2024年09月09日

トランプとハリスの愚



 日本製鐵が買収交渉を進めているUSスチールに対して、大統領候補であるトランプもハリスも労組の票を欲しがってるのか「買収阻止」ということを主張している。企業を高額で売り飛ばせばもちろん経営者側は儲かるわけで、日本円にして2兆円以上という高額の買収によってCEOはとてつもないマネーを手にするわけだ。そりゃ売り飛ばしたいのも道理であるが、日本製鐵側にいったい何のメリットがあるのだろうかとオレは首をかしげるのである。USスチールの老朽化した生産設備なんてなんの価値もないだろう。むしろこれは救済のための買収に思える。

 オレは買収断念となったら日本製鐵株は買いだと思って今は静観している。同様に「リニア建設中止」となればJR東海株を全力買いしてもいいと思うのである。優良企業が敢えてリスク事業に乗り出す必要はないと思うからだ。

 アメリカにはもはやまともな製造業は存在しない。工場はたいてい外国にあるわけで、アメリカにあるのは巨大なマネーゲームと化した株式市場なのである。そこに世界中のゼニが集まるからそのおこぼれでアメリカ企業は莫大な富を得ているわけだ。「製造業」という実業をどんどん外国企業にアウトソーシングしてしまって、金融業やIT産業、プラットフォーム事業などの「虚業」に特化したからこそ米国は繁栄しているのである。

 そんな状況下では「ドル高こそ国家の繁栄」なのである。通貨発行権のある国の通貨が強くなればなるほど、その国は通貨を発行するだけで豊かになれるわけだ。何兆ドルでもマネーを増やせばそれが国益なのである。「ドル安に誘導すべき」などと言ってるトランプは経済音痴そのものである。そもそも金利が高く株価が上昇するから世界のマネーが集まったわけで、インフレ退治する方法は「ドル高」以外にはないのである。

 ところがFRBは9月から金利を順次引き下げるという。インフレが沈静していて、労働市場が悪化しているという理由だが、金利を下げた結果として債券価格が上昇し、ドル安に向かうならばそれは株式市場全体の価値を毀損することになる。ドルベースで株価が計上されている以上、そのドルが上がると言うことはその株価で計算差出来る企業の株価総額も上昇するということなのである。

逆の失敗をしようとしてるのが日本だ。日本は円安を追い風に製造業の復権と観光業で食いつなごうとしているわけで、そこで金利を上げて円高にしようとするのは真逆の行動である。なんで国のトップが日米揃ってアホなのかとオレは呆れるのである。

 オレは経済学部を出ているわけではない。「資本論」は読んでいるが共産主義には反対だ。30年以上にわたって投資家として株式市場を眺め、経済の動きを眺め、時には投資で大きな損失を出しながらもなんとか生き残ってきた。その上で感じることは経済をきちんとわかってる政治家がほとんどいないということである。身銭を切って投資したことがあるのかと言いたいのである。

 日本経済を建て直すには財政出動とインフレ政策しかない。とりあえず最低賃金を時給2000円以上にして差額分は国が出すとかして国民にゼニを回さないといけない。どんな仕事でも週40時間も働いたら年収500万円は最低保証されるような国にしないといけない。奨学金を返済不要にするとか、国公立の大学はすべて授業料無償化するとかして金のない者もやる気と努力さえあれば進学できる社会を作らないといけない。政治献金で自社に有利な仕組みを作ろうとする無能なクソ経営者どもを刑務所にぶち込まないといけない。小泉進次郎や維新の会のような竹中平蔵の手先を地上から消し去らないといけない。その結果として経済は再生できるのである。

 オレにはさまざまなアイデアがある。どうすれば世の中を劇的に変えられるかもわかっている。オレにないのは時間である。いろんな持病を抱えて満身創痍のオレはせいぜいあと十年くらいしか生きられないし、そんな短い時間では日本は救えない。

 どうか、オレの意志を受け継いでくれる若者を増やしたい。オレが願うのはそれだけである。20代、10代の若者はオレの記事を読んで欲しい。そこには日本を救う多くのシナリオが詰まっている。「派遣解放」「維新滅亡」「アメリカからの独立」などの記事をオレは書いてきた。一人でも多くの若者の賛同を得たいのである。



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2024年09月08日

芸術とエロ



 今、京都・岡崎の細見美術館では春画展を開催している。江戸時代の浮世絵や肉筆画の中には「春画」と呼ばれるジャンルの膨大な作品があり、その多くは海外に流出してしまっているのだが、今回そうした作品ばかりを集めて展示するという企画が行われているのである。葛飾北斎や喜多川歌麿という名高い人の春画もあるわけで、考えたらそういう大物が春画も描いているというのが面白いのである。

 もちろん、社会にそういう需要があるから春画が描かれたわけで、どのような使われ方をしたのかというのは想像してみると面白いのである。もしかしたらエロい男たちのズリネタというおかずになっていたのかも知れないし、女性たちがこっそりと鑑賞していたのかも知れないのである。

 一点物の肉筆画を金持ちが注文し、それを密かに眺めて楽しむということもあっただろうし、変態仲間を集めて大鑑賞会をしていたのかも知れないのである。表装した掛け軸などの大型の春画は、どのようなシチュエーションで鑑賞されたのかなどと想像すると面白い。もしかしたら変態男女が集まって大乱交パーティーがその掛け軸の前で行われていたのかも知れないのである。

 そこでオレは一つの疑問を抱くのである。このような春画に相当するものは、西洋にもあったのだろうか。もちろん西洋にも「裸体画」は存在するし、それは芸術であるとオレは思っている。ただ、それはあくまで「裸体画」であり、男女が絡んでいる絵ではないのだ。そこが春画との大きな違いである。日本に春画が存在するのなら、西洋画の世界でもそれに相当するものがあったのではないか。もしも存在するならそれはいったいどこにあるのか。誰もが知るような大物画家が、若い頃に生活に困って小遣い稼ぎにエロい絵を描いていたということは全くなかったのだろうか。大女優が若い頃にヌードモデルをして稼いだことを黒歴史として封印するが、それと同じことで大物画家もそれを黒歴史として封印してしまったのだろうか。

 日本の春画の特徴は二つある。それは色彩が実に鮮やかであるということと、描かれる男性のアレが巨大であるということである。腕よりも太いアレが描かれるのだ。それを視た西洋人は「日本人はこんなにデカいのか?」と驚愕したことが想像される。実際はそんなに大きくないのである。オレの知る限りではアレの大きさは

 黒人 > 白人 > 日本人

だからである。そのあたりの真実は世界中の男を股に掛けたような女性がいればぜひともご教授願いたいのである。

 春画は芸術なのか単なるエロなのか。そもそもエロというものは芸術という巨大な概念の中に内包されてしまう一分野に過ぎないのではないか。こんなことを言うと必ず、「エロは芸術ではない」と主張する方が現れる。そして「そもそも江草、おまえがエロすぎるのだ」と指摘されてしまうのである。

 確かにオレはどちらかというとエロい人間である。美しい女性の裸体を視ると「うっひょー」と思うだろうし、映画を見ていてラブシーンになるとドキドキしてしまうのである。

 そんなエロいオレにとって「春画」というのはとても重要なアイテムだ。こういうすぐれた世界が存在するからこそオレは「エロじゃないんだ芸術だ!」と開き直れるのである。もう誰がなんと言おうと芸術なのである。エロではないのである。美しくすばらしいものなのである。


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2024年09月07日

道義的責任とは何か?


 斎藤元彦兵庫県知事は「あなたに道義的責任はありますか?」と問われて、「道義的責任とは何かわかりません」と答えたという。

 オレは過去に一度だけ、もう少しでクルマで子どもをはねそうになったことがある。国道309号線という片側二車線の道路で、その内側の車線を時速60キロくらいで快適に走っていた通勤の朝、歩道でふざけ合っていた小学生が突如車道の中央まで飛び出してきて、オレは必死で急ブレーキを踏んだ。

 ギリギリで停止することはできたが、その小学生は笑いながら走って逃げていった。オレはハンドルを握ったまましばらく動けず。後続車のドライバーはわざわざ下りてきて「大丈夫か」と声をかけてくれたが、オレはただその場に固まっていた。「おまえ運転うまいなあ、オレやったら絶対轢いてたわ」と声をかけられたことも覚えている。もしもあの時に回避しきれずにその小学生をはねて死なせていれば、オレは過失責任がゼロであったとしてもきっと教員という仕事を辞めていただろう。人をはねて死なせた人間には二度と教壇に立つ資格は無いと思って、きっと別の仕事を選んだことだろう。道義的責任をとるということはそういうことだと思うのである。自分の行為の結果起きてしまったことに関しては、たとえ自己の正当性があっても責任を逃れることはできない。

 自分のパワハラや命令によって二人の職員が自殺した。兵庫県知事の斎藤元彦には二人の職員の自殺に関しての道義的責任がある。特に元局長の場合、自分への告発を嘘八百と決めつけてつるし上げようとし、副知事の片山を使って恫喝させて追い込んだわけでその道義的責任は明確だ。

 しかも斎藤元彦知事のさまざまな行為がきわめて不当であるることはさまざまな方が指摘している。公益通報者を誹謗中傷と決めつけて懲戒処分した行為ははっきり間違っていると、百条委員会に参考人招致された学者が語っている。

 9月16日に予定されている県議会では立憲が知事の不信任案を出そうとしている。また自民党の県議団はその前に辞職勧告を行うとしている。ここまで粘った斎藤元彦はおそらく不信任が可決されれば議会を解散するだろう。兵庫県下の維新議員が壊滅して新たな議会が再度不信任案を可決させることでやっと斎藤知事はクビになる。

 変なやつを二度と知事にしたくないと兵庫県民には教訓にしてもらいたいのである。




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2024年09月05日

垢凍結喰らいました


  現在、オレのXのアカウントが凍結されている。Xの規約に違反した投稿が二つあったということである。一つは沖縄での米兵の性犯罪に関して「死刑にして下さい」と書いた件が「他者への加害を示唆している」と判断されたことで、そこはオレも納得した。過去にも悪徳政治家を死刑にと書いて凍結を喰らっている。「死刑にしろ」はXではアウトなのである。

 ただもう一つの投稿の方はどうも腑に落ちなかった。それでXに対して審査申し立てをしたがやはりアウトと判断されたので削除している。それは維新の兵庫県知事、斎藤元彦に関するポストである。

 そこでオレは「斎藤元彦は維新を倒す最終兵器、維新の息の根を止める日まで頑張って欲しい」という内容のことをポストした。それが規約に抵触したわけだが、「息の根を止める=殺す」というふうにAIに判断されたのかも知れない。もちろん日本語の比喩や隠喩の表現というのは拡大解釈すればヤバいものもあるわけで、AIはアウトという判断を下したわけだが、おそらくXでオレをフォローしている方々はポストが規約違反であるという印象は持たなかったと思うのである。もしもそう感じる人が居るとしたら、それは斎藤元彦の支持者や、維新工作員、維新応援団、それに加えて単なるアホといった維新周辺の方々である。

