2006年08月

2006年08月30日

本「さわかみ流 図解 長期投資学」

本「さわかみ流 図解 長期投資学」:澤上 篤人著を読みました。
ご存知独立系投信会社、大手のさわかみ投信のさわかみ氏が書いた本です。
この人は、長期投資を提唱する数少ない機関投資家です。
氏の運用哲学は、すばらしく一見の価値はあります。

しかし、以前にも書きましたが、この人の実際の運用状態や行動は残念ながら彼の哲学とは外れていると感じます。

将来の産業を育成するといいながら、投資先はオールドエコノミー中心。
そして、新しいサービス等の新市場を開拓する銘柄ではなく、景気連動型のシクリカルな銘柄への大量投資など。

いや。いいんです。そういう投資方針はありだと思うんですよ。
ただ、彼が投資哲学として語っている内容と、実際の行動があまりにずれているのが気に入らないだけです。

とはいえ、プロのファンドマネージャーがいないと言われる日本の投信業界に風穴を開けた人物というのは間違いないですし、彼の長期投資哲学は僕は好きです。

それと、最近知ったのですが、彼は自分の息子をさわかみ投信に入社させてファンドマネージャーとして育成しているのですね。
世襲する会社について、どう考えているのか、さわかみ氏の哲学を是非聞いてみたいです。投資哲学のような明快な回答は得られるでしょうか。


あ。の感想忘れていた。
考え方としては面白いと思いますが、あくまでも一つのケーススタディとして読むのが良いんじゃないかと思います。