2016年01月05日
ギリシャでSIMカード買ってみた。
ギリシャのモバイル事情は日本とかなりちがうので、充分計画を立てたほうがいいと思います。
今回私はスマホとタブレットでルートを検索したり、途中でホテルの予約を入れたり、オンラインドライブにアクセスするのに自分用のwifiが欲しくて、プリペイドのSIMカードをギリシャ国内で調達することにしました。
到着したらすぐにインターネットという人は、アテネ国際空港内のモバイルショップは
たった1店舗だけ
なので要注意ですよ~。
「ΓΕΡΜΑΝΟΣ」(Germanos)という大手電機屋さんのショップがひとつあるだけです。それも乗り継ぎ客用のショッピングエリアにあって、搭乗券を持っていないと入れない場所です。
私の場合、プリペイドSIMはお店で登録したりするので無理だと店のおやじさんに断られました。
理由は空港のネット回線が遅くて、ぜんぶ終わるまで2時間ぐらいかかるからだとか。(かなり頭にきて食い下がったのですが、自分であれこれ体験した結果、これがまんざら詭弁じゃなかった…)
SIMフリー端末を持ってるなら、GermanosでSIMカード買って使えるようにできますよね。でも私のスマホ、ロック解除されてないし…
「つぎ行ったとこで買った方がいいよ」と体よく追い払われて、次の目的地レスボス島へ。
島で一番大きい町、ミティリニでまずはモバイルショップ探しをスタートしました。
テキトーに入った店で、「SIMカード買いたいんだけど、この辺りに電気屋さんかモバイルショップない??」
「月曜日でないと買えないよ」
「はぁっ

」
私が着いたのは土曜日でした



ギリシャでの注意点は、
●週末はモバイルショップが閉まっていたりしてSIMカードが買えないところがある。ジモピー曰く、ローカルルール。
●シエスタの時間帯はモバイルショップも閉まっている。これもローカルルール。
●プリペイドSIMを買う時は、パスポートのほかに父親の名前も聞かれます。
●店員さんはひとりというのがほとんどなので、手間のかかるプリペイドの客は後回しにされます…マジで2時間以上いります。
良かった点は、
●3Gでどんなド田舎でも快適にサクサク使えます。
●プリペイドSIM(データ通信用)が2GB12ユーロ!!激安!!(日本が高すぎっ)
結論は、
●コスト的にお高いですが、海外用のポケットwifiをあらかじめレンタルして行くか、日本から海外用プリペイドSIMカードを用意して行く。旅行ならこのあたりが無難ですね…
●SIMフリー端末かロック解除した端末を持って行く。
ようやく私が自分用のwifiを手に入れたのは水曜日の夜…アテネ国際空港についてから5日後のことでした(涙)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。プチっとよろしく↓お願いします。
Tweet
今回私はスマホとタブレットでルートを検索したり、途中でホテルの予約を入れたり、オンラインドライブにアクセスするのに自分用のwifiが欲しくて、プリペイドのSIMカードをギリシャ国内で調達することにしました。
到着したらすぐにインターネットという人は、アテネ国際空港内のモバイルショップは


「ΓΕΡΜΑΝΟΣ」(Germanos)という大手電機屋さんのショップがひとつあるだけです。それも乗り継ぎ客用のショッピングエリアにあって、搭乗券を持っていないと入れない場所です。
私の場合、プリペイドSIMはお店で登録したりするので無理だと店のおやじさんに断られました。
理由は空港のネット回線が遅くて、ぜんぶ終わるまで2時間ぐらいかかるからだとか。(かなり頭にきて食い下がったのですが、自分であれこれ体験した結果、これがまんざら詭弁じゃなかった…)
SIMフリー端末を持ってるなら、GermanosでSIMカード買って使えるようにできますよね。でも私のスマホ、ロック解除されてないし…

「つぎ行ったとこで買った方がいいよ」と体よく追い払われて、次の目的地レスボス島へ。
島で一番大きい町、ミティリニでまずはモバイルショップ探しをスタートしました。
テキトーに入った店で、「SIMカード買いたいんだけど、この辺りに電気屋さんかモバイルショップない??」
「月曜日でないと買えないよ」
「はぁっ



私が着いたのは土曜日でした




ギリシャでの注意点は、
●週末はモバイルショップが閉まっていたりしてSIMカードが買えないところがある。ジモピー曰く、ローカルルール。
●シエスタの時間帯はモバイルショップも閉まっている。これもローカルルール。
●プリペイドSIMを買う時は、パスポートのほかに父親の名前も聞かれます。
●店員さんはひとりというのがほとんどなので、手間のかかるプリペイドの客は後回しにされます…マジで2時間以上いります。
良かった点は、
●3Gでどんなド田舎でも快適にサクサク使えます。
●プリペイドSIM(データ通信用)が2GB12ユーロ!!激安!!(日本が高すぎっ)
結論は、
●コスト的にお高いですが、海外用のポケットwifiをあらかじめレンタルして行くか、日本から海外用プリペイドSIMカードを用意して行く。旅行ならこのあたりが無難ですね…
●SIMフリー端末かロック解除した端末を持って行く。
ようやく私が自分用のwifiを手に入れたのは水曜日の夜…アテネ国際空港についてから5日後のことでした(涙)


