2018年12月25日

久しぶりにブログを再開しようと思います。

独立前年の2004年から、2005年に独立してずっと毎日更新していた「人事労務屋のつぶやき」を再開しようと思います。

このブログを始めた15年前は、ブログの黎明期でブロガーは希少価値がありました。
その頃は、ブログランキングなども意識して、どうやればアクセスが増えるか考えながら書いていましたが、そんなことよりも気軽につぶやいていきたいと思います。

約7年ぶりなので、記事のアップの仕方からやり直しですが、またお付き合いいただけるとうれしいです。


  

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2012年03月22日

「埼玉県企業人NPO体験研修・発信事業」の冊子のご案内

おはようございます。
3月も春分の日がすぎて、春らしくなって参りました。
今年は花粉症に悩まされることなく、杉花粉の季節が終わりそうです。

さて、ビジネスパートナーである(株)ラーンウェルの関根さんが関わっ
てきた「埼玉県企業人NPO体験研修・発信事業」の冊子が完成したそう
ですので、ご紹介したいと思います。

私も地域活動や環境問題、NPO活動などに関心が高く、早速冊子を
読んで勉強したいと思います。

(以下は、関根さんからのご案内)

===

2011年4月から内閣府の「新しい公共支援事業」の一つである
「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」構築に関わっています。

http://learn-well.com/blogsekine/2011/12/npo.html

「埼玉県企業人NPO体験研修・発信事業」

その1つの成果として、埼玉県寄居町のNPOやボランティア団体の活動を
紹介する冊子「ヨリイスタイルネットワーク」が完成しました!

一般の人やビジネスパーソンも参加できる体験プログラムや
社会貢献活動が掲載されています。

本事業の取りまとめをしているNPO法人「マット荒川プロジェクト」のサイトから
冊子のダウンロードができます。(左側「コバトン」のイラストの下です)

http://arakawa-project.net/ysnet.html

(体験プログラムに参加している私の家族の写真も載っています)

地域のNPOやボランティアに、ビジネスパーソンがどう関わっていけるのか、
1つの事例としてご覧頂けましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

===
  
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2012年01月21日

低炭素杯2012で当社顧問先がプレゼン

 こんにちは。昨日は鹿児島県薩摩川内市にある当社クライアント中越パルプ工業株式会社殿の川内工場を訪問し、来月の研修の打合せをしました。

 同社は環境配慮に対するすばらしい取組みで、産業界、製紙業界をリードされています。以前このブログでもご紹介しましたが、昨年12月に、エコプロダクツ2011において「竹紙」で農林水産大臣賞を受賞されています。

 そして、このたびは、環境省が後援する「低炭素杯2012」でも、「竹から生まれた紙物語〜地域資源で築く環境未来〜」というタイトルで、来月東京ビッグサイトでプレゼンテーションをされることになりました。

 低炭素杯の概要は次のとおりです。↓ 
 http://www.zenkoku-net.org/teitansohai2012/
 
 「未来に向けて低炭素な社会をつくるために、全国で様々な草の根の活動が展開されています。各地で活動する学校・有志・NPO・企業などの方々が、その優れた活動のプレゼンテーションを通じて、発信し、様々な方々と交流を深め、学び合い、連携の輪を広げていくのが、低炭素杯です。全国からエントリーされた多くの団体のうち、厳しい審査を経て選ばれた41団体から日本一を決定します。」

 日 程:平成24年2月18日(土)、19日(日)

 会 場:東京ビッグサイト(国際会議場)

 全国大会による決勝戦(ファイナリストによるプレゼンテーション)

 2月18日(土)13:00〜18:00(開場12:00)

 日本全国から、低炭素社会づくり、地球温暖化防止に取り組む団体、企業が大集合。全国に広げていきたい低炭素社会に向けた取り組みを団体がプレゼンテーションします。

 ファイナリスト一覧はこちら↓
 http://www.zenkoku-net.org/teitansohai2012/pdf/entry_120104.pdf

 エコに関心のある方なら誰でも参加できますので、2月18日(土)、19日(日)は東京ビッグサイトで、すばらしい取組をされている同社のプレゼンをお聞き下さい。私も会場に駆けつける予定です。
 http://www.zenkoku-net.org/teitansohai2012/form/index.php
  
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2012年01月19日

田代コンサルティングのFacebookページを立ち上げました

 おはようございます。年明けはゆっくり始動しましたが、来週あたりからまた忙しくなります。

 今週月曜と火曜の夜は、少人数での新年会でした。色々な話を聞いて、自分の方向性が見えてきたように思います。

 ブログも続けていきますが、しばらくはゆっくりと続けていきたいと思います。

 最近はフェイスブックを活用していますが、個人のページとは別に田代コンサルティングのページを立ち上げました。

 http://www.facebook.com/tashiroconsulting

 まだ、立ち上げたばかりですが、徐々に記事を投稿していこうと思いますので、よろしくお願い致します。



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2011年12月05日

「エコプロダクツ2011」にて顧問先が表彰

 おはようございます。12月に入っても相変わらずの忙しさで、少なくとも来年2月末まではこの状態が続きます。とはいえ、年末年始は久しぶりにゆっくりできそうで、それを楽しみにして仕事に全力投球していきたいと思います。

 さて、今朝の日本経済新聞に同新聞社が主催する日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2011」の広告記事が出ていました。
 
「エコプロダクツ2011」にサイトはコチラ↓から
 http://eco-pro.com/eco2011/index.html
 
 日本経済新聞社は環境配慮製品・サービスの普及、環境ビジネス促進を目的に「エコプロダクツ2011」を開催します。
 750社を超える、様々な業種の企業やNPOが出展する日本最大級の環境展示会です。
 
 ◇会期・会場 12月15日(木)〜17日(土)10時〜18時(最終日は17時)、東京ビッグサイト(東京・有明)

 ◇展示内容 家電・自動車などのエコプロダクツ、エネルギー・金融などのエコサービス、震災復興を目指す東北の自治体と企業情報コーナーなど多彩に展開。ビジネスパーソンから一般消費者まで幅広く情報発信します。

 ◇入場無料(登録制)
 
 ◇問い合わせ フリーダイヤル0120・261・122、詳細はhttp://eco-pro.com/ 共済 産業環境管理協会


 その「エコプロダクツ2011」で今年のエコプロダクツ大賞が表彰されるのですが、私の顧問先である「中越パルプ工業株式会社」殿が農林水産大臣賞を受賞されました。

■農林水産大臣賞 Minister's Prize, the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
竹紙(たけがみ) 中越パルプ工業株式会社


 表彰式は12月15日(木)10時より、同日から東京都江東区の東京ビッグサイトにおいて開催されるエコプロダクツ2011展示会の会場内で実施されます。また同日13時からは、東京ビッグサイト会議棟6階609会議室において、大賞受賞者による事例発表会も実施される予定です。

 http://www.gef.or.jp/ecoproducts/8th_result/index.htm
 http://www.gef.or.jp/ecoproducts/8th_result/jirei2011.pdf

 同社は環境に配慮した製品を創ることによって世の中に貢献しようとその目標に向かって日夜邁進されています。おめでとうございます。

 「エコプロダクツ2011」に参加の際には同社のブースにお立ち寄り戴ければと思います。


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2011年10月10日

近況報告

 こんばんは。フェイスブックではときどき近況をアップしていますが、ブログのほうはすっかりご無沙汰してしまっています。

 今週は、12日(水)から15日(土)までクライアントの幹部社員研修のため富山に出張します。俗世界から離れた場所で行うために、恐らくネットは繋がらないことと思います。覚悟を決めて、研修に集中したいと思います。

 地方への出張は、昨年の今頃は名古屋に毎週のように行っていましたが、今年は富山がメインです。名古屋方面も、回数は落ち着きましたが、定期的に訪問する予定です。

 本業の合間を縫って、いくつか雑誌に寄稿しましたので、ご案内したいと思います。労働基準広報には初登場です。

 ○労働調査会 「労働基準広報」 2011年10月11日号
   「特集 年休の計画的付与の実務」


 ○日本実業出版社 「企業実務」 2011年10月号
   「労働関連の新法・改正案の内容と企業の留意ポイント」


 この他に、人材開発関連の雑誌にも6月に行った『SHRM2011ラスベガス年次大会』に関する記事を寄稿しています。日本企業の人事部の方々にはぜひ一度アメリカ(来年はアトランタ)に足を運んでもらいたいと思っており、そのきっかけになればと思います。

 また、来月から、人事労務雑誌2誌で連載を担当させて戴くことになりました。そのうち一つは、毎回6ページ分を10回と相当なボリュームになりますので、それなりに大変なことになるかもしれません。

 夏場を無理せず、インプット期間に充てたこともあり、年齢は大台に乗りましたが、気力・体力ともに充実しています。仕事以外にもやりたいことはありますが、(先の楽しみに取っておいて)クライアントのために汗を流す所存です。


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2011年09月20日

”ICのためのIC(イメージコンサルティング)講座 ”予約受付中です!

 こんばんは。私が理事長を務めるIC(インディペンデント・コントラクター)協会の9月セミナーの案内です。

 今回の企画は私が担当しております。当日はイケメンの逆井(さかさい)さんとのツーショットで頑張ります。というか引き立て役に終わりそうです。。。

 お席はまだありますので、できるビジネスパーソンになりたい方はぜひご参加下さい。その後は、一緒に飲みましょう!


◆---------------------------------------------------------------◆

■日時:  9月29日(木)18:00〜
 ※終了後、懇親会もあります

■テーマ:ICのためのIC(イメージコンサルティング)講座
     〜スガタとイキカタでアナタをハナガタに〜

■講師: 逆井 直人(Naoto Sakasai)氏
    株式会社ステージアップ 代表取締役
    国際認定イメージコンサルタント
    マーケティングコンサルタント

■内容:
 主な項目(予定)
・ICに大切な3つのマネジメント
・第一印象の重要性
・セルフマネジメントとセルフプロデュース
・サクセスカラーとサクセススーツ
・たった3本のネクタイで『できる男』になる!
・あなたにもある3つのセキュリティーホールとは?

以下、講師からのメッセージです。
「人間は見た目ではなく中身が重要」といいますが、これは真実でしょうか。
確かに、中身は重要です。しかし、その言葉を、セルフマネジメントに無頓着
であることの言い訳にしていないでしょうか。
私は「人の中身・生き方が外見に顕れる」「外側を変えると内側も変わる」と考
えます。弊社のコンセプトである『スガタとイキカタでアナタをハナガタに』は、
ここから生まれたものです。

企業というバックボーンのないICにとって、唯一最大の武器は『自分』です。
その武器を最大限に活かすために、あなたの中身(=本質)を表現し、相手に
きちんと伝える、即ち自分自身の『イメージ』をマネジメントする必要があります。

講座のテーマであるイメージコンサルティングとは、第一印象を形成する非言語
(ノンバーバル)要素をマネジメントし、その人の魅力を100%表現させるノウハウ
です。

ビジネス、プライベート問わず、訪れるチャンスを掴むか逃すかは、最初の一瞬。
アピアランス(外見・第一印象)から形成される『イメージ』が人の評価を大きく
左右します。
また、一旦形成された好印象は、後々まで相手との関係に好影響を及ぼし、順調な
コミュニケーション、信頼関係を続けることができます。

このように、『イメージ』をマネジメントすることは、大変重要なことであり、
それをお手伝いするプロフェッショナルが『イメージコンサルタント』です。
講座では、皆様の成功に欠かせない『できるイメージ』『勝てるイメージ』作りに
ついてお話したいと思います。

■講師プロフィール: 逆井 直人氏 
株式会社ステージアップ 代表取締役
国際認定イメージコンサルタント
マーケティングコンサルタント

大学卒業後、アパレルメーカーに勤務。その後複数の職種を経て独立。『スガタと
イキカタでアナタをハナガタに』をキーコンセプトに、クライアントを包括的に
プロデュースする。
2009年、カリフォルニアでイメージコンサルティングの国際認定資格を取得。
国際イメージコンサルタントとして、ビジネスパーソンのコンサルティングを手がけ
る。
2010年に株式会社ステージアップ設立。
マーケティングコンサルタントとしても活動中で、アパレル、化粧品、飲食、住宅、
太陽光発電、不動産など、幅広いジャンルでコンサルティングの実績を持つ。
マーケティングとイメージコンサルティングとのシナジー(相乗効果)で、クライア
ントのステージアップをサポートしている。

■場所: クラブハウス会議室:赤坂
     〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-1 東邦ビルディング 6F
TEL : 03-6913-0661 / FAX : 03-6913-0221
     http://www.kaigi.biz/map.html#akasaka
東京メトロ - 千代田線
赤坂駅 徒歩2分 / 溜池山王駅 徒歩3分 / 赤坂見附駅 徒歩6分

■費用: セミナー:5000円(協会会員は無料)
  懇親会 :4000円程度を予定

▼お申込みについて▼
参加希望の方は、下記内容を記載のうえ、事務局 info@npo-ic.org
までご連絡ください。

◇ 9月セミナーのみ参加希望
◇ 9月セミナーおよび懇親会参加希望
◇ 9月懇親会のみ参加希望

 ※会員以外のお知り合いの方をお誘いされるときには、あらかじめご連絡くださ
い。
 ※定員(25名)になり次第、受付終了とさせて頂きますのでご了承ださい。

◆---------------------------------------------------------------◆

それでは、皆様のご予約お待ちしております!
  
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2011年08月22日

50歳の大台に乗りました。

 おはようございます。夏期休暇も終わり、今日から出勤という方も多いのではないでしょうか?そんな出鼻をくじく強い雨に見舞われている東京です。

 私事ですが、昨日8月21日で満50歳となりました。フェイスブックではたくさんの友達からお祝いのメッセージを戴き、昨日はよい誕生日となりました。

 独立した2005年から6年が経過しました。本当に月日の過ぎ去るのは早いものだと感じています。

 これまでの間は、皆様にご支援を賜り、日々充実した仕事ができていることに感謝しております。

 次の10年は、「原則」や「本質」にこだわり、じっくり考えながら、「グローバル」に視野を広げて、世の中に貢献できる仕事をやっていきたいと思っています。

 また、仕事だけでなく、家族(実家の家族も含めて)との生活を大事にして、バランスの良い人生を歩んでいきたいと思います。

 IC協会の理事長としても、今後は少しリーダーシップを発揮できればと思いますし、趣味のほうにも手を伸ばしていければとも思います。

 最近、「7つの習慣」を読みあげました。一言で言って、すばらしい内容の本だと思います。日頃感じていることがわかりやすく書かれており、共感しました。



 こういった習慣を身につけて、さらに人間として磨きをかけていければと思います。


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2011年08月08日

「ザッポス伝説」に学ぶ〜SHRM2011で印象に残ったスピーチ〜

 おはようございます。週末から夏が復活し、また暑さが戻ってきました。昨日は午後は雷雨となり、外で出なかったのでわかりませんが、かなり激しかったようです。

 今週末から短い夏期休業に入ります。13日(土)〜16日(火)は九州の実家に帰省します。今回はパソコンは持ち帰らず、スマートフォンで対応する予定です。

 仕事の時間の合間を縫って、ラスベガスで行われたSHRM2011の振り返りをしています。9月17日(土)には(短い時間ですが)発表の場もあり、自分なりに得たものをまとめようとしています。

 さて、キーノート・スピーカーの4人の中で、最も心に残っているのが、Zappos.com Inc.のCEOであるTony Hsieh(トニー・シェイ)氏です。この週末、ラスベガスで買った彼の著書「DELIVERING Happiness」を読んでいました。

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 恥ずかしながら、「ザッポス」のことは、(何となく名前は耳にしたような気がしますが、)トニーと出会うまで知りませんでした。

 ザッポスは、オンライン靴店として、創業10年で0から年商10億ドルを達成した企業で次のようなユニークな企業です。

 1.カスタマー・サービスは全社員の仕事。顧客がネットで「素晴らしい会社」と讃える。
 2.サービスにマニュアルはない。顧客の商品選びで電話で6時間つきあうことも。
 3.自社に在庫がなければ他社サイト3社以上をチェックし、あれば顧客に教える。
 4.採用では、能力よりも「就業時間外も一緒にいたい人かどうかを重視。徹底した教育。
 5.4週間以上の新人入社研修期間中、「今辞めたら2000ドルを支払う」退職金制度がある。
 6.社員はコア・バリューを仕事だけではなく、生活に活かす。会社が大好き、社員は家族。
 7.社員は社内の様子を自由にブログ、ツイッター、SNS、YouTubeで情報発信。自由自在のブランディング。
 8.世の中のツイッターでの「ザッポス」に関するつぶやきを(悪口を含め)ホームページに全部掲載。
 9.同社の「ビジネスモデルとしてのハピネス」は新しい経営モデルとして、世界の経営者、経営学者も大注目。
   社内見学ツアーに、日本からも経営者が多数訪問。「ザッポスに学べ」。

 このザッポスの成功には、10のコア・バリューを徹底して生み出された企業文化とそれをさらに進化させたビジネスモデルとしてのハピネス(DELIVERING Happiness=社員、顧客、取引先、関係者、世の中のハピネスを追求する)があります。
 
 ザッポス(トニー・シェイ)は、自らのビジョンと目的を膨らませ、「ザッポスは世界に幸せを届ける会社です」と宣言しています。

 *)10のコア・バリュー
 1.サービスを通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける
 2.変化を受け入れ、変化を推進する
 3.楽しさとちょっと変なものを創造する
 4.冒険好きで、創造的で、オープン・マインドであれ
 5.成長と学びを追求する
 6.コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
 7.ポジティブなチームとファミリー精神を築く
 8.より少ないものからより多くの成果を
 9.情熱と強い意志を持て
 10.謙虚であれ

 ザッポスにおける社員の業績評価の半分はザッポスの文化をどれだけ体現したかについて見ているそうです。

 また、候補者に対する面談での質問は10のコア・バリューについてのものに比重が置かれています。これらの中で測るのが最も難しくかつ実践するのも難しいものは、「謙虚であれ」。

 面談が終了した後に空港まで送ってくれるシャトルの運転手に対する態度で候補者が面接に落ちることがしばしばあるとのことで、「もしシャトルの運転手が候補者に対して何らかの問題を感じたとすれば、彼らは採用されない」と徹底しています。

 かつての日本企業の経営はカルチャーを重視し、家族的でザッポスと共通することが多かったと思われますが、今はどうでしょうか?

