しばらくお休みいただいてました。
また復活です。
WBCは本当に面白かったですね。
特に決勝の日本対韓国戦は手に汗を握り久しぶりにはらはらしました。
野球好きにはたまらない試合でした。
準優勝の韓国も、優勝した日本も本当に紙一重の試合でした。
さて、メールにて質問をいただきました。
> お世話になっております。
> アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどいろいろな国が、銀行に資本注入し始めていますが、
> そろそろこの金融危機も終わりでしょうか?
>
> 以前、えすさんがみずほ買ったのもりそなに資本注入されたタイミングというのを聞いていたのでえすさんがどう思っているのか、ご意見お聞きしたいのですが。。。
>
> お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。
メールありがとうございます。
今回の金融危機は正直よくわかんないんです。
普通に考えれば、サブプライム問題に端を発したCDSなどの金融商品の問題って、元本の住宅ローンの貸し倒れ率に収束するはずです。
そう考えると最大損失はせいぜい20%くらいなはず。
だけど、今の雰囲気は50%くらいの損失を折込みにいっているから、オーバーシュートしている。
でオーバーシュートしているところを強引に政策でおさえにいっているから、またオーバーなくらいの法案や公的資金の導入が実行されている。
ようするにすべてがちょっと大げさな感じなんですよね。
実はリーマンの破綻&ファニーメイの救済くらいまでは、僕のシナリオどおりだった。リーマンが破綻してもファニューメイが救済されれば大勢に影響はないでしょうっていうのが、僕の基本的なスタンスだった。
しかし、そっから先の下げで、僕はまったくわからなくなってしまった。
> 以前、えすさんがみずほ買ったのも、りそなに資本注入されたタイミングというのを聞いていたのでえすさんがどう思っているのか、ご意見お聞きしたいのですが。。。
りそなの資本注入は、あのスキームのミソは、資本注入ではなく、株主責任を問わなかったことにあると思っています。
今回の資本注入で国有化される金融機関が出たときに、既存の株主価値がどうなるのかという点については、まだよくわからない。
例えば、国有化の結果、株主価値がゼロになるのであれば、既存投資家から見て破綻と同義であり、少なくとも株式マーケット的にはプラス要因は少ないわけです。
今回のシティバンク救済は、株主責任を問わない方式に見えるが、最終的にシティが救済されるのかどうかはまだ多くの投資家が半信半疑なんだろう。
下落のスピードが速すぎて、まだ底が見えていないために今回の資本注入が本当に最後なのか?という点に疑問が生じているということなんだろう。
公的資金の投入、大量の流動性の供給で、一時的なパニックは回避されてきたように思います。
少しずつですが落ち着ついていくでしょう。
落ち着いた後は、過剰流動性が待ち受けている可能性があります。
過剰流動性と実体経済の悪化。この両方の要素の綱引きが向こう1年くらいの相場のテーマになると考えています。
そう考えると、実体経済の良い国は面白いかもしれないね。そこに日本が入っていることを期待したいと思います。

また復活です。
WBCは本当に面白かったですね。
特に決勝の日本対韓国戦は手に汗を握り久しぶりにはらはらしました。
野球好きにはたまらない試合でした。
準優勝の韓国も、優勝した日本も本当に紙一重の試合でした。
さて、メールにて質問をいただきました。
> お世話になっております。
> アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどいろいろな国が、銀行に資本注入し始めていますが、
> そろそろこの金融危機も終わりでしょうか?
>
> 以前、えすさんがみずほ買ったのもりそなに資本注入されたタイミングというのを聞いていたのでえすさんがどう思っているのか、ご意見お聞きしたいのですが。。。
>
> お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。
メールありがとうございます。
今回の金融危機は正直よくわかんないんです。
普通に考えれば、サブプライム問題に端を発したCDSなどの金融商品の問題って、元本の住宅ローンの貸し倒れ率に収束するはずです。
そう考えると最大損失はせいぜい20%くらいなはず。
だけど、今の雰囲気は50%くらいの損失を折込みにいっているから、オーバーシュートしている。
でオーバーシュートしているところを強引に政策でおさえにいっているから、またオーバーなくらいの法案や公的資金の導入が実行されている。
ようするにすべてがちょっと大げさな感じなんですよね。
実はリーマンの破綻&ファニーメイの救済くらいまでは、僕のシナリオどおりだった。リーマンが破綻してもファニューメイが救済されれば大勢に影響はないでしょうっていうのが、僕の基本的なスタンスだった。
しかし、そっから先の下げで、僕はまったくわからなくなってしまった。
> 以前、えすさんがみずほ買ったのも、りそなに資本注入されたタイミングというのを聞いていたのでえすさんがどう思っているのか、ご意見お聞きしたいのですが。。。
りそなの資本注入は、あのスキームのミソは、資本注入ではなく、株主責任を問わなかったことにあると思っています。
今回の資本注入で国有化される金融機関が出たときに、既存の株主価値がどうなるのかという点については、まだよくわからない。
例えば、国有化の結果、株主価値がゼロになるのであれば、既存投資家から見て破綻と同義であり、少なくとも株式マーケット的にはプラス要因は少ないわけです。
今回のシティバンク救済は、株主責任を問わない方式に見えるが、最終的にシティが救済されるのかどうかはまだ多くの投資家が半信半疑なんだろう。
下落のスピードが速すぎて、まだ底が見えていないために今回の資本注入が本当に最後なのか?という点に疑問が生じているということなんだろう。
公的資金の投入、大量の流動性の供給で、一時的なパニックは回避されてきたように思います。
少しずつですが落ち着ついていくでしょう。
落ち着いた後は、過剰流動性が待ち受けている可能性があります。
過剰流動性と実体経済の悪化。この両方の要素の綱引きが向こう1年くらいの相場のテーマになると考えています。
そう考えると、実体経済の良い国は面白いかもしれないね。そこに日本が入っていることを期待したいと思います。

