2008年09月
2008年09月30日
てるてる坊主
てるてる坊主を作るのなんて何年ぶりでしょう。小さい頃は遠足の前日などによく作ったものです。翌日のディズニーランド、雨に降られず満喫できるよう願いをこめてつくりました。
ぷーさんの蜂の服を妹からもらったので、この機会にちびちょろに着させて久しぶりのディズニーランドを楽しんできました。もう何年も行ってないのに、どこにトイレがあるとか、効率のいい回り方はどうだとか、体が覚えていて（昔年間パスポートを持ってややマニア的に通っていたことがある）なんだか不思議でした。
ちびちょろがいても乗れるものが意外と多く思ったより楽しめちゃった。
友達が来てくれたお陰で、ちびちょろがいるから無理かなと思っていたことにも色々挑戦できたし、毎日毎日一生懸命遊んでなんだか学生時代のようでした。
ディズニーランドの翌日には成田空港までお見送りして、別れはすごくさみしかったけれど、今年はたくさん遊んでいい時間が過ごせて本当によかった。結婚しても、子供ができても、変わらぬ友達。すごく大切だなぁ。
2008年09月29日
Adovoと酎ハイ
オージーの友達は、お父さんイタリア人、お母さんフィリピン人のハーフでオーストラリア生まれ。多文化な環境で育ってきました。今夜はAdovoというフィリピン料理を作ってくれて、私は餃子をつくりそれぞれ作り方を学びました。たっぷりのニンニク・黒コショウ、しょうゆやお酢で煮込んだスパイシーなチキンにトマトとたまねぎのサラダを添えて食べます。ご飯が進む！初めてフィリピン料理といわれるものを食べたけれど、やはり米食文化の国だから日本食とも似た部分があり馴染み易いですね。
CHU-HIがオーストラリアで流行ってるらしく、酒屋でその種類の多さと安さに感激していたので、たくさんの種類を買ってきてAdovo・餃子とともに楽しんでいました。
忘れないうちにまたAdovoを自分で作ってレシピをモノにしたいなぁ。
2008年09月28日
絵馬に何を書くか
ちびちょろとトトにはお留守番してもらい、身軽に鎌倉へお出かけしてきました。建長寺、高徳院、鶴岡八幡宮、長谷寺に行き、京都とあわせてかなりの寺・神社を巡ったのでもう何年分か見た感じ。今回はオージー友達のために数を多く回ったけれど本当はひとつの寺なり神社なりをじっくり味わったり、そこでゆっくりする方が味わい深いんだろうなぁ。
あちこちで目にしたお守りや絵馬。絵馬が何であるかを友達に説明しつつ、人が実際どういうお願いを書いているのかを伝えていて気が付いた。日本人が書いたものと、外人が書いたものとで内容が大きく異なるのだ。
日本人の書いたものには、個人的なお願いごとが多い。「○○君と両思いになれますように」とか「30歳までに結婚できますように」とか。
それに対し、英語のものを読んでみると、「世界のみんなが幸せになれますように」とか、「戦争がなくなりますように」とか、「おばあちゃんの腰がよくなりますように」のような、視野の広いものや他人のための願いが多かった。
近場で近場でふらりと訪れた場所で書く願い事と、飛行機に乗ってはるばるやってきた異国で書く願い事とでこう内容が異なるのだろうか。
宗教など文化的背景の違いからくるものだろうか。
隣人と挨拶すら交わさない、自分と自分のごく身近な人のことしか気にしない人が増えている日本の社会状況を反映してのことだろうか。
決定的な理由はわからないけれど、何だか日本人のバランスの悪さのようなものを感じてしまった。
お土産は言わずと知れた鳩サブレーと、創業300年以上の力餅家の力餅。毎日臼でついて作っているお餅に甘さ控えめのこし餡がのっかって美味でした。2008年09月27日
はん亭
