってる)怖がってるって、こっちのほうが怖いよ」

家主にとって、お札は自分の声を発信できる唯一の手段となっている。

家主:「(Q.気持ちを書いてる?)そうです。嫌がらせじゃない」「(Q.『死ね』とか書かれると、気持ち良くないですよね?)気持ちは良くないけど、その気持ちが良くないくらい(自分も)気持ちが悪いの」「(Q.お父さん(家主)が罪に問われちゃうかも)それでもいいです。それは覚悟の上です」

■いたちごっこ「死ぬまでやる!」

去年11月、市はお札と岩を強制的に撤去。住宅街は平穏を取り戻したかに思えたが、現場にはまたしても、Aさんを名指しするお札があった。
屋敷の倉庫には、立てられていたお札の数を、はるかに超える量のストックが準備されていた。

家主:「するべき主張をしないと、それを認めたことになっちゃうから。信念を貫いてあそこに置いてるわけ」

嫌がらせのお札を立てる度に、市に撤去される、いたちごっこ。

家主:「片付けられたけども、片付ければまたやる。またやる!死ぬまでやる!」「(Q.死ぬまでやる?)私が生きてるうちは」
(4月1日 テレビ朝日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000211654.html


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2021年04月02日

安満遺跡

高槻市の安満遺跡を活用した安満遺跡公園が前面開園したそうです。

阪急電車から見えてたけど、京大付属農場だと思ってました。
環濠集落だったとは・・・

これは行かないと。


【安満遺跡公園、憩いに来て 高槻、全面開園】

 弥生時代の環濠かんごう集落跡として知られる高槻市の国史跡「安満あま遺跡」を活用した「安満遺跡公園」(22ヘクタール)が全面開園した。中心市街地に位置する甲子園球場5個分の広大な公園で、遺跡を再現したエリアや芝生広場などを整備した。運営に市民が関わっているのも特徴で、3月にあった記念式典には市民約1000人が参加して完成を祝った。(阿部健)

 阪急高槻市駅から徒歩10分の距離にある安満遺跡は1928年、京都帝国大(当時)の付属農場の建設時に発見された。居住域と、稲作が行われた生産域、墓域の三つがそろって確認された点が貴重だと評価されている。京都大付属農場があったため、これまで地中に眠る貴重な遺構は開発を免れてきた。

 開発が制限され、研究施設の新設などが困難だったため、付属農場は2016年、京都府内に移転。跡地を取得した高槻市は、防災機能を兼ねた公園の整備に着手し、2年前には多目的室などを備えた「パークセンター」や、レストランなど4ヘクタールが先行開園していた。

 3月27日には残りの18ヘクタールがオープンし、全面開園。地中に遺構が眠る場所に芝生広場を整備したほか、かつて集団墓地になっていた場所の一角に土を盛るなどし、墓地や水田を再現した。1930年に建てられた欧風木造建築の旧付属農場本館は、レストランや休憩スペースなどとして活用。1000平方メートルの大屋根を備えた広場や、カフェなども整備した。

 27日に開かれた式典では、約1000人が一斉にクラッカーを鳴らして祝福。浜田剛史市長は「遺跡を何としても保存したかった。全国に誇れる公園ができた」とあいさつした。

 市民らが2017年に結成した「安満人あまんど倶楽部」(約100人)は、公園内で古代米を栽培し、中秋の名月を楽しむ観月会などのイベントを開いている。竪穴式住居のモニュメントを制作中で、浜田正広会長(72)は「長続きするような市民目線の活動で、公園をつくり続けていきたい」と話していた。
(4月2日 読売新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人