 結果としてオレはXから1週間の謹慎を命じられて新規のポストもいいねもできなくなっているのである。とりあえずDMのやりとりはできるのだが。

 さて、この垢凍結だが、以前にトランプ大統領の垢が凍結されたことがある。停止だったかも知れないが、その理由は大統領選挙の結果を否定し、国会議事堂乱入を扇動したからだったと思う。それだけの国家的犯罪を行った人物が追放されることもなくまたしても大統領選挙に出ているということ自体、アメリカの民主主義はすごいなとある意味オレは感動するのだが、それはさておきXには「運営当局が気に入らないと思った垢をいつでも凍結や停止できる」という権力が備わっているのである。これは大きな力である。

 もしもXがある特定の政党に肩入れして、その政党に賛同するポストがより多く読まれるようにし、その一方でその政党に対抗する勢力のポストを読まれないように意図的にコントロールできるとしたらどうだろうか。

 もしもそんなことが可能ならば政治の方向性に影響を与えることだってできるのである。Xは果たして政治的に中立なんだろうか。ウクライナ戦争に於いてどちらかに肩入れしている可能性はないのだろうか。

 中国ではXの閲覧は出来ないらしい。だからオレがいくらXで習近平の悪口を書いても安心である。同様にロシアでもなんらかの規制があるようで、オレがプーチンをdisりまくっても命が狙われることはない。

 ここでオレは自民党政治を批判し、維新の会のことをボロクソにけなし、立憲の党首選挙のことを批判している。そういう意味で一部の人から恨みを買ってることは間違いない。X上に多数確認できる自民や維新などの与党側工作員達が通報したことをXのAIは間違って判断するかも知れないし、今回も斎藤知事をdisった件に関してはその可能性が高いとオレは思っている。

 フォロワー数1万人というのはたいした規模ではない。しかし、実生活の中でオレは自分のフォロワーから声を掛けられることが少しずつ増えてきている。知られるということは危険も伴うわけで諸刃の剣なのだ。

 与党にとっての危険人物であるオレは、実生活に対して仕掛けられるテロを警戒しつつ暮らしているのである。自宅に防犯カメラを設置することが必要かも知れない。



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2024年09月04日

盗難車を取り返せ!




 成田空港の近くで利用客のための駐車場を営む「スーパーパーキング」という業者が、客から預かった高級車9台を盗まれ、執念の捜索の末に発見しすべて回収したという記事を少し前に読んだ。20人以上の従業員を投入し、3県500カ所以上のコインパーキングを回ってすべて発見して取り戻したという。

 事件は6月26日の深夜に起きた。ガラスを割って事務所内に侵入して室内のカメラの配線を切断し、その後事務所内にあった鍵を持ち出して車に乗り込んで走り去ったという。犯人達はその2時間後、さらに30分後に戻ってきて同様に別の車を持ちだした。

 夜が明けて事件に気付いた店では、盗まれた車のうち3台のGPSが県内の野田市内で反応していることがわかり、それぞれ別のコインパーキングで発見された。つまり犯行グループは盗んだ車をコインパーキングに一時的に保管していたのである。そのドラレコには犯人グループの音声が残されていた。それを手がかりに執念の捜索の末に従業員達は盗まれたすべての車の所在を突き止め、無事に取り戻したのだ。なんと立派な行動だろうか。オレはこの店の名前をしっかりと記憶した。オレが乗るのは高級車ではないが、もしも成田で車を預けないといけないとなればこのスーパーパーキングに置こうと思ったのである。

 日本国内では日々大量のクルマが盗まれている。千葉県や愛知県では特に多いらしい。そうして盗まれるのは高級車なのでオレのような庶民は心配しなくてもいいのだが、そもそも大量の自動車盗がありながら警察はまともに対策に乗り出してはいないのである。ナンバーを読み取るNシステムも、殺人事件などでは活用されるが盗難車の追跡用には運用されていないらしい。その結果として盗難対策はユーザーに丸投げされているわけである。しかも車両保険には盗難被害も含まれるため、盗まれても新車で返ってくるとなればユーザーもそれほど必死にならないのだ。かくして任意保険料は高騰し、オレのような一般ユーザーがそのとばっちりをくらうのである。

 自動車盗は組織犯罪である。盗んだクルマを売却するルートまで完備していて、多くの反社がその犯罪に関与している。盗難車を外国に売りさばく専門の業者もいる。ばらばらのパーツにしてしまって足が付かないようにする連中もいる。そうした組織に対して警察の捜査は常に後手後手なのである。

 日本の警察はやる気がない。捕まえるべき連中を捕まえず、政治家の悪は放置し、薬物事犯は増える一方だ。こんな無能な連中にどうして日本の治安が守れるだろうか。せめて人数を増やし、待遇を良くして警察官志望者がもっと増えるようにして、現場の状況を改善してもらいたいのである。




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2024年09月03日

近視眼な人たち  



 先日、テレビ番組でベンチャー投資のことが話題となって、若くて美人の女性の起業家に対するセクハラのことが話題になっていた。投資の見返りにデートすることを要求されたり、あからさまにカラダを求められるということにストレスを感じるということであり、おそらくそういう手合いもいるんだろうなとオレは視ていて思ったのである。

 ところがそれがX(旧ツイッター)上で話題となっていて、ある起業家の男性が「自分の周りにはこんな人は一人もいない。偏見を助長するような報道は辞めて欲しい。」と書いていたのである。

 確かにその男性の周りにはそういう人はいないのかも知れないが、それはその方が男性だからそういう誘いがなかったというだけのことであり、「女性起業家へのセクハラなど皆無である」という結論にはならない。実際にゼニと引き換えにHなことを要求するような投資家はいくらでもいると思うし、このオレも福原遥みたいなきれいなお嬢さんから「私の会社に100万円出資してくれれば・・・」と誘われれば絶対に心が動く。

 自分の周りでは聞いたことがないからという理由で物事を決めつけるのは大きな間違いである。戦時中の旧日本軍の加害行為を否定したり、南京虐殺を否定する人がネット上にはたくさんいるが、その論拠は「私の知ってる兵隊さんは優しい人だった」「戦争から帰ってきたおじいちゃんは民間人なんか一人も殺したことがないと言っていた」などというとても小さな事象を論拠にしていることが多い。

 実際には戦時中の日本軍の加害行為に関しては多くの記録が残っているし、海軍士官だった中曽根康広は、占領地の女性に乱暴する兵隊がいるので慰安所を開設したということを書き留めている。中国で日本兵がどんな加害行為を行ったのか、昭和3年生まれの私の父は、帰還兵の多くが武勇伝のように語るその加害行為を聞いて筋金入りの平和主義者となり、朝日新聞を購読していた。

 自分が直接見聞できるような世界は狭すぎる。だからこそ我々は本を読み、いろんな人の話を聞き、テレビや新聞でニュースを読むのである。日本軍が南京市を占領したときに大量の捕虜を「処断」したのは事実である。捕虜に喰わせる食糧などなかったわけだし、軍服を脱いでしまえば兵士なのか民間人なのか見分けが付かないわけで、巻き添えで多くの民間人が殺されたことも容易に想像できる。無秩序に略奪や強姦を行った兵士は日中双方にいただろう。戦場とは理性を失った者達が殺し合いをする世界なのだから。

 多くの者の声に耳を傾けよう。ある事柄の真偽を確かめるには一人の意見だけではなく、数十、数百の声を聞くようにしよう。兵庫県の斎藤知事がいくら「パワハラはしていない」と主張しても、それを受けた被害者が「あれはパワハラだった」と言えばパワハラなのである。それを決めるのは加害者ではなく被害者である。



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2024年09月02日

立憲民主党には馬鹿しかいない



 自民党総裁選挙とほぼ同時に行われている立憲民主党代表選挙なんだが、その顔ぶれにオレは失望している。なんと連合のポチ泉健太、政権禅譲のクソ総理の野田佳彦、そしてなぜかれいわ新選組に嫉妬している元代表の枝野幸男という、そろいもそろってクソばかり3人なのである。もう誰が代表でもアウトである。

 今のところ、その3人の中で一番アカンのは野田佳彦なんだが、どうやらその野田佳彦がかなり優勢な気配である。立憲の中で野田佳彦に期待する人も多いと聞いて、この政党には馬鹿しかいないのかとオレは呆れている。

 自民党は悪党ぞろいである。しかし立憲は馬鹿ぞろいだ。悪党と馬鹿、どちらが政治を行えばいいのかと言われると困るのだが、オレとしては頭のいい善人に政治を行ってもらいたいと願うだけである。なかなかそういう能力も徳も兼ね備えたオレのような人材は希有なのである。もっともオレは火中の栗を拾うつもりなどはなく、こうしてネットで活動しているだけなのでもっと無責任なのかも知れないが。

 立憲民主党には野田や枝野のような「増税派」の馬鹿がたくさんいて、おそらくは財務省に洗脳されているのだと思うが、消費税をじゃんじゃん上げたいと思っているのである。こいつらに任せると2030年までに消費税は20%近くまで上げられてしまうのだ。

 野党連合は「消費税を5%に減税」を旗印に結集し、裏金議員の全員逮捕や仕事をしない検察トップの更迭などを公約にして戦ってもらいたいのである。「日本に正義を取り戻す」ことが今一番大切なことである。自民党の裏金議員どもはみんな刑務所にぶちこんでやってほしいのである。あいつらは無能な結果として国民を貧しくしたという罪もある。

 政治家は「お上」なんかではない。日本は国民主権の国であり、国民こそがもっともエラいのである。政治家というのはその国民に命令されて下僕として政治というめんどうな仕事をしているだけの使用人みたなものである。その使用人の分際で自分たちを特権階級と勘違いしている馬鹿が多すぎるのだ。エラいのは国民である。オレはその国民サマなのである。知事は兵庫県で一番エラいお殿様だという勘違いをした斎藤元彦とかいう馬鹿がいたが、ああいう勘違いをしているクソみたいな政治家が多く、しかも彼らは改憲案の中でこの「国民主権」を削除しようとしているのである。稲田朋美みたいに演説会の時に「国民主権なんて間違ってる」と発言している。守るどころか日本国憲法を否定している政治家共は全員退場させないといけないのである。

 憲法9条は日本を守るものである。これを「9条があれば敵は攻めてこないのか?」と変な解釈をしてるネトウヨや日本会議や勝共連合や高市早苗のような馬鹿がいるが、9条の精神というのは近隣諸国に対して「日本から攻めることは絶対にありませんよ。私の国は侵略なんかしませんから安心して下さい」と宣言するものである。これを無くしたり変えたりするということは、「今日からあなたがたは敵、いつでも攻撃しますよ」と宣言していることと同じであり、日本にとって改憲こそが最大のリスクなのである。

 アメリカはベトナム戦争の時に日本も参戦させようとしていた。もしも憲法9条がなければ、ベトナム各地で虐殺や強姦などの蛮行を繰り広げたあの韓国兵と同じことを日本の自衛隊もしていたかも知れないのである。アメリカからの参戦の要請を「日本には憲法9条があるのでムリポ」とあっさり断ったことを忘れてはならない。

 立憲の「隠れ自民党」メンバーである野田佳彦は、安倍晋三の国葬でも祝辞を述べ、心の中は完全に自民党であることがオレにはわかっている。そもそもなんでこいつは立憲にいるのか。おそらく野田は自民党から送り込まれたスパイみたいなものだ。

 その野田や泉健太はなんと、兵庫県知事の問題でつぶれかけている維新の会を支援して共闘しようとしているのである。維新はもうすぐ息の根が止まる。万博の失敗で壊滅するだろう。だから維新はここで立憲と組んで延命しようとしているわけで、それには野田が党首にならないといけない。立憲が第二自民党である維新と組んでしまえば、まともな野党は共産党、れいわ新選組、社民党の3つしか残らないのである。

 立憲には馬鹿しかいない。もう少しまともな人が居れば・・・と思うが、考えたらここで立憲をdisっているオレも無責任なのである。本当にそう思うなら立憲の馬鹿に知恵を授けてやれよと言われそうだ。頼まれれば助けてあげてもいい。枝野がオレに頭を下げて「選挙参謀して下さい」と言うなら、政権交代できるシナリオを描けるような戦い方を指南できるだろう。残念ながら立憲の多数派の議員どもは「万年野党は気楽でいい」と考えているレベルで、自分が当選できるかどうかしか頭にないのである。



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2024年08月30日

子どもに夏休みを返せ!



