800万円→100万円→1億円達成の株式投資術

2004年5月に1億円を達成しました。一時は、800万円が100万円まで落ち込んだので、よろこび一杯です。
本も発売され、週刊ポストにも出ました。2005年12月にはサイボウズ株の急騰で7億円達成!!その後リーマンショックで1億円切るところまで落ち込み一時ブログを休止していました。
   サイト運営者:普通のサラリーマン えす

株式投資-買ってはいけない

シニアコミュニケーションズの粉飾決算

シニアコミュニケーションズ(2463)という会社の粉飾決算が話題になっています。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100604027490.pdf

ちょっとした自慢ですが、2006年7月25日の当ブログで、問題を指摘しています。

http://blog.livedoor.jp/esu4499/archives/50671114.html

どうみても粉飾決算だと思っていたので、あんまり意外感はなかったのですが、案外長い間発覚しないものですね。
これくらい露骨な粉飾決算ならすぐに発覚しそうなもんだけど発覚まで4年もかかっているのが不思議なくらいです。

アライブコミュニティー(1400)

アライブコミュニティー(1400)。

今日朝3時に適時開示で株数が30倍になる新株予約権の発行を決議した。
あんまり興味がない会社ではあるが、ちょっと気になったので、調べてみた。


2007年2月2日 フォレストフォールディング(代表者:田中智)に新株予約権を割り当て(行使すると、議決権比率50%を超える。)
2007年3月27日 代表取締役 福岡氏が 代表から外される。
       同時にフォレストフォールディングへの新株予約権を償却しようとする。
3月28日以降 フォレストから、断続的に新株予約権の行使
4月2日 代表から外れた福岡氏が株主提案にて、現取締役の解任を提案。
4月17日  会社が新株予約権の新株予約権の償却をあきらめる。
      同時に福岡氏が代表取締役に返り咲くことを決定。
 
5月30日 福岡氏が名実ともに代表取締役に返り咲く。
7月10日 株数が30倍になる新株予約権を発行することを発表。


まあ、推測すると、
福岡氏が新株予約権を最初に割り当てたフォレストフォールディングは**関係だった。
で、その責任を取らされた、福岡氏が取締役会で解任された。
その後、福岡氏がなんとか社長に返り咲いた(ここで何でフォレストが福岡氏を推すことになったのかが不明。)ので、7月10日の新株予約権で再度希薄化させて、フォレストフォールディングの影響を消そうと言う感じかな。

元を正せば、フォレストに新株予約権を渡したのが事の発端かなあ。

しかし、新興市場の企業のコンプライアンスの低さはひどいな。
こういう会社はとっとと上場廃止にしちゃえばいいのに。。

IXIの闇ー2

先日のIXIの闇ー1の続きです。

IXIの不正会計を調べるうちに多くの会社の名前が出てきてしまった。

ここから先は推測の域を出ない話が多いため、事実関係のみを書く。
無関係の会社もあるかも知れない。

あとは各自で判断して欲しい。

まあ、僕の中ではぼんやりと結論のようなものは出ているのですが、これ以上はやめておきます。


**当エントリは、有価証券報告書や臨時報告書、各種プレスリリースの内容から取得できたデータを元に図表化したものであり、なんら特定の意見、意思を反映したものではありません。
当該データの利用に当たっては、必ず各自で再度検証し、判断してください。

(ではデータは続きに)続きを読む

IXIの闇−1

2007年1月19日にIXI(4313東証2部)という会社が民事再生法を申請した。
まだ記憶に新しいことと思う。

ちょっとこれを整理していて、恐ろしいことに気づいてしまったので、これについてちょっと記述してみたい。

2006年11月 中間決算発表
2006年12月28日 半期報告書の提出遅延となることを突然発表し、管理ポスト入り。理由としては、監査報告書が入手できないこととなっている。調査継続しているが、不正取引があったという認識ではないと明言していた様子。

