800万円→100万円→1億円達成の株式投資術

2004年5月に1億円を達成しました。一時は、800万円が100万円まで落ち込んだので、よろこび一杯です。
本も発売され、週刊ポストにも出ました。2005年12月にはサイボウズ株の急騰で7億円達成!!その後リーマンショックで1億円切るところまで落ち込み一時ブログを休止していました。
   サイト運営者:普通のサラリーマン えす

2008年06月

6月末終了

6月末が終了しました。
早いもので今年も折り返し地点です。

今月(2008年6月)のパフォーマンスは、
618百万円→580百万円(月次▼6.1%、年次+6.8%、年初543百万円)
でした。

ベンチマークは、
日経平均   14338円 → 13481円(月次▼6.0%、年初15307円)
ジャスダック平均 64.68円 → 60.92円(月次▼5.8%、年初72.17円)
でした。

だいたいマーケットパフォーマンスどおりで、そんなにやられていないように見える?
いやいや。
僕は信用分のパフォーマンスは決済するまで加味していないルールとして計算しているんですが(単に含み損益を足し引きするのが面倒くさい)、信用取引分は先月までは含み益だったのが、今月は一気に含み損まで下げました。
この含み損益を加味するとマイナス幅はもっと大きいということになります。
やられた感じでいっぱいです。

今月は厳しい感じです。
特に引き金は米国の暴落よりも、ゼファー(8882)の連結子会社(近藤産業)のデフォルトでしょう。
日本の不動産業界が想像以上にダメージを受けているということを印象付けられてしまい、不動産及び不動産関連銘柄は全て暴落に近い結果となりました。

また、新興市場も指数以上に厳しい印象がありますね。
グッドウィルが実質的に政府(官僚?)につぶされてしまい、多くの投資家は強権の怖さを思い知ってしまったということでしょう。
これで新興市場に資金が戻るのにさらに一年は遅れたかもしれません。

一方で、東証はがんばりました。
買収防衛策を認めないようなレポートの発表や、親子上場を見直す方針で検討するという報道など、市場側にいる人が喜ぶような話をいくつか発表しました。
この影響からか、資産バリュー系の銘柄には堅調なものが目に付きました。

さて、ここのところ日本の信頼性が揺らいでいるように感じます。
今後も先進国として君臨できるのか、それとも名実ともに二流国に落ちてしまうのか。
その分水嶺は目の前に迫っているように感じてなりません。

政治家や官僚の皆さんには、この危機感が全く伝わっていないように思います。

日本は本当に大丈夫なのか。この辺をテーマによく考えていかねばなりません。



買収防衛策はすべて可決

今年の株主総会シーズンもいよいよおわりましたね。
昨年はストックオプションの議案やら買収防衛策やらでプロキシファイトが盛り上がっていた感じもありましたが、今年は盛り上がりに欠けた印象があります。

さて、先日のエントリに書いた僕の家にまで議決権行使書を取りにきた会社はセイノーホールディングス(9076)でした。
セイノーは、残念ながら(?)、買収防衛策は反対20%で可決されました。
買収防衛策が否決されれば株価は上がるのではないかという淡い期待で買っていたのですが、なぜか株価は上がり、結局数十万円のプラスでポジションを閉じました。
しょぼしょぼですが、まあ結果オーライということで。

この6月は海外に行っていたり、国内出張があったりで、非常に忙しくすごしており、なかなかブログの更新ができませんでした。
が、株価を見ると猛烈に下がっている印象がありますね。
これはやっぱり新興市場を中心に見ているせいでもあるとは思うのですが、不動産系の会社の下がり方は、異常を超えてもうあきれるしかないくらいです。

今月のパフォーマンスは正直かなり厳しいものになっています。
あと一日ではどうにもなりませんが、来月以降の戦略を今週末に再び練ってみます。

初体験

先日、3月末に保有している某社の担当者が家に訪ねてきたらしい(もちろん僕は不在だった)。

「えすさんに議決権を行使してほしい。」
対応した家人はオートロックで丁重にお断りした。

その会社。実は既に2回もはがきを送ってきていて、議決権を行使してくださいという通知を受け取っていた。
その上、担当者(?)が、自宅を訪ねてきたのだ。

この会社は、今回買収防衛策を議案として提示している。
この会社は外国人が30%弱保有しているので、議案の成立が微妙な状況なんだろうな。

もちろん、企業の担当者が自宅を訪ねてきたのは初体験だ。
この話を友達にしたら「それって菓子折りくらいもらえたんじゃねえか?」
言われてみればそうかもしれない。

買収防衛策が否決されれば、株価は上がるかも知れない。
と思って、とりあえず今日少しだけ買いを入れてみた。
さて、この投機ポジションはどうなることやら。。。、

買収防衛策が否決されたら、このブログでもご報告申し上げるつもり。

追伸;僕はこの訪問の数時間前に郵送で議決権を行使してしまっていた。
ネット行使できるなら、ネット行使していたので、判断を変えることもできたが、はがきでは早めに出すしかなかったからな。