 顧客を大切にする、パートナーとの付き合い方や人間関係を大切にすることなどは日本企業のお家芸だったと思います。

 ザッポス流の経営をそのまま自社に移植することはできませんが、彼らから学べる点は多いと思います。

 日本企業の復活のカギは、ザッポス流の経営に流れる「人間重視の経営」ではないでしょうか?





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2011年07月20日

大関魁皇が引退 通算最多1047勝

 おはようございます。台風6号が近づいているためか、朝最寄駅に行く途中で激しい雨に遭いました。この台風はスピードが遅く、明日午前中くらいまで影響が残りそうです。

 昨日、なでしこジャパンの快挙にわくスポーツ界で、私にとって悲しいニュースがありました。同郷(福岡県直方市)で、長年応援してきた大関魁皇が引退を表明しました。いつかこの日が来るとは思っていましたが、やはり残念でなりません。

 ここ数年は、魁皇の応援に、こっそり九州場所に観戦に出かけていました(こっそりと言いながら、テレビに映ってしまい、色々な人に冷やかされてしまいましたが)。何度も引退の危機を脱し、最後まであきらめない姿に元気と勇気をもらいました。

 もう今年の九州場所で雄姿を見ることはできませんが、私はあなたから学んだ「不撓不屈」の精神を受け継ぎ、この世界で頑張っていきたいと思います。

 郷土の誇り「魁皇関」、本当にお疲れさまでした。今後は直方で会いましょう!

大関魁皇が引退 通算最多1047勝 (7月20日 日経新聞)

 通算最多1047勝、幕内在位最多107場所など、数々の角界記録を持つ戦後最年長大関の魁皇(38)=本名・古賀博之、福岡県出身、友綱部屋=が名古屋場所10日目の19日、引退することを決めた。師匠の友綱親方(元関脇魁輝)と話し合って決断した。

 今場所は最多勝記録を達成したものの、10日目の琴欧洲戦に敗れて3勝7敗と精彩を欠いていた。今後は年寄「浅香山」を襲名し、友綱部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。

 魁皇の引退によって、横綱、大関を務める日本人力士がいなくなった。

 魁皇は貴乃花や若乃花(3代目)、曙の3横綱と同じ1988年春場所初土俵。92年初場所新十両、93年夏場所新入幕。左四つ右上手の絶対の型を持ち、怪力を生かした豪快な右上手投げ、小手投げを武器に台頭した。三役を長らく務め、度重なるけがもあったが、2000年夏場所で初優勝。同年名古屋場所後に大関昇進を決めた。

 その後も4度の優勝を重ねたが、優勝の翌場所は結果を残せず、横綱昇進は果たせなかった。大関以下での優勝5回は最多。現役終盤はカド番を繰り返し、満身創痍(そうい)の体で土俵に上がり続けた。

 09年九州場所で幕内在位98場所、10年初場所では幕内808勝、11年名古屋場所で通算1046勝を挙げ、歴代単独1位となった。10年には角界初の内閣総理大臣顕彰を贈られた。

 優勝5回、三賞は15回(殊勲10、敢闘5)。通算1047勝699敗158休(10日目終了時点)。

「魁皇としての人生は最高だった」引退決めた魁皇

 魁皇のコメント やっと終わったな、長かったなと思う。振り返れば、いろんな人に支えられ、応援してもらった。そういう人たちがいたから、ここまでやってこれた。23年間の相撲人生は長い。簡単には振り返れないが、全ての人に感謝したい。言葉にできないほど、感謝でいっぱい。魁皇としての人生は最高でした。


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2011年07月07日

会社設立5周年を迎えました。

 おはようございます。今日はいつもより少し涼しい朝となりました。これくらいだと我慢できますね。

 さて、本日7月7日は会社の誕生日です。2006年7月7日生まれですので、満5歳となります。紆余曲折ありましたが、皆様のご支援のおかげで、比較的順調にここまで来れたように思い、感謝しております。

 今後も自分が理想とするレベルまで(恐らく死ぬ直前までは)学び続けて、グローバルに視野を広げてレベルアップを図りたいと思います。

 昨日は、アメリカから来日されたエグゼクティブ・コーチの第一人者マーシャル・ゴールドスミス氏のリーダーシップ1dayセミナーに終日参加していました。
http://www.businesscoach.co.jp/seminar/110706_mojo.html
http://www.businesscoach.co.jp/seminar/110706_drucker.html

 このセミナーを通して、仕事上だけでなく、家庭を含め自分の人生をどう生きるかということについて考えさせられました。

 来月には50歳の大台に乗るわけですが、これからも心身とも健康で、素直で謙虚な気持ちを忘れずに、クライアントを始め周囲の人々をサポートし、豊かな人生を送りたいと思います。


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2011年06月22日

節電の夏間近、対策見直し

 おはようございます。朝から晴れているのは久しぶりのような気がします。晴れると4時頃から明るいので、いつも以上の早起きになります。

 今週に入って、ようやく仕事の合間を縫って、アメリカ出張の準備に取り掛かりました。個人で海外出張するには、久しぶりということを考慮しても大変だと痛感しています。

 わざわざアメリカまで行って、何を学ぶのかということについては、後日ご報告したいと思います。SHRMの年次大会のことをご存知の方からは、温かいエールを戴いています。

 また、1週間不在となってご迷惑をおかけするクライアントの皆様には申し訳なく思っておりますが、しっかりフォローさせて戴くとともに、パワーアップして戻り、今後のコンサルティングに活かしていきたいと思います。

 ラスベガスという場所柄、オフのほうでもエンジョイしたいと思います。

 今週もしっかり仕事をして、すっきりした気持ちで日本を発ちたいと思いますが、やはり相談で多いのは節電策に関連するものです。今朝の日経新聞にも節電策に関する記事が多く掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。

 ここ数日、東京以外の関西や九州のクライアントからも節電策の件で相談を受けており、この問題は首都圏だけの問題ではなくなったと思っていたら、今日の記事で日本電産等の事例の紹介がありました。

 また、ソニーや富士重工業など当初計画に比べて節電策を緩和する企業も多いようです。これらの企業はもともと25%の節電目標を掲げており、それを最終的に政府が求める15%の幅に緩和するということですから、いいといえばいいのでしょうが、楽天のように4割削減目標を掲げて暑い中頑張る企業を応援したくなります。

 とにかく、ブラックアウトだけは絶対に避けなければなりません。四の五の言わず、今年の夏はオールジャパンで凌いでいくほかないと思います。

節電の夏間近、対策見直し 日本電産は一部海外に(6月22日 日経新聞)

 本格的な節電が必要な7月が間近に迫り、企業が東日本大震災後に打ち出した節電対策を相次いで見直している。節電対象の地域が西日本に広がる一方で、サプライチェーン(供給網)の復旧で生産の回復ペースが速まり、当初の見込みが変わってきた。長期間を予定した夏休みの短縮や、設備の海外への移管検討など、各社ともぎりぎりの調整を続けている。

 日本電産は21日、関西電力が企業に前年比15%の電力削減するよう要請したことを受け、滋賀県にある研究開発拠点の設備の一部を海外に移転する方針を明らかにした。消費電力が大きいモーターの信頼性試験設備などが対象になる。永守重信社長は、電力不足に加えて法人税率や電気料金の高止まりが続けば「日本に拠点を置くのが難しくなる」と指摘した。

◇ 主な節電策
●休みや勤務時間の変更
ソニー 当初予定の夏季休暇を半分に短縮し、8月に1週間ずつ交代で休む 東京建物 7月末から週休3日制度
富士重工業 自動車製造部門の夏休みは、震災直後に発表した16日間から10日間に短縮
味の素 関電管内にある工場で、夜間や土日曜日への操業シフトを検討
NTTグループ 持ち株会社は本社で半日の在宅勤務。NTTドコモは休みを月・火に設定。NTTデータは本社ビルでフロアの4分の1を順番に閉鎖
中山製鋼所(電炉) 昼間の操業を3時間停止

●サービスの見直し
東京メトロ 列車の運行本数2割減らす
JR東日本 山手線の運行本数5%削減
松竹 映画館の「輪番休止」を中止して通常通り上映。本社部門は節電

●場所の移転や自家発電拡大など
富士通 首都圏のサーバーを地方に分散する台数を上積み。本社では服装を「スーパークールビズ」に
トヨタ自動車九州 都市ガスによる自家発電の稼働率を4割から5割に引き上げ検討
三井化学 大阪工場の自家発電の稼働率を引き上げ

 関西や九州で電力供給が厳しくなることで、西日本を地盤とする各社に危機感が広がった。安川電機はロボットを生産する八幡西事業所(北九州市)など九州で計7台の自家発電機を確保、月内にも設置を終える。日東電工は滋賀事業所(滋賀県草津市)で休業日を振り替える。一部製造ラインを除き月2回の割合で土曜日の休業日を月曜日に変える。

 要請より一段高い節電目標を設定する企業もある。楽天は電力消費4割削減を目標に掲げる。全国の事業所で冷房の温度をセ氏29度に設定。半袖や短パン、サンダル履きでの出勤も認めた。アロハシャツを推奨しており、幹部もアロハシャツでしばしば出社している。

 東芝は生産活動をしていない本社部門と支社に関して、計3週間の夏季休暇を設定した。当初は2週間を検討していた。節電効果を20%超に上積みできるという。

 自動車業界が取り組み始めた夏の「輪番休業」も様々な企業に広がった。NTTドコモは東京電力管内で土・日曜に出勤する代わりに月・火曜を休日にする。カシオ計算機は国内の拠点で水曜を休みにし、日立製作所は事業部ごとに順番に平日を休みにする。

 大手不動産各社はオフィスビルのテナントに節電を要請する立場。東京建物は金曜日を一斉休業にする週休3日制を導入するほか、7月から午後の3時間、社内の照明をすべて消す。テナント各社に理解を求める。


自動車各社、土日出勤社員の育児負担軽減 託児費用補助など(6月22日 日経新聞)

 自動車各社が節電対策として打ち出した夏場の振り替え休日の実施を控え、社員の労働環境の悪化を軽減する施策を相次ぎ導入する。トヨタ自動車が託児所の費用を一部補助するほか、日産自動車は夏限定で在宅勤務の制限日数を解除する。異例の休日シフトで託児所の確保など社員の生活や労働への負担増が懸念されており、環境を整備して生産性の低下を防ぐ。

 自動車各社は夏の節電対策で7〜9月の休日を土・日曜日から木・金曜日に一斉に移す。トヨタは土日出勤に伴い、社員が土日に託児所を利用する際に追加負担が発生する場合、必要に応じて追加分の一部を補助する。事業所内託児所も土日に開園する。ホンダは本社や工場周辺で契約する託児所で、日曜日も子どもを受け入れてもらうようにする。

 日産は土日に出勤が難しい社員について在宅勤務の制限日数を解除する。事前登録型の育児・介護向け在宅勤務を除き、一般社員向けでは通常、月1日の在宅勤務を認めている。夏に限り、子育てなどの理由で土日の勤務が困難と上司が認めれば、日数の上限なく在宅勤務を可能とする。

 三菱自動車や富士重工業、マツダは7〜9月に特別休暇を取得できるようにする。三菱自は親族の介護や看護、子供の育児に支障が出る正社員向けに、夏季特別休業制度を新たに設けた。

 富士重は土日の出勤日に限り、子1人の場合5日間、2人以上の場合10日以上の特別休暇を取れるようにする。マツダも親の介護や子どもの養育を目的とした特別休暇を10日間追加し、合計20日まで休めるように制度を拡充する。

 部品調達網の復旧が進み、自動車各社の生産も回復しつつある。各社は休日シフトの悪影響を最小限に抑える考えだ。(了)


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2011年06月17日

来日外国人持ち直しの兆し 家電店・宿泊、前年の8割も

 おはようございます。今朝も冷たい雨が降っています。早く梅雨が明けて欲しい気持ちと明けた後の灼熱地獄を考えるとまだ今のほうがマシかと思う気持ちが入り混じります。

 アメリカ出張まであと1週間。なかなか準備に取り掛かれないことに焦りを感じてきました。何か肝心な手配を忘れているのではないかと思いつつ、日々の仕事を優先しています。

 若干体調が良くないので、まずは渡米までに体調を整えることが一番です。アチラで倒れたら大変です。とにかく体調と安全を第一に行動していきたいと思います。

 さて、今朝の日経新聞に興味深い記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

 来日外国人持ち直しの兆し 家電店・宿泊、前年の8割も(6月17日 日経新聞)

 東日本大震災後に激減した来日外国人客の動向に持ち直しの兆しが出てきた。6月に入り、都心の家電量販店には団体客が相次ぎ来店。大手ホテルでは外国人宿泊客が前年の8割の水準まで戻したところもある。ただ原発事故の影響もあって本格回復にはなお遠く、安全をアピールする政府の情報発信の強化が一段と求められる。

 東京・秋葉原の「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」内の外国人観光客向けコーナーでは震災後、前年の半分程度だった売り上げが5月下旬以降は8〜9割に持ち直した。ラオックス本店でも「中国からの団体客が100人を超える日が出始めた」。6月1〜15日の団体客数はすでに5月の3倍に上る。

 中国人客が百貨店や専門店などで支払いに使う「銀聯カード」の決済額は4月、1年前に比べて9割減だったが、5月は7割減、6月(15日まで)は5割減とマイナス幅が縮小しつつある。

 ロイヤルパークホテル(東京・中央)では一時は1日20人ほどだった外国人宿泊客が、多い日で200人程度に回復。「特に欧米の製薬会社や金融機関系などのビジネス客が目立つ」(同ホテル)といい、足元では前年の8割の水準に戻した。

 帝国ホテル東京(東京・千代田)でも4月は前年同月の20%ほどに落ち込んだ外国人宿泊客が5月に約50%、6月は約65%に戻した。「7月以降はさらに改善する見込み」(同ホテル)という。高島屋も「富裕層の需要が一部で戻り始めた。今後も回復が期待できるのではないか」とみる。

 持ち直しの動きが出始めたのは震災後初めて中国から東京への団体客にビザが発給された5月中旬以降。来日した中国の温家宝首相も「観光交流を回復させ、さらに拡大したい」と発言した。その後、中国からの来日客は増えつつある。

 ただ、ビジネス客に比べレジャー客の戻りは鈍い。JTBグループが運営する外国人向け観光バスツアーは「出張などで来日したビジネス客の利用が大半」。中国からの団体客も「格安ツアーが多いせいか、購買単価は震災前と比べて6分の1」(ある免税店)との声もある。

 大手ホテル、ニューオータニの清水肇常務は「データを示しながら日本は安全だということを政府が広く海外に発信していく必要がある」と指摘する。(了)


 この記事に関連しますが、一昨日(15日)の午後、グランドハイアット東京で行われた観光庁後援 オータパブリケイションズ主催「宿泊・外食産業 リスクマネジメント シンポジウム」に参加してきました。

 このシンポジウムは、ホテル・旅館・外食産業の経営者ならびにオペレーション責任者が対象ですが、オータパブリケーションズさんの厚意により特別に参加させて戴きました。

 プログラムは下記のリンクをご参照下さい。
 http://www.hoteresweb.com/news/2011/05/0520-hr01.html

 講演もパネルディスカッションも大変興味深く、リスクマネジメントにつき色々と勉強させて戴きました。

 「安全」と「安心」は違うこと、そして、「安全の見える化」を全世界に向けて情報発信することの大切さを学びました。

 新聞記事が伝えているように足元は徐々に回復していると思いますが、これを持続的に確実にするためには、チームジャパンでさらなる努力が必要と思います。私もチームジャパンの一翼を担い、相応の情報発信をしていきたいと思います。


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2011年06月16日

8年前の自分と向き合う

 おはようございます。今朝は、通勤線である田園都市線が人身事故で止まっていたため、横浜線で菊名まで行き、そこから東横線〜銀座線で出勤しました。いつもは座って出勤できるところ、満員電車での出勤となりました。まあ、こんな日もあります。

 週の初めの出張から戻り、昨日まではバタバタしていましたが、そろそろ腰を据えて、アメリカ出張の準備をしたいと思っています。今年は、現地に行って、無事に帰ってくることを目標に気軽に参加しようと思いますが、それでもできれば何か一つでも持って帰りたいと思います。

