今週、フィンテックグローバルが、2007.9期予想を下方修正した。
これを受けて、今週株価は大きく下がった。

◆業績予想の修正(連結)
          売上高   経常利益   当期純利益
前回発表予想( A)  16,850   9,968     4,603
今回修正予想( B)  16,032   7,606     3,249
増減額( B − A )   △818   △2,361   △1,353
増減率(%)     △4.9    △23.7    △29.4
(ご参考)前期実績
(18 年9月期)(C)   8,231   5,581     3,235
前期実績からの増減額(B-C) 7,801  2,025      13
前期実績からの増減率(%) 94.8    36.3     0.4

修正幅は大したことが無かったが、先週まで9万円代をキープしていた株価は一気に6万円まで下がってしまった。
そもそもフィンテックの場合、高成長に対する期待が強すぎたのだ。
高成長期待をテコにMSCBを発行するなどして、ファイナンスを連発してきた。
それでも投資家は、高成長という手形があったからこそ、我慢してきたのだ。
手形が空手形になってしまった以上、しばらく株価の低迷は続くと思う。

フィンテックは個人投資家に非常に人気が高く、僕も一時期保有していたことがある。
確かに業績の伸びは驚異的だった。

しかし、いかんせん業務内容が理解できないのだ。
業務内容は投資銀行業務ということになっている。
会社のホームページ等で把握しようとした範囲では、不動産流動化に特化した投資銀行というような事が書いてあった。(少なくとも上場当時は。今は知らない)

そうなのかなあと思っていたら、いきなり為替証拠金取引(いわゆるFX)の会社を買収したり、プリンシパルファイナンスのためにMSCBを実行したりと、なんだかよくわからない経営行動が目立っていたような気がする。

そんな動きに嫌気がさして、ちょっと下げたところであっさり売ってしまった。

実は、不動産流動化業界で働いている知人に「フィンテックって知ってる?」と聞いたことがある。
回答は「オリックスと組んでいる会社じゃなかったっけ?大手とは組んでないはず」との答えだった。
まあ、流動化業界でもそれほど知られた会社ではなかったということだ。


確かに業績の伸びはすばらしい。
でも、そもそも何をやっているのか、よくわからない会社は買ってはいけなかったのだ。
避けられる下方修正をきっちり避けていかないと、高い投資効率を出すことはできない。
そんな当たり前のことを再認識した下方修正だった。