2007年08月19日

外国人留学生の日本での就職急増

 おはようございます。今朝は、晴れて暑い朝となりました。昨日は涼しかったので、自宅での仕事もはかどりました。このまま涼しくなればという願いもむなしく、今日も30度以上になりそうです。午後、福岡に移動しますが、九州も暑そうです。暴力団の抗争が心配ですが、中州で流れ弾に当たらないように気をつけたいと思います。

 昨日の記事で取り上げた馬インフルエンザですが、昨日は、大井競馬や金沢競馬も中止に追い込まれる事態になりました。このまま長引けば、サラブレッドビジネスに大きな影響が出てきそうです。この事態に競馬会がどう対処するのか、危機管理能力が問われています。

 さて、今朝の朝日新聞に興味深い記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

外国人留学生、日本での就職急増 06年、8272人(8月19日 asahi com)

 日本の大学や大学院で学ぶ外国人留学生が日本国内で就職するケースが急増している。法務省入国管理局のまとめでは、06年に就職するために在留資格を変更した留学生は8272人で、前年より約4割増えて過去最高を記録した。アジアからの留学生が96%を占める。中国など海外への展開を進める企業が即戦力を求めていることが背景にあるとみられ、増加傾向は今後も続きそうだ。

 留学生が日本に残って就職するには、在留資格を変更して就職が可能な資格を得る必要がある。日本企業で自らの専攻分野や語学力を生かす業務に就くと決まっていることなどが、許可の前提となっている。

 法務省がこの形式での調査を始めた94年以来、在留資格を変更した留学生は2000〜3000人台で推移していたが、04年に5000人を突破。06年は前年の5878人から一気に2000人以上増えた。

 06年の内訳を見ると、国籍などの別で最も多かったのは中国で前年比43%増の6000人。韓国の944人、台湾の200人が続く。業種別では商業・貿易が21%、コンピューター関連は13%。仕事の内容は翻訳・通訳が32%と最多で、情報処理や営業が続いている。

 入国管理局は「中国などアジアでの事業展開が盛んになり、語学が堪能な留学生を獲得する姿勢が強まったのではないか」と分析している。(了)


 入国管理局がいうような理由もあるでしょうが、そもそも留学生は日本の学生に比べよく勉強しており、気力・能力ともに高いので、大きな戦力になりうると思います。私も、採用の面接官として、多くの留学生の方と面接をしましたが、彼らの努力には頭が下がりました。

 買い手市場のときは、留学生は注目されていなかっただけで、現在の人材不足、売り手市場の状況では、引く手あまたかもしれません。優秀で、会社に利益をもたらしてくれる人材であれば、語学も堪能で、日本人とのコミュニケーションにも問題なければ尚更、国籍など関係ありません。

 日本とは違う文化・風習で育った外国人であることにも配慮しながら、彼らが最大限の力を発揮できるように職場環境を整えていくことも大事だと思います。


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ありがとう/外国人留学生に注目/「外国人留学生に注目」:最新情報【ありがとう】at 2009年02月27日 13:19
この記事へのコメント
こんばんは。いつもお世話になっております。

日本は、今後ますます労働力人口が減っていきますから、外国人労働者の受け入れが必須なのでしょう。また、外国人にとっても需要があるのでしょう。

ところで、逆に日本人が外国に留学して、そこで就労する人達はどの位いるのでしょうか。それが気になりました。

日本人は、どの位の人達が国際化に対応できるのでしょうか。

教育の問題を抱えながらも、世界に通用する日本人が多く輩出されることを願っています。



Posted by 江尻育弘 at 2007年08月19日 21:40
江尻さん、おはようございます。
貴重なコメントありがとうございます。

逆のケースは少ないし、一時期に比べて減っているのではないかと思います。国内での就職が厳しいときには、若い人が海外で就職する動きもありましたが、数日前の記事に書いたように最近は若者の海外志向自体が減少しています。

私も世界に通用する(世界を股にかけてあばれる)人が多く出てくることを願っています。
Posted by 人事労務屋・田代 at 2007年08月20日 09:55