相続専門FP

2023年11月15日

「親族が亡くなったあと最も困ったタイミング」

終活の情報メディア「終活瓦版」が、
ご親族が亡くなった際に困ったことがある方にアンケートを実施しました。

困ったランキングは、
 1位:お通夜、葬儀関連
 2位:相続や不動産関連
 3位:遺品整理関連
 4位:行政やサービスなどの手続き関連・・・
と続きます。

その中身をよく見ると、等身大の姿が浮き彫りになりますね。
「そんな当たり前のことを?」っていう内容もチラホラ。

どれだけ偉そうなことを言っても、結局はドタバタするんですけど、
少しでも「遺族の負担を小さくする」ための視点で、
終活に取り組んでくださいね。


【200名に聞いた】親族が亡くなったあと最も困ったタイミングTOP5!大変だったエピソードも大調査

終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也、URL:https://hayashi-grp.com/ )は、ご親族が亡くなった際に困ったことがある方対象に困った内容に関する調査を実施しました。

調査期間:2023年10月11日〜2023年10月17日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:ご親族が亡くなった際に困ったことがある方限定
有効回答人数:200名

人との別れは突然訪れるもの。ご親族が亡くなったとき、悲しみ暮れる暇もなくさまざまな手続きなどに追われてしまうこともあるでしょう。

遺品整理や生前整理も行う林商会ではサービス向上のため、具体的にどのような場面で困難が訪れるのかアンケート調査を行いました。

親族の死後に最も困ったタイミングTOP5!

親族の死後困ったランキング
(N=200名、単一回答。2023年10月11日〜10月17日に実施したインターネット調査による)

お通夜、葬儀関連…59票
相続や不動産関連…47票
遺品整理関連…44票
行政やサービスなどの手続き関連…24票
その他…14票
お墓関連…8票
法要関連…2票
仏壇関連…2票

ご親族が亡くなった後、最も困ったタイミングとして一番多かった意見は、「お通夜、葬儀関連」によるものでした。そして「相続や不動産関連」「遺品整理関連」が続く結果となりました。

5位までそれぞれ詳しいエピソードとともにご紹介するのでご覧ください。

【1位】お通夜、葬儀関連…59票

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・準備が大変だった

結婚して長男が生まれた頃、同居の祖父が大往生しました。家は田舎で周りにも親戚がたくさん住んでいる様な地域。当然お通夜は自宅で行う事になりました。何時であろうと親戚は徒歩圏内にいて、すぐに駆けつけそうな勢い。困ったのは、私たちが使っていた部屋が仏間に続く部屋だった事。そして、その部屋を空っぽにしないとお通夜ができないので、即刻片付ける様にと言われたのが夜の10時頃。当時お腹に第二子がおりましたが、長男の世話もそこそこに主人と死に物狂いで部屋を片付けました。その後、セミダブルのベット枠を運んだことを知った妹に、お腹の子に障ったらどうするんだと怒られましたが、親戚の到着にはなんとか間に合いました。(40代女性)

急に亡くなったということもありましたが、遺影の写真をどうするかで困りました。最近では遺影の写真を生前に取る方もいますが、そんなこともしておらず、故人があまり写真を撮ることがなかったので、家に写真がほとんどなく、どうするか大変でした。(40代女性)

亡くなった後にすぐに業者と葬式関係の打ち合わせをするなど、感情に浸る時間がなかった。(20代男性)

親族への訃報の連絡、お寺や葬儀屋の手配準備など何処までの人を呼んで、どこの葬儀屋に連絡すればいいのかが最初わかりませんでした。何を準備してどうすればいいのかチンプンカンプン。近所に詳しい人がいたので教えてもらいながら準備を進めることが出来ました。(30代男性)
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葬儀関連の中でも最も多かった意見として、準備が大変だったという声が挙げられました。

訃報は突然訪れることが多く、悲しんでいる暇もなく葬儀の準備に取り掛からなくてはいけません。

また、葬儀の準備は人生で何度も経験することではないので、初めてのことに戸惑った人も多いようでした。

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・誰まで連絡するか悩んだ

アドレス帳などを見ながら故人の知人に逝去の報を電話で入れるのですが、どこまで知らせるべきか困りました。中には信じてもらえず、イタズラだと思われました。(40代男性)