 さて、日曜日に久しぶりに母校を訪れたことで、以前、同窓会「凌霜会」の会報「凌霜」に記事を寄稿していたことを思い出しました。今から8年前、「大学の後輩に向けて、何かメッセージを書いてくれないか」と、わざわざこのために上京して下さった恩師より依頼があり書かせて戴きました。

 その記事が「凌霜会」のウェブサイトに掲載されていました。8年前にタイムスリップし、42歳の自分に出会ったような気分です。これを読むと、この当時は2年後に独立しようなどとは考えておらず、定年まで過ごした後に独立しようと考えていたようです。

 もう現役の人事担当者を離れましたが、ここに書いた「想い」は今も変わりません。学生時代の過ごし方、会社選びの際の参考にして戴ければと思います。

 以下、凌霜 357号掲載文(2003年5月)より

やればできる、必ずできる

 http://www.kobe-u.com/ryoso/student/message/article/05001.html

 私は、一九八五年に経営学部を卒業し、同年に川崎汽船株式会社に入社、現在に至っています。在学中は、宮下ゼミに所属し、海運論を専攻しました。入学した一九八一年はちょうど神戸でポートピア81が開催されており、神戸の町は世間の注目を集めていた時期でした。九州の片田舎から出てきた私は、教養部時代はあまり学校に足が向かず、社会勉強として色々なアルバイトに精を出していましたが、専門に上がってからは興味の持てる授業には積極的に出席し、ゼミにも毎回参加していました。

 自分の就職活動を振り返ると、四年生になって就職を考え始めた頃はUターンして地方公務員を考えていましたが、海運論のゼミに所属していて業界のことをよく知っていたこと、また、単純に海、船、海外への憧れから、海運業界に志望を変更しました。当時海運業界は、構造不況業種の一つに数えられており、過酷な国際競争によって大転換を迫られている状況でした。業界自体の知名度が低く、海運業界を志望しているというと変わり者の学生と思われていたことでしょうが、そういったことはあまり気にせず、自分が興味が持てること、ロマンを感じられることを対象に仕事ができることに満足していました。将来性という面もあまり気にしませんでした。とにかく今自分の気持ちを大事にしようと考え、そうすれば後で自分の選択を後悔することはないだろうと考えました。入社してから今日に至るまで、決して順風満帆ではありませんでしたが、過去を振り返って後悔したり、悩んだりすることはありません。先が見えない時代でもあり、自分が何をやりたいのか、或いは何に興味が持てるのかそういった案外単純な動機から就職というものを考えてみてはどうでしょうか。

 私は、入社後営業部門などを経験し、今は人事グループに勤務しています。仕事がら学生の皆さん(もちろん神戸大学の後輩諸君とも)と接触する機会も多いのですが、我々の時代よりも総じてよく勉強し、様々な体験をし、そして面接でのアピールもとても上手であると感じています。若干物足りないのは、個性的な学生が昔より少なくなったという点です。会社も永続的な発展を目指す以上、若くて独創性をもった新しい血を必要とします。新卒採用では、即戦力というよりも将来大化けするような可能性が感じられる原石を重要視します。即戦力は中途採用で補えばよいと思います。我々は、目先のことにとらわず、常に将来を見据えた、視野を広くもった学生の皆さんとお会いするのを楽しみにしています。世界は今大転換の時代を迎えています。この難局を、ぜひ皆さんとともに乗り切っていきたいと思っていますので、共に頑張っていきましょう。その他、少し具体的になりますが、学生時代に、語学力と国際感覚に磨きをかけることは、我々のような業界だけでなく、今やあらゆる職業で必要だと思います。特に語学力があると仕事に対して積極的になることができると思いますので、ぜひ実行して下さい。

 私は、どちらかというと控えめな性格で、世界を舞台とする海運業のようなスケールの大きな仕事についていけるか、という不安も少々ありました。しかし、仕事を通じて様々な経験を積むことによって、自分なりに成長できたと感じています。特に二十代後半から四年間営業部門に勤務して、試行錯誤しながら、新規開拓に日夜取り組んでいたころは、自分でもやればできると自信がついてきました。新聞記事をもとに今までお付き合いのない会社、食品、自動車部品、電機メーカーなどをドアノックして、最終的に輸送契約までこぎつけたことも結構ありました。会社の上司も好きなようにやらせてくれましたし、自分に向いていないと思われる仕事でも、プラス志向で辛抱強くやっていけば、活路は開けると思いますし、自己の成長に繋がると思います。

 私事で恐縮ですが、一年前から法律の勉強を始めました。人事部にいて労働法に興味をもったことと、司法試験受験指導校のカリスマ講師の話を聞いて憲法について大いに興味を惹かれたことがきっかけです。定年で終わるような職業生活にしたくありませんので、会社勤めが終われば、次は独立して自分の価値観で、世の中の役に立つような仕事をしていきたいと考えています。夢は寝てみるものではなく、実現するものだと思います。「やればできる。必ずできる。」とはカリスマ講師の口癖ですが、この言葉を信じて、愚直にやっていこうと思っています。仕事だけではなく、それとは別に自分の打ち込めるものや夢を持ち続けていれば、充実した人生が送れるものと思います。そして、学生時代やもっと若いときにそれに気づけば更に良かったと思います。学生の皆さんは、残りの人生の時間もたっぷりあり、無限の可能性があります。それだけでも大きな財産です。それを有効に使うか、無駄にしてしまうかは皆さん自身の手の中にあります。ぜひ後で後悔しないように、日々の生活を充実させるうに頑張って下さい。私も蔭ながら応援しています。


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2011年06月12日

現代経営学研究所のワークショップに参加しました。

 こんばんは。名古屋のホテルからアップしています。明日は終日名古屋で仕事をします。

 今日は、母校の神戸大学経営学部で行われた現代経営学研究所のワークショップに参加してきました。

 朝自宅を発ち、午前10時過ぎに神戸に到着し、すぐに学生時代によく行った三宮や元町をひとりでのんびり歩きました。

 大学に入学したのが1981年、ポートピアの年ですから、もう30年前になります。ほんとうに懐かしい気持ちでいっぱいでした。

 その後、阪急電車で六甲まで行き、そこからバスに乗って、大学正門前で降りて、ワークショップの会場となっている経営学部の教室に向かいました。

 広大な敷地内には新しい校舎が何棟か建っていましたが、経営学部と経済学部の校舎は昔のままでした。「ああ、この教室で経営学総論の講義をうけたなあ」なんて感傷に浸りました。

 肝心のワークショップですが、金井先生が司会をされ、スコラコンサルトの柴田さん、元いすゞ自動車の北村さんと稲生さんが登壇され、組織風土改革の話をされました。

 午後の4時間、集中して、一言も漏らさないように話を聞きました。たくさんのものを持ち帰ることができました。これをクライアントの組織風土改革にどう活かすか、明日の夜、帰京して検討していきたいと思います。

現代経営学研究所
第74回ワークショップ
組織変革、組織開発、意識改革


 http://riam.jp/workshop/?p=384

組織変革のプロである柴田昌治氏をお招きして、社長をはじめ経営トップを巻き込んだ、いすゞにおける組織変革経験を素材にして、当時、コンタクトの深かった変革エージェントと人材開発の当事者といすゞの経営トップとともに、今なら語れる変革の内実、その真の姿を、議論いたします。

 当時のクライアント側からは、(その変革の時期には専務で)後にいすゞの社長までなさった稲生武氏、いすゞの人材開発会社の責任者であった北村三郎氏も、お迎えして、当該する企業にとって、またそれに参画した様々な人間にとって、風土改革とはそもそも何だったのか、という根源的なテーマを話し合います。大規模組織変革における経営者の意識・アクションという問題、変革を促進するエージェントしての社外コンサルタントの役割、および変革を促進する上での人材開発の責任者の役割という問題について、アクション・リサーチ、組織開発、さらには経営者論まで射程においた白熱したやりとりを期待なさってください。

 ライブな組織変革ケースを素材に、柴田氏からはスコラが編み出した方法とそれがもたらすもの、およびその意味と価値について、北村氏からは意識改革ということでいすゞで実証し、今では五感塾として形を変えて実践している活動について、稲生さんからは、組織変革時の経営トップの生き方、働き方について経験とその内省について、学ぶ機会にしたく企画いたしております。同時に、組織開発についてのひとつの入門となるような実践的な経営学の基礎としてのアクション・リサーチに関する教訓を引き出すようにいたします。

パネリスト:北村 三郎氏(人と情報の研究所)

稲生 武 氏(元いすゞ自動車株式会社代表取締役社長)

柴田 昌治氏(株式会社スコラ コンサルト、プロセスデザイナー代表)

コーディネータ:金井 壽宏 (神戸大学大学院経営学研究科長 教授)


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2011年06月07日

賃金事情に記事を寄稿しました。

 おはようございます。今朝は昨日の天気から一転曇り空になっています。一日中こんな天気のようです。

 先週は木曜日と金曜日に連チャンで、研修と講演をしてきました。金曜日は横浜だったのですが、講演後主催者の皆様との懇親会に参加させて戴き、楽しいひと時を過ごしました。

 講演のテーマは、『経営者・管理者のための災害時危機管理対応〜震災時の労務管理と安全対策〜』というもので、主催者の皆様と内容をすり合せたうえで、準備をして臨みました。

 今週はおおきなイベントはありませんが、クライアントとの打合せや研修の企画の検討などで1週間が終わりそうです。

 さて、産労総合研究所「賃金事情」2011年6月5日号「MUG CUP Essay」に記事(エッセイ)を寄稿させて戴きました。先日掲載号が事務所に届き、記事のコピーを講演の参加者に配布しました。

 産労総合研究所「賃金事情」↓
 http://www.e-sanro.net/sri/books/chinginjijyou/

 エッセイの内容ですが、「『日本版シエスタ』はいかが?」というタイトルで、このブログにも書いている節電策について自分の思うところを軽い文章でまとめました。

 専門分野の解説記事もありがたいのですが、こういうエッセイ風の記事の依頼も、なんだか自分が選ばれた人間のように感じられてうれしいものです。

 この「MUG CUP Essay」は賃金事情の毎月5日号に掲載されているのですが、これまでの執筆者は著名な方ばかりで、私が書いていいのだろうかと思いました。

 今月は、アメリカ出張の準備もありますので、時間がなさそうですが、帰国後、アメリカ紀行(珍道中?)記でも書かせて戴こうかと思っています。


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2011年06月06日

アメリカに出張します。

 おはようございます。今朝は梅雨の谷間の晴れとなりました。サマータイム導入企業が増えているのか朝の通勤電車は混んでいました。

 いつも始発電車で座ることができるのですが、今日はあやうくもう1本待たなければならないところでした。もともとの朝型人間には若干困ったことになりました。

 来週の日曜日に母校で行われる研究会(ワークショップ)に参加することにしました。久しぶりに神戸・六甲に行きます。クライアントの課題解決のヒントが得られればと思っています。

 そして、今月末は、アメリカに渡航することになりました。ラスベガスで行われる米国人材マネジメント協会(SHRM=Society for Human Resource Management)の年次大会に参加するために、6月25日に日本を発ち、7月1日に戻ります。

 SHRM 2011 Annual Conference & Exposition
 Las Vegas, NV Las Vegas Convention Center
 June 26-29, 2011


 http://sapphire.shrm.org/annualconferenceplanner/

 実は2年前にも参加するつもりで準備を進めていましたが、事情があって断念しました。今年も、大震災以降、仕事が増えてどうなることかと思いましたが、何とか時間を確保できそうですので、先月末から準備を始めて、ようやく手配が整いました。

 海外に行くのは、2004年の秋、人事部に勤務していたときに南米(チリ、ブラジル)以来で、2005年に独立してから初めてになります。アメリカには営業部に勤務していた時に何度か行きました。ラスベガスは2度目です。

 もちろん、多くのことを学び取ってきたいと思いますが、外の空気を吸うこと、外から日本を見てみたいと思います。このカンファレンスには世界各国から人事の専門家が集まりますので、できたら中国や韓国の人とも話ができたらと思います。

 帰国後は、7月初旬に行われるビジネスコーチ社主催のマーシャル・ゴールドスミス氏のセミナーにも参加する予定です。

 この1年くらいずっと仕事漬けで来ましたので、まとめて学ぶ機会がありませんでした。この1カ月は、少し立ち止まって、今後の飛躍につながるように勉強していきたいと思います。


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2011年06月01日

節電で勤務体系見直し 秋以降継続も視野

 おはようございます。6月1日は7回目の独立記念日です。2005年の6月1日に独立し、6年が経過し、本日より7年目を迎えます。

 皆さまのおかげで、自分の価値観で好きな仕事を続けることができています。特にこの1年間は、仕事面では質量ともに充実していました。

 この6月中旬〜7月初旬は、仕事の合間を縫って、新たな学びの場を求めて、各地に出かける予定です。ある程度の時間と金額を自分に投資する予定です。

 それまであと少しの間、与えられた仕事を頑張っていきたいと思います。

 最近相談が多いのが、今夏の節電策の対応です。一昨日もクライアント先での会議に参加し、専門家の見地よりアドバイスをしてきたところです。

 今朝の日経新聞の1面にも節電による勤務体制の見直しの記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

節電で勤務体系見直し 秋以降継続も視野 (6月1日 日経新聞)

 原子力発電所事故に伴う今夏の政府の節電要請を受けて、首都圏の企業を中心にオフィスでの働き方が大きく変わる。NTTは本社で7〜9月の毎日、半日の在宅勤務を導入、協和発酵キリンは節電期間中に研究員を海外に長期出張させる。コマツや図書印刷は週休3日制を採用する。労働時間の短縮や業務の効率化が課題となっている日本のホワイトカラーの働き方を見直すきっかけとなり、効果次第で秋以降も定着する可能性がある。

【主な企業の電力抑制策】
週休3日
コマツ 東京本社で7〜9月に週休3日制。階ごとに土日以外の休業日を設定
図書印刷 6〜9月は水曜も原則休業

サマータイム
東京証券取引所 7〜9月に市場業務以外の担当者の就業時間を1時間前倒し

輪番休業
キユーピー 7〜9月に本社でフロアごとに輪番休日

休日延長・シフト
アステラス製薬 本社の営業以外の部門で8月に10日連続で一斉夏季休暇
住友生命保険 支社・支店で土曜に出勤して平日休む「店舗休業」制度を7月に導入
自動車各社 7〜9月の休日を木・金曜日に

その他
ワタミ 本社勤務の従業員が「マイボトル」持参。社内の自販機や冷蔵庫を一部停止

 NTTは持ち株会社の本社ビル(東京・千代田)で、フロアごとに午前か午後の在宅勤務を導入する。対象は持ち株会社の本社勤務のほぼ全員に相当する約300人で、午前と午後の出社は定期的に入れ替える。在宅での勤務時間は原則3時間で、移動時間も含めると対象全員が毎日、半日出社しない。フロア単位で電気を使わず節電効果を高める。

 国内の電力消費に占めるオフィスや店舗の割合は3〜4割。家庭も約3割を占める。政府が大口需要家に求める原則15%の節電要請に応じるには、工場だけでなくオフィスでの節電対策が不可欠だ。しかし、在宅勤務の導入により家庭の電力消費量が増える懸念もある。NTTは始業時間の1時間前倒しなどと組み合わせることで全体では節電につながると判断した。

 福島第1原発事故は収束のめどがたたず、他の電力会社の原発も定期検査後の再開が難しくなっている。電力不足はしばらく続く可能性があり、節電への対応が日常化する中で、事務職や研究職も省エネルギーに配慮した効率的な働き方への転換が迫られている。企業は「今回の実践を通して在宅勤務が取りやすい環境整備につなげていきたい」(NTT)との姿勢に傾いている。

 協和発酵キリンは節電対応を研究部門の国際化の契機にする。東京リサーチパーク(東京都町田市)など東日本にある2研究所の研究者約20人を6月から約3カ月間、アジアなど海外の研究機関に派遣する。電力不足を心配せずに研究や実験に従事してもらう。節電期間の終了後も派遣制度の継続を検討する。

 コマツは7〜9月の3カ月間、東京本社で週休3日制を導入する。土・日曜日以外の休業日をフロアごとに1日ずつ設ける。図書印刷は本社で6〜9月、水曜日を加えた週休3日とする。

 工場の休日を木・金曜日に振り替える自動車業界では、トヨタ自動車のほか日産自動車やホンダ、マツダ、三菱自動車、スズキなどが事務部門を含め、全国で一斉に木・金曜日を休みとする。日産は本社で例年1週間程度の夏休みを2週間程度とする。

 在宅勤務や余暇の増加は新たな消費や需要の呼び水となる可能性もある。日本総合研究所の井熊均執行役員は「スマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯端末のほか、個人が仕事に集中しやすいスペースなどを提供する飲食店や商業施設が利用される可能性がある」と指摘。業務を効率化するための情報機器の需要や、在宅勤務など社外で仕事をする人たちを支援するための市場が広がりそうだ。(了)


 クライアントとの打合せも、上記のような就労体制の見直しについて、実効性と実現性についてはどうか、どのようなプロセスを踏んで、どのように社員に伝えるかなど各方面から検討されました。