東京根津に関東大震災以前から残る木造三階建ての建物をつかった串揚げ屋さんがある。家にあった日本建築の本で紹介されていた食事どころの中から旦那がピックアップしてくれて、そこにオージーの友達と二人、浴衣を着てでかけてきた。
木造の外観も趣があり、期待に胸を膨らませて暖簾をくぐった。店内は昭和レトロな感じ。建物の中に蔵があり、蔵の中はお座敷になっていた。
生野菜と味噌、茄子のポタージュ秋刀魚のせ、じゅんさいと茗荷の酢の物などを合間にはさみつつ、揚げ物2種が4回に分けて運ばれてくる。常に揚げたての熱々を食べられるのがうれしい。〆のお食事は岩海苔たっぷりのお茶漬け、デザートに私はアスパラガスのアイスクリーム、友達はほうじ茶のアイスクリームをいただきました。アスパラガスはアイスクリームにはあまり合わないです…。
雰囲気もよくて味もよくて友達をもてなしつつ私もめいっぱい楽しみました。ランチだったら子供づれでも大丈夫そうな雰囲気でした。
2008年09月23日
物語の続き 《京都》
子供の頃妹と家で読んだ昔話にあった印象的な物語、『子育て幽霊』の話し。
夜な夜な、閉まっている飴屋の戸をたたき、女が水飴を買いにくる。店の主人は見覚えのない顔だし、夜中に買いにくるなんておかしいと思いある晩その女をつけてみると女が向かった先は墓地。そこで急に姿が見えなくなったかと思えば墓から赤ん坊の鳴く声が…。
翌日、飴屋は寺の和尚に訳を話し和尚が墓を掘り起こしてみるとそこに生まれたばかりの赤ちゃんがいたのだ。その女は死んでからも成仏できずわが子を育てようと飴を買いにきていたようだ。
京都旅行を前にガイドブックを見ていて『みなとや 幽霊子育飴本舗』というお店を見つけ上の昔話を思い出した。民間伝承にすぎないとは思っていたが、あの物語の飴が実際にあるとは驚きで、ぜひ購入したかった。そしてこの物語を一緒に読んだ妹のお土産もこれで決まった。
飴を購入すると、由来が書かれた一枚の紙が一緒に入っていて、上記の物語をもっと具体的にしたもの（慶長4年とか、江村氏妻…とか）が入っていた。私の記憶では、墓から出された赤ん坊がどうなったか知らなかったのだけれど、この紙には、その子は8歳で僧となり修行を怠らず成長し高名な僧になったとのこと。そして寛文6年3月15日68歳にてお亡くなりになられたとか。ここまでリアルだと本当にあった話なのか？？？
琥珀色で優しい甘さの飴。夜中、ちびちょろの授乳のために目を覚ました際に、飴をひとつなめて子育て幽霊気分？を味わってみた。
夜な夜な、閉まっている飴屋の戸をたたき、女が水飴を買いにくる。店の主人は見覚えのない顔だし、夜中に買いにくるなんておかしいと思いある晩その女をつけてみると女が向かった先は墓地。そこで急に姿が見えなくなったかと思えば墓から赤ん坊の鳴く声が…。
翌日、飴屋は寺の和尚に訳を話し和尚が墓を掘り起こしてみるとそこに生まれたばかりの赤ちゃんがいたのだ。その女は死んでからも成仏できずわが子を育てようと飴を買いにきていたようだ。
京都旅行を前にガイドブックを見ていて『みなとや 幽霊子育飴本舗』というお店を見つけ上の昔話を思い出した。民間伝承にすぎないとは思っていたが、あの物語の飴が実際にあるとは驚きで、ぜひ購入したかった。そしてこの物語を一緒に読んだ妹のお土産もこれで決まった。
飴を購入すると、由来が書かれた一枚の紙が一緒に入っていて、上記の物語をもっと具体的にしたもの（慶長4年とか、江村氏妻…とか）が入っていた。私の記憶では、墓から出された赤ん坊がどうなったか知らなかったのだけれど、この紙には、その子は8歳で僧となり修行を怠らず成長し高名な僧になったとのこと。そして寛文6年3月15日68歳にてお亡くなりになられたとか。ここまでリアルだと本当にあった話なのか？？？琥珀色で優しい甘さの飴。夜中、ちびちょろの授乳のために目を覚ました際に、飴をひとつなめて子育て幽霊気分？を味わってみた。
