2007年08月20日

パルマ

週末、上野へ出かけた(横浜からではお出かけである)。
目的は国立西洋美術館のパルマ展だ。
折角上野まで来たので、御徒町で昼食を取り、景気よく昼間から
ビールも飲んだ。何せ外は暑いのでこれがうまい。
食後、うだるような暑さの中を忍池まで歩き、一瞬またボートに
乗りに行こうかなと思ったが、この気温では漕げるべくもない。
一刻でも早く涼むために美術館まで早足で歩いた。

さて、パルマと言えば、芸術よりも食でよく知られている。
パルメザンチーズの本物であるパルメジャーノレッジャーノ、
イタリア随一の生ハムの産地として世界的に有名だ。一方で
パルマ派の美術はと言えば、イタリア美術の中ではあまり
知られていない。しかし、この町食べ物ばかりではありません。
地元では「団子(食)」よりも「花(芸術)」に自信ありという
人もいます。

パルマ展

実際あまり人がいないのではないかという懸念があったのだが、
土曜という事もあってか、かなりの盛況だ。パルマ派は主にコレッジョ
パルミジャニーノの二人がその名を高めている。コレッジョは
ルネサンスのきらめく巨匠達の間では埋もれがちであるが、
特に人物画において見られた明暗の対比は印象的で、後の
バロック時代の流行を先取っていたとも言える。

コレッジョ/聖母子

また、パルミジャニーノはコレッジョの影響を受けながらも
独自の画風を築き上げ、特に縦に長く伸び始めている構図は、
後のエルグレコを予感させる。

パルミジャニーノ/長い首の聖母
(※ちなみに上のコレッジョもこちらも今回の展覧会の作品では
ありません。)

パルマ派を代表するだけあって、美術史の中で自分の足跡を
しっかり残していると言えるだろう。今回の展覧会でもその
美を堪能させてもらった。特に個人的に好きなコレッジョは
やはりたまらない。やっぱり美術はいい。
ところで、今回のパルマ展に来ていた絵画はごく一部。たくさんの
来場者の中でこの続きを楽しむために、パルマへ行きたいと思って
くれる人が何人かでもいれば、言う事はない。

観賞後、パルマのムードに包まれながら、ふらふらとイタリアン
の店に入った。注文は生ハムとチーズのリゾット。
感想は、
「花より団子・・・。」

eurasia_sp at 03:24│Comments(0)TrackBack(0)clip!イタリア 

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