先日の日経マネーに出演した時に現在の保有銘柄としてご紹介した銘柄の一つが 
ノリタケ5331 という会社です。
本日年初来高値を更新し、5000円を超えてきたので、改めて取り上げたいと思います。

ノリタケといってもピンと来ないかもしれませんが、一般の方には食器の会社と言えばわかる人もいるかもしれません。
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世界的な高級陶磁器食器メーカーで、現在の主力商品は研削砥石です。また食器を作る技術を応用して、半導体の材料にも事業を展開しています。
TOTO5332という有名なトイレメーカーがありますが、TOTOはノリタケから派生した会社で、ノリタケは、(TOTOを含む)森村グループの一番トップの会社という位置づけになります。

さて、ノリタケの話です。
半導体市況に乗って業績が良かった時期もありますが、リーマンショック後は業績が低迷気味で、株価も低迷していました。つい1年くらい前まではPBR0.4倍くらいをウロウロしている状況でした。

5331

では、なぜ僕がノリタケに目を付けたのか?
株価が割安であるのはその一つの理由ですが、割安であるだけではなかなかキャピタルゲインは取れません。いまついている株価というのはそれなりに妥当性が高い株価であることが多く、業績が回復しない状況では割安のまま放置されることは目に見えています。

業績が回復すると予想した理由についてお話ししましょう。
1.名古屋の本社工場跡地売却による特別利益の計上
ノリタケは名古屋駅から徒歩20分くらいの場所に本社工場がありました。
既に工場は閉鎖されており、数年前から売却&再開発の噂はありました。
歴史のある会社ですので、簿価は低く大きな売却益が計上されることが予想されました。
(実際に2017年3月に三菱地所とイオンへの売却が発表され、2018年3月期は多額(約130億円)の特別利益が計上されると発表されています。)

2.保有有価証券の売却
このノリタケという会社、歴史ある会社でもあり多数の持合い株式を抱えています。(後で金額調べておきます)
一方で、ここ数年のIRを見るとわかるのですが、保有有価証券の売却を急速な勢いで進めています。
主な保有銘柄は銀行株や森村グループの各社の株式ですが、事業と関連性が薄いと思われる株式も多数保有しています。
これらの株式の収益性は低く、売却することで資産運用効率の改善が見込まれました。

3.保有社宅の売却
これは非常に私的な話ですが、実家の近所にノリタケの社宅がありました。
人気の某駅から徒歩圏の物件ですが、2年ほど前に某マンションデベロッパーに売却されたと噂になりました。それも相当な高値で。
相当古い社宅だったので、かなりの売却益が出ることが予想されました。
ノリタケのPLを読むと、ここ数年は土地の売却益が毎年のように発生しています。資産売却を進めていることは明らかでしょう。

→これらを総合的に判断して、ノリタケは効率経営に舵を切っていると判断しました。
もちろん資産売却はあくまでも一つの方法ですが、効率経営に舵を切って行けば、少しずつ本業の採算性が改善するのではないかと予想したのです。

1の本社工場跡地の売却益は今期経常され100億円近い売却益が計上されます。しかしこれは一過性の話です。
2と3の資産売却はもう少し継続するでしょう。
そして本業の採算性の改善はまだ兆候は見えませんが、少しずつ業績が良くなってきているようにも見えます。(昨年1年間+今年の第1四半期は本業が好調でした。)


株式市場には先見性があります。
こういった状況を投資家が評価し、株価はこの1年間で約2倍となっています。

個人的にも2500円前後で購入していますので、既に2倍のパフォーマンスです。
が現時点でPBR0.85倍。今期決算でさらに130億円の売却益が見込まれますので、さらなるPBRの低下が見込まれます。

さらなる株価の上昇には事業の回復が必要ですが、燃料電池など新規の材料もあります。
もう少し夢を見ていたいと思っています。

*また買いあおりとか書かれると嫌なので先に書きますが、時価総額800億円の会社は僕のブログくらいでは株価は反応しませんよ!