2011年09月20日

私が相見積りをお断りする理由

私は、相見積りは一切お断りしています。
例外なく「他所でどうぞ」って。(^^;

先日、お客様と、この話題でめっちゃ盛り上がっちゃった。
(ちなみに、このお客様も価格設定にはこだわりをお持ち。)

私自身、考えを整理できた部分もあるため、
この機会に文面にしておきますね。

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私たち土地家屋調査士が扱う「表示に関する登記」は、
現況(=あるがまま)を公示するのがその役割です。

不動産登記法などによって手続きが定められているため、
土地家屋調査士の裁量で登記事項が変わることはありません。

つまり、全国17,000人の土地家屋調査士の誰に依頼をしても、
最終的に公示される登記記録は全く同じものになります。

結果が同じだったら、
値段の安い方がいいと考えるのは当然の流れ?

・・・いいえ! それは違うんです!

たとえば、私がお手伝いさせていただいた地積更正登記は、
単なる登記記録の修正なんかじゃない。

依頼主であるお客様が、次世代の安心を願う想いや、
隣接地所有者の方々が、地域の円満を願う想い等々・・・

みなさんの想いを基に築き上げた人間関係そのものなんです。

私は、お客様を「代理」する人間として、
汚れた作業服でなくスーツに身を包み、
何度もお隣さんのところへお邪魔し、
子孫や地域に対する想いを共有し、
笑顔で筆界確認書に押印いただく・・・

お客様とお隣さんをつなぐ潤滑油としての私の貢献度は小さくないはず。

つまり、私が納品する測量成果は、単なる登記記録じゃなく、
私を含めたみんなで築き上げた円満な近隣関係なんです。

当然、それ相当のコストがかかります。
これを疎かにする同業者と、価格面のみで比較されるのは心外。

だから、最初から相見積りはご遠慮いただきたいんです。
安い土地家屋調査士は、他にいくらでもいますし・・・

「次世代に安心を残す」ために「和田に任せたい」と
お考えの方からだけ、ご連絡をいただきたいと存じます。

私を必要としてくださる方だけに全力を注ぐために。


※相見積りはお断りしていますが、予算のご相談は歓迎です。
 「お前にやってほしいけど、○○円しか予算が無い。」はお気軽に。
 あくまでも、「和田に任せたい」をスタートにしてくださいね。(^^;


土地家屋調査士 大阪 和田清人

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