800万円→100万円→1億円達成の株式投資術

2004年5月に1億円を達成しました。一時は、800万円が100万円まで落ち込んだので、よろこび一杯です。
本も発売され、週刊ポストにも出ました。2005年12月にはサイボウズ株の急騰で7億円達成!!その後リーマンショックで1億円切るところまで落ち込み一時ブログを休止していました。
   サイト運営者:普通のサラリーマン えす

2007年09月

9月末終了-きびしーーーい

9月末が終了しました。

今月(9月)のパフォーマンスは、
572百万円→512百万円(月次▼10.4%、年初比▼25.4%)
でした。

今月も3ヶ月連続で10%以上の大幅な下げでした。
非常に厳しいです。。。
とはいえ、月中は、5億円を切って、4億円台に突っ込んでいたので、まだましかなあ。
最後の数日で何とか盛り返すことができてホッとしています。

ベンチマークは、
日経平均   16569円 → 16785円(1.3%)
ジャスダック平均 74.30円 → 73.67円(▼0.8%)
でした。

>僕の投資手法は、基本的には逆張りタイプなので、割安株がますます売られるような今のような相場展開は苦手な展開です。

>短期的な割安株を損切りして外し、長期で持てる銘柄へのシフトをさらに進め、長期戦への備えを一層固めました。


>9月の相場は、全く読めてないです。
>ちょっと相場観に自信をなくしています。
>大きく減らさないように気をつけながら、次のチャンスを待つ戦略で進めたいと思っています。
>基本的には、リバウンドを取れなくてもかまわないので、当面は守りのスタイルです。


今月は予想以上に相場が読めませんでした。
とはいえ、下がるとわかっていても自分のポジションの大きさで動けないという状況なので、どうするわけでもないのですが。
まあ、どうせマーケットタイミングを読んだって当たらないんだからこれでいいと思っています。

また今月は短期保有系の銘柄の損切りをいっそう進めました。
僕の場合、短期とは言っても3か月〜半年くらいは保有していることが多いのですが、今回は先行きの不安からほぼ全てを外しきりました。
信用の保有残高もほとんどゼロに近づき、現物保有も短期のつもりで持っていたものは全て外し、長期目的の銘柄に集約しました。
この結果、上位3銘柄への集中度はいっそう高まり、資産残高もこれらの銘柄の動きで左右される状況となっています。

月末数日の値動きは力強かったため、底打ちかという意見が聞こえてきますが、僕はあまり信用していません。
この上げが継続するかというと疑問を持っています。
理由はいくつかあるのですが、ここでは割愛します。


10月もどうせ読めないので放置です。
集中投資している銘柄が何かの理由で上がれば増えるだろうし、何かの理由で下がれば減る。
そんな感じでいきます。

集中投資度が上がると動けないものです。
まあそれを許容したうえでの集中投資ではあるのですが。




顧客主義と収益主義

企業には、顧客至上主義の会社と、収益(売上だったり利益だったり)至上主義の会社とがある。
どっちの会社に投資すべきかと問われると、大半の人は顧客主義の会社がいいなあと答えるのではないだろうか。

この問題は非常に難しい。

ある顧客に商品を販売する。
販売候補商品は、AとB。
この顧客には、Aという商品が最適であるが、Aを売っても利益は小さい。
一方、Bという商品は、顧客のニーズを考えるとオーバースペックであるが、Bを売ると利益は大きい。

この時、営業マンは、Bを売るべきなのかAを売るべきなのか。
また、会社として、Aを勧めるべきか、Bを勧めるべきか。

Bを売る会社は、短期的には高い利益を得られる一方で、Aを売る会社は、一時的には売上をロスする。
短期的にはBを売る会社の方が業績が良いに違いない。
中長期だったらどうなるんだろうか?

最近、顧客主義をうたっている会社は多いが、本当にAを販売できている企業はどのくらいあるのだろうか。
投資家にはいろんな力が要求される。

映画「オーシャンズ13」

オーシャンズ13を見てきました。
前評判があまり芳しくなかったので、期待はしていなかったのですが、意外に楽しめましたね。

前作、
オーシャンズ12
は、テンポ重視で、内容的にはつまらなかったので、若干は不安がありましたが、今回の方が内容の記述は丁寧かもしれません。
とはいっても、人物紹介的な部分は皆無なので、前作前々作を見ていない方は、ちょっとつらいかもしれません。