二年前新型コロナ禍がとても騒がれていた時期に義母が他界し実子のみ列席で直葬する事に決めましたが、実子の配偶者と孫達をはじめ他の親族や義母とご縁がありお世話になった方々も一切最後のお別れが出来ない形となったので、怒る人も出てその対応と説明が大変で困りました。(40代女性)
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葬儀の準備とも被りますが、故人の知人に連絡を入れる際、どこまで知らせるべきか判断が難しかったとの意見もありました。

また、コロナ禍での葬儀は人数が最小限となるため、声がかけられなかったことでトラブルにもつながったようです。

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・お通夜や葬儀当日のハプニング

コロナ禍で太ってしまい、礼服が入らず服に困った。また、黒のパンプスもヒールのゴムと、ヒールの合皮が劣化して割れ、急いで買いに行った。(40代女性)

初めてお葬式に出席したため焼香の方法がわからず、親の行動を見よう見まねでやっていた。(20代女性)

お通夜の際に、来ていただいた方に配られる、メッセージカードのようなものが、足りなくなってしまったことです。若くして亡くなったことと、仕事関係の繋がりが多く、非常にたくさんの方が来てくださり、一旦親族に配ったものを回収して、配ることで、なんとか繋ぎ止めました。(30代女性)
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若年層だとそもそも葬儀に参列するのが初めてで、作法やふるまいなどを知らず困ったとの意見もありました。

また、お通夜では想定していた人数よりも多くの方が訪れ、準備物などが不足するなどのトラブルが発生したとの声も。

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・急な大金の出費に困った

戒名代がすごく高かった。また、葬儀後すぐに大金を支払わなければならず、お金が無かったので困った。(40代女性)
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葬儀などで発生する戒名やお布施などは現金で支払う必要があるため、急な出費に戸惑ったとの意見もありました。

何度も経験することではないので、費用の相場を知らず準備が困難だった人もいたようです。

葬儀関連は、亡くなったあとすぐに執り行う必要があるため、バタバタと時間に追われ大変だったとの意見が多く占めました。

【2位】相続や不動産関連…47票

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・手続きが大変だった

通帳や登記簿など大事な書類関係を個人である母は生前にどこかに隠してしまい、結局見つからないものもありました。(40代男性)

一度で終わる手続きではないし、かなり時間もかかるし銀行へいく必要もあってかなり大変だと感じた。(20代女性)

私の場合は兄弟とも疎遠だったので遺産相続人を探すところから始めたのでとても大変でした。(30代女性)

車の相続で、所有者がディーラーになっていて、手続きがなかなかすすまなかったことです。(40代女性)

亡くなった夫は再婚だったため、前妻との間の成人した2人の子ども達と連絡を取り合わなければならなかった上、これまで一度も話したことのない前妻ともやり取りをしなければならず、非常に進めにくかった。(40代女性)

死亡届を出した瞬間銀行口座が凍結してしまい下ろすまでの手続きの大変さと面倒さがかなりあった(30代女性)
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最も多かったのは相続関連の手続きが大変だったとの意見でした。

そもそも遺産の総額が分からず調べるのに時間を費やしたり、手続きのために疎遠な関係性の人と連絡を取る必要があったり、状況によっては複雑な手続きを行なわなければならない場合も。

あまりにも面倒で、現在も話が保留となっているという声もありました。

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・遺産の分配でのトラブル

遺言書が出てきたので、貰える金額に納得できない兄弟がいて揉めてしまいました(30代男性)

田舎の大きな家で、畑や田んぼもあります。ですが父を入れて4人の兄弟はそれぞれに言い分が違く、土地が欲しい者、土地はいらないから現金が欲しい者、そして父の長女である私がゆくゆくはその土地を継ぐ事に反対している者がおり、祖父亡き後10年経過していますが、今だに名義変更できていないそうです。(20代女性)

祖母が亡くなった際に、相続に関してカレンダー用紙の裏に書いていたため効力は無いと言われてしまった。(30代女性)
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続いては遺産の分配によるトラブルも多く挙げられました。

故人がきちんと整理していなかったり、法的効力のある遺言を作成していなかったりすると、残された遺族たちで遺産分割について話し合う必要があります。

すると当然意見が割れることもあり、トラブルにつながったということでした。

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・思わぬ出費が発生した

持ち家の庭ががけ崩れして下の畑の持ち主に迷惑かけていてその崩れた岩を撤去するのに300万かかると言われ、土地も地盤も悪いとこのため家を売ってもお金にならず結局修繕費の方がかかってしまった。(30代女性)