 まだ8月なのに、どうして小学生が朝の登校時間にランドセルをしょって通学しているのか。オレはクルマを運転していてとても不思議に思った。いつから8月中に夏休みが終わるようになってしまったのか。始業式は9月1日じゃないのかと。

 ネットで「大阪市小学校」「始業式」と検索してみると、なんと2学期の始業式は8月26日になっていたのである。いつのまにか1週間も夏休みは短縮されていたのである。これはあまりにもひどいじゃないか。子どもたちの「休む権利」は不当に侵害されているのである。 

 オレが高校生の頃、試験休みという素敵な期間が存在した。期末試験が終了するとそのまま終業式までの期間が休みになるのである。中学校の時はこんなものはなかったので高校生になって嬉しかったことの一つである。

 オレが田舎の高校で教えるようになってからもこの「試験休み」という素敵な休暇が存在した。オレはうまくいろんな仕事を片付けてその期間に仕事を休んで休暇を取れるように工夫したことを思い出す。試験休み期間にOBとして大学サイクリング部のラリーに出たこともある。休みが多いと嬉しいのは生徒だけではない。教員も嬉しいのである。

 授業日数を増やせば子どもたちの学力が向上するかというとそんなことは全然ない、勉強をやる子はやるし、やらない子はやらない。それは永遠の真理である。だったら自由にしてやれよと思うのである。

 夏休みが1週間短いとどういうことが起きるか。宿題が完成しないのである。もしも8月が30日までしかなかったら多くの悲劇が生まれていただろう。始業式の前日に必死に宿題を片付ける子どもも多い。1日でさえもありがたいのに、1週間も減らされるなんてなんという悲劇だろうか。夏休みの宿題が完成しないということが子どもたちにとってどれほどのストレスなのか想像してやれよ。愛子さまだって「宿題が完成しない」という理由で新学期の登校を拒んだという話じゃないか。

 教員にとっても夏休みは必要だ。オレがどうして民間企業じゃなくて教員という仕事を選んだかというと「夏休み」「冬休み」「春休み」があるからである。オレはZ会を会社訪問したときに「そんなに休暇が少ない会社では働けません!」と宣言して会社と後にしたくらいである。いくらボーナスが12ヶ月分もらえたとしても、仕事ばかりさせられて何が楽しいのかとオレは思ってそんな会社には入らなかった。

 子どもからゆとりを奪い続けて日本の教育はこれからどうなるのだろうか。せめて夏休みくらいはのんびりさせてあげたいとオレは思うのである。



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2024年08月28日

食べ物の衛生観念について



 中国で、燃料輸送用のタンクローリーを内部洗浄せずにそのまま食用油を運搬したことが問題にされている。そんなことあり得ないと思うのは日本人の価値観であり、中国では衛生観念のレベルが日本とは全く違うのかも知れない。食品への異物混入だって日本では大きな問題となり製品回収が普通だが、中国ではごまかされていることが多いのだろう。

 日本の外食産業が世界で人気なのはそうした「清潔感」みたいなものへの信頼もあると思うのである。地面に落ちた食材をそのまま使用するとか日本ではあり得ない話だが、かつては韓国や中国でそうした動画が流出したことがある。スシローの食品テロ事件が大問題になったのは日本だからだろう。

 しかし、その衛生観念というのはいつくらいから日本で定着したのだろうか。公共の場所でウンコやオシッコをしなくなったのはいつからだろうか。オレが子どもの頃は立ちションというのは普通の行為だったが、今は街中で見かけることはなくなった。盛り場の路地裏は小便臭いのが当たり前だったが今は違う。たまに旅行して昔ながらの異臭の漂う路地裏に遭遇すると逆になつかしく思えるほどになった。

 中国ではその「洗浄しないタンクローリー」問題は業界では常態化していたらしく。これから運送会社などの関係者が刑事責任を問われるということらしい。中国国営メディアによれば、食品当局や公安部などによる合同調査の結果として「報道された内容は事実」と認定され、犯罪行為だと断じているという。洗浄したと装うために偽の領収書も発行されていたということらしい。でも、どうしてタンクローリーを「燃料用」「食用」と使い分けないのだろうか。オレはそれが不思議でならないのである。日本国内で走ってるタンクローリーって必ず中味がなんなのかを表示してある。「ガソリン」「A重油」「糞尿」など書かれているわけで、常に同じモノを入れるのが当然だとオレは思っていたのである。中国の常識はオレの考えてる常識とは違っているらしい。

 一度でも糞尿を入れたことのある容器ではどんなに洗浄してもそこに食べ物を入れたくはないし、そういう使い方は基本的にしない。ペットの餌用になった食器は二度と人間用にはならない。オレはそういうものであると認識している。

 食べ物の衛生概念というのは国によって大きく違うし、中国には「童子蛋(どうじたん)」と呼ばれる男児の尿で煮込んだゆで卵の料理が存在する。オレは絶対に食べたくないのだが、今でも春の味覚として珍重されているらしい。まあコーヒー豆をネコに食べさせて、そのネコの糞から作ったコーヒーもあるわけで、オレの拒否反応もただの偏見かも知れないのである。




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2024年08月27日

コメ不足で誰が得したのか?



 コメの価格が上昇している。品薄なのでたまに入荷したものもかなり高価になってるのだ。在庫を持つコメ販売業者はホクホクだろう。「品薄になると価格が上がる」という商売の原則通りになってるのである。

 被害者は高値で買わされる消費者だが、そもそも今回のコメ不足、過剰に騒がれすぎのような気がするのである。結果としてブランド品の高価なコメまでも買われることになり、米業界にとっては思わぬ好景気がやってきたということではないだろうか。

 我が家では「必要な分しか買わない」「とりあえず今はできるだけコメ以外を食べる」という対策で乗り切っている。妻も「うどんどかパスタ食べたらいい」と言うので、最近夕食は麺類ばかり、朝はいつもパンなので私自身は外食しないとコメが食えないという状況になっている。

 構造的なコメ不足の問題ももちろんあるわけだが、それは政府の政策が間違っているのである。日本のマスコミは電通の支配下にある御用マスコミなのでそのことを表だって批判することはないわけだが、右肩下がりでコメの消費量が減るという見込みを立てていること自体が問題であることを誰も批判しない。

「食糧自給率を上げる」

と本気で思うなら、コメの生産量を増やすためにあらゆる努力をすべきである。ところが政府は農家を本気で守ろうとしているとは全く思えないのである。それは北海道で酪農家を守らなかったことからもわかる。

 集中豪雨や台風が来れば大きな被害を受けるのは農家である。収穫が激減してしまうところも多いわけだが、そうした農家への補償は十分であるとは言えない。災害時の補償がきちんとされていれば安心して農業に従事することができる。農業を守ることが国家の根幹であるということを自民党はわかっていないのである。もっともその自民党に投票し続ける農家も馬鹿なんだが。今、日本の農業を守ろうという政策をきちんと打ち出してるのは共産党とれいわ新選組しかない。

 地方をぶっ壊したのは自民党の悪政なのに、それでも地方で自民党が未だに選挙に勝てるのは不思議で仕方がないのである。山口県は未だに岸一族の牙城で、岸信千世みたいな典型的な世襲馬鹿が議員になっている。さすが統一教会の聖地だけのことはある。そんな土地だから安倍晋三みたいなモンスターを生み出してしまったのである。自民党の間違った農業政策をぶっ壊すためには政権交代以外ない。




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2024年08月26日

維新終了のお知らせ

 箕面市長選挙で維新の現職が敗れた。大阪腐知事の吉村洋文が連日のように応援に来ていたが、元自民党府議の原田亮にほぼダブルスコアで負けたのである。上島市長は維新らしくいつのも「コレオレ詐欺」で北大阪急行の箕面延伸などの成果を主張したが、そんなものはおまえの手柄などではなく昔に決まっていたことだと箕面市民は冷笑していたのである。結果として大差で上島市長は新人の原田亮に敗れた。

 もっともこの原田亮だが、自民党の中でも筋金入りの万博、カジノIR推進派であり、オレの分類上は「維新的クソ野郎」に含まれるのでそれほど楽観的な事態ではない。ただ、維新公認の現職が敗れたということは大きな進歩である。

 オレは自民党よりも何倍も「悪の政党」である維新の会滅亡を目指して戦っている。そういう意味では今回の箕面市長選挙で維新現職が敗れたことに関しては素直に喜びたいと思うのである。

 今回の選挙で明らかになったのは、万博へのクソ対応や兵庫県の斎藤パワハラ知事の擁護など、維新のクソ政党ぶりが明らかになる中で多くの市民が「維新はクソ性党」であることに気付いたことであると思う、そして、元自民党の原田亮の方が、クソ維新よりもマシという選択肢につながったのだと思うのである。オレから見れば上島も原田もウンコかオシッコかの違いでしかないのだが。

 一つの地方首長選挙だけでは維新を滅ぼすにはまだ足りないし、こんな状況下で泉健太とか野田佳彦という立憲を潰すことが目的の連中が、死に体の維新との連携を模索してるというわけで、ほんま野田にしても泉にしてよけいなことしないで連合のBBAと一緒に勝手に維新に移籍してくれよと思うのである。

 維新の会は確実に滅びの道をたどってくれている。それに気付いていないのは馬鹿信者と幹部だけである。維新なんてクソだということに多くの人、これまで騙されてきた人たちが気付き始めたことはかなり大きい。そして、一度維新支持をやめた人は決して維新支持者には戻らないという事実である。今更かつての勢い、といっても多くの騙された馬鹿の群れに支えられた勢いだったわけだが、その馬鹿達も「オレたちはだまされていた」ということに気がついたわけで、もうここから盛り返すことは無理なのである。

