2009年11月09日

星家なこ「蒼月のイリス」1~3

この作者の「ヒトカケラ」が気に入ったので、こちらにも手を出してみました。
一気に読んでしまったので、1~3までまとめて。

私的には、なぜか、イリスに魅力がないんですよね。いろいろおいしい属性持ってるのに。
1巻は、慎太郎も香澄も強い動機があって、病院を出た後の慎太郎とルカの会話あたりでは、その後を読みたくさせるものはありました。
・・・その辺を当事者同士で戦いながら悩ませるような状況にならずに、遊馬やイリスが出てくる、というか香澄が暴走して、もうそうなるしかない状況に追い込まれてしまうあたり、かなりもったいない感が漂います。

2巻のシノのお話は、1人称でああいう状態を表現するのは難しいですね、ってことで。
地の文で作者の都合のいい方に持って行っているような感じがしてしまいます。
泣いてくれる人と、香澄に悪いタイミングでひどいことを言ってしまうあたりはよかったかな。

3巻は、最初から最後までミアがいい子でした。
・・・それだけ。
ちょっと熱いバトルと、そのままエンディングかと思ったのですが、まだ続くのですね。
このあと、イリスとの別れはいまさらひっくり返さない(返せない)でしょうし、明日香の体を治して香澄とハッピーエンド、でよかったのに。
静華やシノ(というか世界の半分)の決着を付けつつ、イリスもこちら側に残るような展開になるのでしょうか。

ヒトカケラでは、物語としてきれいな方を選択しましたが、さて今回はどうでしょうか。

euphoria_bear at 00:31│この記事をクリップ!小説