なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方これ、いいですね。
本屋に行くと、投資に関する本が多数山積みにされています（『株式投資で誰でも簡単に○○億円』とか）。また、法外な料金を請求する投資セミナーも日本各地で開催されております。
ぼくはちょこっとですがファイナンスを勉強しておりますので、そういうものの99%はガセであり、そんなものを執筆、運営している連中は詐欺師だと思っています。
この本に記されている著者の考え方には、80%賛成できます。
（残りの20%は、ぼくの勉強不足および人生経験の浅さから未知の領域である為判定不能。例えば、ぼくはこの著者ほどの学歴は無いし、高給とりになったこともありませんし。。。）
僕は外資系投資銀行の最前線で数年間仕事をしてきました。もちろん投資のプロとして、投資理論もひととおりマスターしています。会社の敏腕トレーダー達といっしょに組んで、マーケットの中にできるわずかな歪みから利益を得るためのトレーディング戦略を毎日死に物狂いで研究しています。また、クライアントの世界的な投資家とも親交があります。それに、１ヵ月の利用料金が１００万円を超えるような最新鋭の金融情報データベースもいくらでも使えます。
正直にいうと、そんな僕でも投資で確実にもうける方法はわかりません。僕の同僚たちも、わからないと言うでしょう。
それなのに、どうしてそのへんの千数百円の本に「投資の必勝法」が書いてあるのでしょうか？百歩譲って仮にそんな方法があったとして、どうしてそれを、わざわざ本なんかに書いて、みんなに教えなければならないのでしょうか？
（中略）
もちろん答えはひとつです。
そんな投資手法は存在しないので、確実に小銭を稼げる出版やセミナーでお金をもうけて、六本木のキャバクラで遊んだり、南の島でクルージングしたり、そして、不安でいっぱいの自分自身の老後に備えたいからです。
ファイナンスを軸に、サラリーマンの暮らしに役立つ情報が多数載せられています。
・ギャンブル関係は詐欺だ
・生命保険は詐欺だ
・住宅等、長期のローンを組んでの不動産購入は非常にリスキーだ
・都心部に住みながら車を購入するのは損だ
この本の著者のblogを発見しました。
中身は、ファイナンスについて素人にも判りやすく説明してある他、”恋愛工学”なるエロネタが満載！もはや半分エロ日記。しかしすごくおもしろい。
そもそも彼はPh.D保有者であり、れっきとした技術職ではないのですか？外資系金融のトップエリートって、単に学歴や経歴だけではなく、ここまでのバイタリティがないと勤まんないんでしょうかね。。。
