他店ご購入の電動キックボード修理受付について電動キックボードのバッテリー、コントロールユニット、モーターのお話

2025年01月14日

原付排気量区分の変更について

今年2025年4月からの新制度により
原付排気量区分の変更が行われ
原付免許または普通自動車免許で運転できる
排気量の上限が50ccから125ccに引き上げられます。
(新基準原付は最大出力4kWまで)

この事から電動キックボードを含む
電動バイク、電動モビリティにおいても
モーター出力上限の変更が行われるのではないか
と言われておりましたが

結論から先にお知らせしますと
今後も電動バイクの区分に変更はないという事です。

新しい基準により、エンジン付きオートバイは
50ccというカテゴリがほぼ消失する事になりますが
これは50ccのエンジンが新しい排ガス規制に
対応出来なくなる事によるものです。

具体的に排ガス規制はエンジンの発する熱
大きく関係してきます。
50ccの小さなエンジンでは排ガスを綺麗にする為の
触媒がなかなか温まらないというのが理由です。

その為、今回の排気量区分の変更というのは
上記の排ガス規制に対応する為のものであり
排気ガスを全く出さない電動バイクに関しては
完全に対象外という事となります。

つまり、原付免許や普通自動車免許のみでも
125ccのバイクまで乗られるようにしてあげよう
という親切心?のようなものではなく
排ガス規制への対応という目的のみで行われた
法改正だったわけです。

元々、原付1種の30km/h制限は時代遅れだ
という指摘が多くあったので
今回それに応えた形での125cc解禁だと
当初多くの人は思ったわけです。
しかし蓋を開けてみると原付1種の規制はそのまま
排気量のみ引き上げられたのはそういった理由です。
国は原付1種という区分を変える気は
全くないという事が分かりますね。

このあたりは個人的に思う所も沢山あるのですが
今回はそこには触れずにおきます。

上記の事を踏まえると
国が電動バイクの出力区分を変更する動機も
全くないという事が分かります。
新基準原付125ccの最大出力が4kWまでという
数値が発表された事から、電動バイクにも
この基準が適用されるのではないかという期待が
業界やユーザー様の間で広がったわけですが
あくまでそれはエンジン付きバイクに関して
という事が確定いたしました。

これは当社が直接、警視庁と国土交通省に
確認を取りましたので確実です。
担当者はすぐに返答する事が出来なかった為
折り返しの連絡での返答となりました。

このような重要な情報が
国民にほとんど告知されていないのは
大変問題ではないかと思っています。

実際ネットで検索しても
新基準原付と電動バイクに関する情報は
ほとんど出てこない現状があります。

当店に試乗にいらっしゃる8割位の方が
電動バイクにも新しい基準が出来るのではないか
と不安を口にされます。
基準は変わらない事をお伝えすると
皆さん安心してご購入頂いていますが
実際これにより電動バイク業界で多くの
買い控えが起こっている事が容易に想像できます。

125ccの原付新基準は
電動バイクには適用されない

この事を警視庁や国土交通省はもっと
国民にしっかりと告知するべきですし
我々業界もしっかりと皆様にお知らせしなければ
ならないと考えております。

よろしければこの内容は
X等のSNSで拡散して頂けると幸いです。


ess_tamo at 13:01│Comments(0)

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