亡くなった親族に隠れた借金があった。昨年、親族が癌で亡くなりその死亡保険金等兄弟で話し合っている時、郵便が… 開いてみると、300万程の借金があったのです。決して払えない額では無いのですが、親族を亡くし悲しい気持ちの中、相続問題で揉めたくないので遺産放棄致しました。(30代男性)

祖父の死後、祖父がかつて家族に内緒で負の相続をしていたことが発覚。その負債を知らずに単純相続してしまったので祖母や母にまた負の相続が発生してしまいました。(30代女性)
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思わぬトラブルとして、相続で想定よりも費用が発生してしまったとの意見や、借金が発覚したとの意見がありました。

遺産がもらえるどころかマイナスに…。

相続する際は、事前に負債がないか調べる必要があるようです。

【3位】遺品整理関連…44票

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・物が多くて大変だった

祖父が突然亡くなったので、100坪以上ある実家の遺品整理が大変でした。祖母もわからないものがたくさんあり、家族総出で整理をしました。数ヶ月掛かりました。(20代女性)

とにかく物が多く整理ができていなかったため、何日もかけて自分たちで振り分け、業者を頼んだりして整理したこと(30代女性)
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最も多かった意見として、物が多く整理が大変だったとの声が挙がりました。

自分たちだけでは到底手を付けられず、業者に依頼しても大変だったとか。

世代によっては物を大事にとっておく傾向にあり、遺品整理をしていない場合はかなりの日数がかかることもあります。

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・本人の希望を聞いておらず判断に迷った

遺品について事前にどうして欲しいかを家族の誰も聞いておらず、特に大量の人形やぬいぐるみはそのままゴミとして出すのも忍びなく結果手つかずになっている。(40代男性)

趣味で収集していたものの価値が自分にはわからず、でも価値のわかる大切に扱ってくれる人に譲りたく探すのが大変だったのと、処分するものの不要品回収に何度も来てもらうのにお金も時間もかかって苦労した(20代女性)
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事前に意向を聞いていなかったことにより、遺品をどう取り扱っていいかわからなかったとの意見も。

特に、趣味で収集しているものなどは価値が判断できず、かといって生前故人が大事にしていたものを処分しづらく、時間がかかってしまうようです。

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・大事な書類などが見つからず困った

本人宛の郵便物のなかでも重要書類がどれなのか、必要、不要の振り分けが大変だった(30代女性)

旦那さんのお祖父さんが亡くなった時お祖父さんの銀行の通帳など入っていた巾着袋が見つからなくて困りました。(40代女性)

通帳関連を誰にも見つからない場所に隠していたため、捜索するのに何日もかかり、やっと見つけたと思ったらほとんど一文無しだった。(30代女性)
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遺品整理ではただ物を整理するだけでなく、今後の相続などのために大事な書類などを探すためにも行われます。

しかし、故人が用心深い人だった場合は、通帳や印鑑を隠していることもあり、なかなか見つけるのが大変だったとの意見も。

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・急ぎで整理するのが大変だった

市営住宅に住んでいる祖父が亡くなった際、整理する日数がほとんどなかったから。一人暮らしで荷物も多いけれど、借りたままにできず1日でも早く退去と言われていたので、片づけるのが本当に大変だったため。(30代女性)
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故人が賃貸物件に住んでいると、ゆっくり遺品整理を進めることができません。

退去日までに早急に整理する必要があるため、葬儀後に一息つく間もなく遺品整理を行なって大変だったとの意見もありました。

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・デジタル遺品が大変だった

パソコンやスマホの手続で、父にしかわからない状態が大半だったこと(30代女性)
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現代だからこその悩みとして、デジタル遺品の取り扱いに困ったとの意見も。

デジタル遺品ではスマホなどの契約解除のほか、パスワードなどを控えていない場合パソコンの中を整理するのも一苦労です。

【4位】行政やサービスなどの手続き関連…24票

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・必要な手続きがわからず苦労した

死後の手続きにはどんなものがあるのか、全くわからなかったです。市役所などから手続き一覧のようなものはいただきましたが、正直どこからどう手をつけていいのかわからなかったです。言われるままに手続きはしましたが、手続き漏れがないか数年経っても心配になります。(30代女性)

