2020年08月19日

所有者と連絡取れない・・・

豪雨被災の人吉市で、泥まみれの家具等が散乱したままの家があるようです。

そう、所有者と連絡が取れないから・・・_| ̄|○

空き家も家具も私有財産だから、市も腰が引けますよね。
「慎重に対応する必要がある」。

でも、迷惑しているのは地域住民。

「公共の福祉」を再定義する必要があるのかもしれませんね。


【所有者と連絡取れない…豪雨被災の空き家が問題化 片付け進まず】

 7月の豪雨で甚大な被害が出た熊本県南部で、被災した空き家が問題化している。所有者が遠方にいたり、連絡が取れなかったりして片付けが進まず、危険な状態で放置される恐れがあるからだ。周辺住民らは「勝手に入って片付けるわけにもいかず…」と悩ましげだ。

 広範囲にわたって浸水被害に見舞われた人吉市街地。その一角の下新町で20年以上空いている2階建ての民家を、町内会長の家城正信さん(69)が心配そうにのぞき込む。壊れた扉の間からは、泥まみれの家具などが散乱したままの屋内が見えた。「放っておくわけにもいかないが、何せ連絡が取れない」

 50世帯弱の下新町でも、10軒ほどが空き家だ。家城さんが知り合いを通じて何とか連絡を取り、「任せる」と言われた建物はボランティアの助けを借りて中を片付けた。ただ、全く連絡が取れない家が1軒残る。近く市に相談するつもりだ。

 総務省の2018年調査によると、人吉市の空き家率は19・3%で、全国の13・6%や熊本県全体の13・8%を上回る。市が空き家対策の計画策定のため、17、18年に実施した独自調査でも、800軒近い空き家を確認しており、市街地にも多数存在する。

 市には、別の町内会長からも「空き家が手付かずのまま残っている」といった相談が寄せられている。市は現状を確認し、所有者を調べて電話やメールで片付けを促しているが、被災したとはいえ、空き家も家具も私有財産。井上敬明環境課長は「慎重に対応する必要がある」と話す。

 球磨村でも少なくとも約70軒の空き家を確認しており、同様の懸念が生じている。ただ「実態把握までは手が回らない」(災害ごみ対策班)のが実情だ。

 八代市と芦北町は、罹災[りさい]証明書が本来発行されない空き家についても、市や町で被害認定調査を行い、半壊相当以上なら公費による解体・撤去の対象にする方針という。ただ、あくまでも所有者からの申請が大前提。2市町の担当者は「申請がなければ対応できない」と困り顔だ。
(8月18 熊本日日新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 11:18│Comments(0)空き家 

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