 衆院選の時に維新は前原一派とか野田グループと連携を計って延命工作に出るだろう。しかし、立憲は維新と提携することはありえないわけで、そうなると立憲の中の一部は党を抜けて維新と合流することになるのかも知れない。

 野田と泉健太は増税派であることも忘れてはならない。消費税減税という公約で次の総選挙を野党連合は戦うべきだが、その野党には泉健太も野田佳彦も含まれないのである。彼らを速やかに維新に引き取ってもらうしかない。カスはカス政党で面倒をみればいいのである。

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2024年08月24日

斎藤知事とDV加害者




 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラが告発され、次々と具体的な事実が明らかになっている。ところがいつまで経っても斎藤知事はパワハラの事実を認めないのである。「パワハラはしていない」の一点張りを続けている。

 パワハラを受けた職員からすればそれは明らかにパワハラなんだが、斎藤知事には加害者であるという認識がない。「指導の範囲内」であるという。このような認知の歪みが生じるモノとして世間に多いのがDVやセクハラの加害者と被害者の関係である。DV加害者の多くのは自分がDV加害者であるという認識はない。だから「妻が突然子どもを誘拐して逃げた」などと言い出すのである。突然などではない。それまでの鬱積したものがあって最後にやむにやまれず行動を起こすわけだ。ところがDV加害者はそれまでの自分の行為が「DV」という認識がないのである。

 斎藤元彦を推薦した母体は国政政党の維新の会である。もともと大阪府の職員として斎藤元彦は松井一郎の下で働いていたのである。そして大阪府の吉村知事は兵庫県知事選挙の時に斎藤元彦のことを「大変優秀な人で能力も高い」と宣伝している。実際はただのクレクレ乞食だったわけで、そんなクソ野郎を知事として推薦した維新の会は全責任を取るべきである。

 DV加害者の勝手な主張にはいつもあきれるわけだが、そのDV加害者たちが推進している「共同親権」を党の目玉政策にしているのが実は維新の会である。だからDV加害者達は維新の会を熱烈に支持している。もしもDVによって離婚した女性が維新候補に投票していればそれは何もわかってない馬鹿である。

 党として共同親権を推進し、DV加害者を支援する政党である維新の会と、自らのパワハラを頑として認めないし謝罪もしない斎藤元彦が親和性が高いのは当然の帰結である。同じ価値観や行動原理が両者に存在するからである。

 斎藤元彦は自分のせいで2人の自殺者を出し、数々の問題行動が暴露されているのにまだ辞任しない。その数々の行動は政治家としてアウトどころか、人間としてアウトなのである。職員から「遠足」と呼ばれた数々の行動はもはやゆすりたかりのレベルである。クレクレ乞食と呼ばれてもおかしくないほどの情けない人間が兵庫県知事なのである。本当に恥ずかしいのである。兵庫県民はこんなクソ野郎を選んでしまったことをちゃんと反省して、次の選挙ではまともな人に投票して欲しい。



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2024年08月23日

ヤマト運輸の奴隷労働について



 ヤマト運輸の倉庫に勤務する男性が、待遇改善を訴えてストライキを起こしている。会社側の熱中症対策が不十分だという理由である。倉庫内での仕分け作業が大変な状況なのだ。最大40度まで計測できる気温系の針は振り切れていてそれ以上の温度であることは間違いなく、熱中症指数はもちろん「危険」を示している。そこでヘルメットをかぶって30キロ以上の荷物を運ぶ作業がどれほど大変であるかは誰でもわかるだろう。

 今回、訴えている男性は会社側に団体交渉を申し入れた。しかしヤマト運輸側は驚きの対応だったのである。気温計が「壊れている」と撤去されてしまい、倉庫内の温度がわからなくなってしまったのである。やることがあまりにも卑怯である。

 ヤマト運輸の担当者は「今回は個別の事案になるため、回答は控える」としたうえで、「スポットクーラーやネッククーラーの導入など、対策は進めている」と説明しているという。

 広大な倉庫に空調を完備することが不可能なことはよくわかる。でもそれならせめてそこで働く人が熱中症にならないように最善を尽くすべきではないか。40度を超えるところで長時間働かされたら死者が出てもおかしくない。そのような労働環境を放置しているヤマト運輸は、そこで働く人を人間扱いしてないのである。もしも倉庫で働く人が全員辞めてしまったらたちまち業務はストップするだろう。今大事なのはコストを下げることではなく、働く人を守ることではないのか。

 ワークマンに行けばさまざまな「暑さ対策」ウェアが用意されている。ファンがついて送風されるだけではなく、冷房機能の備わったウェアさえ今は売られているのだ。だったらそういうものをヤマト運輸側が責任を持って支給すべきではないか。それができないのは一体何故か。

 もしもオレがヤマト運輸の倉庫で働いているならば、自分のゼニでさまざまな暑さ対策のウェアを買って命を守っただろう。それらは本来は職場が提供しないといけないものであるにも関わらず、ヤマト運輸側はその責務を果たしていないのである。

 今回の事態の成り行きにオレは注目している。そしてヤマト運輸が今の奴隷労働の強制を改めて、まともな職場環境を作ってくれることを願っている。ふだんから宅配便のお世話になってるからこそ切に願うのである。


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2024年08月18日

東大は裏口入学を許すな!



 秋篠宮家の長男の悠仁親王が東京大学に合格する可能性が高いそうである。もちろん一般入試ではなく11月6日締め切りの推薦入学である。この推薦入試は共通テストの受験も義務づけられていて、その合格ラインは800/1000点中らしい。

 ただ、週刊文春の記事によると、筑波大附属高校での成績はとても東大に推薦できるようなものではないそうだ。「異例の成績」と書いていて具体的には書いていないわけだが、おそらくかなりダメダメな成績なんだろう。

 オレはそもそも「推薦入試」という制度に反対である。現実問題として推薦入試で入学してくる生徒は基本的に一般入試よりもレベルが低い。私立大学が経営のために入学者を確保したいために始めた仕組みが、今は半数近くの学生がそのルートで入学するようになったわけで、それで当たり前のようにみんなが受け止めているだけだ。オレのようにまっとうに試験を受けて合格を勝ち取る受験生が一番立派なのである。

 受験を考えてる高校3年生なら夏休みは勉強に励んでるはずだ。ところが悠仁親王はろくに勉強しないで遊び倒してるらしい。7月31日から岐阜県で行われた「第48回全国高等学校総合文化祭」に、公務として両親とともに臨席したという。さらに、11月に開催される予定の「秋の園遊会」にも参加する可能性がある西村泰彦宮内庁長官が繰り返し明言したらしい。

 悠仁親王が目指しているのは東大農学部への推薦入学だといわれる。そんな不勉強な受験生が共通テスト8割なんて無理だろうとオレは思うのである。しかし、過去の東京大学の学校推薦では共通テストの成績よりも提出した書類や面接の方が重要視されているということだ。いやそれでも共通テストの点数が低すぎたらダメだろう。

 高校内での出願基準を満たしていなくても、親王様の出願希望を断ることはできないだろうし、出願を受理したら東大は合格させないわけにはいかないだろう。もしも東京大学にオレみたいなまっとうな教員がいれば合格基準を満たしていない受験生は絶対に合格などさせないはずだが、今の東京大学はもしかしたらクソ教員ばかりになってるのかも知れない。

 大学の入学試験というのは受験生に平等に機会を与えるべきだとオレは思っている。機会の平等の原則は何よりも大切だ。しかし、皇族だからと入試で優遇されるようなことが許されていいのだろうか。それはすべての受験生に対する裏切りである。

 東京大学は断じてこの「裏口入学」を許すべきではない。もしもそんなことがまかりとおるならば、不合格になった受験生は悠仁親王の合格を「法の下の平等に反する憲法違反だ」と訴えてもいいとオレは思うのである。もっともオレは天皇家に生まれてきて自分の人生を自由に選べないということは不幸なことであると悠仁親王にある意味同情するのである。



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2024年08月14日

8月15日の憲法違反


 明日は「敗戦」記念日である。大都市を焼き尽くされ、新兵器の人体実験として原爆を投下され、文字通りボロボロにされた日本は降伏を受け入れた。天皇陛下はそのまま退位もせず残ることとなり「国体は護持」されたのである。直接の戦争責任を問われたのは「A級戦犯」の人たちであり、8人が絞首刑となった。そして「不戦の誓い」を記載した新憲法が公布されたのである。

 憲法とは、政治家どもの暴走を防ぐものであり、その憲法下で選ばれた議員達が政治に携わる以上、大臣にはその憲法を遵守する義務が思っている。「こんな憲法ウザいぜ」と自民党の連中が思うならば、まずは一度野党になってから「憲法改正」を旗印に選挙戦を戦うべきなのだ。与党の政治家には憲法を守る義務があるとオレは思っている。少なくとも政権与党の連中は勝手に憲法改正を叫ぶべきではないというのがオレの見解だ。

 憲法改正したい連中がどうしても改憲したい理由は、統一教会の作った政治団体である日本会議や勝共連合の方針に従っているからだとオレは思っている。自民党の世襲議員の馬鹿な連中は自分の頭で考えることが出来ない。それで壺の方針に従ってるのである。

 ロシアのウクライナ侵略戦争は改憲派にとって絶好の口実にされた。日本もあのようにロシアとか中国、北朝鮮から攻撃されるかも知れない。だからきちんと国土防衛のために重武装しないとだめだという論理である。この「ロシアや中国や北朝鮮が突然攻めてくる」ということがとてつもない防衛費の根拠なのだ。世界の多くの国々はこの「他国が突然攻めてくるかも知れない」という理由で巨額の防衛費をつぎ込んでいるのである。

 どうしてそこで「アメリカとの軍事同盟から抜ける」「世界のどの国も日本を攻撃することはありえない」という状況を作り出そうとしないのか。北朝鮮は金一族が何を考えてるかわからないので判断できないが、少なくともロシアや中国にとって「日本を攻撃すべきではない」ということはプーチンも習近平もわかっているはずである。

 そうなると、日本にとっての戦争の可能性はただ一つ、台中戦争に参戦することである。習近平は自分が指導者の地位にあるうちに台湾を併合して「中華統一を成功させた指導者」として歴史に名を刻みたいからである。

 中国が台湾侵攻を開始した時、日本はどうすべきなのか。台湾を見捨てるのか。かなり残酷な発言に思われるかも知れないが、オレはその時は台湾を見捨てるしかないと思っている。台湾を守るために日本も一緒に戦うということは、日本本土が中国から核ミサイルを撃ち込まれても文句は言えないということである。

今もウクライナで戦争は継続中だし、イスラエル軍によるガザ地区の虐殺も続いている。世界中で戦争が継続している。長崎の原爆投下を悼む式典にイスラエルが招待されなかったことが話題となったが、オレはロシアやベラルーシも招待すべきだと思っている。戦争を継続している国であっても平等に呼ぶべきだ。呼べばそこで「あなたは自国の戦争についてはどう思うのか」と訊くことが出来る。対話することができるからだ。

 日本が目指すのは真の「非戦国家」であり、「平和国家」である。能登半島地震の被災者を半年も放置している政府にその資格が無いことは明白である。


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2024年08月13日

コメがない!