方針にこだわり過ぎないこと

一度決めた投資方針を貫く必要はないという話。

中国で冷凍食品を製造し、輸入販売しているミホウジャパン(2880)という会社がある。
この会社、以前ちょっと面白そうだなと思って調べたことがある。

僕は消費関連の企業は、今後二極化するというシナリオを持っており、徹底的に安く作る(売る)仕組みを持っている会社か、ブランドを有していて高くても売れる仕組みを持っている会社。このどっちかでないとうまくいかないだろうと思っている。

で、徹底的に安く作る仕組みがある会社として、ミホウジャパンに注目していた。
この会社は、主に中国で生産した野菜を、中国の現地工場でカット野菜にして冷凍化して日本に輸入販売するというものだ。
メインは業務用であり、主に居酒屋やレストランルートで販売されているようだった。
コーンとかグリンピースとかにんじんとかインゲンとかそんな感じの野菜。
中国の食品の安全性が言われる前だったので、ひょっとして食品にもこういう流れが出る可能性があるんじゃないかと考えたのだ。
しかし、よく調べたところ、自前で冷凍食品スーパーを日本国内に展開しようとしており、この展開はおそらくうまくいかないだろうと察知して、実際には投資していない。冷凍食品スーパーを展開しないで黒子に徹していたら投資していたかもしれないね。

仮に投資していたとして。。。

ここ1〜2年、中国製食品の安全が問題になるようになっていた。
しかし、一部報道では問題視されていたものの、加ト吉やJTなどの冷凍食品メーカーは中国シフトを進め、消費者は安いからといって中国製を購入する傾向に変化はなかった。

そこに起きた中国製餃子のメタミドホス混入問題だ。
これで中国からの食品輸入は絶望的な状況となった。

実際、スーパーに行くと、福神漬けとかこれまであまり気にしなかったものまで、日本製を売りにするようになってきた。(最大手のキューちゃんは中国製)

おそらく当分の間、日本人は中国製の食材は買わないだろう。明らかに潮目は変わった。

こうなると、どんなシナリオであってもシナリオを修正しなければならない。
どのタイミングでシナリオを修正できるか。ここに投資家の力量が出る。

このミホウジャパン。先日、神戸物産(3038)という会社が第三者割り当て増資を引き受けて傘下に入ることになった。
潮目が変わったビジネスを手に入れるこの会社は何を思うのだろうか。

後期高齢者医療制度はそんなに悪い?

後期高齢者医療制度がマスコミの批判にさらされている。

名称は確かに悪い。
”後期”高齢者という呼び名は良くない。敬意が全く感じられない。

しかし、制度としてはそんなに悪いか??

今の健康保険制度は、若年層と高齢層がどんぶり勘定になっている。
どっちが医療費がかかるかといったら、圧倒的に高齢者層であることは容易に想像ができる。
それぞれがどれくらいかかるかを把握した上で、医療費の対策を立てるというのは十分説明できる。把握した上で、高齢層の保険料を値上げする(または自己負担を上げる)といった方法で、医療費を考えるべき。
うまくやれば、若年層は保険料が下がるかもしれない。
保険料が下がらなくても、若年層分の国庫負担分は確実に減るだろう。

実際に一部の高齢者には「若い人に負担ばっかりかけてもいられない」というまともな意見もあるようだが、一部の報道の前ではかき消されてしまう。

むしろ問題は、医療費が不透明なことだろう。
今の医者は、大半が治療明細を一切出さない。
ほとんどの患者は言われた料金をそのまま支払うだけだ。
これも自己負担が小さいから、まかり通るだけではないか。

実際にはやっていない治療等が、請求されている可能性は十分にありえる。
実際に一部のコンタクトレンズ医療機関では、大量に不正診療が行われているという。(初診の人と再診の人で基礎報酬がことなるのに、高いほうで請求しているらしい)こんな不正は脱税と同じなのに、捕まったという話は聞かない。

こんな不透明な業界が他にあるか?

