おやじ歳時記

四季を彷徨うジイジの日々好き勝手記

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ひと月前から左肩が痛くてデパス飲んでも熟睡中の夜中に激痛で目が覚めることも。ちょうど大王さま大いに愉しんでおいでたご旅行中からわが身の不幸がはじまりました。
10年近くになる左手の指先のしびれや腕の重痛さの原因が頸椎のヘルニアだとばかり思い込んでいたら、今回のこの痛みでハシゴした数軒のマッサージに行って初めて知りました。手のしびれはこの激痛の発生源と同じ肩甲骨からであると。どこのマッサージ師さんも同じことを言ってくれました。それにものすごい筋肉疲労だとも。ブヨブヨの脂まみれのボディーかと思っていましたが、まだしっかりと筋肉があると教えてくれた事実だけでも嬉しく思った私はやっぱり単細胞でしょうか。
とにかく痛い。まるで鋭利な刃物でグリグリやられているみたいな。息もできないくらいの時もあります。
肩甲骨、マッサージされると「そこっ!!そこっ!! そこよっ!!」と確かにピンポイントで犯されてるって感じ。痛いもんだから圧さないで、でも圧して!!と訳の分からんプチパニックに。痛みの一点がはっきりするくらいに分かります。しかしマッサージをしても一向に改善されるどころか、寝た子を起こしてしまったように5倍くらいの痛みが数日にわたって襲ってきています。ロキソニンすら歯が立たない頑固者!!
四十肩も五十肩もやらずに済んで喜んでいましたが、もしかしたら今頃になって遅ればせながらの不調が目覚めたのでしょうか。還暦肩……、いやだいやだです。


先月末からはじまった仕事で根を詰めているからでしょうか。どうもパソコンに向かうとてきめんに左がうずき、そして徐々に痛くなっていきます。もしかしたらパソコンから変な電波でも放出されているんじゃないのって思いたくなります。


そこで仕事の合間を縫ってここのところ温泉三昧しています。
温泉で確かに少しながら効いているような感じですが、難はばあさんの入浴の日とせっかくの温泉がかぶらないようにすることでしょうか。温泉に行ったその晩に家の風呂に入るなんて、薬をダダ流しみたいなもったいなさですもん。しかしどうもばあさんとの歯車がかみ合わず、立てたお風呂をばあさんひとり占めが続くこともしばしばです。
「今夜はお風呂どうします??」
「今日は疲れたから入らなくていい」
デイケアに行って疲れた日こそ入ればいいものを。そうなると仕事の合間の温泉行きが狂ってきます。年を取ったら面倒くささも倍増以上でしょうか。それにしても年寄りだからこそいつも身ぎれいにしてもらいたいと念じているのですが、相手もさる者でたかだか風呂ごときでもなかなか意見が合わずの場面がしばしばです。

温泉に入って左右の腕を内回り外回りの回転ストレッチをして、家に帰って大王さまの自宅トレーニング用のマシーンを拝借してぶら下がっています。久しぶりにぶら下がるという行為で新発見が!! 我が身の重さ!! こんなにも重くなっていたのかと。若い頃に銭湯で面白がってぶら下がり健康機でぶら下がった頃と大違い。ひたすら思い。重力も相まってとにかく重い私のカラダ。びっくりしました。
温泉とストレッチと大王さま部屋でのぶら下がりの効果も少しあるようで薄紙をはぐように少しずつ快方しているような気分になっています。溜まってる疲れと気持ちの淀みの自浄能力、自力による自然治癒でしょうか。

 
うすき湯の里
■うすき湯の里で掘り掘り中の摩崖仏。異世界な温泉施設です■

臼杵みなと市場
■臼杵ふぐ天丼を捧げ持つ大王さま。早く口福をとすでに喉仏が上下に活動しておりました■

臼杵みなと市場
■私ははもカツ御膳。ホモカツの御前さまとちゃいます!!■

さて、何とかかいくぐっての温泉巡りの副産物は行った先で見つけるランチ。ぶら下がって重いといくらでも嘆きながらもなんて哀しいことでしょう。食べる欲には終生勝てそうにありませんです。
今回は臼杵石仏近くにある温泉、『うすき湯の里』の帰りに臼杵港近くにある『臼杵みなと市場』で昼食をとりました。
大王さまは『臼杵ふぐ天丼』、私は『はもカツ御膳』を。
店に群れてる大勢の人にびっくり!! どこかの町の隣保班の懇親旅行でしょうか、小型バスで乗り付けているグループもありました。老若カップルも、ビジネスマンも、種々雑多でありました。温泉からの移動の車中でいつものようにネットで調べて飛び込んだ店でしたがとっても美味しくいただきました。
しっかりと骨切りされたハモだから身がふわっふわ!! 大王さまのフグもさすがに臼杵産のようでいい味してました。「これでじゃあ人が寄ってくるわ!!」