ブラッドピット、ジョージクルーニー、マットデイモン、アルパチーノ(敵役)、ジュリアロバーツ(今回作は出演せず)
と有名どころが揃う、豪華キャスト映画ですな。

仕掛けも面白いけど、カジノのシーンはビジュアル的には難しいなあと感じました。

初島

370c8962.jpg遠くに初島が見えます。
今日はずいぶん涼しくなりました

日本株にこだわるのか

久しぶりにいろいろなコメントに対する返答を。


>
>えすさんは何故日本株をなんかやってるのですか?
>持株がすべて香港株の私からみると日本株に偏ったPFは滑稽に見えます。
>5億も資産があるのにもったいない・・・
>日本株はハイリスクローリターンの典型に感じます。
>H株指数のチャートを見ればいかに香港株が強いかわかります。
>サブプライムショックを完全に払拭して新高値更新中です。
>http://www.aastocks.com/chi/nstockquote/gifchart.asp?symbol=10010
>Posted by ペパロニ at 2007年09月01日 21:56
>
>
>
>なぜパフォーマンス悪い日本株にこだわるのでしょうか。
>
>過去の暴落からの戻りは、ブラックマンデー、911、IT
>バブルいずれの場合でも日本はアメリカより劣っている
>という事実があります。まあ、対アメリカに限らず日本は
>最低レベルです。短期的な戻り、中長期的な成長も
>よくありません。
>
>長期保有が報われない株式投資という意味では、
>日本株が筆頭でしょうね。配当も非常に少ない。
>
>ついついわかっている気がするので、
>日本株に投資をするのでしょうが、
>銘柄選択の素養がある人以外の
>日本株投資はハイリスク・ローリターンであることは
>確かだと思いますよ。外国株のインデックスでも
>持っていたほうがよっぽど儲かる。暴落を加味してもです。
>本当の天才は集中投資で儲けているのでこの限りでは
>ありませんけど。
>
>既得権益者有利、株主不利の状況が変わらない限り
>日本に長期的投資はしたくないなぁ。
>
>Posted by 日本株はほどほどに at 2007年09月04日 01:00
>
>

平均(インデックス)で見た時に、日本市場が効率が悪いのは確かだと思います。
平均で勝負するサルのダーツ状態で投資するのであれば、経済成長が大きい国の市場のインデックス(または大幅な分散)に投資するのが良いと思いますよ。

ただ、外国株は情報が少ないですからね。
普通の人ができる海外の個別企業に対する投資は、マネー誌だけを頼りに日本株に投資するのと同じような状況だと思っています。
それを強く感じたのは、ブラックベリーを米国で見たときですかね。
あれだけ、多くのビジネスマンが使っている情報端末で、現地の新聞を読むと、ブラックベリーや、RIM社の情報も毎日のように出ている。
にもかかわらずその情報が日本では皆無に等しい。
現地の情報を十分に入手できる環境に居ない限りは、勝てるはずがないですとココロの底から思いました。

そもそも、僕は日本人で、日本が好きです。
できれば、自分のお金くらい自分の好きな会社・好きな国に投資しておきたいと思っています。
自分が信じる経営者企業に財産を託し、その企業の発展を願う。そんな投資家でありたいと思っています。
ただ単純に、「こっちが儲かる(儲かりそう)からこっちに投資する」という投資家にはなりたくないのです。

自分のお金の使い道くらい自分で決めたいです。

最近、日本人のお金が海外に逃げる傾向が顕著です。
中国をはじめとした、海外投資がブームになっています。
日本人が日本のポテンシャルを信じないんでどうするんだろう。
日本企業を応援しないでどうするんだろう。
そんなことを考えてしまっています。


>既得権益者有利、株主不利の状況が変わらない限り
>日本に長期的投資はしたくないなぁ。

ここの部分は僕が今もっとも悩んでいる部分です。
ブルドックソースの一件(特に司法判断)。最近の官僚や政治家の腐敗ぶりを見ていると、日本の先行きに対する不安を増幅させています。
最悪シナリオを想定せざるを得ないのかなあ。
そういう決断の日が来ないことを願っています。


>
>前日とのギャップばかり大きくて日中の動きが極端に小さい今の株式市場を見ると、
>日本が市場として機能しなくなってきているという不安があります。
>デイトレ専門の私は既に対象市場を国際化してます。
>でも、本当は日本の市場にしっかりとしてほしいです。
>Posted by SAKU at 2007年09月02日 13:46
>

日本市場にしっかりとしてほしいのは同感です。
僕のような投資家からみても、SAKUさんのようなデイトレーダーからみても、市場として機能しなくなってるという意見があっているのは、おどろくべき事実です。
日本市場に何が足りないのかを考えてみたいです。
SAKUさんはどうお考えですか?