医療費改革でやるべきことは、二つ。

1.診療明細を全員に配る。そして適正な請求が行われていることを本人がその場で確認できるようにすべき。これだけで不正請求は大幅に減るはず。
ただし、この方法は現在どの程度不正請求が行われているかがわからないため、効果は不明。

2.医者に行かなくても、薬がもらえるようにすべき。
大半のリピーター(っていうのかな?)は、薬をもらうために医者に行っている人が多い。実質的に治療も診察もやっていないのに(やる必要がない)、薬が欲しいからしょうがなくて病院に行っている。
これを病院にいかなくても、同じ薬なら薬局だけで受け取れるようにする。
まあ、月に1回くらいは病院にいくことを義務付けてもいいかもしれない。
なんで、できないか。
結局、医者の団体の政治力が強いのだ。日本医師会の寄付が大きく、ようするに政治家は既得権を守っているのだ。

日本がよくならない理由を突き詰めるといつものように既得権の壁にぶち当たる。
悲しいことだ。

個人的には後期高齢者医療制度よりも、上記二つの改革を望みたい。




アメリカの風に吹かれて

海外から帰国しました。
今回はアメリカに行ってきました。

海外で感じたことをつらつらと書こうかと。

1.サブプライム問題
米国はサブプライム問題でズタズタなのかなあ、と思っていましたが。
少なくとも、僕が見ている感じではほとんど影響はなかったですね。
実際、まだまだ建設投資は盛んに行われているようでした。
ただ、個人ベースでは、今回のサブプライム問題で、不動産価格が下がって困ったといっている人がいたのも事実で、不動産価格が下がっていることは間違いなさそうです。

2.アイフォン
やはり流行っていました。
アイフォンと、マックブックエアーをホテルのロビーで使っている人が結構目立ったかな。
以前に比べるとブラックベリーは一段落した感じもありましたが、空港では相変わらずのブラックベリー人気です。
現地に行っているときに、ソフトバンクがアイフォンの契約をしたというニュースが飛び込んできました。
ラジオを聞いていたら、このニュースが流れ、580百万USD(約600億円)の販売権を支払うみたいなことを言っていたように聞こえました。(英語だったのでちゃんと聞き取れた自信はない)
あわててインターネットをチェックしたのですが、日本のネットには契約金額出ていない。。。
実際の契約金額はどうなんでしょうね。。

3.資源インフレ
ガソリンの値上がりが目立ちました。
なんと、1ガロン4.6ドル台です。1ガロンは、3.7リッターくらいなので、リッター換算で130円くらいかあ。
昔の激安ガソリンに比べるとずいぶん上がったなあ。
これなら、暫定税率が廃止された日本と変わらないなあと思っていました。
でも、日本に帰ってきたら、なんと170円台。
一気に現実に引き戻された感じです。


4.通貨の動き
現地でウォールストリートジャーナルを読んで。
WSJには、通貨インデックスみたいなやつの推移チャートがでているんですよね。
で、ユーロ、円、ドルの3通貨のこの1年くらいがチャート化されて表示されているのです。
ここ一年くらいで見ると、ユーロと、円は同じくらい上昇していて、ドルは同じくらい下がっている。
日本にいるとユーロが勝ち、ドルが負けだと感じていたんですが、3機軸通貨で見ると、ドル一人負けで、円は結構善戦しているのだなあと。
ちょっと目線(見方)を変えないといけないな。

5.通信インフラ
アメリカは家庭用インターネット事情があまりよくないみたいですね。
ホテルでのインターネット事情は悪くないんだけどね。
日本から赴任した知人いわく、家庭で光回線なんて引けないって。
ADSLが月5000円くらいするらしい。
日本のヤフーBBの功績は偉大だ!

6.治安
いまやアメリカのほうが治安が良いんじゃないかと思うくらい都市部での治安はいいです。夜歩いていても問題ないし。
と思って帰ってきたら、秋葉原での通り魔です。
やっぱ、アメリカのほうが治安が良い??
冗談抜きでそんな気がしてきました。

7.建設
今の建設の流行は、高層建築、ガラス張りのようです。
新しいビルやコンドミニアムはみんなこんなつくりでした。
日本にもこのトレンドは来るのでしょうか?

他にもいろいろとあったのですが、また思いついた時にでも書きますね。
たまにリフレッシュするといいもんですね。
このサイトが本になりました
bookcover
「サラリーマンが株で1億円を稼ぐ!!」
著者:えす 出版社:マガジンハウス
2005年3月28日発売

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