2015年12月20日
2015年 レスボス島の難民危機
2015年12月5日から、ギリシャのレスボス島へ行ってきました。
生産者訪問の出張でした。
レスボス島は難民問題で揺れている島。
北エーゲ海にあって、隣国トルコがすぐ目の前に見えています。

どれくらい近いかというと…一カ所に立ったままでも私の携帯電話のキャリアが、ボーダフォンGR(ギリシャ)とボーダフォンTR(トルコ)を行ったり来たりするほどです。

プロマリ市の山から撮ったトルコ側。
夕暮れ時で見えにくいのですが、対岸はトルコです。
そのトルコ経由で、続々と“難民”(不法移民も含みます)がこの島へ流入しています。
夏の間は、ボートで流れ着いた難民が島の海と空の玄関口Mytilini(ミティリニ市)の広場やフェリーの港に大勢集まって大変なことになっていました。
私が地元の人に聞いた話でも、大勢の難民が集まって口々に何かを大声で叫んでとても怖かったと言っていました。
なんといってもこの島にギリシャの入国審査官は二人しかいません。
かたや押し寄せる難民の数は日に数千人。
どちら側の人たちにも相当のフラストレーションがあったと想像します。
私は今回、アテネ国際空港からミティリニ国際空港(レスボス島)へ飛んだのですが、空港からはレンタカーで島内を移動しました。
空港からの道は海岸沿いの幹線道路が1本だけです。
この道沿いの海岸に何カ所もオレンジ色のライフジャケットが積み上がっていました。
「あ~ここからも難民が上陸したんだなぁ」とわかりました。

Facebook“Lighthouse - Refugee Relief on Lesvos”からお借りしました。空港からの道とは別の場所です。
今のミティリニ市の港やバスターミナルは、拍子抜けするくらいにとても静かでした。一部大型バスの駐車台数がかなり多い以外、難民危機以前と様子はそんなに変わりません。
ところが、島の北側から北東部を走っていると何度も繰り返し驚かされました。
高さ2メートルくらいの金網のフェンスで囲まれた場所が何カ所もあるのです。
金網の内側にはテントが何張りもたって、工事現場やイベント会場でよく見るような移動型トイレがずらっと並んでいます。
中からはもうもうと煙があがって、ただよう臭いはまったく異国。
あたりをうろうろしている人たちも中東系、アフリカ系、インド系と見た感じもさまざまなのです。
路上に出ている人は、東洋人(わたし)が運転する車をめずらしそうにのぞき込みます。
これが難民の一時保護施設です。






私は海から上陸した人たちが徒歩で延々と町を目指して歩いているのは一度も見ませんでした。バスなどでこういった施設に速やかに移動しているようです。
滞在中、海岸沿いの小さなタベルナ(食堂)で、とてもきれいなアメリカ英語が聞こえてきました。
声の主は大学生くらいの若い女性。服装から、観光客ではなく難民施設で活動するボランティアだとわかります。
私はその時一緒にいた地元の人に「あの女性、アメリカ人ですね。ボランティアで来てるみたい」と話しかけると、「うちの前の道をずぶ濡れの人たちが歩いて来たから、お水やクッキーを差し出したこともあるのよ」と教えてくれました。
さらに「この間、チプラスさんがEUの偉いさんと視察に来たじゃないですか?何か良くなったんじゃないですか?」と聞いてみました。すると、「あれはね、報道してもらうためなのよ。べつに何にもするつもりないんだから」とバッサリ。
はぁ、どこもそんなもんですよね。
ただ、複数の地元の人がとても嫌がっていたのは、流れ着いた人たちがどこにでもごみを捨てて自分たちの町を汚すことと、彼らがギリシャやヨーロッパのやり方にリスペクトを示さず自分たちの主張をまくしたてるということでした。
私が実際に見てきた難民問題は、この先きっと世界史を埋める1ピースになるんだろうと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。プチっとよろしく↓お願いします。
Tweet
生産者訪問の出張でした。
レスボス島は難民問題で揺れている島。
北エーゲ海にあって、隣国トルコがすぐ目の前に見えています。

