2018年10月04日

「空家問題」

昨日、大阪土地家屋調査士会北支部と大阪司法書士会北支部・西支部合同の
研修会に参加してきました。

テーマは、「空家問題」。
講師は、大阪司法書士会 空家問題対策検討委員長の河田真一さん。
遺産分割や長屋や借地など、多岐にわたって問題点を示唆いただきました。

私自身、今まで意識していなかった視点が、
換価分割と代償分割の税金・社会保険料の違い。

たとえば、4人きょうだいで空き家を相続したとします。
誰か1人が窓口となって売却し、そのお金を分けようとする場合、
遺産分割協議書の文言は下記のようになります。

ヾ慌訴割
 「代表者Aが空き家を相続。
  速やかに売却し、売却代金から費用を控除した残金を全相続人に配分。」

代償分割
 「代表者Aが空き家を相続。
  相続の代償として、売却代金から費用を控除した金額を算出し、
  その金額を基にした法定相続割合分を他の相続人に交付する。」

微妙な違いですが、換価分割では相続人全員が譲渡所得税の申告をし、
代償分割では代表者Aだけが譲渡所得税を申告します。

ここで、たとえば相続税の取得費加算が使えるかとか、
小規模宅地の特例が使えるかとか、
各相続人の国民健康保険料や介護保険料のアップはどれくらいかなど、
相続税・譲渡税トータルで有利不利を比較する余地があるってこと。

税理士にシュミレーションを依頼するにしても少し時間がかかりますから、
やはり早い段階からご相談いただく方がいいですね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 10:01│Comments(0)相続・相続税 

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