2006年11月27日

第5回 ハイブリッド車を作る-2(10/21)

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第5回 ハイブリッド車を作る-2
開催日:2006年10月21日(土)

今回は、車体のメインフレームにサスペンションやタイヤを組み付けるとともに、前回の教室で製作したハイブリッドユニット(動力システム:エンジンとモーターをサブフレームに組んだもの)を取り付けた後、実際に電気をつなぎ、エンジンをかけてシステムを動かしてみます。
まずはじめに、舘内代表から、各班の役割分担と、各パーツの説明です。
フロントサスペンションの位置、分担内容、動力システム調整の意味など、基本的な事柄を解説していきます。
パーツリストの内容についても解説がありました。
例えば、
・組立図の見方
・部品番号の意味=工場での部品整理や設計に使用
・FRONT LOWER ARM SUB-ASSY(フロントサスペンションのロワアームのサブアッセンブリー)などの用語解説と、組み立て図との対比
・左右の違い
・ブレーキと一口に言っても、数多くのパーツから成り立っていること
etc.

作業は、AからDグループが、四輪それぞれのサスペンションおよびタイヤの組み立てを、Eグループが動力システムの調整を担当します。
はじめは先生の説明を聞きながら組み立てて、時間があればその後で、一度分解してから、自分たちで組立図を見ながら組み立てます。

「これがロワアーム、これがアッパーアームで、ボディ側を軸にして上下に動く事で、道路の凸凹を吸収します。そうすると、乗っている側はあまり動かないので、乗り心地がよくなります」
「サスペンションは、バネだけだといつまでも車体の揺れが止まらないので、中に棒が入ってます。この棒はショックアブソーバーといいます。バネの動きを堅くして、バネが伸びようとしても簡単に伸びないようにするパーツです」
と先生がいうと、「やってみたい」という声。
生徒たちがサスペンションの上に乗っかって、力一杯押してみますが、サスペンションはほとんど動きません。
でも、少しだけ動かせた生徒が、「なんかわかる、わかる。急に動かない」。
見るだけではなく、自分で動かしてみることで、クルマの仕組みが少しずつ、体験的にわかるようです。

続けて、ボールジョイントや等速ジョイント、ブレーキキャリパー、ハブ、アップライトなど、耳慣れない言葉の部品に興味を持っている様子。
そうするうちに、次々に部品が組み上がっていきました。

次はいよいよ、メインフレームに部品を組み付けます。
まずはサブフレームに組み付けた動力システムを、メインフレームに組み付けます。
これが一番たいいへんな作業。
狭いところについたボルトを苦労しながら回し、モーター/デフのサブフレームをこじりながら、エンジン部分と併せてメインフレームに留めていきます。
エンジン部分を下からジャッキで持ち上げながら、ネジ穴を合わせつつ留めていくのですが、なかなかネジ穴が合わないようで、ちょっと苦労していました。
それでも30分ほどで、サブフレームがつきました。

サブフレームを取り付けたら、次はサスペンションとタイヤです。
各班が、順番にサスペンションを付けていきます。
それほど重たいものでもなく、精度も出ているので、作業は難しくはありません。
ただ、サスペンションアームは固定されていないので、少し持ち上げながらネジ止めしていかなければなりません。
それでも先生に手伝ってもらいながら、順調に作業は進み、30分ほどで四輪全部が付きました。

ここまでくると、だんだん全体が見えてきます。
メインフレームの上に椅子を置いて子供たちを座らせると、キャーキャーいいながらはしゃいでいます。
順番に椅子に座り、ハンドルを持った感じ、アクセルを踏んだ感じを楽しんでいます。
12月の第7回教室では、じっさいにクルマを動かし、試乗をする予定です。

最後は、エンジンをかけてモーターを動かしました。
モーターが回るのは発進の時と、エンジンが必要ない速度で走っている時です。
今回は、まだ電池を搭載していないので、コンセントから電気をとってモーターを回しました。
続けて、電磁クラッチを入れてモーターを回します。すると、発電機のプーリーが回りシステム全体が動きます。

次はエンジンをかけて、エンジンで電池を充電している状態を見ます。
発電機のプーリーの回る方向が、モーターを回している状態とは逆になるのがわかります。
それから、エンジンだけで走っている状態、続けてエンジンとモーターが回っている状態を見ます。

スタートから見ていくと、まずモーターで発進。
ここで、電池が十分にあればモーターだけで走る事もできます。
モーターの加速で足りない場合、エンジンがかかります。
さらに加速する場合、モーターもエンジンと一緒に回り、パワーを出します。
走行中、電池の余力がある場合はモーターだけで走る事もできます。
電気がなくなると、エンジンがかかって充電を始めます。
このときエンジンは、走行と充電、二役をこなしています。
これが、教室で製作するハイブリッド車です。

という解説をしたところで、今回の教室は終了。
次回は文化の日に行われる、日本EVクラブの「日本EVフェスティバル」です。
(リポート:木野龍逸)


ev_2006 at 17:45│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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