 たとえば、サマータイムの導入は、ピーク時(13時〜16時)の節電に本当に貢献するのか、早帰りを徹底しないと早く来ただけ過重労働になるのではないかという議論もありました。

 在宅勤務は、少なくともフロア単位で実施しなければ意味がないのですが、たとえ半日でもそんなことができるのか?総務・人事はできても、四半期決算をひかえる経理はできるのか?などの意見が出されました。

 それでも、会社として節電に貢献するという強い意思を示すべく、できることからやっていこうという方向になりました。これを契機に労使がコミュニケーションにより一枚岩になれればよいのではないかと思います。

 目を外に向けると、新聞記事の最後のパラグラフにあるように、就労体制の見直しで生み出された需要を各業界・各企業が取りこむ工夫をすれば新たな商機になりそうです。そんな記事をある人事労務雑誌に寄稿しました。

 今週金曜日には関連したテーマで講演も行います。節電策と就労体制の見直し―われわれ人事コンサルタントにとっても新たな分野となりそうです。


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2011年05月23日

夏場の節電策〜ホンダ、ドコモ、ソニー〜

 こんにちは。昨日の午後から急に涼しくなった東京です。暑いのも嫌ですが、今日みたいな天気も嫌ですね。

 さて、今朝の日経新聞にも夏場の節電策について、記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

 毎日閲覧している「WEB労政時報」によると、具体的に節電策を決定した企業は1割程度ですが、7月まで1カ月強となりましたので、この1〜2週間で決定する企業が増えそうです。

 弊社のクライアントもまさに検討中というところがほとんどで、相談案件の多くが夏場の節電策です。

 私がお薦めする「日本版シエスタ」について、ある人事労務雑誌のエッセイに書かせて戴きました。日本人の働き方、生き方を見直すきっかけになればと思います。

【ホンダが下期休日を夏に前倒し、減産で 一時帰休も検討】

 ホンダは国内工場での減産に対応し、従業員の下期(10月〜3月)の休日14日分を6〜8月に移す。東日本大震災による部品不足で操業を計画の約5割に抑えていることに対応。さらに最大17日の一時帰休の実施も検討する。部品供給などが安定する下期の増産に備える狙いもある。

 対象は車両を生産する埼玉製作所(埼玉県狭山市)、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)、部品を手がける栃木製作所(栃木県真岡市)の従業員の大半と、浜松製作所(浜松市)の従業員の一部。休日振り替えと一時帰休の検討で労働組合と合意した。

 下期の休日14日を6月に1日、7月に10日、8月に3日振り替える。7月は木曜日から日曜日までの週休4日になる。部品不足が解消しなければ、上期中に最大17日間の一時帰休も検討する。実施すれば初めてとなる。

 ホンダは年内には生産を正常化したい考え。休日の前倒し取得で減産対応するとともに、生産正常化後の増産に備える。(了)

【ドコモは月・火曜休み、夏の節電対策 店舗は営業】

 NTTドコモは7〜9月の3カ月間、東京電力管内で働くグループ社員について、土・日曜日の休日を月・火曜日に切り替える方針を固めた。土日勤務とすることで、平日の冷房使用などを削減し節電に協力する。産業界ではすでに自動車各社が夏場の工場の休業日を木・金曜日に変更することを決めており、各業界や企業が輪番で休日をシフトすれば、夏の節電効果が大きくなりそうだ。

 労働組合との交渉がまとまり次第実施する。コールセンターやドコモショップなど休日の変更が難しい部門を除くため、対象の社員は3000〜4000人とみられる。派遣社員などについては、今後派遣元企業と話し合いの上対応を検討する。休日変更のほか、夏休みを集中して取ったり、オフィスの電力使用を減らしたりといった取り組みも並行して進める。

 携帯電話会社の電力使用の大半は通信設備が占める。ドコモでは電力需要ピーク時に基地局の一部を自家発電設備に切り替えることや、バックアップ設備の一時停止といった策も検討している。ただ、利用者のサービス低下に直結しかねないため、設備部門での大幅な電力削減は困難とみており、社員の休日シフトで対応する。

 夏場の節電のための勤務形態変更では、ソニーが8月に事業所ごとに1週間ずつ一斉休業し、7〜9月に通常より始業時間を早めるサマータイムを導入するなど、各社が工夫を始めている。NTTドコモが自動車業界に続いて休業日の変更を決めたことで、夏の節電の鍵とみられている輪番休業制度への取り組みが広がる可能性も出てきた。(了)

【ソニー、7〜9月にサマータイム 節電8月に輪番休業 15%削減へ対応策決める 2011/5/17】

 ソニーは17日、今夏の電力不足に備えた節電策を決めた。本体や子会社の東京電力管内の事業所を4グループに分け、8月に事業所ごとに1週間ずつ輪番休業を実施し、代わりに10月と11月の3日間の祝日を出勤日にする。始業時間を通常より1時間早めるサマータイムも7〜9月に実施。政府が求める使用電力の15%削減を実現する。

 サマータイムは標準的な出勤時間を午前8時半に1時間前倒しし、終業時間も1時間早める。都内の本社ビルでは照明や空調、エレベーターの使用を削減。夜間電力を蓄電池にためて昼間に活用する対策も実施し、電力使用量を6割減らす。

 従来は7月以後の祝日をすべて出勤日とし、8月に合計で約2週間の休業を実施することも検討していた。ただ政府が求める使用電力の抑制幅が25%から15%に抑えられたため、休業の期間を短縮した。(了)


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2011年05月20日

講演「はじめての人事社員の実務と心構え」が終了しました。

 おはようございます。ここのところ晴天が続き、この季節らしいさわやかな陽気になっています。

 昨日、日本自動車工業会(自工会)が7〜9月の間、木・金曜日に全国の工場を一斉に休業することを決定しました。裾野の広い自動車産業の決定だけに影響はかなり広範囲に及びそうです。

 いよいよ夏場が近づき、クライアントからの具体的な相談が増えていきそうです。

 さて、昨日は、労働開発研究会主催の例会で、「はじめての人事社員の実務と心構え」について講演をしました。

 今年1月に出版した拙著をテキストとして受講者に配布し、書籍の内容+αで2時間ほど話をしました。

 大手企業を中心に100名を超える方々にお集まり戴き、最後まで熱心に聞いて戴きました。目を輝かせて聞いて下さる方もいて大変うれしく思いました。

 このような機会を戴いた労働開発研究会様に深く感謝申し上げる次第です。

労働開発研究会主催労働法学研究会例会
第2553回「はじめての人事社員の実務と心構え」/5月19日(木)
―人事部門の担う役割、業務内容、担当者として求められる心構えや能力等について―

http://www.roudou-kk.co.jp/meeting/archives/2011reikai/004674.html

この4月より新卒での配置、あるいは人事異動等で人事部門への配属になる方も多いことかと思います。人事部の行う業務は非常に多岐に渡り、また、昨今では人事コンプライアンスや労使トラブル防止の観点から、法令や規則など専門的な知識を要することも多くあります。今回の例会は、人事担当者が知っておきたい基礎知識と業務の流れなどを確認していただける内容です。また経験者にとっても、初心に戻り、知識やスキルが備わっているのかを確認するためにも活用できます。

講師には「はじめての人事社員の実務と心得」(経営書院)の著者で、企業実務の経験も長い社会保険労務士の田代英治先生をお招きし、法律や規則を守りながら、働く人々のモチベーションを高め、生産性を上げるために必要な人事担当者の心構え等についてご解説いただきます。ぜひともご利用ください。

【重要ポイント】 新任者が押さえておくべき人事部門の業務の基本とリスク管理など 他

『講師』
田代英治 氏
株式会社田代コンサルティング代表/社会保険労務士

-----『例会開催要項』-----

日  時:平成23年5月19日(木)
時  間:15:00-17:00
会  場:日本教育会館 8F 第2会議室
      東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2





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2011年05月17日

雑誌に記事を寄稿しました。

 おはようございます。今朝は曇っていて、今にも雨が降り出しそうです。今日は出張が急遽キャンセルになりましたので、今後の講演の資料作りと準備にあてたいと思います。

 この半年以上、いくつかプロジェクト案件を抱え、なかなか講演や執筆のほうに時間を割くことができませんでした。

 少ない時間の中で、最近寄稿した記事が、雑誌に掲載され発行されましたので、ご案内したいと思います。

 ○ 2011年5月 週刊ホテルレストラン(オータパブリケーションズ)2011.5.13号に「雇用調整助成金について」を寄稿しました。
   http://www.hoteresweb.com/magazine110513.html

 ○ 2011年5月 日本法令「ビジネスガイド別冊SR」第22号に「勤務社労士経験者が語る!開業後における『勤務経験』の活かし方」を寄稿しました。
   http://www.horei.co.jp/bg/SR/22index.html

 週刊ホテルレストランのほうは、先日、座談会に参加したときの記事もまた掲載される予定です。いずれの雑誌も大手書店に置いてあると思いますので、よろしければお手にとってご覧戴ければと思います。

 下記のリンクは、独立してからこれまで寄稿してきた主な実績です。決して誇れるものではありませんが、ずいぶん色々なテーマで書いてきたものだと思います。
http://www.tashiro-sr.com/archives/2005/07/0010_8.html

 こうしてみるテーマの幅の広さはまずまずだと思います。ディープ・ジェネラリスト志向の私にとって、今後の課題は「広さ」に加えていかに「深さ」を求めていくかにあると思います。


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2011年05月16日

夏期の節電に向けた労使の取組への対応について

 おはようございます。5月に入り、4月に比べれば比較的落ち着いた感じもしますが、やはり毎日バタバタしているのが現状です。

 色々な事情がありますが、そのうちの一つが、今夏の節電策の対応です。これに関して、ようやく厚労省のほうから通達とパンフレットが出ましたので、下記致します。

 これらも参考のうえ、効果的な節電策を検討して戴ければと思います。

厚生労働省から発出した通知(平成23年5月13日)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001c1q4.html

夏期の節電に向けた労使の取組への対応について

東京電力及び東北電力の電力供給区域を管轄する労働局及びその管内の労働基準監督署を中心に、夏期の節電に取り組む労働者や事業主からの相談に対応するため、緊急相談窓口を開設すること、また、節電対策の一環として活用可能と考えられる労働時間制度等に関する労働基準関係法令の内容及び留意点をまとめたパンフレットの内容の周知を都道府県労働局に対して指示(労働基準局労働条件政策課、監督課)

夏期の節電に取り組む労使の皆様を対象とするパンフレットの作成について

関係事業者団体等に対して、節電対策の一環として活用可能と考えられる労働時間制度等に関する労働基準関係法令の内容及び留意点をまとめたパンフレットの内容の周知を依頼(労働基準局労働条件政策課、監督課)

夏期の節電に取り組む労使の皆様を対象とするパンフレットの周知について

関係省庁に対して、節電対策の一環として活用可能と考えられる労働時間制度等に関する労働基準関係法令の内容及び留意点をまとめたパンフレットの内容の周知を依頼(労働基準局労働条件政策課)


【夏期の電力需給対策関係】
○節電に取り組む労使のみなさんへ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001apoc-att/2r9852000001c15i.pdf


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2011年05月09日

節電が新たな需要を創出

 おはようございます。大型連休が終わり、今日から通常業務に戻ります。さすがに今朝の電車は混んでいました。

 急遽週末に実家に帰省してきました。家族の顔を見て、少し安心しました。今回は新幹線を小倉まで利用しましたが、新横浜から4時間半くらいですので、そう遠いことはありません。

 昨日の地元紙によると、九州電力も中部電力から電力を融通してもらっているので、浜岡原発の停止は九州の電力事情にも影響を及ぼす恐れがあるとのことでした。

 高度な政治的な判断には、丁寧な説明が必要だと思います。たとえ内容が良くてもプロセスがしっかりなされていないと、コンセンサスを得るのは難しいかもしれません。

 さて、先日の日経新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

残業難民逃さない 冷やせない夏 商戦に熱(5月7日 日経新聞)

 今年の夏はオフィス街に大量の「残業難民」が発生しそうだ。多くの企業は節電対策でオフィスの温度を28度以上に設定し、就業時間が過ぎれば空調を消す。

 マーケティング会社に勤める男性(31)は「暑い夜には外に逃げ出す時間が早くなりそうだ」と話す。

 こんな残業難民を狙い、若者の利用が多い漫画喫茶や有料自習室がサラリーマンの開拓に動き始めた。有料自習室の「勉強カフェ」を運営するブックマークス(東京・渋谷)。仕事に役立つ会計講座などを週末に開いているが、今夏は平日の夕方に講座を移して会社員を呼び込む考えだ。

観光業に期待感

 政府は節電対策で瞬間最大使用電力を15%減らす目標を掲げる。節電の影響で生産が数%低下するとの試算もある。だが想定外の暑さが新たな需要を生み出す可能性もある。

 長野県でペンションを営む江口朋浩さん(46)は長期にわたって宿泊する客向けの格安プランを作った。5〜7泊すれば、宿泊料金を通常より20%程度割り引く。三井不動産ホテル・リゾート運営部は、札幌とキロロの系列ホテルに連泊する客の宿泊料金を割引する。

 東京電力管内にある企業は、節電対策の一環として夏季休暇の長期化を検討している。日本企業の夏休みは1週間足らずが多い。近場の観光地で慌ただしく過ごす「安近短」志向が定着している。だが震災をきっかけに長期休暇の取得が広がれば、外国人観光客の減少で苦しむ観光業界の支え手ともなり得る。

 ビックカメラ有楽町店(東京・千代田)。発光ダイオード(LED)電球の売り場に人だかりができていた。LED照明の消費電力は蛍光灯の半分。価格は1つ2000〜4000円と高めだが、都内に住む26歳女性は「節電にもなると思って購入を決めました」。

 経済産業省は2030年までに国内のすべての照明をLEDなど省エネルギー型に置き換える青写真を描く。電力不足を受けて普及ペースが加速するのは間違いない。

日焼け止め好調

 百貨店各社の夏商戦で既に定着した「クールビズ」。今年は一歩前に進み「節電ビズ」が広がり始めた。一部の企業はポロシャツでの出社を容認する姿勢で、三越日本橋本店(東京・中央)はしゃれた輸入物を仕入れた。同店は関連売り場の面積を昨年比4割広げる計画だ。

 思わぬ需要も生まれている。上着を着ないで通勤する男性らが紫外線対策で日焼け止めを買い始めた。資生堂の末川久幸社長は「日焼け止め生産ラインはフル稼働だ」と話す。

 3月の鉱工業生産指数は前月比15.3%低下し過去最大のマイナスになった。供給網(サプライチェーン)の分断が最大の原因だ。秋までは本格回復は難しいとみられており、日本の製造業はかつてない危機に直面している。「暑い夏」が生み出す新たな需要への期待は小さくない。(了)


 色々と考えさせられる記事です。

 節電が必須となる夏までに、業務の効率化に真剣に取り組み、残業をなくす体制を作ることが必要かと思います。

 残業の多い会社は、このような状況を『残業をしない・させない』機会ととらえて、社内のコンセンサスもとり易いでしょうから、ぜひ進めて戴きたいと思います。

 残業そのものは悪だとは思っていませんが、『無駄な』残業、本来しなくてよい残業は、会社・個人双方にとって、よいことは何一つありませんので、ここは、意識を変える機会だと思います。

 また、関東の節電が新たな需要を生み出すという事例は大変参考になりました。リゾートホテルも紹介されているように長期連泊者向けに割安プランを用意すれば、利用する人は多いでしょうし、法人客向けのプランも検討戴ければよいかと思います。

 このような知恵は、社内に閉じこもっていてはなかなか生まれてこないと思います。色々な業界の人とのちょっとした話の中にヒントがありそうです。私も色々情報を収集したいきたいと思っています。


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2011年05月06日

著者インタビュー記事のご紹介

 おはようございます。大型連休の後半戦に入りました。今朝も電車は空いていました。休みという方も多いように思います。

 明日明後日は、事情があって、九州の実家に急遽帰省することにしました。人生山あり谷ありですね。

 さて、今日は新聞の休刊日ですので、新聞記事からの引用でなく、雑誌の記事から引用させて戴きます。

 先日、人事情報誌『人事マネジメント』2011年4月号に私のインタビュー記事が掲載されました。編集部よりPDFが送付され、公開してもよいというお墨付きを戴きましたので、下記のとおりこのブログでもご紹介したいと思います。

 大手企業グループの人事部よりまとめて購入されるケースが多く、グループ内や協力会社の人事担当者向けにまとめて200冊購入して下さった企業グループもあります。この本を必要とされる方の手元に届けばと思います。

□著者に訊く□ 
『はじめての人事社員の実務と心得』の田代英治氏



 新入社員を迎え入れる季節がやってきた。人事部に配属され,4 月から人事マンとしての第一歩を踏み出す社員にとっては,目前の勉強と課題は山積みだ。しかし,いざ,人事のイロハを勉強しようと本屋に行っても,書棚に並ぶ人事関係の専門書は,労働法などのやや敷居の高い解説書ばかり…という思いをした人事経験者は少なくないかもしれない。