 最近、夕食に「ごはん」がない。うどんや蕎麦、パスタ類、お好み焼きなどが続いていて「なんで?」と訊いたら妻が一言、「お米売ってないねん」という答えが返ってきて、「嘘だろ!」と思ったが本当にお米がないらしい。なんでそんなことになったのか。主食であるコメが買えないなんて、戦後の混乱期でもあるまいし、なんでそんなことになってるのか。

 別にコメがなくても選択肢はたくさんある。だからそれほど人々は困っていないように見える。しかし、売り場からコメが消えているということは絶対に看過できない事態である。どうして令和の米騒動が起きないのか。

 ないものはコメだけではない。水も不足しているらしい。南海トラフ地震に備えて、備蓄用に買われているということなのである。そもそも津波の被害が起きるのは限られた地域であり、日本中で買い占めがおきるなんて想定外だ。

 コメがなくてもオレはやっぱり食べたいわけで、売ってる店を探すか、あるいは食べに行くかということになる。しかし、この買い占め騒ぎはかなり地域差があるようで、オレの住む大阪南部で顕著であるということは民度に比例した現象かも知れないと思うのである。民度の高い地域ではこんな買い占めのようなことは起きていないだろう。

 昨年はコメが不作だったことと、新米が出回るまでにまだ時間があるということが今のコメ不足の理由らしいが、政府はコメ農家を本気で守る気があるのだろうか。能登半島地震に対して。「過疎地域は切り捨てる」と本気で発言してる政治家を見ると、こいつらは農業を守る気などさらさらないということがよくわかる。

自民党政治はもうダメだ。どうか次の選挙では自民党と第二自民の維新の会以外の政党に投票して欲しい。日本の農業を破壊し続け、国民生活を破壊し続けて来た自民党には何も託せない。その自民党議員が自分のゼニのことだけを考えているクソ野郎揃いであることを考えても投票すべきではない。

 今起きているこの令和のコメ騒動、メディアが扇動しないだけまだマシかとも思う。もしも変にニュースになれば本当にパニックが起きて、民衆が米屋に押し寄せ、打ち壊しが起きるかも知れないのである。

 戦後すぐのメーデーの時に「朕はタラフク食ってるぞ、汝臣民飢えて死ね」と書かれたプラカードを掲げて「不敬罪」で逮捕された人がいた。そうしたこともどんどん歴史の記憶としては忘れ去られていくのだろう。




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2024年08月12日

今すぐ統一教会解散を!



 Xで統一教会の信者が「信教の自由」「宗教弾圧に反対」という趣旨の書き込みをしていて驚いた。そもそも統一教会は宗教ではないのである。宗教の形をとったただの詐欺カルトであり、信者というのは詐欺の被害者である。

 統一教会は海外では麻薬の売買や売春組織を運営したりしていて、文鮮明は韓国ではただの実業家として受け止められ、統一教会というのは宗教ではなくてただの営利企業なのである。日本人信者というのはそこに送金するために騙されたただのATM、金づるに過ぎない。そういう組織であるということが大多数の日本人の認識なのに、解散と幹部全員を詐欺罪で逮捕という形を取れないのは、ただ単に自民党の中に統一教会の関係者とか元信者の議員秘書がいるからだ。

 自民党がこんなクソカルトと関係を持っていてずっと支援されていたという事実が安倍晋三が殺された後に明らかになったのに、今でも自民党は政権政党に居座っている。こんなことは他の国では考えられないだろう。どこまで日本人はお人好しなのか。なんで詐欺師との関係を清算できないのか。

 統一教会と関係の深いもう一つの政党として維新の会も存在するが、こちらはマスコミが必死で関係を隠蔽している。大阪で維新が誕生した頃には民主党政権になっていて、統一教会が日本支配の継続を不安視している状況だった。そこで彼らは「自民党のスペア」としてダミー政党を作ることを思いつき、松井一郎という統一教会と関係が深い人間をその代表に据えたのである。勝共連合の会長だった笹川良一の付き人をしていたのは松井一郎の父親の松井良夫であり、維新の今の代表であるいただき維新馬場ちゃんこと、馬場伸幸も、統一教会信者から自民党の国会議員である中山太郎の秘書を経由して政治の世界に入ってきた人間である。

 ロイヤルホストでコックをしていた男が議員秘書になったのは統一教会のおかげだとオレは臆測している。統一教会は全力でそういう過去を消し去ろうとするだろうが、馬場と同じ年代の現役信者を当たれば馬場に関する情報はとれるだろう。

 オレが書いてることを「それは陰謀論」と片付けられるだろうか。笹川良一が「日本船舶振興会」というボートレースの団体の理事長として君臨していたことと、松井一郎が「カジノ」という新たな利権を定着させてその黒幕となっての大阪支配を企んだこと、統一教会トップの韓鶴子がカジノ大好きであることなど状況証拠はいくらでもあるし、何よりもオレが「維新の会は統一教会の手先」というXの書き込みに対して、維新幹部は沈黙して無反応なことである。他の書き込みにはわざわざ議員様もコメントを返してくれたりするのだが、壺疑惑だけは絶対に触れられたくないようなのである。どう考えてもそこは「触れてはならない虎の尻尾」なのである。こういうことを書いたオレは邪魔者として消されるかも知れないのである。




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2024年08月11日

来るぞ、南海トラフ地震



 南海トラフ地震は必ず来る。それはもう間違いないことである。それが今日なのか、明日なのか、10年後なのかはわからないが必ず来る。来れば巨大な津波が紀伊半島や四国を襲うことになる。津波は大阪湾にも進入し、万博会場の夢洲は水没するだろう。問題はそれがいつなのか予測不可能なことである。

 オレが生きてる間にきっと地震は来るだろう。最近はそんなふうに思うようになった。そしてもしも大きな被害が出ればそれは「日本株売り」のサインになるのかも知れず、先日の東証の大暴落どころではないことが起きるような気がするのである。

 巨大地震の発生確率が0.1%から0.5%になったということで、紀勢本線の特急くろしおは運休し、白浜では海水浴場が閉鎖されたのである。白浜なら津波到達までに10分くらいは余裕があると思うのだが、海の中に居れば避難は無理だろう。

 土佐清水では30mの津波が予想されている。そんな大きな津波に対して人はどうすればいいのか。オレが住人なら引っ越すだろう。いくら先祖伝来の土地であってもそんなところでは安心して暮らせないからである。津波や洪水の心配のないところで暮らしたいというのが本音である。

しかし、紀伊半島の沿岸部にも、四国の太平洋岸にも大勢の人が居住していてそこで生活を営んでいる。その地域を「津波危険地域」として放棄すべきなのか。少なくともオレならその土地には住まない。今住んでいる人たちには速やかに「高台への移住」を勧めるべきだと思うがもしも全員移住となればどれだけのコストがかかるだろうか。

 もしも南海トラフ地震が起きれば、死者数は30万人以上になるという。必ず起きるのになぜかその対策や準備はほとんど行われていない。地震直後に津波に襲われることが確実である和歌山県の串本では、津波に飲まれる地域に大勢の人が生活している。被害から逃れることは無理だ。どうして「街ごと高台に移転」という対策を立てなかったのか。すぐ背後に山が迫る地形なので、標高の高い場所に移転することは可能である。もしもオレが串本町長ならば、「街ごと引っ越す」という壮大なプロジェクトを成し遂げるために全力を尽くしただろう。

 大きな津波が来ることがわかってるのに福島原発はろくな防潮堤もないままに放置され、それは人類の歴史上最悪の原発事故につながった。同じことが今起きようとしているのである。30mの津波が来ても大丈夫な対策をしておく必要があるだろう。もしも津波に襲われることを受け入れるなら、その時に死なずに済むような対策が必要である。

 津波によって流されても安全に生存できる方法とは何か。たとえばFRPで繭のようなカプセルを作ってその中に避難するというのはどうか。球形の「津波退避カプセル」を各戸が装備していて、家が流されてもそのカプセルの中に居れば助かるようにすればいいのではないか。

 街そのものを城塞のようにして、津波の流れを受け流すような道路や建物の配置を考えたらどうだろうか。串本町の場合は太平洋に突き出した潮岬のところが高台になっている。その台地に町全体が引っ越せばいいのである。

 もしもオレが津波の被害地域を旅行している時に南海トラフ地震に遭遇すれば、とにかく少しでも高いところに逃げるだろう。しかし、過去の津波の際に海辺の住人はどうしたのだろうか。クジラ漁が行われていた太地町はかつての南海地震の時にどんな状況だったのかを知りたいのである。


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2024年08月09日

かき氷の季節である

 

 かき氷をおいしいと感じるのは夏だけである。今は年中かき氷が食べられるようになったわけだが、オレは冬のかき氷は邪道だと思っている。暖房を効かせた部屋でかき氷を食うのはSDGSに反する行為である。だから食べるなら夏である。

 そういうわけでかき氷を食べるためにオレは店を探すわけだが、やはり純氷や天然氷を使ってる店のかき氷がおいしいわけである。この違いがとても大切なのだが、残念ながらネットではわからないことも多いのである。オレは実際に食べればそれがどんな氷を使ってるかすぐにわかるわけだが、ネット上に溢れる口コミ情報はオレと違って貧弱な舌の持ち主が書いていたり、明らかにステマと思われるクソ情報だったりするわけでなかなかあてにならないのである。

 そういうわけで結局「行ったことがある店」に落ち着くわけだ。しかし、その行ったことある店でもいつのまにか天然氷をやめてしまったりする。京都・下鴨神社の茶店は天然氷を使ったおいしいかき氷で評価が高かったが、昨年に訪問したときに氷が安い人工氷に切り替わって値上げされていた。その時にオレは「二度と行かない」と決めたわけだが、その後どうなったのかは知れない。もしも今年訪問した方が居るなら訊いてみたいのである。

 かき氷はとにかく天然氷に限る。だからできる限り行く前に調査して「天然氷か否か」を調べてから行くべきだし、「天然氷」を謳っていても、行ってからもしも実際に食べた味が違った場合は「二度と行かない」と心に誓うべきなのだ。さすがにそれをネットに書いてやるとかわいそうすぎるのである。お店がつぶれるかも知れないからだ。さすがに下鴨神社の茶店はつぶれないと思うが、個人の店の場合オレのような影響力のある記事で罵倒されるとつぶれかねないのである。

氷室神社のある奈良はこの「かき氷」で街おこしをはかろうとしているわけで、多くのかき氷店が観光客で賑わっている。「ほうせき箱」という超人気店があって、きちんと予約しないと入れないそうである。オレはまだ一度も奈良でかき氷を食べたことはないのだが、きちんと下調べした上で訪問しようと思っている。

 もちろんかき氷は家で自分で作ることもできる。ただ、かき氷を削る器械を買わないといけないわけで、値段もピンキリである。家でいつでもかき氷を作ることが出来るというのは、小さな子どもが居る場合は役に立つだろう。流しそうめん器やかき氷製造器は子どもと楽しく過ごすための重要なアイテムである。一人暮らしのおっさんがいつも家で流しそうめんをして食べていればそれはおかしいのである。