役所に行ってどのような手続きをどのような形でやればいいのかわからず、故人の銀行口座の閉鎖など色々テンパってしまった。(30代女性)
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初めて死後の手続きを行う際、何をやればいいのか、どの順に手を付ければいいのか困ったとの意見がありました。

行政からは手取り足取り教えてもらえるわけではないので、漏れがないように自分で調べて進める必要があります。

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・手続きに必要な書類などが見つからず大変だった

重要な書類などの契約関係のものがどこに保管してあるのかわからず、探すのにとても苦労した(40代女性)

人材派遣サービスから年会費支払いの書類が届いて、解約手続きをする際に会員番号が必要だったが、会員証が見当たらず困った。(50代男性)
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行政やサービスの手続きを行いたいのに、必要な書類などが見つからず苦労したとの意見も。

会員番号やログイン情報さえわかれば手続きできるのに、それを調べるのが大変となるともどかしい気持ちになるでしょう。

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・想定よりも時間がかかり大変だった

遠方の親族の行政手続きが1日では終わらず、滞在費が負担になって辛かったです。(30代女性)
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手続きがスムーズに終わらず、想定よりも時間がかかってしまうことも。

故人が遠方に住んでいた場合は、手続きのために長期滞在するケースもあるようです。

滞在時の宿泊代や、その間の仕事など、行政やサービスの手続きを行うのは思っている以上に負担が大きいのが現実です。

【5位】その他…14票

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祖父が亡くなった時、私は妊娠中でした。飛行機で1時間ほどの移動が必要で、安定期でしたがお腹が張りやすかったため葬儀の参加を断念しました。従兄弟はそれがとても嫌だったらしく、その後の関係修復が大変でした。(30代女性)

実家に住んでいる父方の祖母と私の母の仲があまり良くなく、2人の間に入っていた父が亡くなってしまったこと。(30代女性)

父が朝亡くなりすぐに遠方の親戚に連絡を入れた。葬儀の日程が決まったらまた連絡しようと思っていたら、その日の夜に伯父叔母その子供3人、伯母その子供2人とまたその子供2人の合わせて10人が3DKの狭いマンションにどっとやって来た。慣れない葬儀の手配などに加え告別式が終わるまで3日間親戚の食事の準備という仕事が増え疲れ果てた。(40代女性)
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その他では、どこの場面とは限らず、他の親族との関係性についての意見が多く挙げられました。

普段関わることが少ない親族だったとしても、葬儀や手続きなどで急にやりとりを行うことでストレスが加わります。

今後の関係性に響かないよう振舞うので、大変だったと感じることが多いのでしょう。
(11月1日 PR TIMES)


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年11月02日

「自宅で最期を迎えるために」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「自宅で最期を迎えるために」。
講師は、日本看取り士会の柴田久美子さん。

柴田さんの最初の看取りは、お父様。

ご臨終の際、大好きだったお父様の手をずっと握ってて、
その手が徐々に冷たく硬くなっていくのを感じていたんだとか。

そこでの満ち足りた時間が、原体験なんだって。
「死は怖いものでも何でもなく、感動的なもの」。

ある調査によると、自宅で最期を迎えたい人は50%。
ところが実態は、85%の人が病院でお亡くなりに。

この35%のギャップが少しでも縮まるように、
在宅看取りを支援する看取り士Ⓡの育成にお務めです。

「人生の99%が不幸だとしても、
 最後の1%が幸せならばその人の人生は幸せなものに変わる。」
 (マザーテレサ)  

ご自分の死に様を自分で選んでこそ「尊厳」。
看取りも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

※11月12日(日)、東淀川区民ホールで、
 映画「みとりし」上映会と、柴田さんの講演会があるようです。
 ご興味ある方はぜひどうぞ。
231112みとりし



土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年10月05日

「元国税調査官が語る 相続税のウラ話」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「元国税調査官が語る 相続税のウラ話」。
講師は、内田誠税理士です。
国税庁の機構図から、相続税の仕組み・調査の話をお聞かせいただきました。

令和3年分の、課税ゼロを含む相続税申告対象者は16.9万人。
で、令和4年末での税理士登録数は、全国で8万人強。
つまり、一人平均、2.1件/年の申告件数ですね。

で、内田氏はと言うと・・・
130件/年!