どれくらい近いかというと…一カ所に立ったままでも私の携帯電話のキャリアが、ボーダフォンGR(ギリシャ)とボーダフォンTR(トルコ)を行ったり来たりするほどです。

プロマリ市の山から撮ったトルコ側。
夕暮れ時で見えにくいのですが、対岸はトルコです。
そのトルコ経由で、続々と“難民”(不法移民も含みます)がこの島へ流入しています。
夏の間は、ボートで流れ着いた難民が島の海と空の玄関口Mytilini(ミティリニ市)の広場やフェリーの港に大勢集まって大変なことになっていました。
私が地元の人に聞いた話でも、大勢の難民が集まって口々に何かを大声で叫んでとても怖かったと言っていました。
なんといってもこの島にギリシャの入国審査官は二人しかいません。
かたや押し寄せる難民の数は日に数千人。
どちら側の人たちにも相当のフラストレーションがあったと想像します。
私は今回、アテネ国際空港からミティリニ国際空港(レスボス島)へ飛んだのですが、空港からはレンタカーで島内を移動しました。
空港からの道は海岸沿いの幹線道路が1本だけです。
この道沿いの海岸に何カ所もオレンジ色のライフジャケットが積み上がっていました。
「あ~ここからも難民が上陸したんだなぁ」とわかりました。

Facebook“Lighthouse - Refugee Relief on Lesvos”からお借りしました。空港からの道とは別の場所です。
今のミティリニ市の港やバスターミナルは、拍子抜けするくらいにとても静かでした。一部大型バスの駐車台数がかなり多い以外、難民危機以前と様子はそんなに変わりません。
ところが、島の北側から北東部を走っていると何度も繰り返し驚かされました。
高さ2メートルくらいの金網のフェンスで囲まれた場所が何カ所もあるのです。
金網の内側にはテントが何張りもたって、工事現場やイベント会場でよく見るような移動型トイレがずらっと並んでいます。
中からはもうもうと煙があがって、ただよう臭いはまったく異国。
あたりをうろうろしている人たちも中東系、アフリカ系、インド系と見た感じもさまざまなのです。
路上に出ている人は、東洋人(わたし)が運転する車をめずらしそうにのぞき込みます。
これが難民の一時保護施設です。






私は海から上陸した人たちが徒歩で延々と町を目指して歩いているのは一度も見ませんでした。バスなどでこういった施設に速やかに移動しているようです。
滞在中、海岸沿いの小さなタベルナ(食堂)で、とてもきれいなアメリカ英語が聞こえてきました。
声の主は大学生くらいの若い女性。服装から、観光客ではなく難民施設で活動するボランティアだとわかります。
私はその時一緒にいた地元の人に「あの女性、アメリカ人ですね。ボランティアで来てるみたい」と話しかけると、「うちの前の道をずぶ濡れの人たちが歩いて来たから、お水やクッキーを差し出したこともあるのよ」と教えてくれました。
さらに「この間、チプラスさんがEUの偉いさんと視察に来たじゃないですか?何か良くなったんじゃないですか?」と聞いてみました。すると、「あれはね、報道してもらうためなのよ。べつに何にもするつもりないんだから」とバッサリ。
はぁ、どこもそんなもんですよね。
ただ、複数の地元の人がとても嫌がっていたのは、流れ着いた人たちがどこにでもごみを捨てて自分たちの町を汚すことと、彼らがギリシャやヨーロッパのやり方にリスペクトを示さず自分たちの主張をまくしたてるということでした。
私が実際に見てきた難民問題は、この先きっと世界史を埋める1ピースになるんだろうと思います。


2015年11月05日
またもや、イカリア島
昨日11月4日のNHK『ためしてガッテン』で、ギリシャのイカリア島がまたもや取り上げられていました。

イカリア島は、アメリカのニューヨークタイムズにも「死ぬことを忘れた島」と紹介されたこともある、長寿の島です。
続々と町でインタビューされた超高齢者の面々…




この島の人はよくコーヒーを飲み、血管が柔らかく保たれているのだとか。


そこで、誰にでも簡単に作れて美味しいギリシャならではのコーヒーの飲み方が紹介されました。
それは…
フラッペ


フラッペはギリシャではとってもポピュラーなアイスコーヒーなのですが、暑い日に日陰でギリシャのさわやかな風を感じながら飲むフラッペの美味しさは絶品です~!!
しかし、このフラッペは、

インスタントコーヒーじゃないとできない。

ということで、泡コーヒー(=フラッペ)の作り方です。


材料
インスタントコーヒー 小さじ2 (細かくて溶けやすいスプレードライタイプのもの)
砂糖 大さじ1(上白糖)
水 30ml
牛乳 150ml程度
① ペットボトルにインスタントコーヒー、砂糖、水を入れます。