 夏にしか食べないものがある。それは冷やしそうめんであったり、ざるそばであったり、冷やし中華であったりする。しかしオレはどれも年中食べるわけでそういうものの季節感はもうなくなってるのかも知れない。

 そう考えればかき氷は最後の「季節を感じる食べ物」かも知れないのである。やはり夏はかき氷なのである。



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2024年08月05日

日本発、全世界株安の衝撃



 植田日銀総裁には悪循環を止めるチャンスがあった。それは「利上げ」のタイミングを遅らせることである。しかし、植田総裁は政治家や周囲のボンクラの主張に押されたのか、「利上げ」を実行してしまった。これを海外の投機筋が見逃すわけがない。彼らは一斉に日経平均先物を売り、それによって東証が下げることで信用取引している個人投資家が耐えきれずに投げ売りしてさらにパニックが起きる・・・ ここまでの流れはすべてオレの予想通りである。

 オレは8月1日の記事で「株価を下げた二人の戦犯」を名指しして批判し、その後の株安も予想して記事を書いた。その後の暴落はすべてオレの読み通りの流れになっている。オレは一人の投資家として「大きく下げそうな銘柄は空売りする」「買うとしたら完全に落ちきってから買う」というスタンスで今の下げ相場に参加しているだけである。持ってる株がかなり値下がりしてるがそんなことを悲しんでも意味がない。

 おそらく戦犯の二人(植田総裁、神田財務官)は今回の大幅な下げの理由を「アメリカの景気悪化」「円高」という外部要因に求めるだろう。彼らは自分たちの失策によって今回の悲劇が起きたということを絶対に認めないだろう。しかし、彼らはまぎれもなく今回のA級戦犯である。「為替介入」「利上げ」という二つの行為が後にどんな結果をもたらすのかを彼らはわかっていないただのボンクラだったというだけのことである。

 円安は本当に悪いことだったのか。円安以上に国内の景気がよくなっていればなんということはなかったのである。給料がどんどん増えていれば多少の値上げなんてへっちゃらだったはずだ。物価を押し上げるものはむしろ賃金の上昇や人手不足である。原材料価格なんて商品価格の中に占める割合はそれほど多くない。

 日本株の暴落は海外投機筋が日経平均先物を売り崩して始まった。しかし、その材料を与えたのは植田総裁であり、神田財務官である。これだけの下げ相場であるのにオレが空売りを全力でできないのは、確実に勝ちを拾える局面しか出動しない臆病者だからである。おそらく本当に強い人はこの相場では空売りしまくって利益を上げてるのだろう。

 今回の下げの分を取り返すために日本は何年かかるのだろうか。新NISAに参加した人のほとんどを投資の負け組にしてしまったことで国民の投資熱はほぼ消滅してしまったということを神田財務官と植田日銀総裁は理解しないといけないのである。おまえらは100兆円以上の価値を市場から消滅させたんだぜ。


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2024年08月03日

日本はいつ住めない国になるのか?



 暑い。本当に暑い。とにかく暑い。冷房の効いた室内にいるから生きていられるわけで、屋外はもはや人が存在できる環境ではない。こんな暑さの中でナイター観戦するのは無理だからオレはいつもリビングのテレビで、アイスを食べたり冷えたビールを飲んだりしながら観戦している。昔、息子を阪神ファンにするために甲子園に連れて行ったのが嘘のようである。

 大学サイクリング部の頃も夏にツアーやラリーがあって、自転車で長時間炎天下を走ることがあった。しかし、風が心地よく吹き抜けるのでそれなりに走ってる時は涼しかったし、今のように耐えられないなんてことはなかった。大学サイクリング部間の交流団体である「西サ連」はいつまで存続したのだろうか。そのOBの一人として、もしも今の暑さの中であの頃のようなラリーを開催すればそれこそ熱中症で死者が出るだろうと思うのである。

 冷房がないと夏は生存できないという時点で、人類はもう地球環境を完全に壊してしまったのではないだろうか。本来、生物は県境に適応してこそ暮らしているわけで、環境に合わない場合はその土地での生活を諦めて移動するか、その場所にとどまって絶滅することになる。もしも戦争などで日本国内の電気供給が完全に停止した場合、熱中症でたいへんな数の死者が出ることとなるだろう。発電所が攻撃されて停電すればその時点で戦争は終わりである。

 南米では赤道直下の暑い場所ではなく、快適な気温になる高地で人々は生活することを選んだ。アフリカでは高い山がなかったために人々は平地で暮らすことになり、暑さに適応した生活様式を手に入れた。赤道直下の国であるインドネシアやケニアなどは地球温暖化の影響は現在どの程度あるのだろうか。

冷房さえあれば、日本はまだ住める国である。逆に言えば冷房がないと日本は居住不可能であるということだ。この夏の暑さに対して、何らかの対策を政府は立てるべきだと思っている。気候のコントロールや、都市の緑化など少しでも快適に暮らせるような工夫は必要である。そんなもの、焼け石に水なのかも知れないが。

 都市計画を工夫すれば街は少しでも涼しくできる。コンクリートやアスファルトに覆われた街を少しでも緑の街に変えればいいのである。そうした工夫が決定的に欠けているのが日本の都市計画ではないのか。みんなが冷房を使用することによる室外機の排熱からの熱が都市の温暖化に一役買ってることは間違いないわけで、どうやって街全体を冷やすのかということを本気で考えないといけないのである。

 「涼しくて過ごしやすい街作り」

 これをコンセプトにした街がどこかに出現することをオレは願っている。熊谷のように暑さを売りにするなんてもってのほかである。



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2024年08月02日

メガソーラーの不都合な真実



 今、日本中の山林がどんどん伐採されてメガソーラーが設置されている。このメガソーラーに関する不都合な真実はあまり知られていない。なぜか? それが知られるともうこれ以上山林を切り拓いてメガソーラーが作れなくなるからである。

 たとえばつぶれたゴルフ場の跡地などでメガソーラーを作る場合、芝生だったところにそのまま設置したらいいのである。しかし、どうして芝生なのかというと、大量の除草剤で他の種類の草が生えないようにしているからである。もちろんメガソーラーも同様で、人間が草取りとかするとコストがかかりすぎる。だから除草剤のお世話になるわけだ。

 草刈りしないで放置すればゴルフ場は雑草が高く茂った荒れ地になってしまう。草刈り機で定期的に刈り取るだけで果たして「雑草ほとんどなし」という状況が達成可能ではないとオレは思っている。ただ、元ゴルフ場ならまだマシである。植生が限られるからだ。

 山林を切り拓いてメガソーラーを設置する場合、すぐに大量の雑草に覆われて発電不能になる。それを防ぐためには無差別に雑草を生えなくするような強力な除草剤を撒くしかない。それが地下に浸透して地下水を汚染することになる。これが今日本中で起きているのだ。そのことに対する規制は今のところない。野放しなのである。規制なんかすればメガソーラー事業が成り立たなくなってしまうからである。

 除草剤による地下水の汚染はいずれ明らかになるだろう。それは数年後か数十年後になるかわからない。しかし、その汚染が確認されてからではもう完全に手遅れなのだ。日本中の地下水が汚染され尽くした後でやっと事態の大変さがわかるのである。

 日本中でメガソーラーを作りまくる上海電力は中国共産党が背後にいる国策企業である。日本進出の目的はもちろん日本の実質植民地化である。その橋頭堡が上海電力のメガソーラーであると言っても過言ではない。上海電力はその日本進出のために維新の会という反社政党の幹部とつながった。大阪南港の咲洲には上海電力の巨大メガソーラーがすでに稼働中である。

 維新知事になった奈良県でもさっそくメガソーラー建設事業が動き出した。五条條市周辺で予定されていた防災拠点計画が中止になって、代わりにメガソーラー建設と言うことになり住民は反対している。さすがに維新の奈良県議にも住民側に立って反対する人がいたが、踏切で電車ではねられて死亡しているのが発見された。この事件は自殺として処理されている。なんかものすごく闇が深いのである。反対する者は粛清されるという恐怖の中で住民運動も下火にならざるを得ない。家に放火されたり突然ヤクザに殺されるかも知れない恐怖の中で、誰がメガソーラーに公然と反対できるだろうか。

 飛行機で飛ぶときにどうか窓から地上を見下ろして欲しい。大量の太陽光発電パネルに埋め尽くされた状況、そしてたくさんのメガソーラーが山林を切り拓いたところに設置されているという真実に気付いて欲しい。新幹線では車窓から眺めて欲しい。大量のメガソーラーがそこら中にあることに気付くだろう。

 福島県の吾妻山にもメガソーラーが建設されていて、大雨などの災害の時に土砂崩れが起きることが危惧されている。土砂崩れで多くの被害が出てもそれは人災である。簡単に建設認可をする役所の連中には賄賂がばらまかれているのかも知れないのである。



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2024年08月01日

株価を下げた二人の戦犯



 神田財務官と植田日銀総裁、この二人はせっかく上昇していた日経平均を暴落させ、令和バブルを崩壊させた元凶として長く語り継がれることだろう。NISA相場は二人のしでかした余計なアクションによってあっさり崩壊したのである。

 オレは日経平均が最高値を更新した今年前半の動きを「令和6年NISA相場」と名付けたいと思っている。東証に個人の資金が大量に流れ込み、また個人投資家の多くが米国株に投資したことで円安ドル高を招き、結果として「空前の株高・円安」という現象が起き、それは自動車株などの上昇につながったのである。

 輸入するものの価格が上昇しても、国内のインフレを上回る賃金上昇が起きれば円安など全く問題なかったわけである。しかし、神田財務官は為替介入を何度も執拗に行って力技でドル/円相場を162円→148円台まで下げた。その結果として日経平均は大きく下げた。海外投資家は「為替介入」のタイミングで日本株に対するスタンスをそれまでの「買い」から「売り」に変えたのである。

 オレは7月31日の日銀金融政策決定会合で植田総裁は利上げを9月に延期すると思っていた。急激な株価下落を受けて、「今利上げをするとまずい」という判断をオレはしていたし、多くの投資家も同様に思っていたはずだ。株価下落の原因の一つが「利上げがあるかも知れない」で、半分くらいは「さすがに今このタイミングでは上げないだろう」という予想だったのである。しかし、植田総裁は利上げを断行した。「金利を上げないかも知れない」という残り半分の期待もそれで吹っ飛んだのである。

 最高値を更新した株価は決してバブルではなかった。それは東証プライムの平均配当利回りが3%近かったことからわかる。預金金利に比べてあまりにも高い配当利回りを思えばまだまだ上昇余地は残っていたのである。NISA相場は最低でも2年くらいは持たせておくべきだった。それをあっさり崩壊させたのが神田財務官と植田総裁、この二人の 戦犯である。

 もしもオレが日銀総裁ならばこんな馬鹿なことはしなかった。オレはどうすれば劇的に景気をよくすることができるかわかっている。アベノミクスがなぜダメだったかということもわかっている。しかし政治家も官僚もそんな基本的なことがわかってないのである。

 プライマリーバランスを黒字化させることには何の意味もない。緊縮財政が景気を悪化させるのはこれまでの歴史が証明している。しかし、そんな馬鹿な政策を推進しようとしている連中が自民党内には多数いる。

為替介入に10兆円使うのではなく、それを例えば奨学金徳政令とか国民への給付に使えば景気は劇的によくなっただろう。なんでわざわざゼニを使ってまで景気悪化に誘導するのかオレにはわからないのである。なんでおまえはそこまで馬鹿なんだと思うのである。どうすれば国民生活を向上させられるのか、政治家はそれを第一に考えないといけない。そのためにどんな政策が必要なのかを模索すべきである。

 日本にいるのは自分の金儲けのことしか考えてない政治家ばかりだ。そんな連中にどうしてよりよい政策が期待できるだろうか。裏金を貯め込むことしか考えず、神田財務官や植田総裁の失策を批判もできない馬鹿政治家には脱力する。

 「せっかく買った株が値下がりした」というショックを抱えた人たちが立ち直るには時間がかかる。そしてこのままずるずる日経平均は下げていくのかも知れない。もしかしたらそうして国民に損をさせることが目的の壮大な「ハメこみ相場」だったのかも知れないとオレは思っているのである。



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2024年07月31日

虐殺国家を五輪参加させるな!