2008年09月22日
錦市場でびっくりしたこと 《京都》
それは、国産のバナナが売られていたこと。バナナっておいしいし、栄養たっぷりだし、離乳食にも便利。しかし、『バナナと日本人』という本を以前読み、私たちが安価でバナナを手に入れている背景には、グローバルビジネスに翻弄されているフィリピンなど生産地の人たちの苦しみがあることを知り、一時期食べるのを躊躇していたことがある。
プランテーションを作るために迫害された先住民やバナナは儲かると騙され自分たちの食料の生産をやめ、自分たちが食べもしないバナナを生産し、食料不足と貧しさのサイクルから抜け出せない人々のことが書かれていた。すべてのバナナ生産者がそのような状況だとは限らないが、少なくともそういう人たちがいるということは事実のようだった。
私たち、多くの日本人のバナナに対する関心は価格、味、栄養、安全性くらいでそれ以上を考えていないように思う。それはバナナを大量消費している国民としてなんだか無責任だと感じている。もちろんバナナはひとつの例にすぎず、コーヒーやチョコレートなどなど生産者が苦しめられている状況はまだ多くあると思うが。遠いもの、見えないことは怖いと改めて思う。
そんなわけで、日本でもバナナができたらいいのになぁと思っていたら、それが実際に売られているのを見て驚いた。
もうひとつ驚いたのはその価格、6〜7本で880円！激高である。外国産のバナナに対して、輸送距離が相当近いという事実を差し引いてもこれだけ高いのだからフィリピンんなどの生産者に正当な額を支払った場合いくらになってしまうのだろうか。
2008年09月21日
天 《京都》
京都ではおいしいものを食べよう！と旅行計画段階から意気込んでいました。
友達の希望の京都に旅行をすることになったわけだけど、私たちにとっても久しぶりな旅行。しかし、ちびちょろを連れていると寺や神社も選ばないとけない、ゆっくり庭園を眺めるなんてまず無理、何かと思うように動けないのは目に見えています。旅行そのものに不満が残っては残念なのでそんな気持ちにならないようにおいしいもの食べて旅行の満足度をあげようというわけです。
現場でおいしそうなお店を探すのも楽しいけれど、失敗する可能性も多々ありなので、今回はガイドブックである程度目星つけておきました。しっとり会席料理とかもすてきだけれど、今回は子連れOKのお店が条件なのでパスです。
初日ランチは清水寺に程近い天（ten）というお店。手作り和食器などを売るショップとレストランが併設されていて、料理は京都の素材を多く使った創作和食。
・ちりめん雑魚のパイ
・前菜
京豆腐のカプレーゼトマトゼリーがけ
京そばとじゅんさいひじきとシソのコリアン風味
京魚そうめん九条ねぎとゆずコショウの香り
・生湯葉入りヴィシソワーズ
・京豆腐ハンバーグ 半熟卵の京湯葉包みを添えて
をいただきました。器もすてきだし、お料理も満足◎
友達の希望の京都に旅行をすることになったわけだけど、私たちにとっても久しぶりな旅行。しかし、ちびちょろを連れていると寺や神社も選ばないとけない、ゆっくり庭園を眺めるなんてまず無理、何かと思うように動けないのは目に見えています。旅行そのものに不満が残っては残念なのでそんな気持ちにならないようにおいしいもの食べて旅行の満足度をあげようというわけです。
現場でおいしそうなお店を探すのも楽しいけれど、失敗する可能性も多々ありなので、今回はガイドブックである程度目星つけておきました。しっとり会席料理とかもすてきだけれど、今回は子連れOKのお店が条件なのでパスです。
