2005年12月27日

タベルナで食べるね。

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今年のクリスマスは、成田のツリーの下でケーキを食べる代わりに
コスタリカへ旅立ったF田さんの手稿より転載です。

「食べるな」と聞き取ってしまいそうなギリシア語、「タベルナ」。
ギリシア全国にある、ギリシア料理を食べさせてくれる食堂のことです。
予約や正装が必要なレストランとは異なり、タベルナはどちらかと言えば
いわば大衆食堂といった感じですが、どの街にもたくさんあり、そして
その種類も実に様々です。質素で簡単な“町の食堂”といったものから、
ギターやブズキなどの民族楽器を使った演奏をしてくれるところ、
ギリシア各地の民族舞踊やベリーダンスなどが楽しめるところ…など、
多種多様です。
 タベルナのメニューには、その街の地方色が見事に反映されています。
アテネやペロポネソス半島では、串焼肉専門の「プシスタリア」と
呼ばれるタベルナや、沿岸部の港町やエーゲ海の島々では「プサロタベルナ」
というシーフード専門のタベルナもあります。野外で営業する海辺のタベルナで、
自らガラスケースから選んだ新鮮な海の幸を、その場で塩焼きしてもらって
食べる魚やエビ、イカなどはまさに格別です。
 ギリシア料理というとあまり日本では馴染みがありませんが、
「アラブ諸国のスタイルと南欧スタイルをミックスさせたような料理」と
言われることがあります。復活祭などのお祝い時に羊の丸焼きを食べる
“アラブ風”の習慣もあれば、料理にトマトやチーズ、ハーブ類などを
ふんだんに使う“南欧風”のスタイルも定着しています。特にオリーブ油や
ガーリックをたっぷり使って調理する方法はギリシア料理の大きな特徴でも
あります。
 ぜひギリシアをご旅行の際には、自由時間などにその街のタベルナで
ギリシアの食前酒「ウゾ(ブドウの皮から造る蒸留酒でアルコール度40度以上)」
とともに、その土地の独特なギリシア料理を召し上がってみて下さい。
その味わい深い郷土料理から、この国が歩んできた歴史の奥深さも感じることが
できることと思います。
 最後に、多くのタベルナで食べることができる代表的なギリシア料理をご紹介します。
●ムサカ〜油揚げしたナスやジャガイモ、ミートソースなどを交互に重ね、
オーブンで焼いたグラタンのような料理で、粉チーズやベシャメルソース
などをかけて食べます。ギリシア料理の代表格です。
●ドルマデス〜ブドウの葉で包んだ挽肉入りのピラフを、そのタベルナごとに
異なるスープでじっくりと煮込んだ、ギリシアならではの料理です。
●スティファード〜いわゆるギリシアのシチュー。ウサギの肉や牛肉などを、
たくさんの野菜とともに赤ワインやトマトなどでじっくりと煮こんであります。
とろけるようなお肉の柔らかさはまさに絶品です。
●カラマーリャ・ティガニタ〜ビールのおつまみにも最適!輪切りにしたイカや
ホタルイカなどを油でカラッと揚げたもの。アツアツの「イカリング」に
レモン汁をかけてお召し上がり下さい。

間もなく花に色めく春が訪れるギリシアへ是非どうぞ!
身も心も胃袋も満足できます!

eurasia_sp at 19:42│Comments(0)TrackBack(0)clip!ギリシア | 寄稿

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