2023年01月16日

空き家問題啓発ゲーム

鯖江市の職員が、空き家問題啓発のボードゲームを考案したそうです。

ゲームは、空き家をリフォームしていくもの。

サイコロの出目に応じて、「外壁が崩れて子どもがけがをする」、
「屋根裏にハクビシンがすみつく」、「庭の草木を除草・剪定する」、
「市役所に耐震改修の補助金を申請」などのイベントが用意されているみたい。

ターゲットは中学生などの若い人たち。

進学や就職で県外で暮らすようになった際に、
実家をどうするかをイメージしてもらうわけですね。

面白い取り組みですね。
ぜひ一度、ゲームの内容を拝見したいですね。


【空き家問題啓発ゲーム 自宅の将来、家族で考えて】

 高齢化の進展などに伴い、全国で空き家が増えている。そうした中、鯖江市は若手職員が考案したボードゲームを使って問題点や管理、活用方法を市民に伝える取り組みを始めた。昨年12月には東陽中で出前講座を開き、ゲームを通じ生徒に市内の現状や空き家を発生させない方策などを紹介。大勢で楽しめるボードゲームの特徴を生かし、自宅の将来について家族で話し合っておきたい。

 空き家は1年以上、誰も住んでいない、または何も使われていない住宅と定義される。総務省の2013年調査によると、全国の空き家数は約820万戸。7戸に1戸が「無住」「不使用」という計算になる。鯖江市は昨年4月1日現在、市内604戸の空き家を把握しており、年々増えているのが現状だ。

 空き家発生の背景の一つが高齢化。お年寄りが老人ホームや子どもの家に転居したとき、もともと住んでいた自宅が放置されていくケースが少なくない。今後「団塊の世代」が80歳代になっていき、さらなる増加が見込まれている。

 こうした状況を踏まえ、鯖江市の若手職員が提案したのがボードゲームによる「予防策」だ。とりわけ中学生など若いうちから空き家問題を自分ごとと捉えてもらうことに主眼を置く。進学や就職で県外で暮らすようになったとき、実家を将来どうしたらよいか。住まなくなった家は傷みが早く、長く放っておけば資産価値が低下。倒壊・破損の危険、周辺の住環境や治安の悪化、ひいては地域活力の低下にもつながる。

 ボードゲームでは、サイコロの出目に応じたカードに応じ架空のお金を支払ったり、もらったりしながら空き家をリフォームしていく。カードは全20種類。グレーのカードだと「外壁が崩れて子どもがけがをする」「屋根裏にハクビシンがすみつく」などして支出が求められる。一方、「水道の通水を確認」「庭の草木を除草・剪定(せんてい)する」といった青の管理カードや、「市役所に耐震改修の補助金を申請」などの緑のカードなら収入が得られる。

 老朽化した危険な空き家を解体したり、空き家の管理を業者に委託したりする場合、費用の一部が補助されることは、問題に直面しないと多くの人が積極的に知ろうとしないのではなかろうか。鯖江市は、そんな情報や知識をゲームを通して伝え、“予備軍”の早期相談につなげたい考えだ。

 自宅を建てたときの苦労や喜び、各部屋に詰まった思い出もあり、取り壊しや売却、利活用などに踏み切るには抵抗感は強い。ただ、親が亡くなったり、著しく価値を低下させたりする前に、将来を見据えておくことは肝要だろう。
(1月14日 福井新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人

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