そんな思いをする立派な内容に、これでまたひとつ良い店発見、発掘の快挙になりました。観光地にへばりつくようにしてある観光客レストランの安っぽさなどない内容でした。中韓の観光客よりもましですが、まぁおばちゃんたちの喧しいこと。よくもまぁ次々に話題が生まれ会話が弾むもんだと呆気にとられました。でも飛び交うのが日本語だから聞きなれている分、安心感と清潔感はありました。
「ここは若さまを連れて来たいね。春に来た秋田の人に日田で焼きそばを食べさせた愚かしい時間の無駄など今思い出しても残念至極であった。この店を知っていたらフグ天丼を食べさせられたのにね」
「やはり時間がある時にはこうやって食べて歩くのもストレス解消にもなるし、リサーチにもなるしいいですね」
「まぁ先立つものが無きゃできない贅沢ではあるけどね。それにほら、ガソリンがうなぎ上りで1リットルが160円なんて正気の沙汰じゃないもんね。世の中すべてお金ちゅうことを最近は切実と感じちょる!!」
「でもその肩の痛みを取ると思えばいいんじゃないですか」
ものは考えようとは言いながらも最近のガソリンの高騰ぶりには呆れを通り越して腹立たしくあります。ガソリンスタンドに行くたびに単価が上がってる表示。老後のために貯金せねばとやっと思い立ちはじめた矢先の諸物価高騰と我が身の不具合。なかなか心安らかな暮らしを望めそうにありません。


実はご報告にまで至らないリフレッシュドライブがてら立ち寄っての食いまくりが結構ありまして。盗み食いですな。
ストレスは過食で解消の道をまっしぐらみたいです。ストレスの爆食い、食欲の秋、肥え太りの秋、痩せる気もないようで身の程知らずですね。自己責任もすっ飛んでる自己満足の食レポみたい。





萩の茂み



打合せの隙を狙ってカカトのメンテに。リハビリと言っても温めるだけ。それだけではわざわざ家から遠い病院に通っている勿体なさがあって最近は
新たに首も吊っています。いやいや生活苦でくくりたくなって吊ってもらっている訳ではありません!! 左手の薬指と小指のシビレと痛み取りのいたって健康志向の首吊りです。

頸椎がおかしくなっているんだろうと大方察しがついていましたが、先生のお見立てでは頸椎が疲労していて炎症を起こしているとか。頸椎のいくつか目の軟骨が飛び出ているのを知ったのは北陸自動車道で逆走をしてきた飲酒運転の車にぶつけられてからですのでもう10数年前のことになります。飛び出てる……、ヘルニア。まだまだ若かったので自覚症状はありませんでしたが、最近というか2年前から左のシビレが顕著に。歯磨きだけは左利きだったのに歯ブラシを操るのも心もとないくらいに。シャツのボタンを穴にくぐらせるのも難儀。固くゆわいたビニール袋の結び目なんて解けやしません。爪切りも力が入らずにイライラ。ことほどに左がマヒして半分ヨイヨイ状態が続いている不快極まりない2年間でした。カカトのリハビリが始まって先生に実はかくかくしかじかでと相談したらレントゲン撮影。案の定の頸椎の疲労と疲弊によるヘルニア。まぁ頭の血管が詰まっていないだけでも有難いことと思っています。


財布の中身が窮してしまうと首が回らなくなるとはよく言ったもので、それと同じように回って当然だった首が回らなくなったみたいの左手不自由が難儀極まりありません。

そんなことでお盆もあって中断していた整形外科通いが今日から再開の運びとなりました。カカトの温め、首つりにそれぞれ10分ずつ。あっという間の20分ですが入れ代わり立ち代わりにリハビリ室は大賑わい。そのほとんどの主役がジジババさんばっか!! お盆明けのリフレッシュがてらでしょうか。

見ればそのジジババさんたちったら順にマッサージまでしてもらっています。それも「しゅーちゃんが一番上手」と口をそろえてご指名です。ウォーターベッドでお腹が大きくユラユラされているバアチャンも、私の隣で首をつって半分は居眠りしているようなバアチャンも(このままじゃヤバいんじゃないかと)、背中や腰を温めているジイチャンも。みんな声を揃えてしゅーちゃんコールでした。