>
>こんばんわ。いつも楽しく拝見させて頂いております。
>ここネット関連が為替の関連が受けにくいとか、業界再編等の理由でやや見直しされてきた様に
>感じます。えすさんはどう感じてますか?
>また、個別銘柄について言えば、カカクコムが子会社のフォートラベルとヤフーとの提携を
>発表したり、eiga.comや食べログのトラフィックが確実に増加してきていたり注目してます。
>えすさんは2005年頃は主力にしていたこのカカクコムについて、現在はどの様なスタンスですか?
>Posted by れお at 2007年09月02日 20:50

ネット関連株は、勝ち組と負け組みがはっきりと見えてきた感じがありますね。
インターネット技術の革新が一服した(と僕は感じている)状況になりつつあり、既に勝ち組となっている企業に見直しの機運が高まっているのがその理由だと思います。
逆に、インターネット関連企業は、日本での成長に限界が見えてきたのも確かです。
英語圏であれば、(ほぼ無限に)拡大の余地があるのですが、日本のインターネット普及率やインターネット接続時間自体に成長の限界が見えてきた今、日本語だけでは成長余地が限られ始めているのも確かです。

カカクコムは、ヤフーがはじめた価格比較サイトの影響が懸念されたのですが、結果としてほとんど影響しなかったことが評価されているのではないでしょうか。
投資判断に対するコメントは避けます。


>
>ここは売りから入るのも良さそうな気もしますが、いかがでしょうか?
>特に内需は当分上がらなさそうなので。
>Posted by えすさんのファン at 2007年09月03日 22:52

知りません。
短期の値動きはわからないものですから。
売りたければ売ればよいんじゃないでしょうか。

>
>順調な時は銘柄を明かさずに、
>資産を大幅に減らした途端ポジショントークかよ。
>他者に対して一丁前に批判する前に、
>自分自身の価値観に一貫性をもたせるべきでは?
>焦燥から買い煽ってるようにしか見えん。
>最初っからそういう方向性のブログだったら特に何も感じないが、非常に痛々しい。
>Posted by 三上 at 2007年09月16日 07:45
>

時々銘柄は書いてますよ。
ただ、以前(サイボウズに投資していたころ)は主力銘柄を書いていましたが、最近はマイナー投資銘柄を中心に書くようにしています。
サイボウズの時にはずいぶんと批判も頂きましたからね。
主力銘柄は今でも触れていないです。

そういう意味では価値観は、ほぼ一貫しています。
そもそも価値観って一貫する必要も無いし、時代や状況に応じて、変化させていくべきものだと思っています。


>
>これだけの資産を築いたならFXに転向されたほうが安定的に
>利益を生めると思いますよ。
>Posted by とし at 2007年09月17日 14:08
>

さあ。安定している投資なんて無いでしょう。
安定していると本気で思っているなら、いつかやられるでしょう。

FXに関しては、試験的にやっていますが、難しいですね。
一企業の部分所有となる株式に比べて、為替は妥当価格を検証しにくいので、値動きを当てるのはまず不可能だと思います。(国の部分所有という考え方もあるのですかね??)
ここ数年は、円安傾向が継続していたので、読みやすかったのかもしれませんが、これからなんてわかりません。

インカムゲインの利回り(株式は配当、為替の場合は金利)だけでいえば、株式投資よりも有利な部分が多いのも事実ですが、値動きに対するリスクは同レベルじゃないかと思っています。



マニー(7730)会社説明会

少し前の話ですが、7月18日に行われたアナリスト協会主催の個人投資家向け説明会に行ってきました。
平日の昼間にもかかわらず、100人以上の参加者がいて、びっくり!

僕のお目当ては、マニー(7730)です。

社長のプレゼンに先立って、流されていた会社ビデオはなかなか良くできていました。

その後のプレゼンでココロに残ったのは。
・売上76億円、国内280人の小企業ながら、ベトナム、ミャンマーに工場を持ち、海外従業員約900人。
売上高の66%が海外向けで、世界100カ国以上に販売されている。

ジャスダックの小企業のなかで、グローバルに展開できている数少ない会社だという印象を持ちました。

・上の役職の人ほどよく働く文化の会社である。だから給料を一番もらっている社長が一番働いて、一番利益に貢献しなくてはならない。

この言葉が、この会社を一番良く表しているように思います。
社長の人格が良く出た一言です。言うのは簡単ですが、これを実践できている企業がいかに少ないことか。実践できている会社は、他には日本電産くらいかも知れません。


・海外での生産を強化している。コストベースでは14%くらいが海外生産だが、生産量ベースでは30%以上が既に海外生産になっている。今後は、ベトナム工場の増床によって、海外生産の比重をさらに高めて、コストダウンに努める。

