アイスランドで14日起きた エイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山の大噴火は 今、欧州の空を大混乱に落とし始めている。

火山灰が風に乗り欧州方面に広がり、飛行への影響を恐れて少なくとも7か国が飛行禁止措置を打ち出すなどしたため、現時点で5000便以上の航空機が欠航になり、その数は時間と共に増え続けている。
イギリスとアイルランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ベルギーの7か国が上空の飛行を禁止し、フランスでも24の空港が閉鎖され、ドイツやスイスでも欠航が相次いでいるようだ。 北回り便の日本からの便もほぼ全滅で 多くのヨーロッパ便が日本に引き返している。 
アメリカからの便も同様で アメリカの同時テロ9.11以来の大混乱が欧州の空で発生しているのだ。 噴火が続けば 欧州は孤立する可能性すら出てきている。

この エイヤフィヤトラヨークトル氷河火山は1821年にも大噴火をしていて この時は1年以上噴火が続いているのだ。

火山の噴火は次第に世界全体に影響を及ぼす可能性も高い。

フィリピンのピナトゥボ火山が1991年に大噴火した時には、 大量の溶岩と火山灰を噴出し、 成層圏に大量のエアロゾルと塵埃が放出された。成層圏で酸化した二酸化硫黄が作り出す硫酸エアロゾルは、噴火から一年をかけて成層圏をゆっくりと拡散していったとされ、 地表に達する太陽光が最大で5%減少したため、北半球の平均気温が0.5℃から0.6℃下がり、地球全体で約0.4℃下がったと言われている。また、同時に、エアロゾルが輻射を吸収して成層圏の温度が通常より数度上昇した。噴火で作られた成層圏の雲は、3年間も大気中に残存したとも言われています。
ピナトゥボ火山は北半球と言っても 赤道近くに位置するため 極方面への影響は少なかったのですが それでも 1991〜1993年にかけて起きたエルニーニョの気象変動は この ピナトゥボ火山の影響が大きかったと言われています。

では 前回の 1821年の エイヤフィヤトラヨークトル氷河火山の噴火時 何が起こったのか?

実は < 1800年代前半の地球寒冷化--太陽・火山活動との関連 (総特集 歴史時代の気候変動と自然災害--太陽活動,火山噴火との関連をさぐる)> という論文が 作成者(著者)三上 岳彦、 塚原 東吾、  財城 真寿美 氏よって記されていて 2005年に 海洋出版 から発行されている。
 それは 『 1800年代前半の奇妙に涼しい10年間 』と言われ 地球が冷え込んだと言われる所以でもある。 そして日本は1833年には 有名な天保の大飢饉を迎えている。

実は 1821年の エイヤフィヤトラヨークトル氷河火山の噴火によって 温室効果で1820年代は 以前の1810年代よりも世界の気温が上がったと言われている。 まさに 地球の温暖化に拍車がかかる可能性すらあるのだ・・・・ 

今回の火山爆発の影響は 欧州を孤立化させるとともに 世界的な気候変動を起こす可能性もある。 
さて 今回の火山噴火が 世界に大きな影響を及ぼさなければいいのだが・・・・