2019年06月17日

新世界・・・

関テレの「報道ランナー」で、新世界の民泊を特集したようです。

関空に近く、京都・奈良にも行きやすく、価格も安いため、
中国人投資家が買っているんだとか。

シャッター商店街が再生するのはいいことですが、
民泊に関してはこんなお声も。

「シャッターが開くだけであって、直接営業にはつながらない。」

民泊を開業しても寝るだけだったら地域活性にはなりませんもんね。
やはり、いかに地域と連携できるかがポイント。

あ、そうそう。
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【大丈夫?大阪「新世界」に殺到する中国人「民泊」投資の実態】

大阪・新世界近くの商店街で急増している「民泊」。
なぜ商店街に民泊が?と驚きを隠せない地元の人たち。

取材を進めると、中国人投資家がかかわっていることが見えてきました。

投資家らが新世界に目をつける、その理由とは?

■シャッター商店街に「民泊」が次々と…なぜ?
すっかり人気観光スポットに成長した、大阪・新世界。行き交う人は、ほとんどが外国人観光客です。

Q:大阪はどうですか?
【マカオからの観光客】
「ベリーグッド。とてもクールだ。すべてが楽しかった。大阪の人はとても親切です」

【中国からの観光客】
「串カツを食べ終わったばかり。とてもおいしかった!」

そんなメインストリートから一本外れたところに、小さな商店街があります。

「新世界市場」、まわりの賑わいとは打って変わって静かな、いわゆるシャッター商店街です。

100年以上の歴史がある新世界市場は、最盛期には生鮮食品や日用品を販売する50店が軒を連ね、地元の買い物客でにぎわっていました。

しかし、20年ほど前から、店主の高齢化や大型スーパーの出店が原因で徐々に客が減り…現在営業している店は15軒です。

【記者リポート】
「そんな新世界市場に、変化が起きています。閉じていたシャッターが開いて、次々と『民泊』がオープンしているんです」

もともと文房具を売っていた店を、去年11月、愛知県の運営会社が購入しリフォームしました。

和風の部屋が外国人観光客に人気で、連日予約で埋まっています。このような民泊が去年の末頃から急激に増え、現在商店街の中に6軒あります。

【記者リポート】
「こちらも民泊だそうですが、入口の看板になんて書かれているのか…ちょっと読めないですね」

調べたところ、これは「養心殿」(ヨウシンデン)と読むそうです。

養心殿とは「清王朝の皇帝の居室・執務の場所」のことで、それほど良い宿泊施設であることを表わしたいようです。

■民泊の所有者は「中国人投資家」
運営サイドにも話を聞こうと、所有者を調べたところ、商店街が直面している、ある現状が浮かび上がってきました。

不動産登記簿などによると、民泊6軒のうち4軒の所有者が、日本に住んでいない中国人などだったのです。

改装中のこの物件も、去年9月、中国人が投資のために購入。もともとは生田数枝さんが一人で切り盛りする手芸用品の店でしたが、去年5月、和枝さんは93歳で亡くなりました。

Q:数枝さんがお仕事続けてきたのはなぜ?
【数枝さんの親戚で新世界市場で衣料品店を営む・生田秀夫さん】
「さみしいから。あと、いわゆるボケ防止。開けてたら古い方が『どうしてんの』ていうて。台があったから、そこに座って、お茶飲みながら世間話」

数枝さんの子どもたちは店を継がず、そこにアプローチしてきたのが、中国人投資家でした。

【生田秀夫さん】
「買いに来てたのはありました。でもそんなん嫌やし、もう私死んでからやってくれ、自分はようせんからと。中国人が3組くらい違う人が来たらしいです。最後に来た中国の人が決定打で。どうしてもここの市場自体がね、物販では成り立たないですから。たぶんほぼどなたも継いでくれる人がいないので、そしたら売却してあとは野となれ山となれというか」

■言われてみれば…空港・観光地が近く、価格も手頃
商店街に目を付けた中国人投資家の思惑とは…?