ご本人曰く、「法人税はわかりません。」

「資産税に強い」を謳う税理士は数多くいらっしゃいますが、
「資産税しかわからない」と言い切る人は稀ですよね。

そんな内田氏が、税務調査に入られやすいケースや指摘ポイントなどを
お話しいただいたのですが、ここには書けねぇ・・・(^^;

書けるトピックは、区分マンションの相続税評価。

令和6年1月1日以降の相続では、建物の評価が2〜3倍になる可能性があります。
マンションに係る財産評価基本通達に関する有識者会議について

節税目的のタワマンをお持ちの方は、配偶者への贈与を行うべきですね。
タイムリミットは年内です。

詳しくはお問い合わせくださいませ。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 12:21|この記事のURLComments(0)

2023年10月02日

自筆証書遺言がPC作成OKに?

法務省が、自筆証書遺言のデジタル作成の議論をスタートさせるようです。

2018年の改正で、本文以外の財産目録についてはPCで作成したり、
通帳や登記簿のコピーを添付したりすることが認められました。

今回、本文もOKにしようということですね。

本人が書いたことを確認するため、次のような案が検討されるようです。
・手書きの署名
・電子署名 
・入力する様子を録画

高齢者に代わって家族が入力することを認めるかどうかも
議論されるみたい。

遺言書が書きやすくなるのはいいことですね。
偽造防止の対策だけは、徹底的に議論してほしいですね。


【手書きが義務の「自筆証書遺言」パソコンで作成OKに…遺言書活用へ省力化、法務省方針】

 本人の手書きと押印が義務づけられている「自筆証書遺言」について、デジタル機器での作成が解禁される方向になった。法務省が近く有識者会議を設け、民法を改正するための議論を本格化させる。高齢者を含めてパソコンなどを使いこなす人が増える中、作成時の手間を省いて遺言書の活用を促進し、家族間の紛争を防ぐ狙いがある。

 遺言書には主に、自身で作成する自筆証書遺言と、公証役場で公証人らとともに作成する「公正証書遺言」がある。

 自筆証書遺言は手数料をかけずに作れるものの、民法はその全文と日付、名前を本人が手書きし、押印しなければならないと規定。本人の真意に基づくものであることを担保するためだが、相続人や相続財産が多くて長文になる場合は作成時の負担が重い上、日付や押印を欠くなど、書式に不備があれば無効になるリスクもある。

 2022年の総務省の調査では、パソコンでインターネットを利用した国民は60〜69歳で約51%、70〜79歳が約33%。スマートフォンはそれぞれ約74%、約47%に上る。今後、遺言書を作成するのはさらに若い世代になるとみられ、全文手書きは時代に合わないとの指摘が出ていた。

 このため、法務省は現在の手書きに加え、パソコンやスマホなどを使った遺言書の作成を認める方針で、月内にも有識者会議を設置し、民法改正の具体的な内容を詰める。改正時には法制審議会(法相の諮問機関)の見解も踏まえる。

 デジタル機器を使えば作成が容易になるだけに、今後の議論では遺言者本人の真意の確認や改ざんを防ぐ仕組みの導入も焦点になる。

 本人が書いたものと確認するため、手書きの署名のほか、電子署名を活用したり、入力する様子を録画したりする案が検討される見通し。高齢者に代わって家族の入力を認めるかどうかも議論されるとみられる。

 自筆証書遺言を巡っては、18年の民法改正で財産目録はパソコンでの作成・添付が認められたが、本文は対象外だった。政府が昨年6月に閣議決定した規制改革実施計画で、本文を含めたデジタル技術の活用が盛り込まれていた。

 自筆証書遺言の作成件数を示す統計はないが、遺言書を法務局で保管する「遺言書保管制度」の利用件数は年間約1万8000件。既にデジタル機器での作成が可能な公正証書遺言の作成件数は年間約11万件に上っている。
(10月2日 読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd93196e64813f8cef419513a10639c5ee6d3a9b


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年09月07日

「障害のある方の家計と親なきあと」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「障害のある方の家計と親なきあと」。
講師は、社会保険労務士・FPの久保田あきみ氏。
障害者が成人したあとのライフプランについてお聞かせいただきました。