② ふたを閉めたらフリフリして泡だてます。

液体がなくなればOK。
③ 氷を入れたグラスに注ぐ。

④ 牛乳を注いでできあがり。

いかがでしょうか。
ぜひ一度お試しください。
番組ホームページはこちら。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。プチっとよろしく↓お願いします。
Tweet

イカリア島は、アメリカのニューヨークタイムズにも「死ぬことを忘れた島」と紹介されたこともある、長寿の島です。
続々と町でインタビューされた超高齢者の面々…




この島の人はよくコーヒーを飲み、血管が柔らかく保たれているのだとか。


そこで、誰にでも簡単に作れて美味しいギリシャならではのコーヒーの飲み方が紹介されました。
それは…





フラッペはギリシャではとってもポピュラーなアイスコーヒーなのですが、暑い日に日陰でギリシャのさわやかな風を感じながら飲むフラッペの美味しさは絶品です~!!
しかし、このフラッペは、

インスタントコーヒーじゃないとできない。

ということで、泡コーヒー(=フラッペ)の作り方です。


材料
インスタントコーヒー 小さじ2 (細かくて溶けやすいスプレードライタイプのもの)
砂糖 大さじ1(上白糖)
水 30ml
牛乳 150ml程度
① ペットボトルにインスタントコーヒー、砂糖、水を入れます。


② ふたを閉めたらフリフリして泡だてます。

液体がなくなればOK。
③ 氷を入れたグラスに注ぐ。

④ 牛乳を注いでできあがり。

いかがでしょうか。
ぜひ一度お試しください。
番組ホームページはこちら。


2015年10月31日
なぜ、効く?ギリシャのオリーブオイル
貴重な本をいただきました。
駐日ギリシャ大使館に勤務された経験がおありの吉弘香苗さまの著書です。


(クリックで拡大します)
オリーブオイルがもたらす美と健康の効果、オリーブオイルにまつわる数々のエピソード、そしてギリシャならではのオリーブオイル談義が盛り込まれていて興味深い内容です。
古い本ですので、おそらく入手は困難かも。
大切に使わせていただきたいと思います。
ギリシャのこだわり生産者から直接買い付けてくるオリーブオイル「イリニ・プロマリウ・エキストラバージンオリーブオイル」のページはこちら。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。プチっとよろしく↓お願いします。
Tweet
駐日ギリシャ大使館に勤務された経験がおありの吉弘香苗さまの著書です。


(クリックで拡大します)
オリーブオイルがもたらす美と健康の効果、オリーブオイルにまつわる数々のエピソード、そしてギリシャならではのオリーブオイル談義が盛り込まれていて興味深い内容です。
古い本ですので、おそらく入手は困難かも。
大切に使わせていただきたいと思います。
ギリシャのこだわり生産者から直接買い付けてくるオリーブオイル「イリニ・プロマリウ・エキストラバージンオリーブオイル」のページはこちら。


2015年10月28日
クレオール・ニッポン
松田美緒さん、さいきん気になってるシンガーです。
ポルトガルに住んで、ステージに立っていたっていうキャリアもすごいんですが、ギリシャともご縁のある彼女。
ギリシャ語も少し話すって…すごいっっ。
で、松田美緒さんのライブの情報があります。
この『レモングラス』は私が美緒さんのライブで聴いて癒された曲。
なんか、背中をなでられるようなやさしい感じがいいっっって思いました。
ほかにも労働歌や、移民の歌や民謡などなど、地元の人に歌い継がれてきた素朴だけど体温のある歌ばかり。
美緒さん自身が地元に行って、聞きとって、記録してきたものだそうですよ。
あ、そうそう、パーカッションの方が操る摩訶不思議な楽器もすご~く興味深いです。
お時間のあるかた、ぜひ聞きに行ってみてください~!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。プチっとよろしく↓お願いします。
Tweet
ポルトガルに住んで、ステージに立っていたっていうキャリアもすごいんですが、ギリシャともご縁のある彼女。
ギリシャ語も少し話すって…すごいっっ。
で、松田美緒さんのライブの情報があります。
11月10日(火)京都
会場 モダンタイムス
19時開場19時半スタート
予約2800円 当日3300円 (飲食オーダー別)
TEL 075-212-8385
〒604-8001
この『レモングラス』は私が美緒さんのライブで聴いて癒された曲。
なんか、背中をなでられるようなやさしい感じがいいっっって思いました。
ほかにも労働歌や、移民の歌や民謡などなど、地元の人に歌い継がれてきた素朴だけど体温のある歌ばかり。
美緒さん自身が地元に行って、聞きとって、記録してきたものだそうですよ。
あ、そうそう、パーカッションの方が操る摩訶不思議な楽器もすご~く興味深いです。
お時間のあるかた、ぜひ聞きに行ってみてください~!!