・保有する特許数は、なんと178件(うち海外特許127件)

すばらしい会社だと再度実感できました。
ただ、プレゼン全体としては、なぜ会社がシェアを伸ばしていけるのかについての説明が足りなかったかな。


Q&A
1.他社が出来ずにマニーだけが独占的にできる理由。
特許面での強みがある。
かといっても、他社に全くできないわけではなく、ライバルはいることはいるが、他社と違って、継続的にビジネスできているのが一番の要因。
欧米のライバルはM&A等で事業を止めてしまったりして、結果としてライバルがいなくなっている。
欧米のM&Aビジネスの弊害か。


2.特許取得の趣旨、国内外で170〜180件程度あるとのことだが具体的な出願国や出願内容。過去に特許で裁判を争ったことがあるのか?

具体的にはいろいろとあるが、米国ヨーロッパを中心に、最近では中国でも特許戦略を進めている。
現在の特許だけではなく、出願中のものが多数ある。
過去に裁判で争った事例としては、2000年に勝訴して7億円の賠償金を得た。

3.海外売上比率が高いが、為替の影響はどの程度あるのか?
販売は全て円建てでの輸出。
逆に生産は、ベトナム、ミャンマーなど米ドルの動きにリンクしている。
このため円安は利益に対してマイナスになってしまう。

4.市場規模とライバル
アイレス部門=世界シェア12%、トップシェア企業はジョンソン&ジョンソン。まだまだ拡大余地がある。市場規模は200億円ちょっと。

リーマファイル=ブランド別では世界トップシェア。会社別だと、2位以下の会社が合併し同一の会社になってしまったところがあり、シェア2位に落ちた。
市場規模は60〜70億円程度。

ナイフ(眼科用)=日本で40%のシェア、世界で15%のシェア。世界ではまだまだ伸ばせる余地がある。市場規模は50億円程度。



こういう世界を舞台に頑張っている小企業を応援していきたいなあと改めて思いました。

一度、大きく上がったときに手放しましたが、最近また株価が安値圏に落っこちてきたので、改めて買いなおしました。
というわけで、僕は株主ですので、少しポジショントーク気味。

なんとびっくり!

先日、僕が安倍首相の批判記事を書いたせいでは、待ったくないと思いますが、安倍首相が辞任しました。
びっくりです。

理由もはっきりとはわかりませんねえ。
”どうして、このタイミングで?!”って言う疑問も残るし、まあ不可解ですね。

別に特措法なんて、政治生命を賭けてまでどうにかする話ではないように思うけどねえ。国民の大半は関心がない(失礼!)テーマだろうし。
こんなところに政治生命賭けちゃった安倍首相の民意とのズレは、結局最後まで埋まらなかったように感じます。

株式市場的には次ですね。

まあ、安倍首相のままでは、株式市場的には苦しかったことも確かなので、まあこれより下は無いって事で(楽観的?)。
このまま安倍首相が続けられてずるずるいくよりも、良かったかな。

一時的には空売り仕掛けている筋も売りにくくなるだろうしね。

一応、麻生氏が首相候補ですか。
麻生さんの政策って全然知らないんだよね。
日本を明るい方向に変えてくれる方であれば、誰でもなんでもいいんですが。

美しい国へ

週刊ダイヤモンド2007年8月25日号の新・永田町の暗闘より。

*******
首相は「政策に間違えは無かった」と考えているようだが、次の指摘が自民党内から出た。
「小泉の構造改革路線を引き継ぎすぎて、地方が疲弊し、支持基盤が崩れた。大敗の原因は、地方の反乱だ。小泉のツケを払わされている。政策に間違いはないとはとんでもない。」
「農村票が逃げた。集票マシンだった建設業界が動かなかった。地方は補助金を減らされ、公共事業がなくなり、我慢の限界だ。」
******

この意見、本当にそうだろうか?
後半部分(農村票うんぬん)は、まあそういう側面はあるだろうな。

小泉政権は、戦後50年のツケを払わされていたように思う。
そのツケを前に、よく善戦したというのが僕の評価だ。
確かに、財政の再建と言う点や、外交面では不満はあるが、戦後50年のツケを処理しようとして、実際にいくつかの部分にはメスをいれただけでも大きな前進だったと思う。

安倍政権が、本当の意味で小泉政権の改革路線を引き継げていれば、選挙は問題なかっただろう。
国民は、安倍氏の対応を見て、小泉氏と同じではないと感じ取ってしまっているのだ。

