2007年05月11日

フィンテックグローバル下方修正

今週、フィンテックグローバルが、2007.9期予想を下方修正した。
これを受けて、今週株価は大きく下がった。

◆業績予想の修正(連結)
          売上高   経常利益   当期純利益
前回発表予想( A)  16,850   9,968     4,603
今回修正予想( B)  16,032   7,606     3,249
増減額( B − A )   △818   △2,361   △1,353
増減率(%)     △4.9    △23.7    △29.4
(ご参考)前期実績
(18 年9月期)(C)   8,231   5,581     3,235
前期実績からの増減額(B-C) 7,801  2,025      13
前期実績からの増減率(%) 94.8    36.3     0.4

修正幅は大したことが無かったが、先週まで9万円代をキープしていた株価は一気に6万円まで下がってしまった。
そもそもフィンテックの場合、高成長に対する期待が強すぎたのだ。
高成長期待をテコにMSCBを発行するなどして、ファイナンスを連発してきた。
それでも投資家は、高成長という手形があったからこそ、我慢してきたのだ。
手形が空手形になってしまった以上、しばらく株価の低迷は続くと思う。

フィンテックは個人投資家に非常に人気が高く、僕も一時期保有していたことがある。
確かに業績の伸びは驚異的だった。

しかし、いかんせん業務内容が理解できないのだ。
業務内容は投資銀行業務ということになっている。
会社のホームページ等で把握しようとした範囲では、不動産流動化に特化した投資銀行というような事が書いてあった。(少なくとも上場当時は。今は知らない)

そうなのかなあと思っていたら、いきなり為替証拠金取引(いわゆるFX)の会社を買収したり、プリンシパルファイナンスのためにMSCBを実行したりと、なんだかよくわからない経営行動が目立っていたような気がする。

そんな動きに嫌気がさして、ちょっと下げたところであっさり売ってしまった。

実は、不動産流動化業界で働いている知人に「フィンテックって知ってる?」と聞いたことがある。
回答は「オリックスと組んでいる会社じゃなかったっけ?大手とは組んでないはず」との答えだった。
まあ、流動化業界でもそれほど知られた会社ではなかったということだ。


確かに業績の伸びはすばらしい。
でも、そもそも何をやっているのか、よくわからない会社は買ってはいけなかったのだ。
避けられる下方修正をきっちり避けていかないと、高い投資効率を出すことはできない。
そんな当たり前のことを再認識した下方修正だった。





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この記事へのコメント

1. Posted by yenbridge   2007年05月12日 15:07
4 えすさん、こんにちわ。いつも楽しく拝見させています。

個人的にはフィンテックがやっていることは面白いと思いますよ。
収益として上がっているかどうかはともかく、発想はかなり評価できます。
証券化する際に、保証を入れて信用力を上げたりとか、いろいろと先進的なことはしています。ただ、オリックスもそうですが、実務的にコストが高いので、あまり利用されることは無いかもしれません。

ただ、一つ言える事は、個人投資家には分かり難い会社だと思います。
ゴールドマン・サックスのやっている業務を正確に理解している人がほとんどいないみたいに、投資銀行業務といっても、いろいろありますから・・・。

金融業界・証券化マーケットのことを理解している人であれば、やっていることを理解できるのですが、若干マニアックな志向を持った会社なので、評価はされ難いと思います。
2. Posted by サイボウズ009   2007年05月12日 18:12
えすさんこんにちは。
いつも参考にさせてもらっています。
今回のこのコメントは殆どの個人投資家の考えに一致していると思います。
私も処分いたしました。短期的には僅かなリバウンドをするでしょうが
暫く低迷するでしょうね。
もう一つ保有の小型成長株(TRN)は自信持っているのですが
個人投資家に同じような期待感があると嫌だなと感じております。
フィンの件は成長性だけでなく心理で動くことを実感させられました。

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