11/25土曜の伊豆新聞1面にLAホールディングス太陽光発電所の違法伐採事件に対する
伊東市の対応が掲載されました。

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11月21日に示された川勝知事の「断じて許せない行為であり、県として厳格な対応をする事は勿論、即座に上級官庁へ通報する」という、違法な無届け伐採については断固たる姿勢で対処するとした県の姿勢とは対称的に、是正指導をして基本的にはLAホールディングスに事業を続けさせる という消極的な姿勢とも取れる報道で、違法行為を犯した事業者に対して処罰なく開発行為を続けさせるのではないかと大きく市民の間に波紋を広げている。

伊東市は小野達也市長名で22日、事業者に土砂の流出防止など防災上の緊急対応を「是正計画書」として作成、提出するように文書で求めたことを24日に開かれた定例記者会見で明らかにした。
その「是正計画書の提出」は宅地造成法に基づいて行った、という。

◆「是正計画書提出を」 無届け伐採業者に通知
 伊豆新聞 伊東版 2017.11.25 http://izu-np.co.jp/ito/news/20171125iz0000000003000c.html



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木を切ったのは森林法違反=県の処罰
これについては先に川勝知事が「断固たる姿勢で対応する」ことを表明しました。
では、伊東市としてはどのような対応をするのか。

そもそも「是正計画書」とは何ぞや?

是正【ぜせい】の意味を辞書で引くと「悪い点を改めて正しくしていくこと」とあります。
= 今回の開発行為の悪い点を改めて正しくしていく計画書
= 処罰無しでこのまま継続 か?
と、解釈されても否定できない対応のように思いますが伊東市の見解はどうなのでしょう。

百歩譲って「是正計画」の進行の過程に、何らか「断固たる姿勢で対応」が出来る策を伊東市側が講じているとして、それならばそれで今回の違法伐採を発見し情報提供をした市民側の要望に応えて、是正指導を出す前に何らか説明の場を設けばよかったのでは、と思われます。

伊東メガソーラー建設の中止を求める会 関川代表は20日月曜日付で今回のLAホールディングス太陽光発電所事業地の違法伐採事件について、伊東市側に報道を入れて市民に対する説明の場を設けるよう文書で正式に要望書を提出しており、24日金曜日現在、それに対する回答はなされていません。

その中にあっての22日、伊東市から文書での事業者へ是正計画書提出の指導、24日定例記者会見の場での発表とあって「このままなし崩し的に事業をすすめるつもりなのではないか」「これではやってしまったもの勝ちの悪しき前例を作ることとなるのでは」と言った疑念の声が上がっています。


当会の聞き取り調査では、周辺住民から「夏頃から何かやっている気配がした」「大きな木が運び出されるのを見た」という声も聞かれており、グーグルマップの航空写真ではすでにこの山林に作業をする重機の影と伐採されていると疑わしい様子も映し出されていました。

スクリーンショット (1)


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無届け・違法伐採で造成まで完了しているという今回のような悪質なケースについて、厳しい処分や指導がされなければ「伊東市はやってしまえば計画が通る地域」という悪しき前例となって今後も違法の開発行為を増長させることとなります。

伊東市としての今後の対応を注意深く監視していきたいと思います。






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無届け・違法伐採により赤土が剥き出しになってしまった事業地。
夏頃から周辺や海・川に赤土が流出するという話が出ていて伐採時期と重なる為、因果関係の調査が求められる。               
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大雨で土砂が流出した時の湾内の様子。環境への負荷や漁業への影響が心配されている。
今回の「是正計画書」については、砂の流出防止など防災上の緊急対応を「是正計画書」として作成、提出を求める、と新聞報道されています。1日も早い対応が必要ではありますが、しっかりとした対策と設計のもと、住民にも納得のいく形の指導が行われることを望みます。