 パリ五輪にロシアは国家として参加していない。ウクライナ侵略戦争を起こしたロシアが国際社会から排除されるのはある意味当然であり、オレはその決定を支持している。しかし、もう一つの虐殺国家であるイスラエルをどうして五輪参加させてるのか? IOCはガザ地区で一方的にパレスチナ人を虐殺し続けるイスラエルを除名すべきではないのか。なぜ彼らが五輪参加可能なのか。

 ユダヤ人には迫害された上にヒトラーによって虐殺されたという歴史がある。しかし、それはユダヤ人が他の民族に対して一方的に虐殺を行ってよいという理由にはならないし、今ガザ地区で行われている虐殺行為への免罪符にもならない。

 ガザ地区では病院や学校への空爆が日々起きていて、イスラエル側は「ハマス幹部が隠れていた」などと主張して虐殺行為を正当化する。しかし、この世にそもそも虐殺を正当化していい理由などない。

 ロシアの侵略行為を五輪に参加させない理由にするならば、イスラエルのガザ地区侵略はなぜ問題にしないのか。そこをパレスチナ人の土地と定めた以上、ガザ地区に居住する人の生命財産は守られるべきではないのか。なぜ大量の民間人を虐殺する理由があるのか。 今TVをつけると、サッカーで日本とイスラエルが試合中だったのでチャンネルを変えた。イスラエルとの試合を観戦するということは、イスラエルを対戦相手と認めたという意味であり、それは間接的にイスラエルの虐殺を支持してるのと同じである。オレがもしもチームの一員なら「良心の判断に従ってこの試合出場を拒否します」と言っただろう。どうして「虐殺国がサッカーだけはフェアプレー精神」という欺瞞を許せるのか。

 オリンピックは平和の祭典である。そのオリンピックを国威発揚に利用したのはヒトラーだった。絶対に五輪と戦争は両立しないとオレは思っている。日本が昭和16年の五輪誘致に成功していたのに戦争のために辞退したのは歴史の汚点である。しかし、当時の侵略国家である日本が五輪開催してもスンナリ他国が参加できただろうか。満州国という傀儡国家を作った上に中国本土に攻め込んでいた日本は、今のロシアと同じ状況である。そもそも国際連合を脱退した日本が開催するとうことが異常である。

 オレは過去の日本の歴史を決して正当化しない。朝鮮半島の植民地化や他国へ侵略の手を広げたこと、その土地で住民を弾圧、虐殺したことはどう考えても間違っている。「日本の占領政策にはよいところもあった」などと主張する人には賛成できない。歴史修正主義という立場には断固として反対したいのである。



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2024年07月30日

果報は寝て待て



 7月29日の夜、オレは夜更かししてパリ五輪の男子体操競技の団体戦を見ていた。前半終了時点で中国に大きくリードされてとてもその差を取り返せないような状況だったのでオレは諦めて寝た。朝起きてニュースをチェックしたら「男子体操金メダル」とあったのでわが目を疑った。大逆転というよりは、中国が鉄棒で失敗してそれで逆転したということだったのである。「果報は寝て待て」というが、まさに寝ている間に朗報が舞い込んだのである。

 このようなことはよくある。例えば野球中継を視ていて、阪神タイガースが大差でリードされているので観戦を中断して風呂に入って、出てきたらいつのまにか大逆転しているなんてことがある。ファンにとって一番おいしい場面を見逃すのである。残念なことこの上ないし、ファンでありながら「観戦をあきらめる」などという不埒な行為をするから天罰を受けるのである。「残り物には福がある」というのも同じような現象かも知れない。必死になってるよりも、少し欲望を抑えた方がいいということになるのだろうか。

 オレが昔の全盛期の日本の体操競技の選手で覚えているのは鉄棒の塚原光男さんの月面宙返りである。調べてみると、塚原さんは1976年のミュンヘン五輪で団体総合と鉄棒で金メダル、1972年のモントリオール五輪では鉄棒で金メダルだった。ミュンヘン五輪の体操競技では日本は個人総合、鉄棒、平行棒の3種目で金、銀、銅のメダル独占という快挙を成し遂げている。ミュンヘン五輪の塚原光男さんは鉄棒のスペシャリストだが、個人総合ではメダルはとっていない。他にもすばらしい選手がいて、とにかく層が厚かったということである。

今、テレビで体操競技を見ていて、採点がどんな仕組みになってるのかよくわからない。いいと思ったのに意外と点数が低かったり、その逆だったりする。そのあたりのルールがあまりにも複雑になりすぎてるのかも知れない。

今、体操競技に幼い頃から打ち込む少年少女はどれくらいいるのだろうか。今のスケボー人気を思えば、小柄で運動神経にすぐれた子どもは5歳くらいの時に体操ではなくてスケボーという選択をしそうな気がするのだ。スケボーでは14、5歳で金メダルを取れるわけで体操よりも早く結果が出るからだ。

 オリンピックで活躍する選手を見て子どもは憧れる。そうして自分もそんな選手になりたいと思うわけで、今の日本選手の活躍は必ず10年後につながるのである。テレビで観戦してる子どもたちの中にきっと将来のメダリストがいるだろう。

 オレは走るのも遅かったし、自転車競技も中途半端なレベルで終わったのですぐれたアスリートへはリスペクトの気持ちしかない。世の中にはこんな超人がいるのかとただただ驚くだけである。そこまでの肉体を作り上げたことをただ称賛するのである。



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2024年07月28日

空き家だらけの世界    



 取材を受けた東京で暮らす家族が「家賃が高すぎて2人目の子どもが産めない」と語っていた。世帯年収が1000万円を超えていてもあまりに高い住居費のためにいくら稼いでも追いつけないのである。

 しかし、オレの住む南河内の地域では空き家だらけで、中古住宅は価格破壊が起きているし、新築住宅も売れない。半年前に3150万円で売り出された建て売り住宅は、今は2500万円くらいまで値下げしているがそれでも売れない。それなのに近所の古家は壊されてはどんどん狭小住宅が建っていくのである。駅からも遠く、教育環境も決してよくない地域というのはスラム化がこれからも進行していくだろう。高齢者ばかりになった地域では子育てにふさわしいインフラがどんどん失われているからである。

 東京一極集中がもたらした弊害は計り知れないわけだが、小池百合子はその弊害をさらに加速したと言える。都営住宅は一戸も建設せず、不動産屋と結託してタワマン価格高騰に協力した。結果としてますます東京は住居費のかかる街となってしまったのである。

 東京で高収入を得て高い住居費を負担するのと、大阪のような田舎で安い物件に住むのとを比較した場合どちらがリッチな暮らしができるだろうか。ネット接続環境さえあれば仕事が出来るという人にとってはもはや東京に住む意味はないと言える。ただ、東京に住んでいればさまざまな最先端のカルチャーに触れられることは利点かも知れない。別に住居を構えなくてもそこに滞在する方法を見つければいい。生活拠点を別の場所に置きながら東京には必要なときだけ滞在するという方法もある。

 古い空き家物件をたくさん抱えている大家さんがそのまま物件を放置してるのは、リフォームしたところで新規の入居者があるわけでもなく。もはや手を掛ける意味がないからである。人口はどんどん減少していくわけで、空き家は増える一方である。それなのに狭小住宅を建てまくる住宅業者はいったい何を考えてるのだろうかとオレはあきれるのである。土地だけを500万くらいで入手しして、そこに1000万円くらいで家を建てて、売るときは倍の3000万円で売れるというビジネスモデルなんだろうか、そんなクソみたいなビジネスはいずれ行き詰まるのは明らかだ。

 我が家の近くでは築30年以上の古い建売住宅が500万円前後で売られている。もちろんそれでも売れないので更地にして今度は新築住宅にして3000万で売ろうとするのだがそれでも売れない。もはや「見捨てられた地域」であることを自覚すべきなのだ。

 大阪には南北問題が存在していて、北はどんどん発展するが南は衰退してスラム化が進む。だから大阪南部は安いのであるが、その安さに釣られて購入すれば後ですぐに後悔することとなる。それは大阪南部の相対的な貧しさ、治安の悪さ故である。

 子を大学に入れたいと思えば進学実績のいい公立校へとなるが、それは大阪北部に偏在している。南部には入学試験の偏差値の低い高校が多く、私学もまた似たような状況にある。治安も悪く、犯罪も多くのが大阪南部であり、そこで生活することはリスクなのだ。オレも大阪南部に居住するが、地域の衰退ぶりは明らかである。住む人がいないから空き家だらけの世界なのである。

 この状況を変えることは困難である。オレはこれからはどうやって自分の身を守るかを考えて生きていくことになるだろう。金目当てのDQN少年に殺されたくはないのである。警察にはちゃんと薬物の蔓延を取り締まってもらいたいのである。



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2024年07月25日

タブレットを使うと馬鹿になる



 最近の学生はノートを取らないらしい。大学生が講義のノートを取らずにICレコーダーに録音するとか、板書をスマホで撮影するとかは聞いたことがあったが、中学生高校生もノートを取らなくなっていて、その最大の理由が「タブレットの普及」によるものらしい。どうやら先生が板書して、それをノートに取るという昔の学習スタイルが完全に崩壊しているのである。そもそもそんなことで勉強できるのだろうか。

 もちろんオレもそれほど字が上手なわけでもないし、きれいにノートを取ることはできなかったわけであまり自慢するほどのことは言えないのだが、きちんと整理されたノートというのは価値があるし、ノートを整理する段階で知識も整理されるわけである。複数のノートを用途別に使い分けるということもできるし、ノートを使って自分の手で書いて学習するというのはいつの時代も有効な手段であるとオレは思っている。