自殺した松岡農水大臣の件にしても、「ナンとか還元水」なんて見え透いた嘘をついた時点で小泉氏なら切っている。安倍氏はそれすらできなかった。
赤城大臣にしても、インチキしているのは明白だったのに、早い段階で明確にしなかったから次々とボロが出てきてしまうのだ。

結局、安倍首相の行動は、「美しい国へ」という言葉に集約されているように感じてしまう。

ことばが美しいだけで、
何をやりたいのか、
そのためにはどういう方針で何を片付ける必要があるのか、
そしてその結果、誰にどういうメリットがあるのか、


こういう事が全く伝わってこないのだ。
全てにおいてあいまいなのだ。

ここに安倍氏の問題点があって、国民の支持が得られないのではないか。

日本は戦後とは産業構造が大きく変わっている。
農民の数や建設業界に携わる人数が減っているから、昔と支持基盤が同じであるはずがない。
都市部はもちろん、地方だってそうだ。
地方だって、サラリーマンで農村や建設とは関係が無い人が増えている。
昔と同じ政策である必要は全くない。
”誰に”という視点が必要な時代になっているんじゃないだろうか。

政権党が、旧来の考えを持つ限り、日本の未来は明るくならない。

世界はグーグルの前にひざまずくか?

はい、パクリです。
読んだ方はご存知だと思いますが、週刊ダイヤモンド2007年8月25日号の野口悠紀雄教授の超整理日記のコラムのタイトルです。

グーグルのGメールサービスについて、書いています。
簡単にまとめると。

*******
Gメールサービスや、デスクトップ検索というサービスは大変便利で、かつ無料提供。
これらの有用なサービスの無料提供と引き換えに個人情報を提供しているわけだ。

メールの内容を分析・監視することによって、サービス提供者は、技術的観点からだけ考えれば、全国民の監視が近い将来可能になる。全ての国民はグーグルの監視下に入る状況がありえなくはない。全人類がグーグルの前にひざまずくSF的世界が絶対にこないとは断言できない。このような状況下では個人情報保護法など全く無意味だろう。

こうした事態を回避するためには、サービスの供給を独占させないことだ。
複数の主体が競合的なサービスを提供し、利用者が分散するなら、ただひとつの主体が全世界の個人情報を独占するような状況を回避することができる。

しかし、日本にはそうした提供者は登場しそうにない。
政府が「日本は世界最先端のIT立国」などと寝言を言っている間に、日本人の個人情報は他国の企業に吸い上げられつつある。日本人はこのことをはっきりと自覚する必要がある。
*******

完全にSFチックな世界ですが、読んでいくと恐ろしい部分を示唆していますね。

ヒト、モノ、カネが、企業活動の重要な経営資源と言われた時代があった。
現代は、これに加えて、”情報”が重要な経営資源となりつつある。

4番目の経営資源が完全に掌握された結果は、どうなるのだろうか。

続:朝7時の秋葉原で

昨日書いたエントリ「朝7時の秋葉原で」ですが。
いやー。久しぶりにすごいコメント数ですね。
普通に、投資の話を書くよりもよっぽど反応多いです(苦笑)

まあ、賛否両論ですね。
一部の人には、僕の趣旨が今一歩伝わらず曲解されている部分があるようなので、ちょっと補足を。

別にパチンコはやってもいいと思いますよ。
僕も過去には嵌ったこともあるし。
実際に娯楽としては面白いと思いますよ。
別にパチンコをやるから下流だとかそんなことは全然思ってないですよ。

でもね。
パチンコ屋って10時開店とかじゃないですか。朝7時から並ぶって既に娯楽の範疇を超えているのではないかと思うのですよ。
そうなるとあの人たちは(趣味を超えて)金儲けの一環で並んでいると考えるのが自然なんじゃないかなあ。

でもまあ、そこは譲って、金儲けのために朝早起きして努力(?)するのも、いいんじゃないかと思うんですよ。
僕の価値観ではちょっとずれているなあと思いますが、とはいっても趣味の世界だと思うんで、特に否定もするつもりもないんです。

ただ、これだけ多くの若者がそこにエネルギーを割いているという事実がなんだか悲しく思ったわけです。
パチンコに並んで金儲けに没頭するよりも、若いうちはもっとやることがあるんじゃねえかなと。

そして、そんな若者が多くなった日本に明るい未来はあるのだろうかと。
(そもそも一握りなのかもしれないし、昔からいたのかもしれないですけどね)

まあ、そんな感じですよ。
こんな意見を言うようになったのも、僕が年を取ったせいなのかも知れません。
このサイトが本になりました
bookcover
「サラリーマンが株で1億円を稼ぐ!!」
著者:えす 出版社:マガジンハウス
2005年3月28日発売

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