2021年12月15日

「不動産業界のニューノーマル」

昨日、大阪府不動産コンサティング協会の研修会を開催しました。

テーマは、「〜コロナはいったい何をもたらすのか〜
      不動産業界のニューノーマル」。
講師は、有限会社ワイズシップスの谷津正樹さん。
いろいろな角度から、不動産業界の今後をお話しいただきました。

コロナの影響で、最もダメージが大きかったのは、宿泊業の前年▲28%。
これ、インバウンド絡みなら▲80%だって。
次が飲食店で▲17%。

逆に伸びたのは、電気通信の+11%、教育の+8%、そして、不動産が6.2%。
東京の不動産なんか、完全にバブルだったようですし。

この原因のひとつが外資マネー。
東京オリンピックで「日本」が世界に発信されたことと、
日本の不動産が世界的に見てお買い得なのが理由。

ただ、これは手放しで喜べないんですよね。
日本だけが20年間成長していないことの裏返しだから。

世界経済に占める日本のGDPは、
1995年に17.6%だったのが、2017年には6.1%に・・・_| ̄|○

さらに、日本の中でも格差が広がっています。

ひとつの指標が、「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)。
経済、研究開発、文化交流、居住、環境、交通アクセスの6分野で順位付け。

これによると、東京は2012年の4位から2021年は3位に。
大阪は、2012年の17位から2021年は36位・・・

たとえば、「居住」分野の「働き方の柔軟性」という項目について。

東京は、駅前のコワーキングスペースなどの供給が進んでいて、
1週間あたりの通勤回数が昨年8月と変わっていないんです。(3.7回)
リモートワークが定着、つまり、働き方が柔軟ってこと。

一方、大阪は、3.5回/週から4.0回/週に戻っちゃった。

このあたり、多様な働き方に合わせた場所や空間の提供が解決策だとすると、
それを担うのは不動産業界ってことですもんね。

GPCIを意識したまちづくりを考えていきたいですね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 20:30│Comments(0)不動産よもやま話 

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