浅草寺
■酉の市の浅草寺、本堂から逆方向を撮りました■

ひとつめ。
東京にいた時分からご贔屓だった駒形どぜう。火曜日のことでした。ランチしてたら今日が酉の市だとお店の人から教えてもらってすぐに飛んで行った浅草寺。人混みが尋常ではないことは容易に分かっていたので今回は浅草寺お参りはパスしようと言っていたのを覆す尻に火がつきましたんです。なんとまぁご利益いや増す有難い巡り合わせでありました。
それにしても聞きしに勝る外国人観光客の数と不作法ざんまい。特にあそことあそこの国の観光客の多いこと。食べながら平気で歩いてるし。横一列で仲見世を歩いてるし。
着物を着てうろちょろしてるのはほとんどあそことあそこの国の人。大声で群れているのもほぼほとんどが当然のようにあそことあそこのお猿さんばっかりでした。お行儀が悪すぎやろ。


儀装馬車
■新任フィンランド駐日大使の信任状捧呈式の儀装馬車■

ふたつめ。
丸の内の丸善で用が足りなくて東京駅横切って八重洲ブックセンターに向かっている途中の東京駅正面での出来事。何やら物々しいただならぬ雰囲気。険しいお顔のSPさんが等間隔で立ってるし。「何事で」と聞きやすそうな警備の人に聞いてみたらフィンランドの新任大使が天皇陛下に信任状捧呈で皇居に馬車列でこれから向かうと。儀装馬車でのこれは大使にとってもこちらにとっても一世一代のことゆえとお見立てを。ビル群を古風な馬車の列は東京ならではのことかと。新任の駐日大使さん、大切な儀式に向かうこの馬車列をとても熱望するとか。見るからに晴れがましいことです。
大都会の現代風景と古式が相まってる。行き合わせた、その日その時でありました。

 

富士山
■ベイブリッジからの今朝の富士山■

みっつめ。
横浜から羽田空港に向かう途中。横浜ベイブリッジの上からちょうど富士山が。その姿は巍然屹立でありました。大分に帰って今夜知ったのですが今日の富士山は類まれなるお姿であったとニュースに。確かに確かに、すっくと立っている姿はまさしく霊峰と崇められるにふさわしい神々しいものがありました。富士山爆発やら言われていますが、どうかこの美しさはこのままでと願うのが……、日本人でしょう。
そしてこの富士山の裾野に広がる大都会に暮らす元気な長男家族の家庭円満、頑張ってる若さまの活躍と健康を祈り、今回ののっぴきならなかった上京の理由だったお見舞い相手の病人おふたりの病気平癒を祈りました。どうか霊峰富士山のご神威をお授けくださいまし。

ということで久々の東京でみっつの奇跡と巡りあえました。これも日頃の行いの賜物よねなどと毎日ひとつづつ有頂天の旅でした。次回の東京でまた有頂天なことが起きますようにと、大分で善行を積まなきゃね。
 

 

銀座
■大好きな街と雰囲気の銀在。おのぼりさん全開ね!!■
 

横浜ベイホテル東急
■ホテルの部屋からまるで絵葉書みたいなみなとみらいの夜景。でもね。おっさんずらぶ萌え萌えならず(笑)■

横浜ベイホテル東急
■ラグジュアリーに浸るおっさんずはラバーにはなれずただの酒酔い■

浅草のむぎとろさんの店前で順番待ちの行列にびっくり。むぎとろ、その名を外国にもとどろかせているのでしょうか。浅草を牽引する老舗の底力を見た思いがしました。
若さまと大王さまとで歩き夕食した夕暮れから夜の銀座も相変わらず素敵でした。ショーウィンドウのきらびやかさ、ネオンの光と車のクラクションの音、そして足早に歩く人々が一体となってる街。
これまで何人の違う人と、まるで彷徨うような心持ちでこの通りを歩いたことやら。時を経て息子と歩くなんて時間の経過をひしと思い知らされた感じではありました。お泊りはソラリア西鉄ホテル銀座。地の利がよくて助かりました。
すべての用事が済んで昨夜は横浜ベイホテル東急にお泊まりを。とっぷりと浮世から離れることができました。
大王さまが予約してくれていたのでほぼ身をまかせておりましたらラウンジでのアルコール。ビールは言うに及ばずスパークリングワイン、赤白のワイン、カクテルが飲み放題。それにちょっとしたおつまみも。ぜんぶタダ。一杯ひっかけるどころではありませんで、一応ドレスコードなど気にしつつ痛飲しちゃいました。ここばかりはタダより怖いものはないなど下世話なことなんてない無縁の極楽世界。心地よい体験をさせてもらいました。そのあとに行った点心の鼎泰豊が冴えなく感じたのは飲みすぎとタダに酔いしれたからかもしれません。


ということで3泊4日の東京横浜ステイのざっくりのご報告でした。
歩き疲れ、人の波かきわけ疲れ、一番苦しみもがいたのが潜ることの多い地下鉄疲れでボロボロ状態に。日ごろが車ばっかりの生活の大きなツケを身をもって知らされた心身マックス疲労、疲労困憊であります。どうして東京の人は電車の乗り換えに間に合うのに人混みを縫うように、押しのけるように走るんだろう。次の電車待ってる列にくだんの障害物競争していたランナーがしっかり並んでる。習性のダッシュと突進の図に敬意です。朝から鼓舞して進むパワーですね。
でも東京の人、お疲れさまですって感じです。あたしにはマネのできない暮らし方だと今回はつくづく思いました。年を取ったようです。
東京人、しのごの言う間も無く生きていかなきゃならないのね。