 「私自身,人事部門に異動になったのは1993年,その1 年目はもう悪戦苦闘の毎日でした。それまでは畑違いの営業マン。いざ,勉強しようにも入門書は労働法などいずれも難解な本ばかりでハードルが高い。当時から,実務が理解しやすい入門書があったらな,という思いはありました」本書執筆の第一の動機を,田代さんはそう語る。

 さらにもう一つ。独立後,コンサルタントの立場で各社の人事制度の構築・運営や人材教育などに取り組むなかで,人事部門の「人材教育面での余裕のなさ」を痛感したという。それが第二の執筆動機となった。

 「会社規模のわりに人事部門はどこも少人数。日々,目先の業務との格闘に追われて,新しく入ってきた人事マンの新人教育まではなかなか手が回らない。ひと昔前の人材が豊富な時代なら,副部長クラスやベテランの先輩社員が教育係として存在したのでしょうが,今ではそうした余裕のある会社も少なくなりました」

 また,実務同様,人事の心得の部分にも多くの紙幅を割く。「会社と個人のすべてがウィンウィンになれるように調整するのが人事部門の役割であるとすれば,上のほうばかりを見て仕事をするのではなく,従業員のほうにも顔を向ける必要があります。その心得の部分を最初から間違えてしまうと,人事の面白みが遠のいてしまう」と危惧する。

 ややマクロな視点から1 年サイクルで人事業務を俯瞰できるのが,「年間業務スケジュール表」の項目。人材開発,人事政策,労務管理,福利厚生の4系統の4 月から3 月までの予定が中分類,業務別に整理されている。

 「人事の仕事は季節ごとにいろいろな業務があります。採用業務があり,社員研修があり,組合との交渉などもあります。実際に1 年間を通して体験してみなければはっきりとは分からない。

 1 年目で苦労するのも,年間サイクルでの全体像が見えにくいからかもしれません。たとえ上司から教えてもらったとしても,自分自身の実感としてそれが分からない。2 年目になれば,その経験が生きてかなり業務スケジュールの要領もつかめるようになるのですが。その意味でも1 年目は暗中模索。その後の人事マンとしての人生を変える意味でも大きな勝負の年でもあるのです」

 本書のコンセプトはあくまでも「人事の入門編」である。ただし,田代氏自身,「いずれは中・上級編も書きたい」と語るように,入門は入門であっても,人事の中・上級というキャリアステージを念頭に置いた内容でもあり,どう生かすかは読み手次第。

 「人事1 年目を中途半端に終えてしまい,大した成功体験を積めないままに3 年目,4 年目を迎えてしまうと,自分にとっての人事のキャリアって何?ということになってしまいます。

 私の場合,異動1 年目は前述のようにとても苦労しましたが,3 年目になってからは『このままでは終われない』という思いが強くなり,起業への意欲も湧き,社労士の資格試験にもチャレンジしました。

 会社員としての人事はトータル5 年間(注:9年間)ですが,3 年目以降はそうした資格試験への挑戦をはじめ,人事制度の改革や教育体系の見直しなど,もっともっと人事を極めたいという思いで,人事業務に取り組みました。そのための基礎固めとしても,1年目は大切だし,自戒を込めて言うなら,自分が1 年目からそれに気づいていれば…と思うこともありますね(笑)」

 若い人事マンの間で「採用をやりたがる人が多い」という人事関係者の声を,最近はよく耳にする。「人事部門の中でのポジティブなイメージの領域が,採用だからでしょう。クレーム対応に追われる労務管理の仕事に比べれば,フレッシュな学生と接する機会も多く,気持ちが前向きになれます。しかし,私にとっての人事の真髄は,むしろ泥臭い裏の部分。ここを経験せずして,人事を卒業するのはとてももったいないことです。経験上からも,ポジティブとネガティブの両方を体験してこそ,バランスの取れた人事マンではないでしょうか。

 個人的には採用業務以上に労務管理のほうが楽しい思い出が多かったような気がします。社員トラブルの難題などに直面する度に救済策を考え,法律や判例を調べるなどして,ベストを尽くして解決へと向かっていく。労務の仕事は誰も褒めてはくれない業務かもしれません。

 むしろ毛嫌いされることの多い損な役回り。でも,そうしたドロドロした裏の部分を担った人間にしか分からない内なる喜びや納得感はとてもあったし,それを経験せずして,人事を理解したとは言えないのではないか。そんな気がしますね。

 私も会社員時代,上司から『採用(注:営業)だけではダメ,人事でも(注:営業と人事など)2 つは専門性を持て』と言われました。そうでなければ,将来,指導する立場になったときに役に立たないと」田代氏の上司の言葉を借りるなら,人事においても「1 つではダメ,2 つは専門性を持て」ということであろうか。

 最後にあえて,読者に読んでもらいたい「行間」を挙げるとすれば?

 「人事の面白さ,楽しさはすぐには分からないものだと思います。自ら熱望して人事に配属された人ならともかく,その面白さ,楽しさが分かるまでは,努力,忍耐の日々が続くかもしれません。私自身もその過程で何度も落ちこぼれそうになりました。しかし,それを乗り越えたとき,急に視界が開けて,人に対する貢献の気持ちがとても強くなったのを覚えています。スポーツの世界と同じかもしれませんね。最初は一生懸命に苦労しても,なかなか成果には結びつかない。でも,それを粘り強く繰り返していると,あるときにパッと視界が開けて,全然違う世界が見えてくる。ぜひ,人事を始めたばかりの人たちには,その瞬間を味わえるまで頑張ってほしいですね」




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2011年05月02日

NTTデータの節電策

 こんにちは。今日は連休の谷間の平日ですが、朝の電車はかなり空いていました。今日を休みにして7連休や10連休という方も多いのでしょうか。

 私はいつものように事務所に出勤しています。週末からちょっと心配事があり、土曜日の競馬も取りやめました。連休中は連絡のつくところにいることにしています。

 さて、先日の日経新聞に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

NTTデータ、首都圏従業員の在宅勤務体制整備全員にノートパソコン支給(4月30日 日本経済新聞)
 NTTデータは今夏、首都圏で働く約1万人の従業員全員にノートパソコンを支給し、全員が在宅勤務できる体制を整える。オフィスをフロア単位で輪番操業する試みと併せて、電力需給が逼迫する今夏の節電対策とする考えだ。稼働するオフィスのフロア面積は常時25%減らす方針で、業務効率を落とさずに節電協力できる体制を整える。

 オフィスでは社員が机を共有する仕組みを導入して机を設置するスペースを削減。節電を徹底するため、今夏は首都圏にあるすべてのオフィスのフロア面積の約25%を使わない方針の下、節電策を詰めている。フロア単位の輪番操業を採用して電力使用量を減らす。

 フロアの稼働を減らすため、今夏は2週間の連続休暇を取るように奨励するほか、服装規定をゆるめオフィスの空調温度はセ氏28度以上に設定。従業員には可能な範囲で在宅勤務してもらうようにする。休業中のオフィスに出勤する場合は稼働中のフロアに置いた共有机で勤務。既に労働組合との調整も始めた。

 このほか、オフィスの蛍光灯を消灯し、代わりに消費電力の少ないLED(発光ダイオード)デスクライトを全員に配布する。試算では首都圏従業員全員がLEDライトに切り替えることで、一般家庭200世帯に相当する約600キロワット分の節電効果が見込める。

 政府は今夏の節電対策として、企業、家庭とも昨年比で瞬間最大使用電力の15%減を求めている。NTTデータはデータセンターについては自家発電設備の運転延長などで使用電力を減らす方針。一連の対策で昨年比15%減を達成できると見ている。(了)

 このNTTデータの取り組みは、非製造業で現場を持たないオフィス・ワークにおける節電策がかなり網羅されており、これだけ組み合わせてやれば効果がありそうです。

  ・オフィスをフロア単位で輪番操業する
 
  ・社員が机を共有する仕組みを導入して、机を設置するスペースを削減する

  ・今夏は2週間の連続休暇をとるように奨励する

  ・服装規定をゆるめオフィスの空調温度を28度以上に設定する

  ・可能な範囲で在宅勤務をしてもらう(出勤する場合は稼働中のフロアに置いた共有机で勤務)

  ・オフィスの蛍光灯を消灯し、代わりに消費電力の少ないLEDデスクライトを全員に配布する

 オフィスワーク中心の事業所の担当者は、この中で自社でできるものをピックアップし、さらにこの他に実施できそうなものはないかを検討されればよいかと思います。


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2011年04月28日

ホテル、営業縮小相次ぐ

 おはようございます。今朝は昨日の雨もあがり、これから晴れるようです。今月はとにかく忙しかったので、明日からの連休が楽しみです。

 どこか旅行に行く予定があるわけでもなく、カレンダーとおりですが、自分の時間を持てるのがうれしいです。原稿の執筆やクライアントからの宿題にもじっくり取り組めます。事務所の整理整頓など普段できないことをやってしまいたいと思います。

 さて、本日の日経新聞に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

ホテル、営業縮小相次ぐ 宿泊一部休止・飲食営業短縮など(4月28日 日経新聞)

 東日本大震災後の客数の大幅減を受け、大手ホテルが宿泊や飲食施設などを対象に営業体制の縮小に動き始めた。プリンスホテルや藤田観光は一部ホテルの宿泊業務を休止し、帝国ホテルは施設内の飲食店の営業時間短縮などに踏み切った。大手ホテルが宿泊業務を休止するのは異例。値下げも始めているが、外国人客やレジャー客の需要減による稼働率の低下は歯止めがきかず、業務絞り込みにまで踏み込んだ。

 復興需要が生まれている仙台など一部を除き、都市ホテルの稼働率は全国的に下落。日本経済新聞社の調べでは3月の都内の主要19ホテルの平均客室稼働率は、49.8%と過去20年間で最低。稼働率急落を受け、各ホテルは正規料金の6割引きなど大幅な値下げで需要喚起に取り組んでいるが、4月に入っても稼働率は低迷したままだ。

 プリンスホテルはグランドプリンスホテル高輪(東京・港)の宿泊業務をすでに休止しており、再開するのは企業の株主総会需要が高まる6月9日。客室数414室と同社の基幹ホテルの一つだが、震災で外国人客らが急減。レストランや宴会場の営業は続けるが、宿泊客はグランドプリンスホテル新高輪など隣接するグループホテルに集約する。同社は品川プリンスホテル(同)でも、計4棟のうち1棟で宿泊業務のみ休止した。

 藤田観光は神奈川県箱根町のホテル「箱根小涌園ユネッサンイン」を当面休業する。再開時期は未定で「箱根の観光客が回復するまでは難しい」(同社)という。顧客には近隣で運営する箱根ホテル小涌園に誘導する。ホテルオークラ東京(東京・港)も別館の宿泊業務を事実上休業している。

 地方都市でもホテル休業の動きは広がっている。カラカミ観光は北海道で運営する5ホテルのうち「洞爺パークホテル天翔」(洞爺湖町)を5月、「ホテルエメラルド」(釧路市)を7月から1年間休業する予定だ。

 施設内のレストランの営業やサービスを見直す動きも相次ぐ。震災後もレストランのフル営業を続けていた帝国ホテル東京(東京・千代田)は4月中旬からタワー館の地下1階にあるフランス料理店の営業を土日のみにしたほか、24時間対応だったルームサービスも5月末まで午前0時〜午前6時は休止する。

 外資系でもヒルトン東京(東京・新宿)が5月15日まで鉄板焼きレストランを休業。ビュッフェレストランも同日まで、ゴールデンウイーク期間以外は休業する。シャングリ・ラホテル東京(東京・千代田)もスパ施設で4月末まで週に2日間休業日を設けた。(了)


 ホテル業は、海運・物流業、製造業、印刷・出版業とともに私にとって愛着のある業界、大手ホテルのクライアントも複数ありますので、他人事とは思えません。少しでもレストラン等を利用して売り上げに貢献したいと思っています。

 先日の業界誌の座談会でも、このような状況を踏まえて今後どうしたらよいのかが真剣に話し合われました。ホテル業は他の業界と比べて人件費比率が高いので、雇用・賃金の問題も大きいです。

 今後じわじわと影響が拡大することが懸念されます。

 昨晩、旧知の出版社の方と酒を酌み交わしながら、出てきたキーワード『健全な危機感』−この難局を乗り切るためには、これを経営陣と従業員が共有することがまず大事なことかと思います。

 そのためには、トップが従業員とのコミュニケーションを増やして、『相互信頼関係』を構築することが極めて重要なことだと思います。どこかの国のトップのように、人の話を聞かないというのではなく、従業員の話に最後まで耳を傾けることから始めることだと思います。

 『健全な危機感』とは何か、それを労使で共有するためにはどうしたらよいかを考えてみましょう。


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2011年04月26日

夏の節電対策広がる パナソニックもサマータイム検討

 こんにちは。今日は午前中は昨日の酒が少し残り、エンジンがかかりませんでしたが、午後は復活し、クライアント先の新入社員研修を無事に終えることができました。

 事務所に戻って、連休中あるいは連休後にやるべき内容を確認していました。連休は完全オフの日が作れそうですが、連休後は4月ほどではないにせよ、稼働日数が少ないこともあって、20日(金)まで予定が埋まってしまいました。

 5月下旬から6月にかけて、ようやく一息つけそうです。その前に連休でリセットしたいと思っています。

 さて、本日の日経新聞に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

夏の節電対策広がる パナソニックもサマータイム検討 (4月26日 日本経済新聞)

 パナソニックは26日、冷房需要が拡大する夏の節電対策として、就業時間を早める「サマータイム」の導入を検討していることを明らかにした。グループ傘下の三洋電機やパナソニック電工も含めた国内の従業員約10万人が対象となる。サマータイムはソニーや東京証券取引所も導入を検討しており、夏に向けて同様の動きが広がりそうだ。

 上着やネクタイを着用しない軽装勤務の「クールビズ」についても、実施期間を拡大する方針。例年は6〜9月に実施していたが、今年は5月の連休明けから前倒しで始め、終了時期を10月までに延長する。

 クールビズの拡大と並行して、屋内の冷房の設定温度を上げて節電を図る。詳細は今後、オフィスや工場など事業所ごとに詰める。(了)


企業の8割が節電目標「25%以上」 日本経団連(4月26日 日本経済新聞)

 日本経団連は26日、電力需要抑制に向けた自主行動計画の策定状況を発表した。20日時点で、会員企業543社のうち、25%以上の節電目標を掲げた企業は418社(約77%)だった。主な取り組み事例として、工場の夜間・早朝操業や、輪番休業などが見られた。夏場に電力不足が起きるとみられ、経団連は自主的な節電で対応を目指す。

 米倉弘昌会長は同日の定例会見で、「東京電力の努力で電力の需給ギャップが縮まりそうだが、いざという時のためにできる限りの節電計画を進めていきたい」と述べた。〔日経QUICKニュース〕


 サマータイムは、電力需要のピークをずらすことができるので、会社(グループも含め)全体で実施するのであれば、一定の効果が期待できると思います。

 どうせなら1時間時計の針を動かすのではなく、2時間くらい動かさないと効果が薄いかもしれません。

 東京との時差が40分程度ある福岡の人間からすると、東京の夏の朝は異常に早く感じます。朝5時には陽が昇っており、必ず5時には目が覚めます。今年の夏に限り2時間動かしてもいいのではないでしょうか?

 クールビズの前倒しを採る会社は、結構多いと思いますが、5月は電力需要は高くないので、あまり意味がないように思います。

 それより、設定温度を30度(28度より上げる場合は法改正が必要ですが)にして、大胆な超クールビス(アロハシャツ、短パンOKなど)を認めるほうが、ピーク時の空調の電力をセーブできると思います。

 ただし、熱中症には注意しなければなりませんので、無理はできないかもしれません。従業員の体調を見ながら徐々に上げていることかと思います。

 工場の夜間・早朝操業や業界ごとの輪番操業(週刊東洋経済に具体例が示されている)は効果があると思います。このあたりは労使の話し合いをしっかりやって、労使一丸となってこの難局を乗り越えられるようにコミュニケーションをとることが肝要かと思います。

 個人的には昨日の記事に書いたように、『日本版シエスタ』で乗り切っていきたいと思います。事務所のビルの空調の設定温度も30度となるかもしれませんので、早めに昼寝の場所を確保しておきたいと思います。


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2011年04月25日

「シエスタ」で電力不足の夏場を乗り切る

 こんにちは。今日はよい天気でしたが、花粉症の症状がひどく、調子の悪い一日でした。一旦収まりかけた花粉症、一体いつまで続くのか。早くこの季節が終わって欲しいものです。

 さて、今日は、週刊東洋経済でも特集されていましたが、電力欠乏対策について、クライアント先でブレーンストーミングをしてきました。

 そこで出てきたのが、『日本版・シエスタ』をもと(キーワード)に何かできないかということでした。

 シエスタ(Siesta)は、スペイン語で昼寝(午睡)のこと、または、スペイン語圏を中心に生活習慣として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00〜16:00が目安)を指す言葉です。

 詳しいことは下記リンク(ウィキペディア)をご参照ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF

 1日の電力需要がピークとなる13時〜16時の時間帯に休んで、夕方にまた働くというものです。これを事業所単位で実行していけば、効果が期待できそうです。

 週刊東洋経済では、シフト制で、2交替制で、早番と遅番の間を13時〜16時の時間帯に合わせている会社の事例を紹介していました。

 交替勤務でなくても、13時〜16時までの3時間を休憩時間として、たとえば始業時間を7時、終業時間を19時とするなどして対応することも考えられます。

 法律上休憩時間の上限はありませんし、夏場の3ヶ月だけに限定して適用すべく労使で話をすればよいのではないでしょうか。

 スペインと違い、東京では殆どの人がシエスタの時間に自宅に帰ることはできないと思いますので、休憩する(昼寝をする)場所の確保が問題となります。

 そこは、都心のエンターテイメント、ホテル、小売、外食業などの業界の方々が『夏場のシエスタ対応サービス』を考えて、大いに稼いで戴ければ景気対策にもなるのではないでしょうか?

