コメント頂きました。

>3818バンクテック・ジャパンという銘柄、今期予想PERが10倍程度、来期では8倍ぐらいになります。
>
>業績の基調が良い上に、のれん代の償却費用がなくなるという特殊要因によって、今期〜来期にかけて、業績が一変する見込みです。
>
>2006年10月にIPOしたばかりで、まだマーケット参加者によく知られていないた
>め、投資妙味があると思われます。
>
>是非ご一考ください。
>
>Posted by 好業績+割安 at 2007年01月06日 10:35
>

ご一考くださいと書いてあるので、ご一考したいと思います。
まず、僕はこの銘柄はじめて知りました。
まったくノーマークだったので、WEBの目論見書、決算説明会資料等を一通り眺めてみました。

さてコメントでもと思ったら、成長株で億万長者のAKIさんが同じ銘柄について、既にコメントしていたので、パスします。
というのは冷たいので(笑)、AKIさんとは違う視点で、定性分析のコツをちょっと伝授してみよっかな。

先にAKIさんのブログをごらんになってから読むと理解が深まると思います。


まず、シェアが高い点ですが、これを高評価と取るかどうかは難しいですね。
継続的なビジネスであれば、シェアが高い点は高評価ですが、このビジネスでは基本的に売り切りです。そうなると、シェアの高さがアダとなって、拡大余地が小さいと見ることもできます。
当該ビジネス自体が拡大基調なビジネスなら、シェアの高さは有利ですが、当ビジネスはどうなのでしょうか。ここがチェックのポイントです。

また、そもそもシェアが高い企業のチェックポイントは、ブランド力があるのか、今後価格を上げていっても顧客がついてくるかという点を重視する必要があります。
この企業はどうなんでしょうかね。
この分野に詳しい方はどうぞ研究してみてください。


のれん代の償却がなくなる点については、グッドなポイントです。
最近の市場は、短期志向&財務諸表すら読んでいない傾向が強いので、こういった要素は見落とされがちです。
のれん代は350百万円ほどありますから、ここの増益部分が今後株価に織り込まれてくる可能性はあるでしょう。


それからビジネスおよび会社自体の成長性です。
正直、ここ数年の業績は足踏みですね。
業績が伸びない企業のPERは相対的に低いため、PERが低いだけでは必ずしも買われてこない可能性が高いです。
何か業績が伸びるインパクトが欲しいですね。


売上構成比で、保守の売上比率が比較的高い点はいいですね。
ソフト会社の場合、保守売上は継続売上である可能性が高いので、安定的なストック収益として寄与します。ここが大きい企業は業績が悪化しにくいので、この点は高評価です。


そして、最大のリスクは、株主です。
ジャフコが50%以上保有しており、下位のVCを含めるとなんと77%がファンドです。
この人たちはいつか売ってきます。
ロックアップについて、目論見書で触れられていない点は、ちょっと怖いです。
77%もの株主が一斉に売ってきたら大変なことが起きるでしょう。(さすがに一斉に売ってくることはないと思いますが・・。)


というわけで、僕が受けた印象としては、株価はほぼ妥当水準。
のれん代の償却がなくなる分くらいは2年以内に買われてくるかもしれないかな。
のれん代をPER10倍で評価して、時価総額ベース(税金調整後)で約21億円。現在の時価総額75億円から勘案すると30%くらいの株価上昇余地はあるに違いない。
ただしビジネスが順調であることが前提。

でもそれ以上にジャフコが売ってくるのが怖いから、無理に買わなくてもいいかな。
ジャフコ等の売りで株価がもっと大きく下がったら考えるかも。
そんな感触。


*もちろん、ビジネスの成長性に自信がある投資家は買いだと思いますよ。

**役員メンバーが元高千穂交易出身が多いんだけど、これって何の会社だったっけ?あとで調べておこっと。