2007年1月19日 不正取引(循環取引)への一部取締役の関与を認め、関与した取締役等の解雇(辞任)を決定したと発表。

2007年1月21日 民事再生法の申請を発表

2007年1月22日
IXIは民事再生法申請で売り物殺到し売り気配
アイ・エックス・アイ(IXI、4313・東2整理)は、寄り付きから売り気配を切り下げ8000円安の21万1000円売り気配と3営業日ぶりに急反落している。1月21日に大阪地方裁判所に民事再生手続開始を申し立てたことから、東証がこの日から同社株を整理ポストに割り当て2月22日に上場廃止になることを嫌い売り物殺到となっている。前週末には、大引けにかけて悪材料一巡感からストップ高と急反発していた反動も加わり、売り買い差し引き約3万株の売り物となっている。同社の親会社でSBIホーディングス(8473)との経営統合解除で売られたインターネット総合研究所(IRI、4741・M)も、1500円安の6万9000円売り気配と気配値を下げ反落して始まっている。民事再生法の申請は、同社役員の社内ルールを逸脱した架空取引が行われ、100億円以上の発注処理(簿外債務)が判明、21日現在の負債総額119億円と合わせて同社存続に重大な支障が生じ自力再建は困難として申請に踏み切った。IRIは、子会社株式評価損143億8000万円を特別損失に計上したが、今後の業績への影響は判明次第開示するとしている。


というわけで、半期報告書の提出遅延が明らかになってから、わずか3週間での民事再生法申請となった。
一部の読者の方から、この件で質問のメールを頂いており、この件について
「僕なら即時に投げます(売ります)」と回答していましたが、そんな不安が的中した形になりました。


では、IXIの財務諸表を読んで、予想できたかどうかについて事後検証ですが、ちょっとみてみたいと思います。
続きを読む

ネットエイジグループ

ネットエイジグループ(2497)という企業が上場した。

売上の推移は、3億、10億、18億ときて、今期予想が29億円。
経常利益の推移は、赤字→3千万円→3.6億円ときて、今期予想が6億円。

業績は伸びている様にみえる。
これを反映してか、時価総額は469億円。
時価総額ではカカクコムとほぼ同レベル。

この会社ビットバレーの発祥の会社だとかで名前だけは大変有名だが、何をやっているのか正直よくわからない。
VC?コンサルティング??

前期、うまいこと利益が出たから、ここでどうにか上場してしまえっていう感じが、ひしひしと伝わってくる。
あまり興味がないので、ちゃんと分析していないが、前期の利益の源泉はなんなのだろうか。
たまたま投資先が一つ当たっただけで、その売却益が出ただけなんてことはないよね??

今年はミクシの大株主だとかで利益が出る可能性はあるが、来期以降はどうなんだろう。
さて、この会社が(今期または来期に)下方修正するかどうか見ものですね。

次の注目は、ミクシだろうな。

*僕自身は、ネットエイジの事は全く分析していないので、正直言って推測の部分が多い。従って、書いていることに特に悪意はない。単純に思ったことを書いただけ。
コメント等で削除希望が多いようなら、削除します。

存続リスク28社

6月28日付けの日経新聞によれば、2005年3月期の決算短信で存続リスクを28社が開示したという。
メモ書きもかねてリスト。

☆今年新たに開示した企業
ミサワHD(1722)、フジタ(1725)、ミサワ九州(1747)、ミサワ北海道(1761)、イビデングリーン(1765)、勝村建設(1817)、東北ミサワ(1907)、アピックヤマダ(6300)、ティアック(6803)、

☆前期から継続して存続リスクを開示した会社
千年の杜(1757)、三井住建道路(1776)、三井住友建設(1821)、ローマイヤ、エコナック(3521)、Sサイエンス(5721)、ヤマシナ(5955)、シルバ精工(6453)、明星電気(6709)、LSIカード(6887)、グラフテック(6968)、森電機(6993)、三菱自動車(7211)、イクヨ(7273)、天龍木材(7904)、河合楽器(7952)、キムラタン(8107)、武蔵野(9635)、ハナテン(9870)

☆新興企業で記載されている会社(一部)
ガーラ(4777)、元旦ビューティ工業(5935)、YOZAN(6830)

