こんにちは、荻窪で治療院をやっている江藤です。 

最近、子宮下垂の患者さんがお見えになりました。

主婦、48才、中学1年と小学5年の二人のお子さんがいらっしゃいます。
2年ほど前から下腹部に不快感を感じるようになり、 お医者さんに診てもらった所、子宮下垂と言われたが、今はまだ手術するほど悪くないので、経過観察をする、ということになっているそうです。

そうは言われても、本人としては、一日立働きをすると、子宮が飛び出すまではいかなくても、顔を出すくらいにはなって、手で押し込んでやらなければならず、かなり、嫌な思いをしているとのことでした。

さてこの患者さんの脈を診ると労倦湿症の肝虚でした。この脈状は、働き過ぎや寝不足が原因で出てきます。どうやら今の生活環境そのもののようです。

次に触診をしてみると、鼠蹊部と大腿内側に顕著な圧痛がありました。これらは共に内臓下垂の特徴的な症状です。

また、下垂は筋や腱の麻痺や無力化によるもので、風邪と湿邪の混交による、と判断しました。

そこで、肝経、腎経、胆経、膀胱経の4経脈の、井穴(風邪に対して)と兪穴(湿邪に対して)に補法の鍼をし、側腹部の章門穴と、背部の厥陰兪に、強めの補法の鍼をしました。
さらに鼠蹊部の圧痛には鎖骨下の気戸穴に置鍼をし、大腿内側の圧痛には散鍼を施しました。

以上の治療を3回やり、下腹部の不快感はほとんど無くなり、子宮も顔を出さなくなっているとのことです。もうしばらく治療を重ねる必要はありますが、ほぼ治癒の方向へむかっているといえそうです。

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