アメリカの友人

小説と詩を書くブログ。

2010年09月

すきっていうこころは

さみしいってこと

ひとりじゃとても生きられないってこと

あなたがたしかにそこにいて

だからくるしくてせつなくて

だけど せかいを

ぎゅっとだきしめたいってこと

若いということは

ずいぶん乱暴だし

人を傷つけ自分も傷つけ

何の得にもならないことに熱中し

ぼろぼろに擦り切れるまで心を酷使して

挙げ句の果てに自分を見失って孤独を感じて一人夜をさまようが

結局そこには何もなく

ただ徒労と 疲労と

よくわからない罪悪感だけが

遠い過去の傷のようにズクズクと疼くだけの

若いということは

そんな馬鹿げたものを抱き締めながら

暗い夜をむさぼるように眠る飢えたライオンで

若いということは

この世のすべてを否定する悪魔の力であり

若いということは

今を生きる切なさ

あなたに

会いたいけど会いたくない

でも明日あなたに会えるなら

いろんなこと話して

あなたと目が合って

それであたしね

死んでもいいと思うの

だって気持ち伝えられたら

それだけでいいよ

ここにあなたがいて

ここにあたしがいて

ただそれだけで

胸がいっばいになるよ

私が聴きたいのは
こんなうた

一台のピアノに
歌手が一人
観客はいないけど
彼女は歌う
歌い続けなければ
死んでしまうから
彼女はひたすら
うたを歌う

それはまるで
砂漠に響く
乾いた口笛のように
彼女のうたは
誰にも届かないけれど
彼女は悲しみや
恋のうたを歌う

もう彼女の心には
夢のかけらさえ
残ってはいないけれど
彼女のうたは
いつまでも夢を語り続ける

私が本当に聴きたいのは
きっとそんなうた

誰の耳にも届かない
ほんとうのうた

子供の頃
夢と現実は違うものと知る

思春期
現実もじつは嘘っぱちだと知る

二十歳(はたち)
嘘を受け入れて生きていくのが大人だと知る

二十五歳
嘘であれなんであれ生きて行くのは辛いと知る

三十歳
とにかく死んだつもりで生きてみようと思う

三十五歳
まだ生きているのが信じられない

四十歳
想像もつかないしただ恐い

六十歳
どうもお疲れさま

八十歳
きっと宇宙人

百歳
神様と話をしてみたい


夢と現実はぴったりと一つにかさなる

あの世
ほっと一息

輪廻
も一度生まれ変わるかい?


どうしようかな

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