☆今年から記載を外した会社(破綻会社を除く)
中央ビルト工業(1971)、トスコ(3304)、MIEテクノ(5397)、東理HD(5856)、富士通コン(6719)、アプラス(8589)、大京(8840)

買うのは、今年から記載を外した会社か、来年外しそうな会社でしょうか。
でも、僕は買わないかな。

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下方修正条項付きMSCB(再掲)

ライブドアが発行した800億円のCBですが、これはMSCBです。
これについての質問が多いようなので、2004年12月11日のブログを再掲したいと思います。

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下方修正付きMSCBがどう不利かわからないというコメントをいただきましたので、考えて見ます。

MSCBとは、Moving Strike Convertible Bond(転換社債)の略です。
ようするに「ストライクが動く転換社債」ですね。
ストライク(プライス)とは、株式に転換できる転換価格のことを言います。
(転換社債自体がわからないよという人は、この際自分で勉強してみると良いでしょう。)

通常の転換社債の転換価格は例えば1000円っていう感じで決まっているため、株価が1000円を下回っている段階で転換する人は通常いません。ので、株に転換して売却する人も当然いません。

しかし、MSCBのように転換社債の転換価格が動くとどういう影響があるか。
一番ひどいケースのもので説明すると、転換価格は毎日の株価の終値で決めます。
CBの買い手は、株価が下がったほうが転換できる株数が増えますので、株を借りて空売りして売り崩します。
売り崩したところで、CBを株に転換し、借り株を返済します。
まあ、ほとんどノーリスクで儲かりますね。

このスキームで損をするのは、既存の株主です。
要するにMSCBは、既に株主になっている一般株主を犠牲にして企業が資金調達をしようとするスキームなのです。
よく覚えてください。こういうスキームのCBを発行する会社を投資家は許してはいけません。
こういう会社の株は絶対に買ってはいけません!

ただ、勘違いしてはいけないのは、下方修正事項つきCBと今説明したMSCBは別物です。
下方修正事項つきCBは、転換価格が下方修正する時期が決まっていて(例えば1年後1回とか)、これはCBを有利な条件で売るためのスキームということです。
一年後に株価が下がっている時は、転換価格を下げられるので、証券会社が販売しやすくなるのです。
これを出す会社は財務チームの知識が薄く証券会社にうまく商売されてしまっている会社と思ってよいでしょう。
下方修正つきCBのスキームは、売り崩すといった動きにはなりにくいので、株価への影響は大きくないケースが多いのですが、証券会社にうまく利用されている会社です。

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11営業日連続ストップ安

以下のニュースを見て欲しい。

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バリュークリックJがストップ安比例配分、きょうで11営業日連続

【2月2日 15:15 テクノバーン】バリュークリックジャパン <4759> が値幅制限の下限となる前日比1000円安の7900円で差し引き55万5164株の売り注文を残してストップ安比例配分となった。

同銘柄は先月20日が昨年11月に実施した1株を100株に分割する株式分割の新株還流日となっており、新株還流で需給関係が悪化したことが連日のストップ安につながっている。

分割前の株価は4450円(11月24日終値)となっており、株価の下落がこの分割前の水準で下げ止まりを見せるかどうか、100分割マジックを多用するライブドアの堀江社長の市場感覚が問われるところとなっている。
(テクノバーン) - 2月2日18時15分更新


なんと11営業日連続のストップ安です。
1月20日に100分割の新株還流があったので、当然といえば当然です。
分割発表直前(と思われる。良く知らない)の11月8日の株価が2200円(100分割を考慮)なので、ここまで下げつづけるのでしょうか。
オーこわ。

僕は、値動きだけで100分割する銘柄を喜んで買う投資家が信じられません。
そりゃ、うまくやれば大きく儲けることが出来るでしょう。
あっという間に数倍です。
しかし、株式投資はそんなに甘いものではありません。

株式投資は単なるギャンブルではないのです。
企業に成長資金を投じる資本市場であるはずです。

詭弁で株価を上げる企業に、成長資金を供給する必要があるのでしょうか。。。

”信頼を失う。”
ビジネスの世界で、こんな重要なことがわからない会社が将来成長できるのでしょうか?
このような方法で株価を強引に上げる会社をプロの機関投資家が投資するでしょうか?
どう思いますか?

