2011年12月

エンブレム集



今回は、エンブレム集について

綺想の表象学―エンブレムへの招待
綺想の表象学―エンブレムへの招待
  * 高山宏氏による紹

綺想主義研究―バロックのエンブレム類典
綺想主義研究―バロックのエンブレム類典



アルチャーティ コチラ(グラズゴー大学)
エンブレム集
エンブレム集

イタリアのエンブレム コチラ(グラズゴー大学)

フランスのエンブレム コチラ(グラズゴー大学)

 慶應大学のコレクション コチ
 鳥取大学のコレクション コチ

愛のエンブレム集 (エンブレム原典叢書 2)
愛のエンブレム集 (エンブレム原典叢書 2)

 cf. 「エンブレム研究の回顧と展望」(松田美作子氏)
   
研究案内(鈴木繁夫氏)

お悔やみ


31314902



辻佐保子さん 81歳(つじ・さほこ=美術史家、作家の故辻邦生さんの妻)24日、心筋梗塞で死去。告別式は近親者のみで行う。

 ヨーロッパ中世美術、キリスト教考古学を研究。名古屋大、お茶の水女子大名誉教授。「古典世界からキリスト教世界ヘ」でサントリー学芸賞。他の著書に「『たえず書く人』辻邦生と暮らして」など。

 (2011年12月27日14時40分  読売新聞)

恩師の佐保子先生が急逝されました。突然のことでまだ気持ちの整理がつきません。

プッサンは先生のお気に入りの画家のひとりで、小生のささやかな研究にも少なからぬ関心を示してくださいました。先生が多少なりとも楽しみにされていたお約束が生前に果たせなかったことは痛恨の極みです。何卒小生の怠慢をお許しください。

長年のご指導に心より感謝申し上げます。安らかなご冥福をお祈りします。


41Z6jB10w1L__SL500_AA300_





ぬぐ絵画/ゴヤ/フェルメール

25日に3つ展覧会を見ることができました。

東京国立近代美術館では「ぬぐ絵画」展を観覧しました。近代日本洋画におけるヌード像の歴史を扱った展覧会で、明治、大正、昭和の問題を「はだかを作る」「はだかを壊す」「もう一度はだかを作る」と題して検討を加えており、三つのセクションの核には黒田清輝、萬鉄五郎、安井曽太郎が置かれています。
ユニークな展覧会名とセクションのタイトルを考案した企画者は女性学芸員。白人男性の視線を基盤とする「美術」の制度の中心にあるといっていよい「ヌード」についてはジェンダーの問題も絡み昨今男性が扱うと筆の勢いも落ちがちなのですが、カタログのテキストではジェンダーの問題も時にユーモアを交えて力みなく扱われており、裸体表現にまつわる作家と観衆をめぐる時に淫靡な諸問題を時代ごとに明快にまとめていくお手並みはまことに爽快、一昔前のジェンダーをめぐる戦闘的なテキストとは一線を画しています。 特設サイトも軽やかで、かつて裸婦像につきまとっていた薄暗いねっとり感は微塵も感じられません。会期は年明けの15日まで。

国立西洋美術館の「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」展は、名品展と学術的内容がバランスが取れた通にも納得の好企画。1/29まで。常設展には新収蔵品もちらほら、コレクションがかなり系統だったものになってきたことは喜ばしい限りです。

文化村の「フェルメールからのラブレター」展は、フェルメールが3点も見られるだけでありがたい展覧会。フェルメールの中期と後期の作風の差が手に取るように分かりました。会期は3/14まで。


それでは、皆様よいお年をお迎えください。

西洋美術史 11 スペインのバロック



今回はスペインのバロックでした。

エル・グレコ

リベラ
スルバラン

ベラスケス bis ter 
 「ラス・メニーナス」の面白い教材はこちら

ムリーリョ

図像学(西洋) 11






受難伝の続きを経て、栄光のキリストへと進みました。

カヤパの前のキリスト
キリストの嘲弄
ヘロデの前のキリスト
ピラトの前のキリスト
両手を洗うピラト
キリストの鞭打ち
茨の
この人を見よ

christ_carrying_the_cross-large

十字架の道行き
ヴェニカ
聖衣剥奪 
十字架建立 

字架降下


最新記事
Recent Comments
livedoor プロフィール

くり太

にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