厚労省の資料によると、障害者の総数は964万人で人口の7.6%。
身体障害者が436万人、知的障害者が109万人、精神障害者が419万人。

知的障害者は短命で、65歳以上が16%。
他方、精神障害者のうち65歳以上は39%もいらっしゃる。

親御さんの立場としては、この子が手にする収入で、
将来にわたっての生活費が賄えるかどうかは気になるところですね。

だから、氏は、FPとして子どものキャッシュフロー表を作り、
足りているなら援助不要。本人が幸せなことに使えばいい。
足りないなら、いくら足りないか、どう渡すかを助言してらっしゃる。

その他、必要に応じて、社労士として障害年金申請をお手伝い。

本当に困っているママさんたちに寄り添って、
ワンストップで多方面の提案ができるのは素晴らしいですね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年08月03日

「介護保険制度徹底解説!〜基礎知識から行政しか知らない制度の裏側まで〜」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「介護保険制度徹底解説!
     〜基礎知識から行政しか知らない制度の裏側まで〜」
講師は、合同会社AYUMIサポートの藪内祐子さん。

元行政職員の視点から、制度のウラもオモテもお教えいただきました。 

介護保険制度がわかりにくいのは、窓口が多岐にわたるから。

要介護認定の申請から介護サービスの利用申し込み、
負担限度額や確定申告時の医療費控除などなど。

さらに、要介護認定を受けた人が、他の市区町村に異動した場合、
14日以内に手続きしないと要介護認定が引き継げない・・・

知らないと大変。

こんなに複雑で、かつ頻繁に改訂される制度については、
その分野に精通した専門家の力を借りる必要がありますね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年07月06日

「生命保険の全く新しい使い方(認知症対策を中心として)」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「生命保険の全く新しい使い方(認知症対策を中心として)」。
講師は、ファイナンシャルアライアンス株式会社の吉田健氏。

「保険は出口が大切」という信念に基づいた。
裏ワザなどの数々をご紹介いただきました。

初めて知ったのが「生存給付金付終身保険」。

私もよく、110万円の暦年贈与をおすすめしていますが、
これは、贈与者が認知症になってしまえばお終い。

それ以降の契約ができませんから。

ところが!スゲー商品ができているんですね。
その名も、「生存給付金付終身保険」。

例えば、親が1100万円の保険に入れば、
子が110万円の生前給付金を10年間受け取れる仕組み。

親がご存命の間は、認知症になっても暦年贈与が続くってこと。

気になるのは、1100万円の贈与と見られないのか?
これについては、お上のお墨付きがあるから大丈夫なんだって。

相続時精算課税制度の見直しもありました。
有効なツールの一つになりますね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年07月04日

令和5年分路線価

国税庁が、令和5年分の路線価を発表しました。

全国平均は、前年+1.5%で2年連続の上昇。

最高額は、東京都中央区銀座五丁目。4272万円/屬覗闇+1.1%。
大阪では、大阪市北区角田町。1920万円/屬覗闇+1.3%。

ミナミも下げ止まりました。

大阪市中央区心斎橋筋2丁目は、1416万円で前年±ゼロ。
昨年は▲10.6%でしたから、ひと安心と言えますね。

ただね、ご承知の通り、路線価は1月1日時点の評価です。

入国時にワクチン接種証明書などの提示が不要になったのは4月29日。
来年はさらに上がりそうですよね。

あなたの相続税対策は大丈夫ですか?


【路線価、2年連続上昇 コロナからの回復傾向鮮明に】

国税庁は3日、相続税や贈与税の算定基準となる令和5年分の路線価(1月1日時点)を公表した。全国約31万6千地点(標準宅地)の平均変動率は前年比で1・5%のプラス。新型コロナウイルスの影響が薄まった昨年に続き、2年連続で上昇した。コロナ禍による入国制限が撤廃されるなど、商業活動の再開が反映された格好で、回復傾向が鮮明になった。

都道府県別の変動率をみると、上昇したのは25都道府県。トップは北海道の6・8%だった。北海道新幹線の延伸への期待感や、札幌市の再開発事業が要因とみられる。商業地が活発化した福岡(4・5%)、宅地の需要が高まっている宮城(4・4%)が続き、東京や沖縄でも3%を超える上昇率となった。

下落したのは20県で、下落率が最も大きかったのは和歌山の1・2%。下落幅は福井(1・0%)を除き、いずれも縮小した。四国は全県で下落したが、いずれも下落率は1%未満にとどまった。