はてさてそのしゅーちゃんとは何者やろかとうつ伏せして寝ている頭を上げてシューチャン探し。おったおった。如何にも上手そうな手つき。まだお若い男の子。代わる代わるのジジババさん夢見心地の表情。上手そうなチカラ加減と言いツボの押さえ方と言いこれは良いかもしれんと看護士さんに、「僕もしゅーちゃんに揉んでもらいたい!!」

「いいですよ。でも今日は1時間待ちですが」

「おぉ!! しゅーちゃんは人気者なのね」

案の定、しゅーちゃんはなかなか高嶺の花のようでありました。次の予定がある今日はあきらめました。次回はジジババさんに混じって必ずしゅーちゃんハンドで以ってシビレを治してもらいたいと思っています。我が身のためにあの若者を取り込んでやろうと思っています。あっちが痛いこっちが痛いとよっく考えてみると私もジジババさんの立派なお仲間であることはもう逃れられない事実であるようですね。


雷三日と言いますが今日も午後から遠雷が。そして少々ながら雨も。どうやらあの時の雷鳴は大分市街地上空で鳴り響いたらしいです。

夕立前って肌に感じる変化ってありますよね。風向きが変わって気温が下がるのを感じたり、土の匂いが地面から立ってきたりと。そうこうしていたら西の空が暗くなって雷を連れた夕立がやってきます。こんな夏の夕立を白雨(はくう)とも言いますが、しらけきった夏の日差しの合間に降る夕立を白い雨と銘打った先人のセンスにも感服です。あまり広くない範囲で降る雨を私雨(わたくしあめ)とも。四季の移ろいと風景を合致させてくれる日本って本当に綺麗な国なんですよね。

今年は本当に雨続きでどうやらこの雨も秋雨前線を刺激してとのことらしいです。8月下旬でもう秋雨前線っすか。季節の巡りが早まりすぎです。


玄関前の萩3株が茂っております。ふた株は滝桜のあった場所に移植して初めての夏を迎えていますが元気もりもりであります。3株がもっさもっさ状態。種類の異なる白やピンクの花が咲いたらさぞや圧巻ではなかろうかと今から花の季節を心待ちにしています。それにしても萩の繁殖力って素晴らしいですね。桃栗三年柿八年なんてまどろっこしくて待ってられないくらいに猛スピードで茂り、そして可憐な花を咲かせてくれるのですから立派です。しかし12月になると枝という枝を地面から数センチ残して切り詰めなきゃなりません。これが結構な重労働で、花を愉しませてもらい黄葉を愛でたあとの始末の大変さに毎年悲鳴を上げています。最後まで面倒を見る。植物に限らず人間にだって言える処世術の方法だと思います。今の労苦というか手塩は次の花、次のお付き合いの礎ですもんね。

実家に植え替えた滝桜も活着したようで背も伸び葉も繁っています。8月いっぱいまでは必ず水やりを怠ることなく頼みますと植物を育てることがヘタクソなオフクロさまに懇願して4か月半。

「これはね。数年前に買ったとは言え若さま旅立ちの春にこの家に持って来たんだから言うなれば記念樹です。くれぐれも枯らすことのないように」

半分は恫喝ですね。その甲斐あってかこのたびは立派に面倒を見てくれたようです。せっせと水をやってくれたオフクロさまへの感謝の花。来春には咲いてくれると良いのですが。

「雨続きで水やりも楽だったわ〜〜〜」

なんだぁ、半分以上は天の恵みに助けられたようなものでしたか。桜にもオフクロさまにもラッキーな夏でした。






和食が世界無形遺産に登録されましたね。嬉しい限りです。
和食を大きくくり過ぎて果たして特に何がという核がないのも手応えがありませんが。それでも日本の食文化を司っている板さんたちにとっては大きな励みにもなることと思っています。ただし海外が和食ブームだからと言って中国人や韓国人が奇妙な和食もどきを作って欧米人に平然と食べさせては困りますが。日本に反感を持っていながら金儲けだけは忘れていないロクでもない人種たちに侵されたくない繊細な和食です。


世界遺産登録、もちろんこれまでの和食の歴史、そして何代にも亘って伝えられた技術やたゆまぬ努力と研鑽あってのことです。でも何よりも一番なのは作る人のもてなしの心と美意識、そして料理の着物である器たちの存在と、和の設えの世界があればこそだと思います。