 人は見ただけではなかなか記憶できない。数学の問題の解き方を見ているだけですべてを理解することができるわけがなく、自分も同様に問題を紙のノートの上で解いてみて初めて知識は定着するのである。ところが数学や理科でも最近は「見てるだけ」という生徒が増えているらしい。これは由々しき問題である。

 そもそもタブレットを学習に有効活用できるのはある程度学習に意欲的な生徒だけであり、そんなものが机上にあればDQN生徒は授業中でもゲームをして遊んでるのである。そんな馬鹿でも入れる大学もちゃんとある。そういうわけで馬鹿のまま大学生になり、そうして社会人になって行く連中も大勢居るわけである。

 タブレットの使用やICT教室、教員がパワーポイントなどを駆使してわかりやすく展開する授業は確かにわかりやすいのかも知れないが、それは本当は「わかりやすい」のではなくて「わかったような気分になりやすい」だけではないかとオレは思うのである。

 今の中学生高校生が昔の中学生高校生と比較してどうなのかはオレにはわからない。どんどん劣化してるように感じるのはオレのただの主観である。ただ、かつては200万人を超えた18歳人口が今は100万人を切ってしまってるのに、東大や京大の入学定員はさほど変わらず、関関同立や早慶は新しい学部の設置などで定員は倍くらいに増えている。だから平均的にはレベルが下がっているはずだ。少なくとその集団の中の相対的な地位は難関大学と言えどもかなり低下しているのである。関西で関関同立と言えば昔は偏差値60以上はないと厳しかったが、今は55くらいまで下がってるし、偏差値50以下の生徒でも運良く合格することもある。Fランク大ではもはや壊滅的なほどに定員割れの大学が多い。

 IT機材の導入によって生徒は賢くなるどころか却って馬鹿になった。これは『荘子』にある「機械ある者は、必ず機事あり。機事ある者は、必ず機心あり。」というくだりを連想させる。その意味するところは「機械ができると、便利と考え、その機械を用いる仕事が起こってくる。ところが、機械はからくりであるから、このからくりに従事していると、いつとはなしにそれに振りまわされ、いわゆる機心が起こってくる。」という意味である。タブレットは便利だ。しかしいつしか自分で覚えたり考えたりまとめたりという学習の基本がおろそかになっていくのである。



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2024年07月24日

広告のない世界に行きたい  



いつからネット空間はこんなに広告だらけになってしまったのだろうか。

 スマホで面白そうな記事を見つけて読もうとすればたくさんの広告が開く。×印を押してそれらを消すのが面倒で、結局読むのを止めてしまうことが多い。どうしてこんなに広告が多いのだろうか。

 youtubeで動画を視るときも同様である。さあ視ようと思ったら広告で中断されてしまう。もっともこちらはゼニさえ払えば解消されるようなのである。でもきっと広告なしでネットする方法があるはずだと思って調べるとやっぱり存在した。課金しないで無料でやる方法もちゃんとあったのだ。そのためには広告をブロックする機能を搭載している「Brave」というブラウザを使えばいいらしい。

 ただ、広告なしでネットを徘徊できるというそのブラウザをインストールすることは、新たな危険の到来ではないのか。あるいはそのブラウザには何らかの恐ろしい仕掛けが組み込まれているのではないか。オレはそれを警戒してまだその「Brave」というブラウザをインストールしてもいいかどうか迷っている。そこはいろんな方々の知見を参考にしたいからである。もしも何にも問題ないのなら、既定のブラウザをそいつに変更しようと思っている。それだけでウザい広告の洪水から逃れられるなら好都合なことこの上ないからである。

 広告の洪水によって我々のネット世界は大きく歪められてしまった。そして広告屋は大きな利益をそこから稼ぎ出すようになった。このまま広告屋をのさばらせることは決してよいことではない。昔に比べて広告によって動画を中断させられる回数は増えているとオレは感じているが、そこはオレの記事を読んでくれている諸氏も同様だろう。

 電通が政治に介入するようになっている日本の政治は大きく劣化したままだ。広告屋の言いなりになった政治家なのか、政治家の言いなりになった広告屋なのか、どちらが政治を動かしてるのかはわからないが、少なくともマスコミ各社が電通の悪口を言えない状況であることは確かである。東京五輪で電通はどれだけ儲けたのだろうか。そして小池百合子は都民のゼニをどれだけ電通に貢いだのだろうか。

 広告なしに成立しなくなった現代社会はそのために多くの弊害を受け入れることとなった。そして垂れ流される広告の中には有害なものは詐欺的なものまで含まれるようになった。そういう広告を排除することは困難である。どんな詐欺師であってもゼニさえ払ってくれれば広告屋にとってはお客サマであるからだ。

 オレは広告のウザさに辟易しつつ過ごしてるが、考えたらその広告の中に役に立ったものがあるかも知れない。楽天市場で購入した商品に関連する広告が出るようになって、結果として自分のお気に入りのものを手に入れたということがあったことは否定できないからである。その好ましい結果としてオレはNB(ニューバランス)のスニーカーを3足も手に入れて交互に履いているからである。


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exajoe at 15:23コメント(1)暴論 この記事をクリップ!

2024年07月23日

円安ドル高の終焉とNISA


 7月末に日銀が利上げを行うことはもはや既定路線のようである。そして9月にはFRBが利下げを発表する。日米金利差を理由に続いてきた円安ドル高の流れはここでトレンド転換する可能性が出てきた。そうなるとどんなことが起きるのだろうか。

 日本ではNISAの資金で米国株中心に運用する投信が買われてきた。それは株高とドル高のおかげでかなりプラスになっているはずである。もしもここから円高が進むのならば、その分の株高が起きない限り額面は目減りすることになる。そうなるとNISA投資家たちはどうするのだろうか。

 7月23日時点で1ドル=155円台のドル相場はこれから150円、140円と下がっていく可能性がある。そうなると米国株中心で運用している投信はかなり下げてしまうのである。NISA投資を始めたばかりの初心者は、資産がマイナスになるという状況に耐えきれずに手放すかも知れない。そうなると雪崩を打ったように株が売られるかも知れないのである。政府が「為替介入」という戦術を取ったことは最終的にそういう結果につながるのである。

 日本経済がこれ以上好転しないという流れ自体はもう変えられない。日本にとってのプラス材料など市場には何もないからである。長期的にはやはり円安ドル高という流れは変えられず、これから1ドルは200円、300円ということになるのかも知れない。だったら我々は日本円以外のものに投資して財産を守るということになる。

 政府の無策ゆえに滅び行くかつての経済大国で、「株を買う」ということもまたリスクなのだ。政府が推奨するNISA枠で買った銘柄はこれから暴落してしまうかも知れないのである。NISAというのは政府による壮大な「ハメ込み」(価値のない株を高値で投資家に買わせること)である可能性をオレは否定できないのである。

 日銀の大規模な金融緩和から始まったアベノミクスというのは、金持ちの財産と企業の内部留保金を劇的に増やしたが、個人の平均所得は下がり、結果として国民を貧しくしたのである。貧富の差を大きく拡大しただけの政策だったのである。その失敗をどうして政治家たちは認めないかというと、自民党に投票するのは主に資産を増やした人たちであるからだ。自民党の議員は「自分たちは支持されている」と思ってるし、実際に富裕層は自民党を支持している。世間的には「富裕層」に分類される人の中で、れいわ新選組や共産党を支持する人などほとんどいない。そして本来なられいわ新選組や共産党を支持して投票するべき立場である多くの貧しい人たちは投票にすら行かない。貧民たちがみんな団結して自分たちの立場を代弁する政党に投票すればたちまち無血革命が実現するのだが、そんなことは起きない。その結果としておそらく日本はこのまま滅びていくだけである。

 膨大な国債を発行することで通貨の流通量を増やした分を若者や貧乏人に回せば、日本は空前の好景気になって少子高齢化はたちまち解消されただろう。豊かになって結婚できる若者が増え、ベビーブームが起きたことは間違いない。今、日本の勤労世帯の多くは、生活に余裕がなくて子育てどころではないのである。夫婦が東京都内で子ども3人作りたいならば、共働きしなくても年収2000万円くらいもらえることが前提だ。2000万円といってもそのうち半分は税金と社会保険料で召し上げられる、だから生活はカツカツなのである。日本が高負担・低福祉国家となってしまったのは、そういう政策を実行し続ける自民党や公明党という政党に国民が投票し続けた結果である。日本国民は今の状況を招いたのが自分たちの愚かな投票行動であったということにいつになったら気付くのだろうか。



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2024年07月22日

セーヌ川は汚すぎる

パリ五輪の開会式はセーヌ川で行われるそうである。それはなかなか面白い演出だと思うのだが、オレが気になるのはあの汚さである。セーヌ川の水はオレには茶色い汚水にしか見えない。こんな水質でどうしてトライアスロンなんてことが可能だろうか。大腸菌は道頓堀川の4倍ということらしいが、そもそも道頓堀よりも汚いところで泳ぐなんて常軌を逸している。

 都市のど真ん中を流れる川が「清流」であることはオレの常識ではありえないわけだが、そもそも泳げるようなところというのは水が澄んでいることが条件だ。「透明度」という基準を設ければセーヌ川は絶対に無理である。

 セーヌ川が汚いこと以外はパリ五輪に関してのやり方は基本的に賛成である。できるだけ既存の施設を使って行うことであるとか、仮設の施設にして終わった後は撤去できるようにすることなどである。

 東京五輪は汚職五輪だった。JOCの財務課長が謎の死を遂げたことで多くのことがうやむやにされた。彼はどうして消されてしまったのか。その死を教唆したのは誰か。背後にいる電通関係者や東京都の幹部はどんな秘密を知っているのか。オレはそれが気になるのだ。

 日本では疑獄事件があると必ず誰かが自殺する。なぜか政治家の秘書が自殺することが多い。口封じのために殺されるのである。安倍政権下では多くの不審死があった。森友学園事件で公文書の改ざんを命じられた赤木さんが自殺したことは国家による殺人だとオレは思ってるし、安倍晋三は裁かれるべき存在だった。彼は山上徹也の凶弾で非業の死を遂げることとなったが、法が執行されて刑務所に収監されていればその事件は起きなかったのである。

パリ五輪はなんらかの不正や汚職と関係ないのだろうか。フランスでは政治家と大企業の癒着や政治献金という名の賄賂はどの程度あるのだろうか。もしもそういうことが明らかになればセーヌ川同様に「汚れた」五輪ということになる。そうなるとこのようなイベントではそういう不正を排除することは無理ということになる。

 東京五輪が壮大な「汚職五輪」だったという事実は世界中に発信された。おそらく日本がこのような一部の連中の金儲けが目的のクソイベントを開催できるようになるのは30年くらい先だろう。30年後には日本は完全に滅びて3流国となって世界の支援なしでは生きていけないように劣化しているかも知れない。そうなると五輪どころではない。

 日本をダメにしたのは政治家である。そしてそのクソみたいな政治家を育てた愚かな国民である。オレのような「正義を訴える声」は常に社会の少数派として黙殺され、歴史の谷間に消えていくだけだ。



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