初日ランチは清水寺に程近い天（ten）というお店。手作り和食器などを売るショップとレストランが併設されていて、料理は京都の素材を多く使った創作和食。
・ちりめん雑魚のパイ
・前菜
京豆腐のカプレーゼトマトゼリーがけ
京そばとじゅんさいひじきとシソのコリアン風味
京魚そうめん九条ねぎとゆずコショウの香り
・生湯葉入りヴィシソワーズ
・京豆腐ハンバーグ 半熟卵の京湯葉包みを添えて
をいただきました。器もすてきだし、お料理も満足◎
2008年09月20日
ブログ更新が滞った理由
それは、オーストラリア留学時高校で一番仲の良かった友達が遊びにきていたから。
実は去年の今頃もきてくれたんだけど、私が妊娠中で不調だったため少ししか会えなかったのです。まさか2年連続で日本に遊びにきてくれるとは驚き。
9月20日〜10月1日まで我が家にてホームステイしたり、一緒に旅行したり、去年の分も取り戻そうと一生懸命遊びました。乳飲み子がいるということを理由にやってこなかったことにもお蔭で色々挑戦していい気分転換になりました。
面白かったのは、日本を外国人の目で一緒に見ながら楽しめたこと。いつもその環境で生活していれば珍しくもなんともないものでも一歩ひいて見ると実はすごく面白かったり、不思議だったりする。浴衣を着て下町散策したり、回転寿司（シドニーにもあり、SUSHI TRAINとよばれていて大人気。でも一皿400円とかしちゃうんだって。）へ行ったりなんかも普段はなかなかしないんだけれど、盛り上がったなぁ。
あとは恋バナ、家族、友達、将来のこと、などなどのガールズトークをたっぷり1年分。
日本って国は説明しやすいような、しにくいような国。観光していると誰でもわかりやすい視覚的な美しさだけではなく、説明しにくい感覚的なものやそこで生まれ育った人だからこそ感じられる郷愁なんかもあって、説明が難しいこともあったなぁ。
日本に生まれて日本で育ってきたから、そこにあるものを何でも当たり前のように思っているけれど、もっと好奇心のアンテナを立てて外国を旅行している気分で街を見直してみたら日常が少し変わって見えてきそう。
実は去年の今頃もきてくれたんだけど、私が妊娠中で不調だったため少ししか会えなかったのです。まさか2年連続で日本に遊びにきてくれるとは驚き。
9月20日〜10月1日まで我が家にてホームステイしたり、一緒に旅行したり、去年の分も取り戻そうと一生懸命遊びました。乳飲み子がいるということを理由にやってこなかったことにもお蔭で色々挑戦していい気分転換になりました。
面白かったのは、日本を外国人の目で一緒に見ながら楽しめたこと。いつもその環境で生活していれば珍しくもなんともないものでも一歩ひいて見ると実はすごく面白かったり、不思議だったりする。浴衣を着て下町散策したり、回転寿司（シドニーにもあり、SUSHI TRAINとよばれていて大人気。でも一皿400円とかしちゃうんだって。）へ行ったりなんかも普段はなかなかしないんだけれど、盛り上がったなぁ。
あとは恋バナ、家族、友達、将来のこと、などなどのガールズトークをたっぷり1年分。
日本って国は説明しやすいような、しにくいような国。観光していると誰でもわかりやすい視覚的な美しさだけではなく、説明しにくい感覚的なものやそこで生まれ育った人だからこそ感じられる郷愁なんかもあって、説明が難しいこともあったなぁ。
日本に生まれて日本で育ってきたから、そこにあるものを何でも当たり前のように思っているけれど、もっと好奇心のアンテナを立てて外国を旅行している気分で街を見直してみたら日常が少し変わって見えてきそう。