 あるいは、日本版シエスタを輪番制で、業界ごとにやっていくのもよいかもしれません。

 あと、テレビ局も、ワイドショーをやるくらいならシエスタで昼寝をして戴いたほうが、無駄な電力を使わずにすむと思います。

 思いつきでの段階ではありますが、「シエスタ」をキーワードに夏の電力不足を乗り切っていければと思います。

 個人的にも、クライアントとの打ち合わせの予定のない日の13時〜16時間帯を過ごせるスポーツジムと契約して、ダイエットと一石二鳥でいければと思っています。


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2011年04月23日

ICスタートアップセミナー終了しました。

 こんばんは。今日は雨の一日でした。強く降る時間帯もあり、傘をさしてもずぶぬれになりました。今、事務所で雨宿りをしています。

 今日は、私が理事長を務めるIC協会主催のICスタートアップセミナーで、独立されたばかりの方やこれから独立を考えている方に向けて、話をしてきました。

 足元の悪い中、ご参加戴いた方々には感謝申し上げます。かつて自分が受講したセミナーで、今度は自分が話す側に回り、感慨深いものがあります。

 本業とは直接関係のないセミナーで話す機会はめったにないのですが、このところ煮詰まっていた自分にとっては、良い気分転換になりました。

 今後定期的に開催できればと思います。

 昨日は、ある業界の専門誌の座談会に参加し、何とか大役を果たしてきました。ホテルの宴会場で3時間近く缶詰めになって、熱い議論が展開されました。

 終わった後は少しぐったりしましたが、事務所で少し休んで帰宅しました。

 昨日・本日で大きなヤマを越えて、少し先が見えてきました。各方面からの宿題はありますが、取敢えず明日は自宅で休もうと思います。

 ブログも来週以降は更新できる日が増えそうです。連休まであと少し。引き続き頑張ります。


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2011年04月22日

健保組合、9割が赤字見込み 高齢者支援が圧迫

 おはようございます。今日は、午後雑誌の座談会に出席します。会場は都内の某高級ホテル宴会場です。

 座談会形式のものは何度か経験がありますが、話す間合いが難しく、明日のICスタートアップセミナーのように人前で、(一方的に)話す方が気が楽ですね。期待に応えるべく頑張りたいと思います。

 さて、今朝の日経新聞に、興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

健保組合、9割が赤字見込み 高齢者支援が圧迫 1400組合の11年度予算、連合会まとめ(4月22日 日本経済新聞)

 健康保険組合連合会は21日、主に大企業の会社員らが加入する健康保険組合の2011年度予算をまとめた。約1400組合のうち赤字を見込む組合の割合は9割と過去最高を更新した。高齢者医療制度への拠出金負担が増えるためだ。企業と会社員が負担する保険料率は平均で前年度比0.3ポイント上昇と過去最大の上げ幅。負担増を嫌気し、企業が健保組合を解散する動きも目立ってきた。

 健保連が全国1447組合(1日時点)の収支見通しを調べ、1315組合の回答から全体を推計した。回答組合の40%、527組合が保険料率を引き上げる。前年度予算では27%だった。

 全国平均の保険料率は7.9%と前年度比0.3ポイント上昇する。平均月収(36万円)で試算すると、保険料は労使合計で月2万8500円程度と、前年度より月1000円程度増える。健保組合全体の保険料収入は6兆4173億円と前年度比6.4%増える。

 それでも、赤字を見込む組合の割合は89.3%と前年度の88.5%から高まった。地方自治体が75歳以上を対象に運営する高齢者医療制度への拠出金が1兆4179億円と前年度より1割増えたことが大きい。

 65〜74歳の医療費を支える拠出金と合わせると、健保組合の拠出金負担が保険料収入に占める割合は45%と前年度より約1ポイント上昇する。回答組合のうち約3割は保険料収入の半分以上を拠出金として払う。健保組合全体では総額2兆8800億円を他制度への支援に回す。

 負担増に耐えかね、自社の健保組合を解散する企業もあり、1日時点の健保組合数は前年同期より15減った。企業統合に伴う解散のほか、負担する保険料率が中小企業の社員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)の保険料率(9.5%)を上回ったり、法定準備金を維持できなくなったりする健保組合が解散しているもようだ。

 40〜64歳が健康保険料に上乗せする形で徴収される介護納付金(介護保険料)も高齢化で増加が続いており、11年度は健保組合の被保険者1人当たり4165円増える。

 健保組合全体の経常赤字は6089億円と、過去最大の赤字だった10年度(予算ベースで約6600億円)に次ぐ赤字となる見通し。この予算は東日本大震災に伴う医療費の増加や保険料収入の減少は織り込んでいない。震災の影響を含めると、「予算以上に厳しくなる懸念がある」(健保連の白川修二専務理事)という。(了)


 一昨日の記事にも書きましたが、健保組合の9割が赤字ということは、どう考えてもその原因となっている高齢者医療への拠出金の計算方法がおかしいということにならないでしょうか?

 先月上旬、クライアントからの相談に応じて、拠出金の計算の根拠を検証しようとしましたが、数値を入力すると自動計算するしくみができていて、その複雑な計算式が何に基づいてそうなっているのかを理解することはできませんでした。

 厚労省は、健保組合に高額の拠出金の負担を求めるのなら、もっとわかりやすく説明責任を果たすべきだと思います。このままいけば健保組合を維持できないところが急増し、問題が大きくなると思われます。

 新聞記事の最後の健保連の専務理事のコメントも他人事のような感じがします。まさか厚労省の天下りではないでしょうね。


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2011年04月21日

電力供給5500万キロワットに上積み 東電が調整

 おはようございます。昨日は日帰りで名古屋に出張していました。いつものように新横浜で一服して自宅に戻りました。

 昨日で今月の大きなヤマは越えましたが、今日からは東京での仕事が続きます。黄金連休まであと少し。疲れはありますが、頑張ります。

 ここにきて、震災後の(労務)リスク管理についての記事の執筆や講演の依頼が増えてきています。明日もある週刊誌の座談会に専門家として出席することになっています。

 しばらく(半年間くらい?)は、人事部の仕事の中では、「人材開発」分野よりも「労務管理」分野の比重が増えそうです。私もそれをフォローしていかねばなりません。

 ただ、こういう状況の中でも組織・人材開発の重要性は変わりませんので、私自身、クライアントからの依頼に基づき、全力を挙げて対応するつもりです。

 さて、今朝の日経新聞1面に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

電力供給5500万キロワットに上積み 東電が調整(4月21日 日本経済新聞)

 東京電力は20日、7月末の電力需要のピーク時に現状の計画より電力供給力を約300万キロワット引き上げ5500万キロワット前後とする方向で調整に入った。設置が比較的容易なガスタービン設備を増強するほか、夜間の余剰電力を使って昼間に発電する揚水発電を上積みする。今夏の最大電力需要は5500万〜6000万キロワット程度とみられている。今夏の大規模な電力不足が避けられる見通しになりつつあるが、東電は供給力のさらなる積み上げをめざす。

 東電の電力供給力を巡っては震災後に、福島第1、第2原子力発電所(福島県)が停止。稼働中の火力発電設備にも大きな被害が発生し、電力供給力が約3100万キロワットまで落ち込んだ。その後、火力発電所の復旧や企業の自家発電設備からの供給拡大などで現在は4000万キロワット前後まで回復している。

 東電は7月末の電力供給力を約4650万キロワットから3割増の5200万キロワット程度に引き上げることを決めたばかり。さらにガスタービン設備の増設などで一定の余剰電力を確保し、他社分も含め東電管内で約1千万キロワットの設備容量がある揚水発電を最大限活用する方針だ。

 東電は現在、揚水発電を約400万キロワットだけ見込んでいる。猛暑が続けば「水をくみ上げる電力量が確保できず、ピーク時対応の揚水発電にも限界がある」(東電幹部)との声もあるが、震災で被災していない揚水設備を使いピーク時の電力供給力を拡大する方向で調整している。

 一方で、8月中に柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の1号機と7号機が定期点検に入ることもあり、8月末時点で電力供給力が約190万キロワット減少する見通し。8月に最大電力需要を記録する年もあるため、東電は引き続き一般家庭や企業に最大限の節電を求めていく。(了)


 大手企業を中心に、夏場の節電策が具体的に検討され始めています。日経新聞によると、王子製紙が、東京電力管内の工場で順番に操業を止める輪番休業を実施するとのことです。

 段ボール加工工場を中心に、これまで、原則土日を休業としていたが、平日も含めて工場ごとに順番に休業し、操業日を分散させるということです。また、稼働時間を夜間に移したり、一部製品の生産を東電管外に移したりすることも計画しているとのことです。

 東電の電力供給力の上積みはありがたいことはありがたいのですが、すでに、このような動きが出ている中で、もっと早く見通しを発表できなかったのかという点と本当にそこまで引き上げて大丈夫なのかという点で、疑念を感じます。

 この数字は、日本経済に与えるインパクトが甚大なだけに、早く信頼性のあるものを出して戴きたいと思います。

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2011年04月20日

健康保険組合の財政悪化について

 おはようございます。昨日の雨もあがり、今朝は快晴になりました。でも少し冷えています。コートがいるほどではありませんが。。。

 我が家の長女も長い春休みが終わり、今日大学の入学式に臨みます。当初4月2日(土)の予定が、3週間近く延びて、平日の今日となりました。

 入学前夜、30数年前の私の大学時代の話をしました。教養時代はアルバイトばかりでほとんど学校に行かなかったこと、専門に上がってからはそれなりに勉強したこと、私にとっても懐かしい思い出です。

 学生は勉強が仕事です。しっかり勉強して、専門性を身につけて、立派な人間に成長して欲しいと思います。

 さて、今朝の日経新聞1面に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

健保組合の4割、保険料引き上げ 新日鉄・ソニーなど 今年度、高齢者医療の支援金重く(4月20日 日経新聞)

 大企業の会社員が加入する健康保険組合が相次いで保険料率を引き上げる。新日本製鉄やソニーなど今年度中に実施するのは約1500ある組合の4割程度に達する見込み。地方自治体が運営する高齢者医療制度に拠出している支援金の負担が重いためで、家計や企業収益を圧迫する。引き上げでも費用を吸収しきれず、健保組合全体で年間6000億円規模の赤字を見込む。

今年度保険料率を引き上げる主な健保組合
(11年度の保険料率、%、カッコ内は前年度からの引き上げ幅)
関東百貨店健康保険組合 8.9(0.5)
東京実業健康保険組合 8.8(1.4)
(ユニ・チャームなど加入)
セブン&アイHD 8.8(0.6)
大日本印刷 8.3(0.6)
トッパングループ 8.2(1.2)
神戸製鋼所 7.9(0.7)
東京エレクトロン 7.8(1.0)
HOYA 7.8(0.6)
ソニー 7.3(0.5)
新日本製鉄 7.0(0.4)

 健保組合は企業が単独または同業単位で設立する健康保険。従業員と企業が保険料を原則として折半で負担し、従業員とその家族の医療費を給付する。約3000万人が加入している。

 新日鉄の健保組合は、今年度の労使合計の保険料率を0.4ポイント引き上げ、従業員の報酬の7.0%にする。ソニーも0.5ポイント、凸版印刷などのトッパングループは1.2ポイント上げる。

 たとえば年収400万円の被保険者の場合、保険料率が7%から8%になると年間の負担は2万円増えて16万円程度になる。企業にとっても従業員1人あたり原則として同額の負担が増える。HOYAは今年度の減益要因を1億5000万円と見込んでおり、新日鉄やソニーなどでは数億円規模になるとみられる。

 健保が保険料引き上げに動くのは「高齢者医療費の負担が増えている」(セブン&アイ・ホールディングス)ためだ。2008年度に始まった後期高齢者医療制度は、75歳以上の医療給付費の4割を現役世代が支援金として支払う仕組み。少子高齢化で現役世代が減少する半面、75歳以上の高齢者(約1400万人)は年々増え続けており、負担が重くなっている。新しい医療技術が次々に開発され、保険の適用対象になることも費用が膨らむ一因だ。

 大企業には、負担ルールの見直しも逆風になっている。厚生労働省は10年7月、各健保に拠出を求める支援金の算定方法を変更した。支援金の総額を現役世代の人数に応じて各健保に割り振る従来の仕組みを修正。加入者の平均年収に応じて各健保の負担に傾斜をつける「総報酬割」を一部導入した。

 支援金は中小企業向けの全国健康保険協会(協会けんぽ)や市町村が運営する国民健康保険(国保)、公務員共済を含む現役世代の全健康保険が支払っているが、加入者の年収が相対的に高い大企業ほど多くの拠出を求められるようになった。

 10年度には新ルールに基づく負担は8カ月分で済んだが、11年度は通年で響く。75歳以上の高齢者向け支援金の総額は10年度予算では約1兆3000億円だった。11年度は、65〜74歳向けの拠出も合わせた高齢者医療関連の負担が10年度より1割(約2500億円)程度増える見込みだ。

 健保組合全体の赤字は11年度に6000億円を超えそう。保険料率アップは健保の増収要因になるものの、世界同時不況で落ち込んだ賃金水準はさほど回復しておらず、費用の増加をカバーできない。(了)


 先月、震災の前に、クライアント先の大手製造業の担当役員の方から、健保組合の財政について相談を受けたことがあります。

 そこでは、後期高齢者支援金、退職者医療拠出金、前期高齢者納付金の負担が重く、赤字幅が拡大し、経営を圧迫しかねない状況になっていました。

 これらの支援金の額は、複雑な計算式に入力して求めることになっていますが、この膨大で複雑な計算式の根拠がわからず、正直いらつきました。

 被保険者の負担も大変ですが、ただでさえ業績の悪化に苦しむ母体企業に与える影響は大きなものがあると思います。

 新聞記事では大企業の例が掲載されていますが、規模の小さい健保組合の実態のほうを取材して、記事にしてもらいたいと思います。


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2011年04月18日

IC協会『ICスタートアップセミナー』のご案内

 おはようございます。今朝は曇って少し肌寒い感じです。今日からまた1週間が始まります。

 今週は予定が一つ変更になりました。残念ではありますが、正直なところ一つ減ってほっとしています。4月末まであと少し、頑張ります。

 今週の土曜日(23日)に、私が理事長を務めているIC(インディペンデント・コントラクター)協会で、「ICスタートアップセミナー」を開催します。

 私も独立する直前にこのセミナーを受けて、最後の腹を括りました。秋山前理事長と岩松専務理事(当時)のお話に衝撃を受けました。協会にも入会し、多くのすばらしい仲間と知り合い、本当に良かったと思っています。

 今度は、私が講師役として、お話をさせて戴きます。秋山前理事長のようにはいかないかと思いますが、わたくしなりにわたくしの経験を踏まえて、わたくしの言葉で率直にお話したいと思っています。

 これまで、講演の場合、ほとんどすべてが人事担当者向けであり、ICとして独立を考えている方に向けては初めてのことです。ひとりでも、こちら側に来てくれる仲間と出会えることを楽しみにしています。

 以下、セミナーのご案内です。

日程
  4月23日(土曜日) 13:00〜18:00

費用
  15,000円(消費税込み)

会場
  TKP京橋ビジネスセンター 5F
〒104-0031 東京都中央区京橋1-9-7京一ビル

内容
・インディペンデント・コントラクター(IC)というキャリアオプションの認識
・ICとしての可能性についての自らの検証
・ICとして良いスタートをするための準備/理解

 ※セミナー内容からだけでなく、講師との質疑応答や受講者同士の
  相互コミュニケーションによって上記目的を達成することを目指しています。

講師
 IC協会理事長 田代英治  
 IC協会理事 岩松祥典

お申込み
  参加をご希望の方は事務局 【 info@npo-ic.org 】まで
「4月23日ICスタートアップセミナー参加希望」と記載の上、
お名前、ご連絡先をご連絡ください。

http://www.npo-ic.org/whatsnew/view.php?name=wn_4d7ee94f91c3d.txt


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2011年04月15日

銀行・証券会社の今夏の節電対策

 おはようございます。4月もあっという間に中旬になってしまいました。今週も先週に引き続き、出張やクライアントとの打合せが続いています。

 来週末までは息が抜けない日々が続きますが、花粉症とも戦いながら、乗り切っていきたいと思います。

 クライアントから戴いているいくつかの宿題をやらねばなりませんが、それらを除けばゴールデンウィークは特に予定はなく、事務所で書類の整理や久しぶりに競馬場に行ってみたいと思っています。

 今、気になっていることは夏場の電力不足への対応です。個人レベルでも考えていますが、クライアントを始め各企業がどう対応するのか、今から考え始めても早すぎることはないと思います。