とここまで書いてきて、100分割する会社って今の若者の気質に似ているような気がしてきました。
今の若者って(僕も立派な若者ですが僕よりももっと若い世代ですね)、信頼を得ることよりも人気を取る事を第一にしているような気がしませんか?
これと似ているような気がします。

しかし、なんで取引所は、こういう銘柄を規制しないのでしょうか。
こういう銘柄の売買で市場のシステムがトラブルを起こしているような気がするので、こういう銘柄の株価が乱高下する対価を真っ当な投資家が払っているような気がするのですが。。。

Blogランキング!すいません。今日は吠えてしまいました

下方修正つきMSCB

下方修正付きMSCBがどう不利かわからないというコメントをいただきましたので、考えて見ます。

MSCBとは、Moving Strike Convertible Bond(転換社債)の略です。
ようするに「ストライクが動く転換社債」ですね。
ストライク(プライス)とは、株式に転換できる転換価格のことを言います。
(転換社債自体がわからないよという人は、この際自分で勉強してみると良いでしょう。)

通常の転換社債の転換価格は例えば1000円っていう感じで決まっているため、株価が1000円を下回っている段階で転換する人は通常いません。ので、株に転換して売却する人も当然いません。

しかし、MSCBのように転換社債の転換価格が動くとどういう影響があるか。
一番ひどいケースのもので説明すると、転換価格は毎日の株価の終値で決めます。
CBの買い手は、株価が下がったほうが転換できる株数が増えますので、株を借りて空売りして売り崩します。
売り崩したところで、CBを株に転換し、借り株を返済します。
まあ、ほとんどノーリスクで儲かりますね。

このスキームで損をするのは、既存の株主です。
要するにMSCBは、既に株主になっている一般株主を犠牲にして企業が資金調達をしようとするスキームなのです。
よく覚えてください。こういうスキームのCBを発行する会社を投資家は許してはいけません。
こういう会社の株は絶対に買ってはいけません!

ただ、勘違いしてはいけないのは、下方修正事項つきCBと今説明したMSCBは別物です。
下方修正事項つきCBは、転換価格が下方修正する時期が決まっていて(例えば1年後1回とか)、これはCBを有利な条件で売るためのスキームということです。
これを出す会社は財務チームの知識が薄く証券会社にうまく商売されてしまっている会社と思ってよいでしょう。
下方修正つきCBのスキームは、売り崩すといった動きにはなりにくいので、株価への影響は大きくないケースが多いのですが、証券会社にうまく利用されている会社です。

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親子上場

J−ブリッジ(9318)について、ご質問があったんで、書きます。
先に断っておきますが、僕はこの会社は投資対象と見ていないんです。

なぜって、親子上場って僕は心の中で認めてないんですよね。
子会社って、結局利益の出し方や経営政策、人事権等ほとんど全て親会社に握られてるじゃないですか。そういう意味では独立した経営体ではないんですよね。
で、下手するとCSKグループの会社みたいに、あっという間に株式交換による完全子会社化(しかもひどい交換比率で)とかってことも自由自在じゃないですか。

もっとひどいやり方を考えれば、
→子会社に少し利益を付け替えてあげて、株価を上げてIPOする。
→親会社は株を放出して大もうけ。
→で、数年後子会社から利益を吸い上げて、赤字にする。
→赤字になると株価が下がる。
⇒株価が下がったところで厳しい比率で完全子会社化する。
 
⇒ほとんど希薄化せずに丸儲けでファイナンス大成功

もう、こうなると完全なはめ込みじゃないですか。
こんな会社投資したいとも思いません。

J−ブリッジ(9318)については、正直研究不足で、親会社(アセットマネジャーズ)との関係をよく知らないんですが、
明らかに親会社の一部門と大差ないコナミ東京(4780)なんて、買う人の気が知れないです。さすがに、PERが異常に低いんで、機関投資家は買ってないんでしょうね。

こういう会社は、投資家が見放して、市場から追放したほうが良いんですよね。本当は。。

Blogランキング ちょっと過激だが、本気です。

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