都道府県庁所在地の最高路線価は、全体では上昇が昨年より14都市増えて29都市となった。トップは商業地の再開発が進む岡山市北区本町の市役所筋(9・3%)、次いで札幌市中央区北5条西3丁目の札幌停車場線通り(8・4%)。

路線価の全国1位は38年連続で東京都中央区銀座5丁目の文具店「鳩居(きゅうきょ)堂」前の銀座中央通りで、1平方メートル当たり4272万円(前年4224万円)だった。

全国524ある税務署別の最高路線価をみると、上昇率が最も高かったのは福岡県久留米市東町の西鉄久留米駅前通りで、19・1%だった。

東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域に設定された地域は、「算定困難」として価格をゼロとしている。
(7月3日 産経新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年06月08日

「シニアの資産運用」

昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。

テーマは、「シニアの資産運用」。
講師は、株式会社クオリティライフの能登清文氏。
元本が減らない利息収入「ドル建て社債」等についてお話しいただきました。

早速ですが、問題です。
次の2つの国について、皆さんならどっちの国債を買いますか?

 A国 格付:AAA 10年金利:4.0% 人口:増加
 B国 格付:A  10年金利:0.2% 人口:減少

そう、A国はアメリカ、B国は日本ですね。

「いや、俺は日本国債なんか買ってないし」とおっしゃるアナタ、
定期預金は、間接的に日本国債を買っているのと同じなんですよ。

氏も、以前は、お客様に分散投資を勧めていたとのこと。
ところが、リーマンショックでは、債券ファンドも下がっちゃった・・・

一般的に、株が下がれば債権は上がるというのが常識。
でも、満期がないファンドは、経済状況に引きずられて下がったってわけ。

そこで、満期で元本が返ってくる、単体の債権投資に行きついたんだって。

たとえば、上記米国債を10万ドル買えば、毎年4000ドル(税引前)を
10年間受け取った後で、元本が返ってくるということ。

特にシニア層が退職金を運用する場合、
万が一下がっちゃうと、リカバーする時間がないんです。

元本が減らないドル建て社債や米国債は、投資先として注目ですね。

当然、為替リスクはありますが、10年後、20年後を考えれば、
この先、円が強くなる要素はあるでしょうか。

「有事の円」と言われてきましたが、ウクライナ戦争では円安のまま・・・

氏が提唱する選び方のポイントは、
 “行体格付けがA以上
 ∨期までの期間が10年以内
 インフレ率を超える利回り
  (4%超ならドル建て社債もアリ。4%未満なら米国債が安全。)

じゃ、なぜ、こんなにいいものを、誰も教えてくれないのか?

・・・手数料が低くて儲からないから。チャンチャン・・・(^^;


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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2023年05月30日

「今更ですが…終活・遺言・相続対策の基本講座」

昨日、相続トータルコンサルタント勉強会を開催しました。

テーマは、「今更ですが…終活・遺言・相続対策の基本講座」。
講師は、相続手続支援センター関西の長井俊行さん。

18年間で3500件の相続をサポートなさったご経験を
お聞かせいただきました。

このブログでも何度か書いていますが、現代社会において遺言書は必須。
「ウチには必要ないわ。」じゃないんです。

均分相続の制度ももうすぐ80年。
「私には1/4の権利がある。」って当然の如くに言ってくる時代です。

お子様たちが奪い合いをしないように、道を付けておいてあげるのは
親御さんの努めですよ。

ところが、長井さん曰く、書くだけじゃダメ。
背景に応じて、様式を誤らないようにしなきゃ。

ある方が、預金2000万円を子の一人に相続させる自筆証書遺言を書きました。

相続発生後、それを銀行に持っていくと・・・
銀行は口座解約に応じなかった・・・_| ̄|○

自筆証書遺言はダメ。他の相続人全員の同意印をもらえ、と。
きょうだいの仲が悪いから遺言を書いたのに、
銀行は頑なだったそうです。

これが凍結されると、相続税が払えない。
まさに兵糧攻め。

結局、長井さんは、税務署と話をして、
相続税滞納を理由にこの口座を差し押さえてもらったんだって。

ここまでして、ようやく銀行は口座解約に応じたんだとか。

この事例での教訓は2つ。
 .皀瓩詬彖任ある場合は、公正証書遺言が無難。
 ∪屬ざ箙圓論諺阿鵬鯡鵑靴討く・・・(^^;

相続は技術です!
一人で抱え込まずに、専門家に相談してくださいね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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