 今朝の日経新聞にも、銀行などの節電対策について記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

銀行・証券、平日に休業日 夏の節電で支店順番に(4月15日 日本経済新聞)

 銀行や証券会社が今夏の節電対策として、関東・東北を中心に、支店や営業所の平日の業務を順番に休む「店舗休業」を実施する方向で検討に入った。銀行は店舗外のATMも7〜9月の間、全面停止する方向だ。政府が夏の大口電力を昨夏比25%削減する使用規制を発動するのに対応する。

 三井住友銀行は東京電力管内の店舗休業を検討している。拠点数の多い東京都23区内を中心に100店以上が対象で、週1回の平日休業日を設ける。5つのグループに分けるなどして、店舗ごとの休日が集中しすぎないようにする。顧客の利用が多い大型店は対象から除くことも検討している。

 三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行も同様に、店舗の休業を検討している。自動車業界などと異なり、業界で輪番休業をするのではなく、各行ごとに削減目標の達成を目指す。

 銀行の電力使用の4割はオンライン部門が占めるが、システムは決済業務の要であるため、各行とも通常通り稼働させる方針。店舗外ATMは停止するが、店舗内ATMなどは動かすほか、近隣店舗を同時に休業しないようにして、できるだけ顧客に不便がかからないようにする考え。

 ただ、取引店が休んでいると、企業などが手形や小切手による決済ができないため、決済日をずらす特別な対応が必要になる。住宅ローンなどの自動引き落としも、引き落とし日の前日までにお金を振り込んでおかねばならない仕組みを顧客に徹底する必要があるという。全国銀行協会は「実務的に難しい問題がある」(奥正之会長)といい、実現に向けた対応策を検討する。

 一方、証券界の節電策は業界団体である日本証券業協会が中心になって取りまとめている。週5営業日で基幹店舗を除いて5分の1ずつを順番に休業する案が有力だ。証券界ではインターネット専業証券や地場証券など節電余地がない会社もあるため、野村、大和、SMBC日興など主要証券各社が中心となって業界全体で25%の節電を実現することをめざす。

 大手証券では、渋谷支店などの基幹店舗は営業を続け、周辺の小型店舗を休業する案などが出ている。株式や投資信託を取引したい顧客に迷惑がかからないよう、各社は仮に休業する場合も支店への電話をコールセンター回して売買注文に対応するとみられる。(了)


 先日の日経新聞に書いてあった「企業が節電策を実施しやすいような『労働に関する規制の特例的な緩和』」に向けて、政府がどんな調整をしようとしているのか、まだ具体的には見えていませんが、目先の危機を乗り切るためには大胆なものを出す必要がありそうです。

 個人レベルでは多少の不自由はこの際我慢して、この国難を世の中全体でカバーしていくために何ができるのか、よく考えて行動することが大事だと思います。

 余震や原発のその後も気になりますが、覚悟を決めて、この地で最後まで頑張り抜くしかないと思っています。

 4月は本業が忙しく、ブログの更新もままならない状況ですが、連休後は広い視野で物事をとらえて、提言をしていけたらと思います。


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2011年04月08日

富山から戻りました。

 おはようございます。昨日午後に、富山から戻りました。気がつくともう金曜日。季節も一気に進み、自宅近くの桜も満開になっていました。

 今日は東京でクライアントとの打合せがあり、これから出かけるところです。

 富山では、日中は仕事、夜はおいしい酒と肴を堪能しました。当地では、震災の直接的な被害はないものの、やはり色々な影響はあるようです。

 この時期、富山湾では蜃気楼が見え、立山連峰の美しさは見る者に感動を与えます。この土地に、今後も出張する機会が続きそうで、うれしく思っています。

 今日の午後と明日1日かけて、来週以降の準備をする所存です。

 来週の出張は、名古屋方面となりますが、タフなものになると思いますので、私のモットーである「悲観的に準備し、楽観的に行動する」を心がけたいと思います。


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2011年04月04日

政府、企業節電促進へ規制緩和

 おはようございます。今月は、出張と研修・講演等で連休前まで多忙な日々が続きます。今日は午後一番で名古屋に向かい、そこで仕事を終えると今度は富山県に移動し、明日から3日間富山県の2つの大手製造業で仕事をする予定です。

 今週の出張の前半は県の東部、その後水曜の夜に西部の都市に移動します。富山は北陸の中で最も縁の深いところとなります。来週は愛知県が出張先のメインとなり、しばし東京を離れますが、東京を外から見るよい機会かもしれません。

 震災後色々なことが気になりますが、この夏の電力不足にどう対応するのか、各方面で頭の痛いところだと思います。今朝の日経新聞でもこの話題が一面に出ていました。

政府、企業節電促進へ規制緩和 輪番操業カルテル容認(4月4日 日本経済新聞)

 東京電力管内で電力不足が深刻になる今夏に向け、政府は企業が節電策を実施しやすいよう競争、環境、労働に関する規制を特例的に緩和する調整に入った。業界内で操業時間を調整する輪番操業を独占禁止法の適用から外すほか、自家発電設備の導入時は敷地内の緑地規制を緩めるのが柱。産業界の節電への取り組みを促し、今夏の計画停電回避を目指す。

 政府が規制を実質緩和して後押しする企業の節電策は輪番操業、自家発電設備の導入、冷房などの使用抑制の3つ。対象は節電策に協力する企業に限定し、担当省庁が違反として摘発しないよう周知徹底するほか、政省令などで規制を弾力運用する。一時的措置と位置付け、法律など規制そのものは変えない。

 今夏の東電の電力供給力不足は最大で1500万キロワットに達すると政府は予想している。すでに大企業中心に大口電力使用者に電力の使用上限を昨年夏に比べて25%前後制限することを検討中。産業界は輪番操業などを盛り込んだ使用電力削減の自主行動計画を策定する方向で調整している。工場などへの自家発電導入を検討する企業もある。

 ピーク時の使用電力を抑えるため複数の企業が調整して操業日をずらす輪番操業は、独禁法上は企業間で生産量を調整するカルテルにあたる可能性がある。公正取引委員会はカルテル事件の担当部署に、節電目的の輪番操業は違法なカルテルと認定しないよう徹底する。

 企業が自家発電設備を導入する際、スペースが無ければ緑地部分をつぶして設置しなければならない。工場敷地内の緑地面積を一定以上と規制する工場立地法や大気汚染防止法に抵触する可能性があるため、緊急時対応として、政省令で両法の規制を緩和する。

 職場や百貨店、美術館など公共スペースの冷房を抑えると、ビル管理法や労働安全衛生法を順守できなくなる可能性がある。罰則はないものの、ビル管理法は室内温度を28度以下にするよう規定。労働安全衛生法は職場の温度、照度を作業に適した状態に維持管理することを定めている。企業が基準違反を恐れて及び腰とならないよう基準を弾力運用し、節電対策で冷房を抑えた場合は問題にならないようにする。

 今後企業などから新たな節電策が提案されれば、それに応じて必要な規制緩和も検討する。政府は今夏の計画停電を回避できるよう政策を総動員し、民間の節電策を引き出す考えだ。(了)


 記事の別表で、「政府が調整中の規制実質緩和策」の中に、「休日・夜間操業へ就業規則改定を支援」という項目がありました。

 具体的な中身は紹介されていませんが、いずれ厚労省のほうから具体的なものが出てくるのではないかと思います。

 夏のピーク時の電力不足は確実な情勢で、色々な知恵を総動員していかなければ大混乱になる恐れがあると思います。

 問題はこの状態が今年の夏だけなのか、あと数年は覚悟しなければならないのかという点で、もし後者であるならば、日本経済に与える影響は甚大なものとなると思われます。

 政府においては、早め早めに情報を出して、ある程度強制力を持った措置を推進してもらいたいと思います。


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2011年04月01日

新年度に入りました。

 おはようございます。本日から平成23年度が始まります。今日は入社式という会社も多いと思います。この状況で、トップがどんなメッセージを発するか注目したいと思います。

 私も、本日と来週5日〜6日に、新入社員研修の講師を務めます。どんな顔をしているのかが気になります。

 先日、東北地方に工場がある会社では、新人の中に、そこに配属されることに不安を感じて、それを聞いてきた者がいるという話を聞きました。

 確かに、彼の不安感はわかりますが、今こそそれに打ち勝って、皆で力を合わせて頑張っていこうではありませんか。一人ひとりの力を合わせなれば、この国難を克服することは難しいと思います。

 私も、悲しみや苦しみを乗り越えるべく、4月は仕事に集中していきたいと思っています。連休前まではほぼスケジュールが埋まっています。特に、来週と再来週は週の半分以上が地方への出張です。震災後関東を離れるのは初めて、他地域の空気を吸って、色々と感じてみたいと思います。

 4月第3週は東京に戻りますが、この週だけで講演が3本入っています。4月23日(土)には、IC協会のICスタートアップセミナーを再開し、そこで理事長として話をさせて戴く予定です。
http://npo-ic.no-blog.jp/main/
 
 本業のほうでは、やはりクライアントからの震災の影響による相談が多く、当面この状況は続きそうです。

 昨日厚生労働省のHPに、「労働基準法等に関するQ&A(第2版)」が掲載されていますので、ご参考にして戴ければと思います。

*)平成23年東北地方太平洋沖地震に伴う労働基準法等に関するQ&A(第2版)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016u30-img/2r98520000017eok.pdf

*)平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震関連情報
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016exl.html


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2011年03月25日

新著『はじめての人事社員の実務と心得』についての講演

 おはようございます。昨日は長女の高校の卒業式に出席しました。先週19日(土)に予定されていたのですが、今般の震災の影響で昨日に延期して実施されました。

 式の冒頭、全員で黙とうし、1時間半ほどの式も終始厳粛な雰囲気の中で行われました。高校ではすべてのイベントを中止している中で、卒業式だけはやってあげたいという学校長の想いより、実現したということで、父兄としても感謝しています。

 学校長の祝辞の中でのキーワードは「克己」=己に打ち勝つというものでした。この逆境の中で、一人ひとりが、強い気持ちを持って生き抜く「気概」を持てということでした。

 一方、4月2日に予定されていた大学の入学式は4月20日に延期されました。まだ震災のダメージが収まっていませんし、計画停電もありうる状況下ですので、今回の決定は致したないと思います。

 私のほうは、3月中下旬に予定されていたものの多くが、半月程度延期されてしまい、もともと予定されていたものと合わせて、4月に仕事のピークがきそうで、今から相当な準備をしなければならない状況です。

 そんな中、新著「はじめての人事社員の実務と心得」に関する講演会が2件あり、こちらの準備も始めています。来月初旬に発行される人事関連雑誌に私のインタビュー記事(著者に聞く)も掲載される予定です。まだまだ大変な状況ですが、私は少しずつ進んでいきたいと思います。

金融財務研究会・経営調査研究会セミナー
はじめての人事社員の実務と心得
〜人事部門の担う役割、業務内容、担当者として求められる
心構えや能力等について〜
日時: 平成23年4月19日(火)午後2時30分〜午後5時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム

http://www.kinyu.co.jp/zinzi.html
http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/230739gom.html

労働法学研究会例会
第2553回「はじめての人事社員の実務と心構え」/5月19日(木)
―人事部門の担う役割、業務内容、担当者として求められる心構えや能力等について―
日  時:平成23年5月19日(木)
時  間:15:00-17:00
会  場:【銀座】東京都中小企業会館 9階 講堂

http://www.roudou-kk.co.jp/meeting/archives/2011reikai/004674.html




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2011年03月12日

無事です。

 おはようございます。田代です。昨日の大地震、地下鉄有楽町駅のホームで遭遇しました。ホームが大きく横揺れし、立っていられないくらいの揺れでした。

 揺れがおさまり、地上に出て、そこから虎ノ門の事務所まで、日比谷通りを歩いて戻りました。たくさんの人々がビルから外に出て、日比谷公園に避難を始めていました。

 余震が続き、事務所の中にいるものこわい気がしましたが、ビルが新しく耐震性に優れているのか、事務所内はもとのままで、全く問題ありませんでした。

 通勤に利用している地下鉄や私鉄がストップしていて、再開のめども立たないことから、昨日は早い段階から帰宅するのをあきらめ、事務所に泊まることにしました。コンビニで食料と下着を買いにでかけましたが、ものすごい混雑でした。

 家族のほうは、娘がたまたま横浜に買い物に出かけていて、無事はは確認できたのですが、彼女も帰宅難民になってしまい、心配しましたが、深夜にバスを乗り継ぎ、帰宅できました。

 自分と家族は大丈夫ですが、テレビの画面を見ると本当に胸が痛みます。自分にできることは何かを考えて、この週末を過ごすことにしたいと思います。

 取り急ぎ、近況報告まで。


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2011年03月03日

『日経TEST研修ドリル&解説講座』のご紹介

 おはようございます。今朝は寒いですが、久しぶりによく晴れています。昨日、花粉症の症状をおさえるために会社の近くの病院に行き、薬をもらいました。少し楽になりましたが、眠気があり、なんとなく気だるい感じです。

 色々なプロジェクト案件をかかえつつ、新しいことにもチャレンジしていきたいと考えています。3月〜4月はかなり忙しくなりそうです。

 新刊「はじめての人事社員の実務と心得」に関連して、4月〜5月(4月19日と5月19日)に同じタイトルの講演が2本決まりました。詳細は主催者のサイトにアップされてから、ご紹介したいと思います。

 その他、人事労務雑誌のインタビュー記事(著者に聞く)なども予定されており、まずまず良い反響があって、うれしく思っています。

 私のことはさておき、いつもお世話になっている日本経済新聞社の知人より、有益なセミナーのご案内がありましたので、ご紹介したいと思います。

 日経TESTは、企業内の昇格試験の一つとして採用されるケースも出てきています。私のクライアントの中でも何社か検討されているところもあります。自社内で作成する試験だけでなくこのような客観的な試験を組み合わせることで、総合的に評価できると思います。

 今回のセミナーは、新入社員や海外から帰任した社員などに、自分の経済感度を確かめ、今後の学習目標を立てるうえでの一助として受講をお薦め致します。

 人事担当者としては、日経TESTがどのようなものか実感でき、社員に受験させることでどのような効果があるのかを知る上で有益かと思います。

=======================================================================
日経が独自に開発したテスト50問(正解付き)と問題解説講座で学ぶ3時間
  「特別公開セミナー『日経TEST研修ドリル&解説講座』」(4/15)
 
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/original20110415.html
---------------------------------------------------------------------
■日時:2011年4月15日(金)14:00〜17:00
■会場:丸の内オアゾ(OAZO)丸善3階「日経セミナールーム」
■プログラム:
第1部「日経TEST研修ドリル」(試験時間は40分間)
・出題範囲は世界経済、日本経済の基礎から産業・企業、流通・サービス、
 金融、法務、人事・労務、生産・技術など幅広いジャンルから
・終了後、正解・解説を参照
第2部「問題解説講座」
(1)日経TESTの構造
(2)問題解説〜世界や日本の経済、産業、企業の現状とトレンド、課題〜
(3)考える力(知力)を向上するには
(4)情報に接する習慣を持つには
■受講料:一般=12,600円 NBS会員=11,550円(消費税を含む)
▼内容、申し込み方法など、詳しくはこちら
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/original20110415.html
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2011年02月14日

フェイスブックを始めました。

 おはようございます。今日もまた寒い朝になりました。小雪が混じり、かなり冷え込んでいます。

 3連休は金・土は真冬の寒さ、日曜日は春を思わせる晴天でした。金・土は事務所で仕事をしていましたが、日曜日は自宅で過ごしました。

 さて、かなり乗り遅れた感があるのですが、ようやくフェイスブックを始めました。自分の周りにも増え始めてきましたので、無視するわけにもいかず、土曜日に重い腰を上げた次第です。

 今のところ、友達はIC協会の理事や会員、一緒に仕事をしているコンサルタントの方が中心ですが、卒業以来会っていない高校の同級生を見つけ、友達申請をしました。

 実名で写真入りというのがいいですね。知っている人ばかりなので、安心感というか居心地の良さを感じます。

 ツイッターは結局やめてしまいましたが、会ったこともない(あるいは興味のない)人のつぶやきを聞いていても面白くないし、自分はじっくりと文章を書いて発信する方が楽しいので、ブログとフェイスブックを続けていこうと思います。

 ただ、フェイスブックは、はまると病みつきになりそうな予感がしています。仕事の時間が食われないように気をつけようと思います。

http://www.facebook.com/




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2011年01月28日

新刊「はじめての人事社員の実務と心得」がメディアで紹介されました。

 おはようございます。昨日はハードな一日でしたが、何とか務めを果たしてきました。名古屋で食べたみそかつ定食がおいしかったです。

 今日も終日仕事の予定が入っていますが、夜は楽しみにしていた新年会に行きます。年が明けて、飲みに行くのはこれが初めてで、今後も来週2件あるのみです。

 本日の日本経済新聞の朝刊1面の広告に新刊が掲載されていました。大変ありがたく、出版社には感謝を申し上げたいと思います。
  

また、日経BP社の人材開発支援サイト「ヒューマンキャピタルOnline」の人事・人材育成担当者が読んでおきたい本の記事で、以下の内容で、推薦されました。

 「人事部の担う役割、業務内容、人事担当者に求められる心構えや能力について、全体像を把握しやすく読みやすい言葉で書かれている。新しく人事に配属になった方はもちろん、異動先として希望している方、中小企業の経営者で人事部の設置を検討している方などにもお勧めの内容。また、人事の経験者には、初心に戻り、自分自身にプロとしての知識やスキルが備わっているかを確認するためにも活用し、知識を深めたい。