新世界市場の3つの物件を仲介した、不動産業者を訪ねました。

この業者は、中国人投資家だけを顧客にしていて、従業員もほとんどが中国人。5年前に開業し、大阪だけですでに数百件の売買を成立させています。

Q:起業した5年前くらいから注目集まってた?
【華森社・金澤宏樹社長】
「そうですね。そのときくらいから日本の不動産が熱くなってきたんですよ。うちが始めたのはちょうどそういう時期だったんで」

なぜ中国人投資家が大阪に、中でも新世界に投資するのでしょうか。

【華森社・金澤宏樹社長】
「いま観光地としては人気があるスポットだと思う。交通はまず便利な場所なんで、あとは近くに通天閣もあるし、観光客が多い。民泊がそれなりに需要がありましたね。もともとは、今よりは安かったんです」

Q:手ごろな価格?
【華森社・金澤宏樹社長】
「手ごろというか…まぁまぁ…今も手ごろだと思いますけど」

この業者が最近、新世界周辺で実際に取引した価格帯は1000万円〜2000万円だそうで…

【華森社・金澤宏樹社長】
「(大阪全体では)何百万円から数十億円までの幅があるので、富裕層だけじゃなくて中間層の人たちも投資しやすい価格の物件がある」

実際に、新世界市場の民泊に泊まっていた客に話を聞くと…

【中国からきた観光客】
「通天閣と近いし観光スポットに行くのも便利です。地下鉄も便利だし、USJにも行きやすい。市の中心部にも近くて、買い物も便利です」

空港が近く、京都・奈良にも行きやすい交通の便の良さ、さらに価格の安さが後押しして、中国人投資家の買収が進んでいるのです。

■中国の芸能人も、大阪の不動産に投資
この不動産業者が注目しているのは、新世界だけではありません。黒門市場の近くで、民泊に改装中の物件を見せてもらいました。

【華森社・張和営業部長】
「こちらもともとぼろぼろの古屋敷だったので、去年仲介してリノベーションして、こんな感じになったんですよ。10年20年くらい空き家だったので」

Q:泊まりたい人はたくさん?
【華森社・張和営業部長】
「いっぱいですね。言ったらここは民泊の激戦区。中国の芸能人もここらへんで買っているんですよ。めちゃ有名な人で」

Q:売りに出てる物件がたくさんある?
【華森社・張和営業部長】
「あんまりないですから、一軒出たら皆買いたい感じ」

■商店街では…賛否が分かれる
商店街としての機能が失われ、急速に民泊が増えている新世界市場。店を営業している人たちの意見も、割れています。

【弁当店の店主】
「めちゃくちゃ否定的でもないねんけど。どんな動きであれ、人が出入りするのは賛成は賛成。どんな形であれ人を呼ぶ形のほうがいいなとは思ってます。あと3年で閉店しようかな思ってるんですけど…どうしよう」

【茶葉店の店主】
「何も商売されずにただ民泊だけされるのはこれ以上増えたら困るなと思う。将来的に考えると絶対マイナスと思う。シャッターが開くだけであって、直接営業にはつながらない。デメリットのほうが多いと思います」

■今後も拡大、地域の将来像を描く必要性
民泊市場に詳しい専門家は、「民泊への投資は今後も拡大するため、地域の将来像を今のうちに描いておく必要がある」と話します。

【りそな総合研究所・荒木秀之主席研究員】
「従来のコミュニティと街の成り立ちとのバランスは当然必要になってくる。かといって閉まったままの店もまずいですから、うまく調整しながらというのが理想だと思う。そのあたりでエリア全体の先々の理想像を改めて見直すというか、話し合って決めるということも必要かもしれませんね」

10年後、商店街の景色は、どのように変わっているのでしょうか。
※カンテレ「報道ランナー」 2019年6月13日放送 『特命報道ツイセキ』より
(6月15日 関西テレビ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00010000-kantele-l27&p=1


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 13:50│Comments(0)不動産よもやま話 

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