そうやって考えてみたら和食の原点は神様へのお供え神饌と茶道じゃないかと。特に利休が大成した茶の湯。そして彼がもてなしの心を表すために整えていった食の文化。この両輪があればこそ世界に誇る日本の和食が現代にも息づき続き認められたのではないでしょうか。ご馳走とはお客をもてなすために美味し物を調達しに亭主は四方を走って整える心意気とも。素晴らしいことですね。

もてなし上手であった宗厚先生がご存命であれば今回のこのニュースにどれだけ喜ばれたことかとふと思ったものでした。


一年前に突然左手の薬指と小指にしびれが生じて以来ずっと不快極まりありませんでした。ところがここ数日で薬指のお隣の中指と人さし指にまで若干のしびれを感じるようになりました。特段異常はないそうですが左手が不自由になってあれこれに支障が生じ始めました。まず力が入らないから持つ物を取り落しそうになる不安。そしてシャツ
やジーンズのボタン掛けにも、ビニールの袋を開けるのにも難儀しています。思いもかけない出来事、困ったことになっています。それに連鎖してか、左の肩甲骨が痛くて仕方がありません。刺さるような痛み。思い切って大王さまに「すまぬがこっちに来て背中一面を揉んで!! 叩いて!!」とSOS。

「兄さんの肩も背中も歯が立たないくらいに凝り固まってる!!」

「そういうことよ。わたしゃひとりで背負っているもんでね!!」

「いや〜〜、それにしてもこれはひどい。なんだったら毎晩肩と背中と腕あたりのマッサージをしてあげようか」

ほほほ。マッサージと聞いただけで背後の痛みも忘れて何やらが疼く思いが致します。しかしながら残念なことにボッキんこマッサージなんて未体験で、その快感の憧れは露に消えにし我がひとりよがりであります。


「それはまた願ったり叶ったりの優しい
善行。揉み揉みが上手な貴方様、毎晩10分でもしてくれればこの上なく有難いなぁ」

とは言うものの随分と凝っているようで大王さまの四苦八苦の様子が彼のマッサージの手から素直に伝わってきます。そこで昨日は薬局に行ってサロンパスを買ってきました。肩甲骨のあっちこっちを押さえてもらっては「おぉ」やら「んぐ」やら「そこイイわぁ」やら台詞の多さにうるさがられました。で割れそうになるくらいツボを押しまくってもらっていよいよサロンパスのお出ましであります。これは懐かしいバアちゃんのニオイ。もう何年嗅いでいないことやら。このニオイこそ我が祖母をしろしめす大いなる存在のニオイでした。

サロンパスに頼らざるを得なくなった自分にも驚きましたが、あまりの懐かしさに心が打ち震えている自分にも驚きました。祖母が逝って17年にもなろうかというのにニオイに導かれるようにして一気に思い出すことの多さ。匂いに対する人間の感覚はそう安易に鈍るものではないということに気付いたサロンパスとの再会になりました。

でもこれも外出の時は剝がして出掛けなければなりません。このままだとシニアのニオイをまき散らすぎてあまりにズバリのジイサンですわね。孫もまだだというのに随分と気の早いジイサンモードでありますね。でもきっとそれぞれの人がそれぞれの思い出につながっていくこのニオイに違いないだろうと思う私です。幼少の頃にいきなりフィードバックして祖母と昭和の匂いに巡り会えたような思いがしています。


台風の影響はさほどでありました。しかし桜の木の散々なことで葉っぱが無残にも皆無の状態になってしまいました。紅葉を待たずのこの姿に夏の暑さの激しさに散々痛めつけられ、秋になればなったで息つく暇もなく台風の風に翻弄させられて、近来まれに見る哀れさんぱちなことです。どうか来春には今年の春同様に見事な花を咲かせておくれと幹やら枝を撫ぜながら祈っています。

桜散る感じのみのもんたのTBS番組の降板。朝ズバッ!などは尻切れトンボのような終わり方になりますが致し方のないことでしょう。親はいつまで子供の責任を負うべきなのかと世間では賛否が分かれていますが、ことみの氏にとってはいつまでも責任を追わなきゃならない立場の人だと思いますが。電波の人、マスコミ人、テレビ界の人、言動が世間に影響をもたらす人です。普通の親父とは違うはずです。それにしても今まで偉そうに世間を斬りまくっていた人が理屈屋に転じてなんとまぁ情けない。自分のことになると見境なく甘くなるなんて饒舌どころか二枚舌もいいところでした。彼の黄金期や絶頂期もバカ息子が幕を引いてこれで終わりましたね。




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