 規則や法律、業務プロセスは、決してそれを実践すること自体が目的なわけではなく、モチベーションを高め、生産性の高い組織を創るためのツールである。それらを活用していく人事担当者に求められる心構え、リーダーシップの取り方が組織に与える影響の大きさについてなど、部内で共有するきっかけにしたい。」

http://www.nikkeibp.co.jp/article/hco/20110124/258006/?P=2

 昨日も研修講師を務めた某大手新聞社の人事部の方に1冊差し上げたところ、ちょうど4月に新入社員が配属されるということで、さっそくテキストとして使いたいとのコメントを戴きました。

 来月24日にIC協会で新刊にちなんでセミナーを行う予定です。それに向けて新たな情報や知識をインプットして、来場された方の少しでも役にたつものを提供したいと思っています。

http://www.npo-ic.org/whatsnew/view.php?name=wn_4d3d525c3839b.txt


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2011年01月23日

IC協会定例セミナーで講演します。

 おはようございます。本日は私が理事長を務めるIC協会の定例セミナーのご案内です。今回は、私自らが講師役を務めさせて戴くことになりました。新著の出版に絡んで、「今、人事の世界で何が起こっているのか?」というテーマで私が日々感じていることをお話ししたいと思います。

 新著のほうもようやく発売されまして、アマゾンでも購入できるようになりました。先に、人事のベテランの方々に贈呈したところ、「自分がはじめて人事部に配属されたときにこの本があればよかった」「新人向けということだが、仕事が整理できて、自分の知らない分野があることがわかってよかった」などと評価を戴きました。



 セミナーの案内を下記致しますので、参加を希望される方は、IC協会事務局または私のほうまでご連絡戴ければと思います。
 
---■□2月セミナー「今、人事の世界で何が起こっているのか?」■□-----

今回のセミナーは、IC協会理事長 田代英治氏の出版記念講演となります。

テーマは、「今、人事の世界で何が起こっているのか?」
     
1月に「人事社員の実務と心得」を出版した田代理事長が、「今、人事の世界で
何が起こっているのか?」と題して、昨今の『人事』の現況と今後の方向性を示す
キーワードについて講演します。

著書の内容だけでなく、(人事)ICとして、誰に対してどんな貢献をしていけば
よいかなどICとしての働き方や生き方についても取り上げて、参加者の皆さんと
双方向で進めていく予定です。

今回のセミナーは、ICとして働いている方はもちろん、今後、IC(特に人事
領域で)を目指す方や人事領域に関心がある方にもお聞きいただきたい内容です。 

◆---------------------------------------------------------------◆

日時: 2月24日(木)18:30 - 20:00
当日は、懇親会をセミナー終了後の近場の飲食店で行います。

講師: 田代 英治(たしろ えいじ)氏
    
テーマ:「今、人事の世界で何が起こっているのか?」

講師プロフィール:
  1961年福岡県生まれ。1985年神戸大学経営学部卒。
    同年川崎汽船株式会社入社。
    人事部において人事制度改革・教育体系の抜本的改革を推進。
    2005年同社を退職、2006年株式会社田代コンサルティングを設立。
    2010年IC協会理事長に就任。
    人事労務分野に強く、人事制度の構築・運用をはじめとして人材教育
    にも積極的に取り組んでいる。豊富な実務経験に基づき、講演、執筆
    活動の依頼も多く、日々東奔西走の毎日を送っている。
    著書に「人事社員の実務と心得」(経営書院、2011年)、
    「人材開発会議」(企業年金研究所(現:日本生活設計)、2007年)
    がある。
    人事労務雑誌「労務事情」「人事実務」(産労総合研究所)、
    「労政時報」(労務行政研究所)などに多くの執筆実績がある。

費用: セミナー:5000円(IC協会会員は無料)
懇親会 :4000円〜5000円程度

場所: 青山クラブハウス会議室
〒107-0062 東京都港区南青山2-2-8 DFビル 5F
http://www.kaigi.biz/common/map.html
東京メトロ - 銀座線 ・ 半蔵門線 ・ 大江戸線
青山一丁目駅 5番出口から徒歩2分

▼お申込みについて▼
  参加希望の方は、下記内容を記載のうえ、事務局 info@npo-ic.org
    までご連絡ください。

  ◇ 2月セミナーのみ参加希望
  ◇ 2月セミナーおよび懇親会参加希望
  ◇ 2月懇親会のみ参加希望

※定員(25名)になり次第、受付終了とさせて頂きますのでご了承ださい。


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2011年01月20日

「事業プロデューサー型戦略人材」育成セミナーのご紹介

 こんばんは。名古屋でのプロジェクトミーティングが終わり、新横浜で一息ついています。

 週末名古屋は大雪だったということでしたが、今日も風が冷たく、東京や横浜よりも寒く感じました。わずか1時間半ですが、こちらに戻るとほっとします。

 最近は土日もなく、またプライベートでも受験生の親としての心配もあり、やや疲れ気味ですが、3月末を目標に頑張って乗り切っていきたいと思います。

 さて、いつもお世話になっている日本経済新聞社教育事業本部のご担当者から有益なセミナーのご紹介がありましたので、ご案内致します。

 「事業プロデューサー型戦略人材」という着眼点とネーミングに惹かれました。私は繁忙期とぶつかりますが、何とか参加できればと思っています。


3月9日(水)・23日(水)それぞれ10時〜17時、日経本社6階セミナールーム

「事業プロデューサー型戦略人材」を育成し「組織的なビジネス企画力」を強化する!

『戦略能力(経営戦略・事業戦略を考え生み出す能力)』の
開発・育成トレーニング<30名限定/2回コース>

日経新聞の記事や日経ビジネスの特集、日経TESTの例題などの事例でグループ演習

詳細はこちらから↓
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1103014.html


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2011年01月18日

第1回虎ノ門人事労務セミナーのお知らせ

 こんばんは。例年とおり、年明け忙しい日々が続いています。仕事に集中して乗り切っていきたいと思います。

 この週末、大学入試センター試験がありましたが、我が家の長女も受験してきました。いよいよこれから受験シーズンの到来です。最後まであきらめずに平常心で乗り越えていくことを願っています。

 さて、いつも親しくお付き合いさせて戴いている北岡大介先生のセミナーが、場所を私の事務所の近くに変えて、虎ノ門人事労務セミナーと名前を変えて、開催されることになりましたので、ご案内致します。

 北岡先生の労働法、労務関管理関連のお話は、内容が濃く、かつわかりやすいです。人を大切にし、組織と個人のwin-winの関係を構築すべく日々努力されている企業の人事労務担当者にお薦めのセミナーです。

 以下、北岡先生のブログの記事を掲載致しますので、お早めにお申し込み下さい。当日は、私も参加します。なお、虎ノ門人事労務セミナーの第何回目かに、私が登壇させて戴くかもしれません。

第1回虎ノ門人事労務セミナーのお知らせ

 来月2月から拙事務所定例セミナーを東京虎ノ門で開催することと致しました。第1回目は来年度の規定・協定見直し作業にあたり、確認しておきたい法改正事項及び規定のブラッシュアップポイントを解説いたします。ぜひともご利用ください。

タイトル 「平成23年度 人事諸制度・協定見直しのポイント解説」
内容  ・平成23年改正法・改正法案の動向と対応上の留意点
      (改正労働安全衛生法案などの法案改正動向ふくむ)
    ・メンテナンスの必要な各種規定について
      (労働時間、メンタルヘルス、有期雇用等)

日時 平成23年2月7日(月) 午後6時半〜8時半
場所 TKP新橋ビジネスセンター カンファレンスルーム3E
   東京都港区新橋1−1−1日比谷ビルディング3階

セミナー会費
   顧問先企業様等 無料
   企業人事担当者様(お一人) 10、000円

お申し込みは以下メールアドレス宛に会社・参加者名・住所・連絡先をご明記の上、参加申込み願います。
(申込み先メール kdkitaokasharo@gmail.com)
申込み頂きましたら、郵送等にてご請求書(顧問先様除く)をご送付致します。当日は直接、会場にお越しください。お待ちしております。

http://kitasharo.blogspot.com/2011/01/blog-post_14.html


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2011年01月11日

週刊東洋経済「管理職超入門」

 おはようございます。このところ晴天が続いていますが、朝の冷え込みはかなり厳しくなってきました。

 週末、年末に購入したスマートフォン(AuのIS03)を使い始めました。取扱説明書がなく、ITオンチには使いにくいアップルのiPad(私の手から離れ家族が使っています)とは違い、わかりやすく、これならある程度使いこなせそうです。

 昨日などはすっかりはまってしまい、かなりの時間これをいじっていました。ヤバイです。あまり使わないようにしなければ。。。

 さて、今週の週刊東洋経済に「管理職超入門」という特集記事が掲載されていましたので、さっそく駅のキオスクで購入しました。

 スキル編、ケーススタディ、リスク編と大きく3つにわかれていて、トータル40ページにも及ぶ特集記事です。

 スキル編は、執筆者が遠藤功さん、佐々木常夫さんなどマネジメントを語るにふさわしい豪華な顔触れで、これから読んでいきたいと思います。

【誌上講座】1
これが現代の課長力だ!
遠藤 功 早稲田大学ビジネススクール教授
課長こそ創造・変革の主役、圧倒的な”主観”で動け

【誌上講座】2
結果を出す部下育成術
佐々木常夫 東レ経営研究所特別顧問
課長は部下の幸せ道先案内人。部下の個性に合わせた対話力を

 リスク編は、読みましたが、私が大手企業で研修している、メンタルヘルス対策、情報管理、労務管理(ハラスメント・過重労働対策等)などが網羅されており、再確認ができました。

 管理職の皆さんにぜひ読んでもらいたい内容です。


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2011年01月05日

2011年始動

 おはようございます。昨日帰省先の福岡から戻りまして、本日から始動致します。

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 飛行機が飛ぶかどうか心配した元旦の朝、遅れもなく昼前に福岡空港に到着。着いたときは晴れ間も見えていましたが、その後長女の合格祈願に向かった太宰府では雪が舞っていました。

 正月に太宰府天満宮にお参りするのは、中学生の以来だと思いますので、35年ぶりです。大勢の人混みの中で、合格祈願のお守りを買い込み、自分用に商売繁盛の札も買いました。

 その後、2時間かけて直方市の実家にたどり着いたのは、夕方4時を回る頃でした。太宰府の雪がここでは大雨になっていました。それでも故郷は「お疲れ様」と暖かく自分を向かい入れてくれたような気がしました。

 正月は両親と兄弟でゆっくり過ごし、英気を養ってきました。やはり年に何度かはこういった時間が必要だと改めて思いました。

 今年は、年の前半はやることが決まっているので、それに向けて全力を尽くすのみです。6月に外の空気を吸って、後半以降は自分のやりたいことをやっていきたいと思います。

 また、(後半以降特に)協働して仕事をする機会を増やしていきたいと思います。IC協会理事長としても活動を本格化させたいと思っています。

 今年も価値観の共通する皆さんと一緒に元気に活動できたらと思います。そして、少しでもクライアントの課題解決に貢献できるように微力を尽くしたいと思います。


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2010年12月31日

さようなら2010年

 こんばんは。あと数時間で2010年が終わり、2011年を迎えます。私は、明日の昼の便で福岡県直方市の実家に帰省します。

 天候が悪そうなので、欠航しないか不安がありますが、予定通りであれば、午後1時過ぎに福岡空港に到着。太宰府天満宮で受験生の長女のためにお守りを買ってから自宅に向かう予定です。

 3日には仕事で広島に行き、いったん実家に戻り、4日午後に帰京する予定です。ゆっくりできるのは2日だけとなりそうですが、それでも久しぶりにのんびりできそうです。

 今年をふりかえると、特に9月以降はほとんど仕事漬けの毎日となり、それなりに充実していました。少なくとも来年3月末までは同じ状況が続き、4月・5月は例年通り採用や新入社員研修の仕事が入っていますので、少し休めるのは6月に入ってからになりそうです。

 来年は色々な人と色々なことをやりたいですね。おおむね構想はできあがりつつあり、あとは実行あるのみです。とにかく人のために汗を流します。結果はあとからついてくると思います。

 今年1年お世話になったすべての皆様に感謝致します。来年も微力を尽くして参りますので、どうぞよろしくお願い致します。


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2010年12月28日

納会

 こんばんは。今日は、勤務していた会社の納会に参加してきました。1時間くらいで退散しようと思っていましたが、やはりそういうわけにはいかず、2時間以上色々な人と話をしていました。

 そして、今日の午前中に届いた新刊「人事社員の実務と心得」を人事部の皆さんに配布しました。「自分が人事に配属されて最初に読みたかったのはこういう本だ」と言ってくれた同期の課長のコメントに勇気づけられました。

 さほど分厚くなく、手頃なボリュームで、イラスト入りで読みやすい構成、初級者向けに徹しつつも、それなりに中身のあるもの、それを自分の言葉で書くこと。この夏、悩みつつも、多忙期に入る前に仕上げた逸品。これが必要な人に届くように努力していきたいと思います。

 他のクライアントも今日が年内最終日というところが多く、そういった点では弊社も明日から年末年始休暇に入ってもよいのですが、クライアントから戴いた宿題をやるために明日と明後日は事務所に出る予定です。

 30日夕方からは親しくさせて戴いている社労士の方々と忘年会を行います。これが実質的に弊社の納会となります。事務所の近くの新橋か虎ノ門の近くの居酒屋でと考えていますが、はたして店が空いているかどうか。

 今年の振り返りはしませんが、来年に向けての展望はかなりはっきり見えています。クライアントが私に望むさまざまなことにしっかり向き合い、それに応えていきたいと思います。


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2010年12月25日

自分を元気づける言葉とは

 おはようございます。今日も快晴ですが、かなり冷え込みました。朝起きるのがだんだんつらくなってきました。

 昨日は今年最後の名古屋出張、10時〜17時まで終日ミーティングでした。外の空気を吸う間もありませんでしたが、帰りの新幹線のホームでは風が冷たく感じました。

 その新幹線の待合室で、なんと、友人で仕事もご一緒させて戴いているSさんとばったりお会いしました。お互い一仕事終えて、帰路につくところで、軽く会話を交わして、別れました。クリスマスイブの日にこんなところでお会いするとは、本当に奇遇ですね。

 昨日は、その名古屋で、クリスマスケーキを買って帰りました。横浜の自宅まで約3時間、形が崩れないように大事に運びました。おかげで、家族でおいしく戴きました。長女が受験生なので、今年はとくにイベントはなく、このケーキだかが、クリスマスらしいものでした。

 今日は、事務所で仕事をしているのですが、日経新聞の土曜版「NIKKEI プラス1」に、何でもランキング「気分一新 自分を元気づける言葉」という記事に目が留まりました。

 それによると、ランキング1位から20位までは次のようになっています。

 1.なるようになる、なるようにしかならない
 
 2.まあいいか、気にしない

 3.人は人、自分は自分

 4.明日は明日の風が吹く(明日があるさ)

 5.時間が解決してくれる

 6.こういうときもあるさ

 7.人生に無駄はない

 8.明けない夜はない(夜明け前が一番暗い)

 9.死ぬ訳じゃない。生きているだけで丸もうけ

 10.なんくるないさー(なんでもない)、大丈夫

 11.苦あれば楽あり

 12.これが底なら、これからは上昇するのみ

 12.笑う門には福来たる

 14.人事を尽くして天命を待つ

 15.山より大きなイノシシは出ない

 16.あるがままを受け入れよ

 17.つらいのは自分だけじゃない

 18.過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。

 19.努力は裏切らない

 20.頑張っているね、偉いね。


 この中で、私が子供の頃から常に言い聞かせている言葉があります。それは、3位にランクされている「人は人(他人は他人)、自分は自分」です。この言葉のおかげで、周りに惑われることなく、わが道を行くことができていると思います。

 私は、自分さえよければ(他人がどうなっても良い)という利己主義的な考えは最も嫌うところですが、自分を大事にし、軸がぶれない「個人主義」的な考えや生き方−それは自律・自立的な行動につながると思いますが−をしていきたいと思います。

 決して他人に頼らず、自分の頭で考え行動し、結果についてはすべて自分で責任を持つ(自己責任の原則)ことを今後も続けていきたいと思います。クライアントのため、他人のため、そして社会のために働き続けたいと思います。

 そして、同じようなスタンスで、一段上をいく能力をもつ方々(昨日お会いしたSさんや名古屋の仕事でご一緒させて戴いているNさんなど)と緩やかに協働して、厳しくも大きな仕事(=自己成長させてくれるような仕事)を楽しんでやりたいと思います。

 また、ランキングに挙がっている言葉は、いずれも、苦境に陥った時に勇気づけられるものだと思います。いつもご苦労が絶えないクライアント先の人事部長には18番を、一生懸命頑張っている受験生の長女には、20番を送りたいと思います。


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