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ふらっと買い物に行った大王さま。小一時間後、こんなのを見つけたので買って帰りましたと見せてくれたのが奇妙ケテレツなるドリンクでありました。ビンのカタチもラベルもどことなくヨーロピアンでおしゃれなのですが。

「これはいったいぜんたい何ちゅうシロモノでおますのや」

「これはね。バジルシードっていう今流行りの健康食品っぽいやつです。これ兄さんの!!」

まるでカエルのタマゴ。顕微鏡のなかでうごめく元気百倍、絶賛大活躍中の青年の頃の精子みたいではありませぬか(下ネタをご免なすって!!)

「気持ち悪いの見つけたもんやね。冷やして飲めばいいわけね」

私はライチ。大王さまはホワイトグレープ。一本が400円近くもするとかで、都合800円もあればミスドのドーナツだっていくつも買えるし、KALDIのコーヒー豆だってお安い豆であれば300gは優に買えることができるのに。

さてよく冷やしたのをグラスに注ぎますれば、やはりまぎれもなくカエルのタマゴと見まがうばかりのいやらしさ。黒いツブツブがゼリーみたいなヌルヌルにコーティングされてるし。しかし一本400円をしかと痛飲させねば勿体なきことこの上ありません。意を決するほど臆病者の私ではありませんが、やはり何ごとによらず初体験は不安とぎこちなさと、いささかの期待は同じことでして躊躇しながらひと口。その前にグラスに満たされているのを記念撮影。

「得も言えん飲みもんやなぁ。これが体のどこに効く健康食品なのかえ!?」

「ダイエット食品かなぁ。結構満腹感が得られるらしいです。際限ない兄さんにはピッタリかも」

つまりあの香りの高いバジルの種らしいのですが。そんなたかだかひと瓶飲んだだけでダイエットなど望むべくもないこと。お口に広がるヌルツブ感。明日の朝、目が覚めたら口のなかオタマジャクシであふれ返りそうな妄想に取りつかれてしまいました。決して悪くはありませんでしたが、ひと口ふた口飲んでこのたびのバイヤーで、しかも健康オタクである大王さまにご返杯いたしました。

 

NHKの朝ドラやフジテレビ系列の土曜の朝の情報番組に出ていた清水富美加って子が、いきなり芸能界を引退して新興宗教団体に出家するようで大騒ぎ中。逃亡している成宮寛貴と同じですね。身勝手なことです。

宗教は自由と言いながらも、とっとと現状を切り捨てて信仰に走るなど、どこのカルト教団も同じことなんだと思っています。入信して妄信しておだてられて、すべてを捨てる馬鹿力を出した……、まるで元嫁と同じ。元嫁事件からぼちぼち20年が経とうとしています。あの当時はどんな手を使ってでも思いとどまらせよう、食い止めようと必死でしたが、今ではすっかり情も消えて、気の狂った会長や信者もろともに心中でもすりゃあいいわと思えるほどになりました。恨みや憎しみだけはなかなか拭い去れないものですね。

もしかしたら人間の最後まで残る思いというのは、許すことのできない恨みや憎しみといった醜さかもしれません。時間やさまざまなフィルターを使っても漉しきれない「念」。それを「残念」というのでしょうか。

 

個を大切にするのも結構ですが、さまざまに迷惑をかけたり人を悲しませたりすることが果たして真の宗教かしらと。根本的には自分さえ良ければ、世の中や人のことなどどうでもいいってことと同じではないでしょうか。自分だけ救われ、入信した者だけが救われるなどたわ言です。

違約金など多額に発生するらしいですが、教団に引き入れた側も責任をもってその穴埋めをしてもらいたいものです。つらいからとか、思いと異なるからと逃げた代償はとてつもなく大きくのしかかってくるはずです。ちょっと心が弱っている人間を手玉に取って入信させるだけさせて、そのままにさせられた企業や人々の不幸、尻拭いなど眼中になくて何が崇高な宗教かと思います。救われるわけがない。

それにしても、ドラマのまれはあの高畑裕太でケチを付けられ、にじいろジーンではベッキーでケチを付けられ、今度は両方ともこの清水富美加に引っかき回されて、起用されたり出演する予定だったCMやら映画も含めてとんでもない災難続きの業界になってしまいました。先々が読めないような人間が、自分とは肌が合いそうにない世界に足を踏み入れてはいけないということですね。芸能界にしても一般社会にしても、もちろん家庭にも。宗教と何ら関係のない人たちにとっては、心変わりした人間にこれほど迷惑なことはありませんから。